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2019年01月08日更新
強化ガラスに交換するメリット・デメリットは?
窓ガラスの事故を防ぐには強化ガラスが有効的です。一般ガラスより高額であるデメリットを考慮しても、メリットの方が多い強化ガラスにリフォームしませんか?窓のサッシを交換するタイミングがチャンスです。強化ガラスの利点と欠点について分かりやすくご説明します。
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- 監修者下久保彰
割れた窓ガラスによる被害
強化ガラスは、割れてもガラスの破片で負傷しない安全性の高いガラスです。窓ガラスは衝突などの事故だけでなく、自然災害で受ける被害も忘れてはいけません。

大きな地震で二次災害を起こす危険
東日本大震災など大きな地震災害では、窓ガラスが割れる被害も多くありました。
割れたガラスの破片は凶器となります。避難の際に踏んでしまったり、玄関のドアが開かなくなり窓からの避難を余儀なくされたときに割れた窓ガラスによって、二次災害を起こした例もあります。
台風や強風による窓ガラスへの影響
近年では地球温暖化による巨大台風や竜巻が各地で増え、日本でも毎年大きな被害を受けています。
雨戸やシャッターがあれば台風に備えることもできますが、予想の難しい突然の竜巻や突風で窓ガラスが割れてしまう危険もあります。
窓ガラスは風で割れることはほぼありません。強風による飛来物が原因です。小石ほどの小さな飛来物でも窓ガラスにヒビが入ります。ヒビの入ったガラスは強度を失い、強風によって割れてしまうのです。
気象庁によると、飛来物で窓ガラスが割れる目安は風速20~25m/sとされています。
強化ガラスの特長とメリット・デメリット
「割れても安全なガラス」として、安全性を重視する建築設計で多く使用されている強化ガラスは、独特な性質があります。サッシをリフォームするなら、強化ガラスの利点だけではなく欠点も充分に認識しておくべきです。
最大の利点、割れても安全なガラス
強化ガラスは表面と内部で物性が異なります。ガラス加工の際に表面を急激に冷やし、表面は圧縮応力、内部は引張り応力を持つ状態に加工されたものが強化ガラスです。この圧縮応力がガラスを割れにくくしています。
しかし強化ガラスも割れない訳ではありません。サッシに力が加わるとガラスはたわみますが、強化ガラスの圧縮応力と引張り応力のバランスが崩れたときに一瞬にして粉々に割れてしまいます。
強化ガラスが割れると、フロートガラスのように鋭利な破片にはならず、細かく粒状に砕けることが利点であり、破片による負傷を軽減させることが最大のメリットです。

特殊な性質の強化ガラスならではのデメリット
特殊な性質を持つ強化ガラスの欠点は、ガラス内に不純物があることが原因で、引張り応力層に傷が生じたとき不意に割れる可能性があることです。
また割れるとガラス全面が割れて落下するので、高所などに使用する場合は落下防止措置を必要とします。強化ガラスに交換するサッシの場所によって、その性質が欠点となることもあるのです。
リフォームする窓の高さや位置を考慮した上で、強化ガラスに交換することをおすすめします。
強化ガラスの防犯性
「強化ガラス」や「防犯ガラス」と「網入りガラス」はよく混同されますが全く異なるものです。
「強化ガラス」は上記の通りで「防犯ガラス」は2枚のガラスの間に強靭なフィルムを挟み込み割れても貫通しにくい構造のものです。
「網入りガラス」はガラスの中にワイヤーが入っているガラスで、火災の際、炎の侵入や外に広がるのを防ぐために作られた防火ガラスです。
それぞれの使用目的は異なりますが副次的にどれも安全面の向上には効果があります。
窓リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた窓リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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