

外壁材を選ぶ基準は、初期費用・メンテナンスのしやすさ・デザイン・立地に合う機能(防水や塩害対策)の4つです。外壁材は種類ごとに費用相場やメンテナンス周期が異なり、同じサイディングでも選び方が変わります。特徴・費用・見分け方を押さえて、自宅に合う外壁材と補修方法を判断しましょう。
目次
外壁の種類は主に7つ!特徴を一覧表で比較
外壁材は、サイディング系(窯業系・金属系・樹脂系・木質系)・モルタル・ALC・タイルの7種類に大別できます。費用相場、メンテナンスサイクル、向いている人を一覧で確認しましょう。

| 種類 | 費用相場(1㎡あたり) | メンテナンスサイクル | 特徴・向いている人 |
|---|---|---|---|
| 窯業系 サイディング | 3,500円〜 | 8〜10年 | デザイン豊富で初期費用が安い。 コスパ重視の定番 |
| 金属系 サイディング | 4,000円〜 | 10〜15年 | 軽量で重ね張りに向く。 モダンな外観 |
| 樹脂系 サイディング | 4,500円〜 | 10〜20年 | 塗装メンテ不要。 施工業者が少なめ |
| 木質系 サイディング | 6,000円〜 | 7〜10年 | 木の質感を楽しめる。 メンテナンス費用は高め |
| モルタル | 1,500円〜 | 5〜10年 | 継ぎ目のない自由な仕上げ。 ひび割れに注意 |
| ALC | 7,000円〜 | 10〜15年 | 軽量で断熱・耐火に優れる。 費用は高め |
| タイル | 7,000円〜 | 10〜20年 | 高級感があり塗装不要。 初期費用は最も高い |
上記費用は、建物の形状・下地の状態・地域によって変動します。2026年は建築資材の価格が上昇傾向にあるため、実際の見積もりが相場より高くなるケースもあります。

サイディング系外壁4種類の特徴と見分け方
サイディングは、窯業系・金属系・樹脂系・木質系の4種類に分かれます。価格・耐久性・見た目の傾向が異なり、なかでも窯業系は新築戸建てで多く選ばれている外壁材です。
窯業系サイディング

窯業系サイディングは、セメント質原料・繊維質原料・混和材を混ぜて板状に成形し、養生・硬化させた外壁材です。新築戸建ての外壁材全体では約8割、サイディング系のなかでは約9割を占めます。初期費用を抑えやすく、石調・タイル調・木目調などデザインの選択肢が多いため、「価格とデザインのバランス」で選ばれています。
※ 参考:日本窯業外装材協会『製品概要』
ただし、窯業系サイディングは表面塗装と接合部のシーリング材で外壁を保護しているため、塗膜やシーリングの劣化を放置すると、吸水によるひび割れや反りにつながるおそれがあります。8〜10年を目安に点検し、塗装やシーリング補修を検討しましょう。メンテナンスを先延ばしにすると、目地の打ち替え費用がかさむこともあります。
- 色や柄のバリエーションが豊富
- 初期費用が抑えられる
- 工期が短い
- 防火性に優れている
- 定期的なメンテナンスが必要
- 素材自体の防水性が低い
- 熱を溜め込みやすい
デザインが豊富で、パネル状なので目地(継ぎ目)があります。

金属系サイディング

金属系サイディングは、柄付けされた金属板と断熱効果のある裏打材で構成される外壁材です。軽量で断熱性に優れ、工場生産のため仕上がりが均一になりやすい特徴があります。建物に負担をかけにくく、既存の外壁の上から張る「重ね張り(カバー工法)」でもよく採用されます。代表的な素材のガルバリウム鋼板は、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板の一種です。アルミニウムの耐久性と亜鉛の犠牲防食作用により、従来の亜鉛めっき鋼板よりサビにくいとされています。
※ 参考:日本金属サイディング工業会『金属サイディングとは』
- 断熱性に優れている
- 耐震性に優れている
- 凍害に強い
- 防水性が高い
- 傷や凹みがつきやすい
- ほかの外壁材よりサビが発生しやすい
- 酸性雨・塩害の影響を受けやすい
シンプルでモダンなデザインが多く、叩くと少し反響音がします。目地は目立ちにくいのが特徴です。

樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を使った外壁材です。素材自体に色が練り込まれているため塗装メンテナンスが不要で、目地のコーキング(シーリング)補修も基本的に必要ありません。アメリカでは一般的ですが、日本ではデザインの選択肢や施工業者が限られるため、普及率は低めです。
- メンテナンスの手間がかからない
- 耐久性に優れている
- 凍害・塩害に強い
- 軽量で耐震性に優れている
- デザインが限られる
- 施工できる業者が少ない
- 施工費用が高い
見た目にプラスチック感があり、単色でシンプルなデザインです。
木質系サイディング
木質系サイディングは、天然木材に塗装を施したサイディングです。木の温もりを感じられるナチュラルな外観が特徴で、近年は無垢材に不燃処理を施し、防火性や耐久性を高めた製品も増えています。天然素材ならではの味わいと断熱性がある一方、施工費用やメンテナンス費用は高額になりやすい点に注意が必要です。
- 断熱性が高い
- あたたかみのあるデザイン
- 天然素材
- メンテナンスコストが高め
- 腐食しやすい
- 取り扱う業者が少ない
天然木を切り出して加工しており、叩くとやわらかい音がします。
モルタル外壁の特徴と仕上げ4種類

モルタルは、砂・セメント・水を混ぜて壁に塗りつける外壁材です。サイディングが普及する前の主流で、継ぎ目(目地)のないなめらかな一枚仕上げが特徴。外壁にパネルの目地が見当たらず、表面が塗り壁状なら、モルタルの可能性が高いと見分けられます。
網状の金物(ラス)の上から塗り重ねるため、曲面や複雑な形状にも対応しやすく、玄関まわりや外構にも使われます。一方で乾燥や地震の揺れによって、ひび割れ(クラック)が入りやすい点には注意が必要です。モルタルは仕上げ方によって表情が大きく変わり、代表的な仕上げにはリシン・スタッコ・左官・吹き付けタイルがあります。
リシン仕上げ
リシン仕上げは、ツブツブとした粗さのある見た目が特徴です。細かく砕いた石にアクリル樹脂やセメント、着色剤などを混ぜて吹き付ける塗装で、比較的安価に落ち着いた外観へ仕上げられます。和の雰囲気がある建物にもよく合います。
スタッコ仕上げ
スタッコ仕上げは、リシン仕上げをより厚く施工する方法で、重厚感のある見た目に仕上がります。表面の凹凸に汚れがつきやすいため、こまめな洗浄が欠かせません。塗料を多く使い手間もかかるため、費用はリシン仕上げより高めです。
左官仕上げ
左官仕上げは、主にコテを使って施工します。表面をなめらかにしたり模様をつくったり、ハンドメイドのデザインが可能です。職人の塗り方で表情が変わるため、腕の確かな業者選びが重要になります。
吹き付けタイル
吹き付けタイルは、タイルガンという工具で塗料を吹き付け、ゴツゴツとした凹凸のある表面に仕上げます。吹き付けたあとローラーで押さえることで、リシン仕上げよりクラック(亀裂)が入りにくく、スタッコ仕上げより凹凸がなめらかになります。


ALC・タイルの特徴
サイディングやモルタル以外にも、戸建てや高層建築で使われる外壁材があります。ここでは、軽量で機能性の高いALCと、高級感のあるタイルを取り上げます。
ALC(軽量気泡コンクリート)

ALCは、珪石・セメント・生石灰・発泡剤(アルミ粉末)を主原料に、高温高圧で蒸気養生したパネルです。水に浮くほど軽く、建物に負担をかけにくいほか、断熱性や耐火性にも優れています。高層ビルでは広く使われていますが、サイディングよりコストが高いため、戸建てで採用されるケースは少なめです。多孔構造で防水性が低いため、防水機能の高い仕上げ材が欠かせません。
- 非常に軽量で耐震性が高い
- 断熱性に優れる
- 耐火性に優れる
- 施工がしやすい
- 防水性が低い
- 施工費用が高い
- 定期的なメンテナンスが必要
コンクリートでありながら軽量で、パネル状なので目地があります。

