和室クロスで失敗しないためには?おしゃれに見せる選び方と貼り替えのコツを解説

おしゃれな和室にするためのクロス貼り替え:失敗しない選び方とコツを解説するイラスト。部屋全体(畳・襖・木部)とのバランス、素材感(和紙・織物)を重視、明るい色で圧迫感を抑える、大きめサンプルで昼夜確認、の4つのポイントを記載。和室を背景に、女性スタッフのイラストが説明している

和室のクロスを貼り替えたいと思っても「おしゃれにしたいけれど失敗したくない」と迷う方は多いのではないでしょうか。実際、和室は畳や襖、木部とのバランスが大切なため、壁紙だけで選ぶとちぐはぐに見えたり、思ったより暗く見えたりすることがあります。
この記事では、和室クロスでよくある失敗例をもとに、失敗しない選び方やおすすめの色、貼り替えのコツをわかりやすく解説します。和室らしい落ち着きを残しながら、今の暮らしになじむ空間にリフォームしましょう。

2026年03月19日更新

監修記事

和室のクロス貼り替えでよくある失敗例

和室のクロス貼り替えでは、壁紙そのものよりも「まわりとの関係」を見落として失敗するケースが少なくありません。畳や襖、木部、隣り合う空間まで含めて考えると、仕上がりの満足度は大きく変わります。

【失敗例1】畳・襖・木部と合わず、ちぐはぐに見える

和室は、壁だけで印象が決まる空間ではありません。畳の色味、襖の柄、柱や鴨居などの木部とクロスが合っていないと、壁だけが浮いて見えやすくなります。

現場でも、壁紙単体ではきれいでも、既存の建具や木枠と並んだ瞬間に違和感が出ることも珍しくありません。特に白すぎる色やグレー寄りの色は、木のあたたかみを打ち消してしまうことがあるため注意が必要です。

【失敗例2】グレーやブラウンを選んだら、思ったより暗くなった

落ち着いた雰囲気を目指してグレーやブラウンを選んでも、仕上がると想像以上に暗く見えることがあります。和室は障子越しのやわらかな光が入る一方で、洋室ほど明るさを確保しにくい場合もあるからです。

特に北向きの部屋や、窓が小さい和室では濃い色が重たく見えやすくなります。見本帳では上品に見えた色でも、壁一面に広がると圧迫感が出ることがあるため、明るさとの相性は必ず確認したいところです。

【失敗例3】サンプルでは良かったのに、貼ると印象が違った

小さなサンプルで見たときと、実際に貼った後の印象が変わるのもよくある失敗例です。面積が広くなると色が明るく見えたり、柄や表面の質感が思った以上に目立ったりすることも少なくありません。

さらに、照明の色や時間帯によって見え方も変わります。昼間は自然に見えても、夜に照明をつけると黄みやグレー感が強く出ることもあり、「想像と違った」という声につながりやすい部分です。

【失敗例4】おしゃれ重視で選んだら、汚れや傷が気になった

見た目が素敵なクロスでも、暮らしの中で使ってみると気になる点が出てくることがあります。特に、手が触れやすい場所や、掃除道具・家具が当たりやすい場所では、汚れや細かな傷が思った以上に目につくことがあります。

和室を子どもの遊び場や家事スペースとして使う場合は、機能性を重視するのも一つの手です。貼り替え直後の美しさと、それを長く保てるかどうかは別問題であるため、使い方に合った機能もあわせて確認しておきましょう。

【失敗例5】LDK続きの和室で、隣の空間とつながりが悪くなった

LDKに隣接した和室では、和室だけで色やテイストを決めると、空間のつながりが弱く見えることがあります。リビングがナチュラルな印象でまとまっている場合、和室だけを濃い和風に寄せると、そこだけ浮いて見えることも少なくありません。

今の和室は客間専用ではなく、家族が日常的に使う場所として活用されることも増えています。和室単体で整えるのではなく、LDKとの見え方まで含めて考えることが、失敗を防ぐポイントです。

和室クロスの失敗しない選び方

和室のクロス選びでは、色や柄だけで決めると仕上がりに違和感が出ることがあります。和室ならではの素材や使い方、暮らしの中での扱いやすさまで見ておくことが、後悔を防ぐポイントです。

【選び方1】和室の使い方を決める

和室を客間として使うのか、家族がくつろぐ場所として使うのかによって、合うクロスは変わります。例えば、来客用なら落ち着いた印象を重視しやすく、子どもの遊び場や家事スペースとして使うなら汚れへの配慮も欠かせません。

見た目の好みだけで選ぶのではなく、その部屋でどのように過ごすのかを先に整理しておくと、色や素材も選びやすくなります。

 和室リフォームの完全ガイド!注意点や費用節約術までプロが徹底解説

【選び方2】畳・襖・障子・サッシの色と合わせて考える

和室の印象は、壁紙だけでなく複数の要素の組み合わせで決まります。畳の色、襖や障子の白さ、木部の色味、サッシの質感まで含めて考えることで、空間全体の雰囲気が決まるからです。

