カーポートの屋根リフォームの費用相場
駐車場(カーポート)の屋根リフォームにかかる費用相場は1.5万~60万円です。
具体的に見ていきましょう。
1. 屋根パネル1枚を交換するリフォーム
駐車場(カーポート)の屋根パネルを「1枚だけ」張替える費用の相場は、2.5万~3万円/枚です。
(パネルの価格と工事費用を含めた相場)
駐車場パネル1枚のみに破損が生じた場合、1枚から張替えることができます。
パネル単体で見ると、平板パネルの価格相場は約1.5万円/枚、波板パネルの価格相場は約2万円/枚です。
2. 屋根パネル全体を交換するリフォーム
駐車場(カーポート)の屋根パネル全体を張替える費用の相場は、1.5~2万円/枚です。
(パネルの価格と工事費用を含めた相場)
パネルは1枚単位で交換したときよりも、複数枚をまとめて交換した方が、パネル1枚当たりの金額が安くなり、お得にリフォームすることができます。
もし破損箇所以外にも劣化が気になるパネルがあれば、可能な限りまとめてリフォームしておくと、パネル費用が割安になるだけでなく、取り付け工事費用を1回分にまとめることも可能です。
3. アルミ枠の交換リフォーム
駐車場(カーポート)のアルミ枠を交換する費用の相場は、2万~20万円です。
軽くて加工しやすいアルミ枠は、部分的な補修であれば、約2万円のリフォームで交換することができます。
4. 支柱を交換するリフォーム
駐車場(カーポート)の支柱を交換する費用の相場は、7万~9万円です。
内訳は以下のとおりです。
- カーポート解体費用:約1万円
- 既存の基礎の解体費用:約2万円
- 新しい基礎の工事費用:1~2万円
- 支柱の価格:1~2万円
- カーポート再設置費用:約2万円
支柱のみを交換するリフォームでは、屋根部分も一度解体しなければなりません。
そのほか、強力に固定された支柱を引き抜くために、支柱周辺の駐車場の地面を解体しなければならないため、比較的大掛かりな工事が発生します。
また、支柱もアルミ枠と同様に、対応する交換パーツが入手できなければ、新たなカーポートを購入して取り付けなければなりません。
5. カーポート全体を交換するリフォーム
駐車場(カーポート)全体を交換する費用の相場は、30万~60万円です。
内訳は以下のとおりです。
- カーポート撤去費用:1万~4万円
- カーポートの本体価格:30万~50万円
- カーポート取り付け費用:2万~6万円
屋根パネルやアルミ枠の部分的な破損ではなく、カーポートや屋根全体が著しく劣化してしまった場合は、新しいものを交換新設することになります。
カーポートの大きさや耐久性によって費用は異なりますが、約50万円前後がカーポート交換リフォームの中心価格帯です。
また、カーポートが倒壊した際に、基礎部分が支柱ごと大きく破損しまった場合は、基礎を再度作る必要があるため、5~10万円ほどリフォーム費用が割高になります。
駐車場の修理リフォームの内容
屋外に設置されている駐車場のカーポートや波板の屋根は、悪天候や災害、人為的な事故などによって、屋根や支柱が破損してしまうことがあります。
破損の原因や修理パターンを知って、万が一の場合でもすぐにリフォームを依頼できるように、準備しておきましょう。
駐車場屋根の破損事例
駐車場のカーポートや波板屋根の破損理由として多いものは、台風や強風による屋根の剥がれや、飛んできた石や木の枝によって生じた屋根の割れなどです。
また、異常気象が原因で起きる破損も多く、想定量以上の積雪によって屋根が割れてしまったり、ひどいケースでは支柱ごと折れて倒壊したりする事例も見られます。
中には、2階やベランダから物を落としてしまったり、植木の剪定をしていて、うっかりカーポートに体重をかけて屋根を割ってしまったりケースもあります。
そのほか、設置して約10年近く経ったカーポートになると、紫外線のダメージが蓄積され、色あせや割れが生じるようになってしまいます。
さらに、ごくまれなケースですが、悪質ないたずらで屋根が破られているケースもあるため、屋外の駐車場は、常になんらかの脅威に晒されていると考えておいた方が良いでしょう。
カーポートや波板屋根は、破損の規模や部位によって、補修費用や工事の内容、さらに保険が適用できるかどうかも異なります。駐車場の予期せぬトラブルに備えて、適切なリフォーム方法を把握しておきましょう。
