2024年06月24日更新

監修記事

リフォーム前の現地調査とは?用意すべきことはある?

リフォーム会社が行う現地調査とはどのような作業を行うのかご存知でしょうか?この記事では、現地調査の流れや注意点、準備すべきことなどについて詳しく解説します。現地調査中にチェックしておきたいことについてもまとめているため、ぜひ参考にしてください。

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リフォーム時の現地調査とは?

リフォームのとき必ず必要になる現地調査とは?

現地調査とは、リフォームの見積もりや工事を行う前に、リフォーム業者が現地を訪れてリフォーム箇所の状態を確認することです。以下に詳しく解説します。

まずはリフォームの流れをチェック!

この記事ではリフォーム時の現地調査について扱います。それ以外の工程は他の記事で流れを確認しましょう。

①相見積もり・初回相談
②現地調査←今回はこちらを解説!
③プランと見積もりの提示
④ご契約
⑤工事

現地調査の役割とは?

現地調査は、実際に家を訪れて現状を詳しく確認するとともに、打ち合わせを行なって、プランニングや見積もり、施工のために必要な情報を収集することを目的としています。具体的には、以下のような役割があります。

①プランニングのため

リフォームのプランを立てるには、まず家の状態を正確に把握することが必要です。現地調査では、どの部分をどうリフォームするのか、どのような工法や建材を使えるのかといった具体的な設計プランを考えるための情報を集めます。

例えば、キッチンをリフォームする場合、現在の配管の位置や電気配線の状況や、壁や床の構造を確認することによって、どの部分を壊して新しくするか、どのように補強すべきか、新しいレイアウトに対応できるかどうかを判断することができます。

②見積もりのため

正確な見積もりを出すためには、既存の状態や工事の条件を詳細に確認する必要があります。現地調査では、リフォームにかかる費用を見積もるために必要な情報を集めます。

例えば、壁の下地の状態や、既存の設備の老朽化具合、床や天井の傾きや、湿気による劣化など、見えない部分の状態をチェックします。こうした情報をもとに、工事に必要な材料費や作業時間を正確に見積もり、無駄のない予算計画を立てることができます。

>>ハピすむを利用する場合の相見積もりの流れを確認

③施工条件の確認のため

リフォームを円滑に進めるためには、実際の施工環境を確認することも重要です。現地調査では、資材の搬入経路や工事中の養生(保護)の必要性、近隣への配慮などの条件をチェックします。

例えば、資材を運び入れる際の廊下幅や階段の形状、工事車両の駐車スペースを確認したり、工事中に発生する騒音や振動が近隣に迷惑をかけないように、周囲の状況を確認して対応策を検討します。

見積もりは何社くらいに依頼すれば良い?

リフォームの見積もりは、原則として2〜3社に依頼して、日時をずらして現地調査に来てもらうのが良いでしょう。各社の提案や見積もりを比較することは大切ですが、多すぎると比較するのが難しくなり、負担も大きくなるため、適度な数に絞ることがポイントです。

また、特定の工法やデザインを気に入っている場合はあえて1社に絞る方法もあります。複数の会社に依頼する場合は、正しく比較できるよう、リフォームの条件をそろえるようにしましょう。

ハピすむでは無料で3社のプラン・見積もりを比較することが出来ます、ぜひハピすむのご利用をご検討ください。

>>無料リフォーム見積もり比較サービス【ハピすむ】とは?

現地調査には何人くらい来る?

現地調査には通常、1〜3人が訪れます。

リフォームの内容や規模に応じて、営業担当者・工事担当者・積算担当者などがそれぞれの専門的な視点から家の状態を確認します。小規模な工事内容の場合には、ひと通りの知識をもった1人の責任者が全体を担当することもあります。

現地調査にかかる時間はどれくらい?

現地調査にかかる時間は、家の規模やリフォームの内容によりますが、一般的には1時間から2時間程度です。打ち合わせや寸法測定などの内容によっては、もう少し時間がかかることもあります。

調査は一度で終わる?

正確な見積もりを作成するために追加の情報が必要になったときや、リフォームの方針が固まったあとに、より専門的な工事業者によって細部について再調査が行われることもあります。

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現地調査で行う作業とは?

リフォームのとき必ず必要になる現地調査とは?

ここでは、現地調査日に行われる作業の内容とその流れを解説します。これらの調査によってリフォームに必要な情報を収集し、次のステップであるプランニングと見積もりの提示に進みます。

ヒアリング・打合せ

ヒアリングでは、具体的な要望を詳細に確認します。リフォームしたい箇所と方向性やデザイン、使用したい建材や設備の種類を聞き取り、おおまかな予算についても確認します。

また、以前に行ったリフォームや修繕についても確認します。業者によっては、その場でリフォームについての具体的な助言や提案をしてくれることもあります。

現状の目視確認

リフォーム箇所を中心に家を全体的に確認します。

外観や内装の状態を見て、要望と照らし合わせ、リフォームが必要な箇所をチェックします。必要に応じて天井点検口や床下点検口を開けて、天井裏や床下などの隠れている部分を確認することもあります。