例えば、壁だけを今風のグレーにしても、まわりの部材と合っていなければちぐはぐに見えることがあります。クロス単体ではなく、和室を構成する要素と一緒に見ながら選ぶことが大切です。

【選び方3】織物調・和紙調など素材感を重視する

和室のクロスは、色だけでなく素材の見え方によって印象が大きく変わります。畳や木部になじみやすいのは、織物調や和紙調のようにやわらかな表情を持つクロスです。

砂壁のような雰囲気を取り入れたい場合は、珪藻土クロスもおすすめです。見た目の好みだけで決めず、手入れのしやすさや使う場所との相性まで含めて考えれば、和室ならではの良さを残しながら一新できるでしょう。

種類特徴おすすめのケース
和紙調クロスやわらかな印象で
和室らしい落ち着きを
出しやすい
畳や木部になじむ空間
にしたいとき
織物クロス上品で落ち着いた雰囲気に
まとめやすい
客間や寝室として
使うとき
珪藻土クロス砂壁のような風合いがあり
調湿性も期待できる
自然素材らしい雰囲気を
重視したいとき
ビニールクロス色柄が豊富で耐久性が高く
手入れがしやすい
キッズスペースや
セカンドリビングなど
日常使いするとき

 ビニールクロス選びで困っている人必見!部屋別にクロスの選び方を解説

【選び方4】汚れや傷が気になるなら機能性クロスも検討する

和室に取り入れるクロスは、色柄だけでなく、備わっている機能まで確認しておきたいところです。汚れ防止や表面強化の機能があれば、日常使いする空間でもきれいな状態を保ちやすくなります。

さらに、消臭や抗菌、調湿といった機能は、寝室や客間として使う和室とも相性の良い選択肢です。どの機能を優先するかを和室の使い方に合わせて考えることが、後悔を防ぐポイントになります。

和室におすすめのクロスカラーと取り入れるときのポイント

和室のクロスは、色の選び方によっても印象が大きく変わります。和室ならではの落ち着きを残しつつ、暗さや重たさを避けられる色や取り入れ方を見ていきましょう。

【ポイント1】ベージュ・アイボリーでやわらかくまとめる

ベージュやアイボリーは、和室に取り入れやすい定番の色です。畳や木部の色味となじみやすく、空間全体をやわらかな印象へ導いてくれます。

白に近い明るさがありながら、真っ白ほど浮いて見えにくい点も魅力です。和室らしさを残したまま、すっきり整えたいケースに向いています。

【ポイント2】グレーは薄め・あたたかみ寄りなら取り入れやすい

和室にグレーを使うなら、薄めであたたかみを感じる色味のほうがなじみやすい傾向があります。青みの強いグレーは、畳や木部と並んだときに冷たい印象が出やすく、和室のやわらかな空気感から少し離れて見えることも。

その点、グレージュに近い色ややさしいライトグレーなら、今っぽさを加えながら落ち着きも保ちやすい色味です。和室の壁紙にグレーを選ぶ際は濃さだけでなく、色の温度感まで確認しましょう。

【ポイント3】明るい色で圧迫感を抑える

和室を広く見せるなら、明るい色を選ぶのがおすすめです。アイボリーやベージュ以外でも、明るい緑や水色などを取り入れると、光を受けたときの印象が軽やかになり、壁の存在感も強く出にくくなります。

窓が小さい部屋や日当たりが控えめな和室では、その差が仕上がりに表れやすいものです。圧迫感を抑えながら清潔感も出したいなら、明るい色を選んでみてはいかがでしょうか。

【ポイント4】アクセントクロスは一面だけに絞ると失敗しにくい

アクセントクロスを取り入れるなら、まずは一面にとどめるのが無難です。和室は畳や襖、障子など視界に入る要素が多く、壁まで主張が強いと落ち着きが損なわれることがあります。

ポイントを一か所に絞れば、おしゃれさを取り入れながら全体の調和も保ちやすくなります。柄物や濃い色を取り入れるなら、面積を広げすぎないことが大切です。

和室クロスの貼り替えを成功させるコツ

和室のクロス貼り替えは、色や柄だけで決まるものではありません。選ぶ前の確認を丁寧に重ねることで、仕上がりの印象も、その後の満足感も変わってきます。

【コツ1】大きめサンプルで確認する

小さな見本帳だけで決めると、実際に貼ったときの印象にずれが出やすくなります。面積が広がると、色は明るく見えたり、柄の存在感が強まったりするものです。

和室では、畳や木部と並んだときの見え方も大切なので、できるだけ大きめのサンプルで確認しましょう。壁に当てて離れて見るだけでも、仕上がりの想像はかなりしやすくなります。