駐車場屋根の修理パターンは5つ
駐車場屋根の修理・補強リフォームは、被害の規模や屋根の種類に応じて、以下の5パターンの施工方法から選ぶことができます。
- 屋根パネル1枚の交換
- 屋根全体の交換
- アルミ枠の交換
- 支柱を交換
- カーポート全体を交換
最も手軽に行えるものは、カーポートや波板屋根のパネル1枚のみの交換ですが、周りのパネルと異なる色や材質のものを選んでしまうと1枚だけ浮いて見えるため、注意が必要です。
なお、屋根パネルの経年劣化が破損理由であれば、1枚を交換補強しても、他のパネルや支柱などもすぐに破損してしまう恐れがあります。
もし、カーポートや波板屋根を設置して約20年以上経っている場合は、パネル全体、またはカーポートごと交換した方が何度も補修を行わずに済み、費用を最小限に抑えることができるでしょう。
また、カーポートの屋根周辺のアルミ枠が折れてしまった場合は、アルミ枠のみを交換する施工例もあります。
アルミ枠のみを修理するためには、カーポートに対応した交換パーツを用意しなければならりませんが、古いカーポートでは交換パーツが生産終了していることもあります。
もし、対応している交換パーツが手に入らない場合は、カーポート交換しなければならないため、前もって頭に入れておきましょう。
駐車場屋根をDIYする前に
手のひらサイズなど、ごくわずかなひび割れが生じた場合は、DIYで修理することも可能です。
例えば、ホームセンターでポリカーポネート材などを購入し、パネルの破損個所を塞いだり、パネル全体を交換したりといった施工例があります。
しかし、DIYの施工が不十分だと、継ぎ目から雨が浸水してしまったり、パネルが落下して車に傷を付ける恐れがあります。
また、パネルが風で飛ばされて、家の周囲に吹き飛んでしまうと、近隣の家の設備や車を傷付けてしまったり、通行人にケガをさせたりして、大きなトラブルに発展する恐れもあります。
知識と技術がある場合を除いて、DIYは極力避け、リフォーム会社に正規品のパネルを取り付けてもらった方が良いでしょう。
駐車場屋根の修理は保険を使うことができる
落雪や突風、積雪などの自然災害が原因で、駐車場の屋根修理工事が必要になった場合は、火災保険の「風災・雪災・ヒョウ災」補償を使うことで、保険金をリフォーム費用にすることができます。
火災保険の手続きは?
自然災害が発生し、カーポートや駐車場屋根が破損してしまった場合は、まずは加入している保険の担当者へ連絡をしましょう。
その際、発生時の様子を記録するために、破損箇所を写真に収めておきます。
破損箇所が小規模の場合は、近づいて撮ったもの、大規模の場合は全体を撮ったものをそれぞれ記録しておきましょう。
無事保険が降りれば、工事後に保険金が指定の口座に振り込まれます。
なお、保険金はリフォーム前にすぐに受け取れるわけではありませんのでご注意ください。
自然災害など、一度に多くの世帯で被害が生じているようなときは、保険金が振り込まれるまでに1~2カ月の期間を要することもあります。
火災保険で費用が無料になるとは限らない
リフォーム会社の広告で「カーポート修理が無料!」という文章を見たことのある方も多いかもしれません。
これは、火災保険を適用した場合を意味しています。
実際に、火災保険を使って、カーポートリフォームの費用を無料にすることは可能です。
しかし、保険金の限度額は約20万円が相場となっており、工事費用全額分の保険金が適用されるかどうかは保険会社の調査次第ですので、必ずしもすべての修理リフォームが無料で行えるわけではありません。
特に、2,3台用の大きいタイプや、耐積雪仕様など本体価格が高額なタイプのカーポートなどは、リフォーム費用に約30万円以上要することもあるため、工事費用の全額を保険で賄えないこともあります。
リフォーム会社に修理工事を依頼する前に、必ずご自身で火災保険の契約内容や保険金の限度額などを確認しておきましょう。
外構・エクステリアリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
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