タイル
タイルは、粘土や石を高温で焼き固めた建材で、自然の風合いと高級感が魅力の外壁材です。無機質素材のため耐久性・耐候性に優れ、紫外線による変色や色褪せがほとんどありません。塗装メンテナンスは基本的に不要ですが、タイルをつなぐ目地は定期的な点検・補修が必要です。
- 耐久性がある
- 高級感・重厚感がある
- 強度がある
- メンテナンス費用が安い
- 初期費用が高い
- 接着剤の劣化による剥離・落下のリスク
- 目地のメンテナンスが必要
小さな四角いタイルが並び、タイルと目地は別素材で一体化していません。

おしゃれにこだわる外壁素材
外観にこだわりたい方は、素材感を楽しめる外壁も検討できます。代表的なのは、打ちっぱなしコンクリートと漆喰の塗り壁です。
打ちっぱなしコンクリート

打ちっぱなしコンクリートは、RC(鉄筋コンクリート造)やSRC(鉄骨鉄筋コンクリート造)の建物で採用できる仕上げです。コンクリートの躯体をそのまま見せるため、デザイナーズマンションのようなスタイリッシュな外観に仕上がります。防音性や耐火性が高い一方、仕上げ面を保護しないまま雨水や汚れを受け続けると、中性化・ひび割れ・鉄筋腐食につながるおそれがあります。撥水剤の塗布など、表面保護もあわせて検討しましょう。
- スタイリッシュでモダンなデザイン
- 強度があり耐震性に優れる
- 耐火性に優れる
- 遮音性に優れる
- 防水性が低い
- 汚れが目立ちやすい
- 施工費用が高め
漆喰の塗り壁
漆喰は、日本で古くから使われてきた自然素材由来の外壁材です。塗り方によってさまざまな表情が生まれ、個性のある外壁に仕上がります。原料の消石灰(水酸化カルシウム)は強アルカリ性で、抗菌・防カビ効果が期待できます。粒子が細かく、ツルツルとした美しい仕上がりになるため、純和風の住宅だけでなく西洋風の住宅とも好相性です。
- 手仕事の風合いや温かみのあるデザイン
- 抗菌・防カビ性に優れる
- 防火性に優れる
- 調湿効果がある
- 汚れやひび割れが目立ちやすい
- 施工費用が高め
- 職人の技術力に左右される
塗り壁材には漆喰以外もあるため、くわしく知りたい場合は塗り壁を得意とする専門業者に相談してみてください。
自分に合った外壁の選び方!4つの基準
外壁選びでは、コストパフォーマンス・機能性・人気(シェア)・デザイン性の4つを軸に比較しましょう。費用を抑えたいならモルタルや窯業系サイディング、メンテナンスの手間を減らしたいならタイルや樹脂系サイディングが候補になります。