【コツ2】昼と夜の見え方を確認する

クロスの色は、時間帯や照明によって見え方が変わります。昼は自然光でやわらかく見えても、夜になると黄みやグレー感が強く出ることも少なくありません。

特に和室は障子越しの光や電球色(オレンジがかった色)の影響を受けやすく、印象の差が出やすい空間です。日中だけで判断せず、夜の見え方まで確認しておくと安心です。

【コツ3】壁だけでなく天井・襖とのバランスを見る

和室は、壁だけを見て選ぶと全体の調和が崩れることがあります。天井の色味、襖の白さや柄、まわりの木部との関係まで含めて考えることが大切です。

壁紙単体では素敵に見えても、和室全体で見ると浮いてしまうことは珍しくありません。一面だけで判断せず、部屋全体をひとつの空間として捉えてコーディネートしましょう。

【コツ4】リフォーム会社に内装全体の提案をしてもらう

和室のクロス貼り替えでは、「こんな雰囲気にしたい」というイメージを言葉だけで伝えるのが難しいこともあります。ナチュラル、和モダン、明るめなど、好みの方向性が伝わる写真やサンプルを見せながら相談すると、仕上がりのずれを防ぎやすくなります。

特にLDK続きの和室では、隣の空間とのつながりまで共有しておくことが大切です。完成後に「思っていた感じと違う」とならないよう、打ち合わせの段階でイメージをそろえておきましょう。

和室クロスのおしゃれな施工事例

ここでは、アクセントクロスの入れ方や色使いに工夫が見られるハピすむのリフォーム事例を紹介します。

【事例1】和室にアクセントクロスを貼ってイメージチェンジ

Before
After

和室にアクセントクロスを貼ってイメージチェンジ

建物タイプマンション・アパート
リフォーム箇所和室全体
リフォーム費用約20万円

和室のクロスを貼り替え、一面に緑のアクセントクロスを取り入れた事例です。空間の印象を変えながらも、和室に合う落ち着いた雰囲気にまとめられています。和室を大きく変えすぎず、さりげなく印象を変えたいケースにおすすめです。

【事例2】ブルー系のアクセントで和室を明るく爽やかに

Before
After

ブルー系のアクセントで和室を明るく爽やかに

リフォーム箇所和室・その他
リフォーム費用約108万円

和室の壁クロスにブルー系の色味を取り入れ、空間を明るく爽やかな印象に整えた事例です。和室らしい落ち着きを残しつつ、重たく見えない軽やかな雰囲気に仕上げられています。さわやかな色を和室に取り入れた、斬新なリフォームです。

【事例3】和室に花柄のクロスを貼っておしゃれに

Before
After

和室に花柄のクロスを貼っておしゃれに

建物タイプ戸建て
リフォーム箇所和室
リフォーム費用約55万円

和室に花柄のクロスを取り入れ、空間の印象を上品に変えた事例です。柄がアクセントになりつつも、和室全体の雰囲気が崩れないようにまとめられています。単調になりがちな和室に、ほどよい華やかさを加えた仕上がりです。

和室クロスに関するよくある質問

和紙クロスのデメリットは?

和紙クロスはやわらかな風合いが魅力ですが、水や汚れに弱く、こまめな手入れがしにくい点には注意が必要です。一般的なビニールクロスより価格が上がりやすい場合もあります。

アクセントクロスはなぜ人気があるのですか?

一面だけ色や柄を変えるだけで、部屋の印象を大きく変えやすいからです。空間にメリハリを出しやすく、全面を貼り替えるより挑戦しやすい点も人気の理由といえるでしょう。

和室クロスの貼り替えにかかる費用は?

和室の壁にクロスを貼る費用は、6畳間で約10万〜15万円が目安です。現状が砂壁の場合は、表面を平らにする下地補修やベニヤ貼りなどが必要になることがあり、その分費用が上がることがあります。

 和室の壁をリフォームする費用・施工方法は?
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和室クロスは部屋全体を見ながら選ぼう

和室のクロス選びでは、壁紙だけで判断せず、畳や襖、木部、隣り合う空間とのバランスまで配慮することが大切です。色や柄がおしゃれでも、部屋全体になじまなければ、仕上がりに違和感が出ることがあります。

和室の使い方や手入れのしやすさも踏まえて選ぶことで、見た目と暮らしやすさの両立を目指しやすくなるでしょう。クロスの貼り替えで迷ったときは、和室リフォームの実績がある会社に相談し、住まい全体を見ながら提案してもらうのがおすすめです。

ハピすむでは、和室リフォームに対応した会社を比較できるので、クロスの貼り替えを検討している方はぜひ活用してみてください。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】ハピすむ編集部 編集長

株式会社エス・エム・エス

ハピすむ編集部 編集長

リフォーム営業18年。大手リフォーム会社出身のプロ。
数千件の住まいとお客様に出会い、現場を知り尽くした実務経験者。 ユーザー様が後悔しないよう、長年の経験に裏打ちされた「正確」で「損をしない」情報発信を徹底しています。

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