株式会社カワグチコーポレーション　ハピすむ加盟店インタビュー

Q：まずはカワグチコーポレーションさんの歴史について、教えてください。

当社は1970年に私の父が創業し、2003年に法人設立しました。以降、木製建具・家具・内装工事の施工を中心に、マンションや一般住宅・商業施設・保育園・老人ホームなど様々な建築物に携わってきました。

私は高校卒業後、椿本チエインという会社に就職しました。立体駐車場の油圧ポンプや、ベルトコンベアの作成に従事していました。その後、建築業界に興味を持つようになります。きっかけは父の手伝いで現場に行っていたことや、兄が建築業界で楽しそうに働いていたことでした。勤めていた会社を辞め、父とともに木製建具工事、主に室内扉、折れ戸、障子、襖の施工を行うようになりました。ゼネコンからの下請けや結婚式場の建具の施工にも携わりました。

2016年から脱・下請けを掲げ、リフォーム事業部を立ち上げました。折込チラシを定期的に入れたり、ホームページのリスティングなどで集客を図りました。その頃、オフィスもショールーム化し、実際の設備製品を体感できる場や、接客スペースもつくりました。

Q：これまでのリフォーム実績を教えてください。

創業以降の施工実績は約17,000件です。対応してきたエリアは守口市を中心に大阪市、高槻市、茨木市、寝屋川市、門真市、摂津市、四條畷市周辺です。

リフォーム内容は水回り設備交換が多く、マンションリノベーション、間取変更リフォームにも対応してきました。最近の実績はリフォーム売上高で2億円、年間施工数は300件程度です。

Q：強み・得意分野について教えてください。

当社は創業50年以上の地元密着の事業者で、父の代からお付き合いのある方も含め、自社の工事を専属的に対応してくださる職人が20～30名程おります。内装工事に自信を持っていまして、水回り設備や建具交換、マンションリノベーション、内装の間取変更が得意工事です。

工事費用も抑えられていると思います。当社は少数精鋭部隊で営業から施工管理まで一貫して対応するため、無駄な固定費がかかっていません。

また、設備機器の仕入値も大手とそれほどに変わらないと自負しております。どんなメーカーでも取り扱い可能です。

Q：川口さんが現地調査時に気をつけていることはありますか？

現地調査には私も含め、営業・工務の担当者が１～2名で伺います。リフォーム規模が大きいご相談は時間短縮のために訪問人数を増やしています。

気をつけている点は、お客様がリフォームを希望される部分に付随する部分も一緒にリフォーム提案を出来るよう、ヒアリングすることです。ケースバイケースなのですが、その方が結果的に安くすむ場合が多いですね。

あとは、住まい全体の状態を見て施工の優先順位を提案することもあります。中には＂雨漏りしているのに水回りをリフォームしたい＂というお客様もいらっしゃるので(笑)。お気持ちは分かりますが、その場合は絶対に雨漏りが優先です。現地調査の所要時間は20分から1時間が目安です。

Q：リフォームを提案、プランニングする上でのこだわりについて教えてください。

現地調査でヒアリングした項目を元に、お客様の求めている内容に近づけて見積りを作るようにしています。コスト優先のお客様には設備機器の価格を抑えたり、不必要な商材は省くことで、出来るだけ安くあがる方法を考えます。例えば「子供部屋を間仕切りしたい」というお客様の場合、壁に断熱材はいれません。それだけで数万円のコストダウンになります。

見積書を提示するまでの期間は設備交換なら2～3日、複合リフォームなら1～2週間をいただいています。リノベーションのご相談は設備のパターンも複数作成し、松竹梅で出すようにしています。

Q：御社がお客様に選ばれる理由は何だと思いますか？

■カワグチコーポレーションさんに寄せられた口コミの一部

• ご担当者がこちらの気になる点について、わかりやすく説明してくださり、人柄がとても良かったです。 相見積もりした中で、こちらのイメージと1番近く、値段も適正だと判断できたのでお願いすることにしました
• 相見積の中、早々に対応していただき見積送付から日程調整、工事までスムーズでした
• 予算に限りがあることを伝えた上で、希望を伝えていったところ、とても親身に相談に乗っていただくことができて、感謝しています。二度目の訪問時には大工さんも一緒に来てくださり、そのままにしても問題がないところ、変更した方がよいところなども丁寧に教えてくださいました
• 初めに希望価格を提示させて頂いた時点で「厳しいです」とハッキリおっしゃいました。期待を持たせない所は良かったと思います。出来るだけ希望に沿うような見積もりを提案して頂きました
• はっきりと予算内で、出来る・できないを言って下さったので、判断にまよわずにすみました
• 現場の採寸を細かく取り「どのようにリフォームしたいのか」の質問を沢山してくれた。見積書の内容も希望通りで、細かいことも取り入れてくれた

お客様の家を＂自分の家＂だと考えた時に「自分だったらどうするか？」を考えるようにしています。

当社の営業マンは、ご相談いただいたリフォームの出来る・出来ないの判断をその場で行えます。「出来ます」とお答えする場合は「今後、メンテナンスが大変になるかもしれません」等、デメリットのアドバイスも行います。逆に「リフォームによってこうなってしまう可能性が高いのやめた方がいいです」とはっきり申し上げることもあります。

当社は営業マンに売上ノルマを与えていないので、先述の「自分だったらどうするか？」に立ち返り、各自に判断してもらっています。そういった姿勢をご評価いただけていると思っています。

また、お客様が納得出来る見積書を作成しています。私たちはこれまで、職人と一緒に現場の収め方をたくさん見てきました。施工管理の観点で見積書を作成・説明していますので、わかりやすく感じていただけるのだと思います。

Q：リフォームの補助金・ローンの相談には乗ってもらえますか？

補助金に関しては国が運営している「子育てエコホーム」「先進的窓リノベ」に対応しています。年間30件くらい補助金がらみの案件を手掛けています。

リフォームローンに関してはオリコプロダクトファイナンスと提携しています。年間に10件くらいはローンのご相談をいただきます。

Q：リフォーム施工後はどのようなアフターフォローがありますか？

「定期点検ハガキ」を工事完了1か月後に郵送しています。その後3か月，6カ月，1年、3年、5年、10年、20年と郵送しています。ニュースレターも2～3か月ごとに郵送しています。

当社OBのお客様のうち、約2,500世帯に対して行っておりまして、問い合わせも多数いただきます。当社の年間施工数の約3割がリピート工事のお客様です。

Q：今後の会社の方針・方向性をお聞かせてください。

引き続き＂地元密着＂を掲げ、地域のお困りの方の役にたてるように、少数精鋭で会社を運営していきたいと思っています。

一時は会社を大きくしようと人員を増やそうとしたこともあったのですが、技術のばらつきが発生することが分かり、無理をするのはやめようと。今後も信頼できるメンバーで、着実な工事を提供して参ります。

株式会社カワグチコーポレーションの会社概要