次の4つの基準で見ると、戸建てでもマンションでも、自宅に合う種類を絞り込めます。なお、マンションやRC造の建物では、打ちっぱなしコンクリートやタイルも選択肢に入ります。
コストパフォーマンス
外壁は初期費用だけでなく、メンテナンスにかかるランニングコストも含めて比較しましょう。建築時の予算を抑えたい場合はモルタルや窯業系サイディング、耐久性を重視する場合はタイル・樹脂系サイディング・金属系サイディング・ALCが候補になります。
| 外壁の種類 | 費用相場(1㎡あたり) | メンテナンスサイクル |
|---|---|---|
| 窯業系サイディング | 3,500円〜 | 8〜10年 |
| 金属系サイディング | 4,000円〜 | 10〜15年 |
| 樹脂系サイディング | 4,500円〜 | 10〜20年 |
| 木質系サイディング | 6,000円〜 | 7〜10年 |
| モルタル | 1,500円〜 | 5〜10年 |
| ALC | 7,000円〜 | 10〜15年 |
| タイル | 7,000円〜 | 10〜20年 |
施工単価が高くても、メンテナンス頻度が少ない外壁は長い目で見るとコストパフォーマンスがよくなります。初期費用とランニングコストを分けて比較すると、総額の見通しを立てやすくなります。
求める機能性
外壁の機能は種類によって異なります。海沿いや寒冷地など、塩害・凍害のリスクがある地域では、立地環境に合う素材や仕様を選ぶことが重要です。
| 外壁の種類 | 機能性の高さ | 注意点 |
|---|---|---|
| 窯業系サイディング | 防火性 耐震性 | 塩害に弱い 防水性が低い |
| 金属系サイディング | 耐震性 断熱性 耐凍害性 防水性 | 塩害に弱い |
| 樹脂系サイディング | 耐震性 耐候性 耐凍害性 耐塩害性 防水性 | 防火性が低い |
| 木質系サイディング | 断熱性 | 防水性が低い |
| モルタル | 防火性 断熱性 | 防水性が低い |
| ALC | 耐震性 断熱性 防火性 | 防水性が低い |
| タイル | 耐候性 | 目地・下地の防水管理が必要 |
※ 参考:タイルネット『タイル手帳』
外壁材は、素材そのものの性能だけでなく、塗装・シーリング・目地・下地防水まで含めて性能を保つ必要があります。塩害や凍害のリスクがある地域では、塗装で補うだけでなく、外壁材の種類に合った仕様選びや定期点検を行いましょう。
人気の高さ(シェア率)
日本サッシ協会の2026年3月版『住宅用建材使用状況調査』をもとに日本窯業外装材協会(NYG)が整理している外壁材素材別シェアでは、新築戸建ての外壁は窯業系サイディングが80.1%、金属系サイディングが9.9%です。サイディング系全体では9割を超えます。
| 外壁の種類 | シェア率 |
|---|---|
| 窯業系サイディング | 80.1% |
| 金属系サイディング | 9.9% |
| その他 (モルタル・木質系・ALCなど) | 10.0% |
※ 参考1:日本サッシ協会『統計資料』
※ 参考2:日本窯業外装材協会『統計データ』
窯業系サイディングが選ばれ続けるのは、デザインの豊富さと初期費用の安さのバランスが理由です。迷ったら、まずこの定番から検討するのも一つの選び方といえます。
デザイン性
外壁のデザインは、建物全体のイメージを決める重要な要素です。色・質感・ツヤ・模様に注目して選びましょう。オリジナリティを出したい方は、モルタルや塗り壁のように仕上げで個性を出せる種類が向いています。
古い外壁の種類の見分け方
補修や塗り替えを考えるときは、まず自宅の外壁の種類を把握しましょう。外壁材の種類がわかると、必要なメンテナンスや費用の見当がつきます。表面の見た目と目地(継ぎ目)の有無を見れば、おおまかな判別が可能です。

| 見た目の特徴 | 考えられる種類 |
|---|---|
| パネル状で縦横に目地(継ぎ目)がある | 窯業系 金属系サイディング ALC |
| 継ぎ目がなく、塗り壁状でなめらか | モルタル 漆喰 |
| 表面がツブツブ・ザラザラしている | モルタル (リシン・スタッコ仕上げ) |
| 叩くと金属的な反響音がする | 金属系サイディング |
| 小さな四角いタイルが並び、目地が別素材 | タイル |
| コンクリートの躯体がそのまま見えている | 打ちっぱなしコンクリート |
築年数が古い住宅では、モルタル外壁が使われているケースが多く見られます。サイディングが主流になったのは2000年代以降のため、それより前に建てられた家ではモルタルや、初期のサイディングが残っていることがあります。見た目だけで判断がつかないときは、外壁リフォームの業者に現地調査を依頼すると、種類と劣化状況を正確に診断してもらえます。
古くなった外壁の補修方法
古くなった外壁は、安全のためにも劣化箇所を補修したり、新しい外壁に交換したりする必要があります。劣化状況に合わせて適切な方法を選びましょう。

