リフォーム工事前に無料見積もりを依頼するのがおすすめ
リフォーム工事を行う際にはいきなり正式な契約を結ぶのではなく、必ず見積もりを依頼することから始めましょう。
見積もりを依頼することでリフォーム工事にかかる費用を事前に把握することができます。
しかし、見積もり依頼には費用がかかるのでしょうか?またどれくらいの期間で提出してもらえるものなのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
リフォーム業者は見積もりを無料でしてくれる
ほとんどのリフォーム業者は見積もりを無料でしてくれます。
これは、リフォーム業者が見積もりの提出も営業活動の一環だと考えているからです。
また、もし見積もりを提出せずに契約を結び、工事を行ったあとで「代金が思っていたより高い」と言われて代金が支払われないトラブルを避けるためにも、工事前に見積もりを出したいと考えているリフォーム業者もいるでしょう。
代金に関するトラブルを避けるためにも、工事前には見積もりを依頼して、リフォーム工事の金額と工事内容をしっかり把握するようにしましょう。
リフォーム前の見積もりは必須
リフォーム工事の金額には、定価や決まった金額というものはありません。
物件の状況によって工事内容は大きく変わり、また依頼する会社によっても価格が異なります。
そのため、一般的な相場通りの工事金額になるとは限らないのです。
工事代金は高額になりやすい傾向にあります。正式な契約を結ぶ前に必ず見積もりを取り、費用について納得した上で工事を依頼することが大切です。
リフォームの無料見積もりにかかる期間は?
リフォーム工事についての見積もりを出すためには、リフォームを行う場所や敷地、道路などの状況を事前に確認して調査する必要があります。
そのため、通常見積もりの際には業者が自宅を訪れてリフォーム箇所を確認する「現地調査」が行われます。
リフォーム工事会社だけではなく、必要があれば水道や電気などの各工事業者が来る場合があります。
より正確に状況を把握して、実際の工事に合った見積もりを出すためです。
この現地調査は、リフォームプランが決まり、見積もりを依頼してから約1週間の間に行われることが多いでしょう。
見積書の提出までには、現地調査終了後、簡単な工事であれば約1週間、大規模な工事の場合には3週間以上かかる場合もありますが、一般的には10日~2週間程度と考えておくと良いでしょう。
しかし、あまりにも見積提出までに時間がかかる場合は、リフォーム会社のスキル不足や顧客志向の欠如、時間的にルーズな体質などが疑われるため注意が必要です。
リフォームの無料見積もりで「相見積もり」は取っていいのかについて
リフォーム工事では無料で見積もりが行われることがほとんどですが、複数のリフォーム工事会社に見積もりを依頼する「相見積もり」も無料で依頼して良いのでしょうか?
通常、相見積もりであっても無料で見積もりを依頼することが可能です。
ここでは、相見積もりを取ったほうが良い理由や、見積もり提出後の断り方などについて見ていきましょう。
リフォーム前は相見積もりを取るべき
リフォーム工事を行う時には1社に見積もりを取っただけで、リフォーム工事を行う会社を決めることは避けましょう。
リフォーム工事には決まった価格や定価がないため、複数社から見積もりを取ることで工事金額の相場がわかり、金額の妥当性もわかるようになるのです。
そのため、高すぎるリフォーム会社や、安すぎて施工に不安のある業者に依頼するリスクを減らすことができます。
また、相見積もりにすることで業者間の競争意識が芽生え、通常よりも工事費用が安くなることも考えられるでしょう。
加えて、リフォーム会社には得意なリフォームとあまり得意ではないリフォームがあります。
水道工事や水回りのリフォーム工事が得意な会社は、トイレや浴室の交換リフォームをリーズナブルで的確に工事してくれると考えられます。
大工工事が得意な会社は、部屋の間取り変更などの工事を安心して依頼できるでしょう。
複数社に見積もりを依頼することで、このような各リフォーム会社ごとの得意な分野を把握することもでき、良い提案かどうかの判断もつきやすくなるでしょう。
ただし、相見積もりを取る場合には、各リフォーム会社にその旨を伝えておくようにしましょう。
相見積もりは3社程度がおすすめ
相見積りを取る際には、3社程度に依頼するのがおすすめです。
3社あれば、見積もり金額が高い会社、安い会社、その間の会社とそろいます。
それぞれ工事内容ごとに比較すると、金額の根拠や会社の見積もりの出し方など、色々なことがわかるでしょう。
あまり多くの会社から相見積もりをとると、現地調査の立会いや見積もりのための打合わせの数が多くなり、その分手間と時間が必要になります。
また、比較の際にも選択肢が多いがゆえに絞るのが難しくなってしまいます。
