外壁に竹を取り付ける方法&コツ

「外壁に竹を取り付ける方法&コツ」の文字と、外壁沿いに竹を縦に並べた住宅

竹を外壁に取り入れる方法には、建物から独立した竹垣を設ける方法と、建材用に加工した竹を外装のアクセントとして取り付ける方法があります。天然竹を屋外で使う場合は、乾燥や防虫・防腐処理に加え、防火性能や防水、脱落防止への配慮が必要です。この記事では、竹を外壁に取り入れる方法と、加工・取り付け時のポイントを解説します。

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竹材を外壁に取り入れる方法

竹で壁を作る方法を検討する場合、建物から独立した竹垣を設けるか、竹を壁材として外壁に取り付け、竹壁のようなアクセントをつくる方法があります。「壁に竹を貼る」ような仕上がりを目指す場合も、接着剤だけで固定できるとは限らないため、外壁用に加工された竹材やパネルを選び、製品仕様と下地に合う方法で固定しましょう。

建物から離して設ける独立した竹垣と、加工竹・外装パネルを使った外壁の竹アクセントを比較した図解
竹を外壁に取り入れる2つの方法

竹を外壁に取り入れたときの印象は?

竹を外壁に取り入れると、昔ながらの日本家屋を思わせる趣が生まれます。京都の街並みのような、落ち着いた佇まいも魅力です。

外壁に竹材を取り入れる方法

外壁に竹材を取り入れるには、建物から独立した竹垣を設ける方法や、建材用に加工された竹を外装のアクセントに使う方法があります。ただし、外壁に可燃性の材料を取り付ける場合、求められる防火性能は、防火地域・準防火地域などの地域区分や、建物の構造・規模、取り付け範囲によって異なります。防水対策や脱落防止も含め、採用前に建築士や施工業者へ確認しましょう。

竹材の外壁施工前に確認する防火性能、防水対策、下地に合う固定、脱落防止の4項目を示す図解
外壁に竹材を取り付ける前の4つの確認事項

竹垣として竹を組む場合、竹と竹の接合方法には、シュロ縄などで竹同士を結ぶ方法や、専用の金物で固定する方法があります。竹垣の結び方の種類や竹の縛り方は、竹の組み方・意匠によって異なるため、屋外で頑丈に仕上げる必要がある箇所は施工業者へ相談しましょう。

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竹材の取り付け方

竹材を外壁に取り付ける際は、竹の割れや脱落、漏水を防ぐ施工が必要です。

竹に釘を打つ・ビス止めする場合

竹に釘を打つ方法では、繊維に沿った割れを防ぐため、あらかじめキリやドリルで下穴をあけます。ビス止めする場合も同様に、竹の形状や厚さ、下地に適したビスや金物(ジョイント)を選びます。竹釘は、主に檜皮葺きや柿葺きの葺き材を留める伝統的な材料で、竹材の固定全般に使えるものではありません。外壁への取り付けは脱落や漏水につながるおそれがあるため、専門業者に依頼しましょう。

竹に下穴をあけ、適切なビス・金物を選び、専門業者が外壁へ固定する流れを示す図解
竹材を外壁に固定する流れ

人工竹や竹柄の外壁用パネルを取り付ける

竹壁をDIYで作りたい場合でも、本物の竹は加工や外壁への固定に専門知識が必要です。現在は人工竹や竹柄の外壁用パネルも販売され、本物と見違えるほど精巧な製品が増えています。こうした製品を外壁に取り入れれば、天然竹を使わなくても竹の趣を楽しめます。ただし、外壁への施工は製品ごとの手順を確認し、不安がある場合は専門業者へ相談しましょう。

天然の風合いがある一方で加工・防虫防腐が必要な天然竹と、手軽に竹の趣を楽しめ製品手順の確認が必要な人工竹・竹柄パネルを比較した図解
天然竹と人工竹・竹柄パネルの違い
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竹材とは?

竹は「バンブー」とも呼ばれ、昔から竹垣や工芸品、建築の意匠材などに使われてきました。竹材は繊維方向に強度があり、しなやかで折れにくい性質をもつことから、現在もさまざまな用途で活用されています。

竹材の特徴

竹は樹木と比べて成長が早く、稈の内部が空洞で、節があるのが特徴です。利用時は、丸竹のまま並べるほか、半分に割ることもあります。また、繊維方向に強く、表皮に近いほど繊維の密度が高くなります。色合いは、竹の種類や加工方法、経年変化によって異なります。

竹材の加工性と用途

竹材は加工しやすく、工芸品や装飾品などによく使われます。室内に竹壁を取り入れる場合は、茶室や住宅の床の間などに竹材を設置すると、趣のある空間を演出できます。

竹材を使う効果と注意点

竹材を取り入れる効果として、天然素材ならではの風合いにより、和の趣がある空間を演出できる点が挙げられます。一方、糖類やでんぷんを含むため、湿度の高い環境ではカビや虫害、腐朽が生じることがあります。屋外で使う場合は、用途に応じて乾燥させ、防虫・防腐処理を施したうえで、定期的に状態を確認しましょう。

天然竹を屋外で使う際に必要な十分な乾燥、防虫処理、防腐処理、定期点検を示す図解
天然竹を屋外で使うときの管理ポイント
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竹の加工方法

竹の加工の仕方は用途によって異なります。外壁材として使う場合の主な竹の処理方法は、適切な時期の伐採、油抜き、乾燥です。

竹の伐採時期

竹材に使う竹は、一般に成長が休止する晩秋から初冬に伐採するのが適しています。種類や用途、地域によって異なりますが、9月中旬から11月頃が一つの目安です。春から夏に伐採した竹は虫害を受けやすいため、使用目的に合わせて伐採時期を選びましょう。

竹の油抜き

竹材の美しさや耐久性を高める加工の一つが「油抜き」です。竹の表面を覆うワックス成分を取り除く処理で、火であぶる乾式法と、加熱したアルカリ性水溶液に浸す湿式法に大別されます。処理後は、いずれも十分に乾燥させます。

晒し竹

晒し竹(白竹)とは、青竹に油抜きと乾燥を施し、表皮の青みを抜いた竹材です。製法は、湿式法と乾式法に分かれます。

湿式法は薬液で加熱し、乾式法は火であぶった後、どちらも油分を拭いて天日乾燥する工程を比較した図解
湿式法と乾式法による竹の油抜き工程
  • 湿式晒し竹(湯晒し)
    青竹を加熱したアルカリ性水溶液に浸し、浮き出た油分や汚れを拭き取ってから天日で十分に乾燥させる方法です。「湿式法」または「湯晒し」と呼ばれます。苛性ソーダは腐食性の強い劇物のため、専門業者に依頼すると安心です。
  • 乾式晒し竹
    青竹を火であぶり、表面に浮き出た油分を布で拭き取った後、天日で十分に乾燥させる方法です。「乾式法」または「火晒し」と呼ばれます。火加減の調整には熟練した技術が必要です。
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