設備機器等の確認

リフォーム箇所に設備機器がある場合、その状態を確認します。キッチンやユニットバス、給湯器、水栓器具や換気扇、エアコン、照明器具などを実際に作動し、老朽化の度合いを見て更新の必要性について確認します。

寸法測定と写真撮影

リフォーム工事に関係する箇所の長さや幅、高さなどの寸法を正確に測定・記録します。また、現状を正確に記録するために必要な箇所の写真を撮影します。

周辺環境の確認

リフォーム予定の箇所だけでなく、その周辺の環境も確認します。資材の搬入経路や仮置き場の有無を確認したり、道路の交通量や工事用駐車場の有無、騒音や振動などが近隣に影響を与えるおそれについても確認します。

こうした周辺環境も、リフォーム費用や工事期間に影響する要素となります。

注意!

上記のような項目を順番に進めることもあれば、現場を見ながら話し合い、各担当者が測定や撮影を同時に進めていくこともあります。リフォーム内容やリフォーム業者のスタイルによってケースバイケースです。

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現地調査に費用は発生する?

現地調査は、リフォーム会社の営業活動の一環として無料で行なわれていることが一般的ですが、調査の内容によっては調査費用が設定されている場合もあります。

また、耐震診断のように専門技術者による高度な検査を行なう必要がある場合など、少なくない費用が発生することもあるため、事前に確認しておくことが大切です。

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事前に用意しておくべきこととは?

リフォームのとき必ず必要になる現地調査とは?

リフォーム会社による現地調査をスムーズに進め、より効果的なものとするために、以下のような準備をしておくことことをおすすめします。

要望を明確にして、問題点をリストアップしておく

リフォームでは、具体的な要望と現状の問題点を明確にすることが大切です。どの箇所をどのようにリフォームしたいのか、具体的なイメージを持っておきましょう。

例えば、キッチンの収納スペースを増やしたい、浴室をきれいにしたい、リビングを広くしたいなど、具体的な要望に優先順位をつけて、リストにまとめておきます。

また、現状で不便に感じている点や改善したい点もリストアップしておきましょう。病院で医師に体調を伝えるのと同様に、リフォーム業者が問題を解決するための適切な提案を行いやすくなります。

予算を考えておく

リフォームにかけられる予算の上限を決めておくことは、とても重要です。

予算を明確にすることで、リフォーム業者はその範囲内で最適なプランを提案できます。また、無駄な提案を省くことができ、手戻りなく効率的に打ち合わせを進めることができます。

関連する資料・図面の準備

建物の図面や過去のリフォーム履歴など、参考になる資料があれば、なるべく用意しておきましょう。

これらの資料があると、業者は建物の構造や設備の状態を把握しやすくなり、正確で無駄のないプランニングや見積もりを行うことができます。

以下のような資料があれば用意しておくとよいでしょう。

  • 建物の仕様書・平面図・立面図・断面図・敷地測量図・確認申請図書
  • 過去のリフォーム履歴を示す図面や仕様書
  • 不具合の生じた設備機器の仕様書や保証書
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リフォーム業者の対応でチェックしたいポイントとは?

リフォーム業者の対応の良し悪しについて、チェックすべきポイントを以下に詳しく説明します。

説明のわかりやすさ

リフォームには専門的な知識や技術が必要になりますが、その説明がわかりやすいかどうかが大切です。

専門用語を多用せず、一般的で平易な言葉で丁寧に説明してくれる業者は、顧客の理解度を重視していると考えられます。また、図面や事例写真、建材サンプルなどを使って視覚的に説明してもらえると、リフォーム後のイメージがしやすくなります。

助言や提案の具体性

こちらの質問に対して、「こんな方法がある」、「これくらいかかる」といった具体的な言葉で積極的に提案をしてくれる業者は、知識や経験値が高く、実際の見積もりや施工もスムーズに進む可能性が高いといえます。

また、過去の類似する施工事例を紹介しながら説明してくれる業者は実績が豊富で信頼できるでしょう。

誠実さ・親身さ

リフォーム工事は、仕上がりの良し悪しはもちろん、施工中には家族の生活にも大きな影響があります。

無理に高額なプランを押し付けたりせず、こちらの立場にたって、希望や予算、工期などに対して親身になって誠実に対応してくれているかを確認しましょう。

また、リフォーム後のメンテナンスやアフターフォローについてもきちんと説明してくれるかを確認しましょう。

リフォーム業者との相性も大切です

業者とのコミュニケーションがスムーズかどうかも大切です。困りごとに誠実丁寧に対応してくれる人柄だけでなく、会話が噛み合う・話していて気持ちがよいといった、人と人としての相性も大切でしょう。

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現地調査中に聞いておいた方が良いこととは?

リフォームのとき必ず必要になる現地調査とは?

