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外構工事の施工期間は通常何日程度かかるのか
門まわりや土間コンクリートの敷設、庭、バルコニーやベランダなど、外構工事は施工する部分によって目安となる工期が変わります。
工事箇所によってどの程度の工期が目安となるのかについて見てみましょう。
門まわりの工事にかかる期間
門まわりを新しく設置する工事にかかる期間は、既製品の門扉を設置するだけでの場合で約1日、コンクリートブロックや石材などを積み重ね、タイルなどを貼り付けて門袖や門壁を作る場合は約2週間程度が目安となります。
既製品を用いる場合とオリジナルで作成する場合とで工期に大きな違いがありますが、既製品の場合は部材を組み合わせるだけで完成するのに対し、オリジナルの場合はモルタルの乾燥などの時間が必要なためです。
また、モルタルやコンクリートの敷設後は雨や天候によって硬化までの時間が変わるため、施工開始から完成まで2週間を超えてかかる場合もあります。
特に複雑な形状であったり、細かな装飾を施したりする場合などは施工期間が長くかかりますし、天候によって施工できない期間ができてしまう可能性が高くなるため、注意が必要です。
土間コンクリートの敷設にかかる工期
土間コンクリートとは、駐車場などの部分を平らにするために行われるコンクリート舗装です。
地面を掘って砂利を敷き、鉄骨を組んでコンクリートを流し入れ、最後にモルタルで表面を整えて完成となります。
完成後の見た目はシンプルですが、基礎工事や鉄筋を組む作業を行うため、工期は約1週間が目安です。
注意点として、冬場や雨が多い時期は施工ができなかったり、コンクリートの硬化が遅れてしまったりするため、工期が延びることがあります。
庭の工事にかかる期間
庭の植栽や花壇の設置などのガーデニング工事については、工事内容によって施工期間が大きく変わります。
植栽だけなら約1~2日程度で完了しますが、オリジナルの花壇をレンガ積みで作る場合は1週間程度、芝生の植え付けなら約1~2日程度工期が追加となるでしょう。
バルコニーやベランダ工事にかかる期間
バルコニーやベランダの設置については、既製品を用いてリフォームを行う場合、約2日が工期の目安です。
建物に合わせたオリジナルのベランダやバルコニーを増築する場合については、設置する設備のサイズやデザインによって変わりますが、1カ月程度が目安となります。
外構工事が進まず工事期間が延長される要因は何か?
なぜ外構工事は工期が延長されることがあるのでしょうか?
天候不良による遅延
外構工事は内装などの工事と違い、屋外で作業を行うため、雨が降るとどうしても工事を行うことができません。
工事の内容によっては雨具を付けて作業を行う場合もあるのですが、雨によって仕上がりが悪くなるコンクリート、モルタル関連の工事は雨が降った場合には中止することが多いようです。
また、庭などで作業を行う場合、雨で土壌が湿ると足跡が付きやすくなってしまいますし、作業の際に足場や機材などで地面が掘り起こされてしまうため、工事を控える場合もあります。
ただ、このような天候による理由で工事が伸びる場合については、作業そのものが発生しないため、追加料金等はかかりません。
近隣への配慮
室内で音が出にくい工事の場合は遅い時間まで作業を行うことができますが、外構工事は隣近所から作業が見えますし、重機などを使うことも多いため、遅い時間まで工事を行うことができません。
また、日中も早朝から騒音を出すことはできないため、比較的遅い時間から工事を行うことになります。
そのため、1日あたりの施工時間がどうしても短くなり、完成までの期間が長くなってしまうのです。
施工業者の不手際
想定より工事にかかる時間が長くなった、資材の発注ミスが起こってしまったなど、施工業者の不手際によって工期が延びてしまう場合もあります。
もし、このような理由で工期が予定の倍以上かかってしまった場合には、工事の遅延について施工業者に非を問うことができますが、工期が1~2割延びる程度なら通常の工事でも起こりえる範囲です。
この程度の遅延なら、無理に非を問わずにおいた方が将来的な付き合いの面でも有利となるでしょう。
新築の際は外構工事期間も組み込んで計画を立てた方がいいのか
住宅の外構工事は、建物のローンと合わせて組むことができるため、新築の際に同時に行うと良いとされています。
しかし、同時に施工を行った場合、給湯器などの設備や外装工事用の足場が邪魔になってしまうため、建物が完成してから外構を作る場合が多いようです。
また、建ぺい率の兼ね合いから後回しにした方が良いと言われることもありますが、建ぺい率は設計段階から既にわかっている部分ですので、デザイン段階で考慮しておけば特に問題にはなりません。
外構工事を行うと固定資産税が高くなるというのではないかと心配になるかもしれませんが、固定資産税の対象となるのはガレージやガーデンルームなどです。
具体的には、次の3つの要件を満たすものです。
1.3方向以上壁があり、屋根があるもの
2.基礎等で土地に固定されて容易に移動できないもの
3.目的に応じて利用できる状態になっているもの
などがある場合です。
上記に当てはまらないカーポートやウッドデッキなどのガーデニング設備などは固定資産税の対象とはなりませんので、特に気にする必要はないでしょう。
注意点として、固定資産税の調査後に対象となる設備を作った場合は、改めて追加設備分の調査が必要となります。
もし申請を行わなければ、固定資産税の脱税となり、追徴課税が課されてしまうのです。
外構工事の期間が延びないようにするにはどう対策すればいいか
外構工事の施工期間が延びすぎないようにするための対策についてご紹介します。
工事の工程表をもらっておく
まず、工期が延びているかどうか判断するための材料として、工程表、日程表をあらかじめもらっておきましょう。
雨などで工事が行えない場合や、コンクリートの硬化待ちなどで作業できなかった場合には、何故工事できなかったのかについても記録しておくことをおすすめします。
工事遅延の場合の対応について契約時に定めておく
工事契約を結ぶ際には、工事が遅延した場合にどのような対処を行うかを決めておき、契約書に明記しておきましょう。
基本的に天候由来の遅延については追加料金や補償が発生することはありませんが、施工会社のミスによる遅れについては契約書で対応について定めておくと安心です。
計画的に施工してもらえる業者を選ぶ
他の現場との兼ね合いなどで作業が可能な状態にも関わらず、作業を行わない業者というものも残念ながら一定数存在します。
リフォーム情報サイトなどで施工業者についての情報を収集し、できるだけ計画的な施工を行っている業者を選ぶと良いでしょう。
ただし、近年は施工する職人不足が深刻化しているので、作業内容に合わせて他現場と調整せざるを得ない状況であることも事実です。工期の遅れによって迷惑が及ぶ場合は事前に施工業者にしっかりと話をしておくべきでしょう。
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