見積もりを依頼する会社はあらかじめホームページ等で情報を集めて検討し、3社程度に絞ってから依頼するようにしましょう。
また、見積り依頼後の現地調査の日程は会社ごとに別の日を設定し、リフォーム会社同士が顔を合わせないように配慮すると良いでしょう。
選ばなかったリフォーム会社への断り方のポイントについて
複数社に相見積もりを依頼すると、最終的にリフォーム工事を行う会社以外は断わらなければなりません。断り方のポイントを抑えて誠実に対応すれば、業者側も納得してくれるでしょう。
断り方で注意したいポイントは3つです。
【1】必ず断りの連絡をする
リフォーム工事を依頼しないからといってそのままにするのではなく、必ず断りの連絡を入れましょう。
【2】正直に断る理由を伝える
はっきりと別の会社に決めたことを伝えて、その理由を伝えましょう。
価格やプラン内容・見積もりのわかりやすさやその後の保証のことなど、他の業者に決めた理由を正直に伝えることで、業者側も納得してくれるでしょう。
【3】常に連絡を取っていた方法を使って断るようにする
電話で連絡をとっていた場合、電話では断りにくいからとメールで連絡を入れたとしても、業者側がどの案件か判断しづらくなる可能性もあります。
今まで連絡をとっていた方法と同じ方法で、断りの連絡を入れることが望ましいでしょう。
リフォーム会社に無料見積もりを取るときの注意点
リフォーム工事会社に無料見積もりを取り、比較検討する時に注意したい点について見ていきましょう。
見積もりの項目がわかりやすいリフォーム会社は良心的
複数社に見積もりを依頼すると、リフォーム会社ごとに見積もりの内容や見積書の方式に違いがあるのがわかります。
工事内容が細かく記載されている業者もあれば、「一式」とだけ記載されている業者もあるでしょう。
この「一式」という表現が多すぎると、各工事の内容やそれに対する価格がわかりにくくなってしまいます。
このような業者に依頼した場合、工事内容や価格に関してのトラブルが起きやすくなることが考えられます。
見積もり項目がわかりやすく、工事内容や範囲もはっきりしていて丁寧に内容を説明してくれる会社であれば、トラブルが起こる心配も少なくなり、安心して依頼できるでしょう。
リフォーム会社にも得手不得手がある
リフォーム工事会社には色々なタイプがあります。
「屋根が得意」「外壁が得意」「水回りの設備が得意」などさまざまです。行うリフォーム工事に合わせてリフォーム工事会社を選ぶのがおすすめです。
まずは各業者のホームページなどで情報を集めてみましょう。
そうすることで業者の得意な工事を大まかにつかむことができます。
また、相見積もりを依頼して見積もりの説明を受けるときには、過去の施工事例や会社についていろいろと聞いてみるのも良いでしょう。
得意なリフォームの場合はスムーズに工事を進めることができるため、比較的リーズナブルな見積もりになる傾向があります。
保証についても要チェック
リフォーム会社を決める際には、リフォーム工事のプラン内容や見積もり金額、担当者との相性を検討する以外に「工事後の保証」についても確認しておきましょう。
「2階にトイレを増やしたら、1階のトイレの流れが悪くなった」「2階に洗面化粧台をつけたら、天井から水漏れがした」などリフォーム工事後に起こるトラブルもあります。
このようなリフォーム工事後の不具合に対しての保証があるのか、どれくらいの期間なのか、どのように保証してくれるのかなどを事前に確認しておくことが大切です。
また、保証内容は口頭ではなく、書面で提出するよう依頼しましょう。
リフォームする際のポイント
もしリフォームを実際に行うとなった際には、ぜひお近くのリフォーム会社に一度ご相談することをおすすめします。
リフォーム会社に相談する時に一番気になるのは「いくらかかるのか」という金額の部分かと思います。
正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。
その際に、損をしないリフォームを実現するために重要なことが一点あります。
それは、リフォーム会社1社のみに現地調査と見積もりをお願いするのではなく、複数社に依頼して、必ず「比較検討」をする!ということです。
複数の会社に依頼する時のポイントは「同じ条件」で依頼することです。バラバラの条件で依頼をすると、正しい比較ができません。
このポイントをきちんと押さえ、複数の会社の提案を受けることでご希望のリフォームの適正価格が見えてきます。
「色んな会社に何度も同じことを伝えるのがめんどくさい…。」という方はカンタンに複数社を比較検討できるサービスもございますので、ぜひご利用ください。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!