現地調査の際には、こちらから質問を行うことも大切です。必要な情報を収集し、他社との比較検討の際にも役立ちます。リフォームをスムーズに進めるために、以下のようなポイントをリフォーム業者に確認しておきましょう。

工事にかかる期間

リフォーム工事にかかるおおよその期間を確認します。リフォームでは、生活しながらの工事になることがほとんどです。

例えば、お風呂やトイレ、キッチンがどれくらいの期間、使えなくなるのか、人や車の出入りに支障はあるか、水道やガス、電気が止まるタイミングはいつか、というように、日常生活にどのような影響があるのかを具体的に聞いておきましょう。

プランと見積もりの提出時期

プラン提案や見積もりがいつごろ提出されるのかを確認します。見積もりの提出時期を知ることで、リフォームのスケジュールを計画しやすくなります。

特に急いでリフォームを進めたい場合は、早めの見積もり提出が可能かどうかも確認しておきましょう。

支払い方法・支払時期の確認

リフォーム費用の支払い方法と支払時期を確認します。

リフォーム費用の総額だけでなく、支払い方法(分割払い、ローン利用の可否など)や支払時期(契約時、工事完了時など)、また補助金の有無などについても確認しておきましょう。

追加費用の有無

リフォーム工事中に予期せぬ問題が発生した場合、追加費用がかかることがあります。これは工事の内容に応じて、ある程度は予測することができますので、その可能性について確認しておきましょう。

例えば、水漏れの状況から壁の中の柱が腐っている可能性があるというように、事前に追加費用の可能性を把握しておくことで、予算オーバーを防ぎ、安心してリフォームを進めることができます。

保証内容

リフォーム後の保証内容について確認します。保証がしっかりしているかどうかで、リフォーム後の安心感が違います。

保証期間や保証の範囲(工事の不具合、使用材料のトラブルなど)を詳しく確認し、必要に応じて書面での保証内容を求めましょう。

過去の実績

類似する工事実績が豊富かどうかを確認します。十分な実績と経験のある業者は、信頼性が高く、安心して依頼することができます。

具体的な過去の事例や施工例を見せてもらうことで、その業者の技術力やセンスを判断する材料になります。写真やビフォーアフターの資料があると、さらにイメージしやすいでしょう。

サイトでリフォーム業者の実績を調べるのもおすすめ!

過去の実績については、リフォーム業者の公式ウェブサイトの施工事例や、口コミサイトでも調べることができます。

ハピすむでも実績、施工事例、口コミなどを掲載していますので、下掲リンクよりご確認ください。

>>地元のリフォーム会社の施工実績をチェック!

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Q&A 良くある質問!

現地調査前にお片付けすべき?

現地調査前に家の中を簡単に片付けておくと、調査がスムーズに進みます。例えば、調査対象となる箇所に置かれている家具や物品を整理し、状態を確認しやすいようにしておくと良いでしょう。ただし、無理に全てを片付ける必要はありません。特に重い家具や大型の物はそのままでも大丈夫です。業者はプロなので、状況に応じて判断して調査を行います。

見積もり後にリフォームしたい場所が増えた場合は相談できる?

見積もり後にリフォームしたい箇所が増えた場合でも、リフォーム業者に相談すれば追加の見積もりを出してもらうことができます。リフォームの過程で新たなアイディアや要望が出てくることはよくあることです。たとえ工事中であっても、追加の要望に柔軟に対応してくれる場合もありますので、遠慮せずに相談してみてください。

現地調査から見積もり提示までどのくらいかかる?

現地調査から見積もりが提示されるまでの期間は、通常1週間から2週間程度です。しかし、プランニング内容が複雑だったり、見積もりを作成するために詳細な検討が必要な場合、もう少し時間がかかることもあります。また、水道や電気、雨漏りなど急ぎの修繕が必要な場合は、その旨を伝えて早めに対応してもらえるか相談してみましょう。

現地調査後にリフォームを断っても大丈夫?

現地調査後にリフォームを断ることもできます。リフォーム業者は見積もりを出した後に契約を強制することはできません。ただ、見積もりや提案は無料であっても実際には多くの時間と労力がかかっています。断る際には、できるだけ早めに連絡し、理由を丁寧に伝えると良いでしょう。

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リフォームする際のポイント

もしリフォームを実際に行うとなった際には、ぜひお近くのリフォーム会社に一度ご相談することをおすすめします。

リフォーム会社に相談する時に一番気になるのは「いくらかかるのか」という金額の部分かと思います。

正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。

その際に、損をしないリフォームを実現するために重要なことが一点あります。

それは、リフォーム会社1社のみに現地調査と見積もりをお願いするのではなく、複数社に依頼して、必ず「比較検討」をする!ということです。

複数の会社に依頼する時のポイントは「同じ条件」で依頼することです。バラバラの条件で依頼をすると、正しい比較ができません。

このポイントをきちんと押さえ、複数の会社の提案を受けることでご希望のリフォームの適正価格が見えてきます。

「色んな会社に何度も同じことを伝えるのがめんどくさい…。」という方はカンタンに複数社を比較検討できるサービスもございますので、ぜひご利用ください。

無料の見積もり比較はこちら

一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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