部分補修
外壁の一部だけが劣化している場合は、部分補修で改善できるケースがあります。劣化症状によって補修方法も費用も変わります。
| 劣化症状 | 補修方法 | 費用相場 |
|---|---|---|
| ひび割れ(クラック) | シーリング充填/ Uカット補修/ 樹脂注入など | 数千〜数万円 |
| 金属部のサビ | ケレン・サビ止め | 200〜2,000円/㎡ |
| コーキングの劣化 | コーキングの打ち替え | 700〜1,200円/m |
| 外壁材の破損・欠損 | 一部張り替え (程度による) | 15万〜60万円 |
劣化症状の程度や外壁の種類によって、補修費用には差が出ます。3社以上に相見積もりを依頼すると、施工内容や費用の目安を比較しやすくなります。なお一部張り替えでは、同じ外壁材を手配できない可能性があるため注意が必要です。
部分補修の例
外壁塗装
劣化箇所が少ない場合は、塗装によるリフォームが可能です。外観を整えるだけでなく、外壁材の劣化スピードを抑える効果もあります。サイディングやモルタルは防水性が高くないため、表面を塗装して防水性や耐久性を高めます。カビ・コケ、チョーキング、塗膜の浮きや剥がれが見られる場合は、塗り替えを検討しましょう。
- カビ・コケなどの汚れ
- 手でさわると白っぽい粉が付着する(チョーキング現象)
- 塗装の浮き・剥がれ
軽度なひび割れ(クラック)やコーキングの劣化は、塗装前に補修できます。塗料の種類によって施工費用が変わるため、専門業者に相談しながら選ぶと安心です。

外壁カバー工法
外壁カバー工法は、既存の外壁の上から新しい外壁を張りつけるリフォームです。外壁の強度に問題がなければ施工でき、外壁が二重になることで断熱性や遮音性も高まります。建物に負担がかからない軽量な金属系サイディングがよく使われます。撤去費用や廃材処理費がかからないため、すべて張り替えるより費用を抑えられるのもメリットです。

外壁の種類に関するよくある質問
- 結局、外壁はどの種類がおすすめ?
-
コスト・デザイン・実績のバランスで選ぶなら、新築戸建ての約8割が採用する窯業系サイディングが無難です。メンテナンスの手間を減らしたいならタイルや樹脂系サイディング、デザインにこだわるならモルタルや塗り壁が向いています。
- 一番安い外壁材は?
-
初期費用が最も安いのはモルタル(1㎡あたり1,500円〜)、次いで窯業系サイディング(3,500円〜)です。ただしモルタルはひび割れ補修や塗り替えの頻度が高く、長い目ではメンテナンス費がかさむ点に注意してください。
- メンテナンスが一番楽な外壁は?
-
タイルは外壁材自体の塗装メンテナンスが基本不要で、日常的な手間を抑えやすい外壁材です。樹脂系サイディングも色あせしにくく、塗り替えがほぼ要りません。ただし、タイルは目地・浮き・剥離、樹脂系サイディングは固定部や割れなど、素材ごとの点検は必要です。
- サイディングとモルタルの違いは?
-
サイディングは工場で成形したパネルを壁に張る乾式工法で、目地(継ぎ目)があります。モルタルは現場で塗り重ねる湿式工法で、継ぎ目のない一枚仕上げになります。見た目では目地の有無で見分けられます。
- 外壁の種類は途中で変えられる?
-
変えられます。既存の外壁を撤去して張り替える方法のほか、上から新しい外壁を重ねる「カバー工法」でも種類を変更できます。カバー工法では、建物に負担をかけにくい軽量な金属系サイディングがよく使われます。
- 外壁材ごとの寿命はどのくらい?
-
外壁材そのものの寿命は素材・製品・施工状態・立地環境で異なります。目安としては、窯業系サイディングで20〜40年、金属系・モルタルで30年前後、タイルは40年以上とされることがあります。ただし、これはメンテナンス不要で使える期間ではありません。塗装・シーリング・目地などの定期メンテナンスで建物を守ることが前提です。
※ 参考1:日本窯業外装材協会『メンテナンスについて』
※ 参考2:ALC協会『ALCパネルの仕上げおよび防水』掲載ページ











