窓が閉まらない・歪んだ時の修理法!鍵が閉まらない原因も解説

「窓が引っかかって閉まらない…」
「鍵(クレセント錠)がうまくかからない…」


毎日使う窓の不具合は困りますよね。窓が閉まらなくなったり、ロックがかけられなくなったりした場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?


この記事では、窓が閉まらない、ロックがかけられない場合の主な原因と、自分でできる「応急処置・対処法」、そして業者に任せた方が良い「サッシが外れた」「歪み」などの症状の見分け方をご紹介します。

2025年12月24日更新

監修記事
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窓が閉まらない原因は?

住宅の窓が閉まらなくなる原因は「レールの汚れ」「部品の不具合」「建物の歪み」の3つです。

窓が閉まらない原因を解説する3つの図解イラスト。左から「1. レールの汚れ(ゴミや砂利の詰まり)」、「2. 部品の不具合(戸車のズレ・破損)」、「3. 建物の歪み(地盤沈下などによるサッシ枠の歪み)」が描かれている。下部には経年劣化や気温変化による変形の注釈もある。

ほかにも、経年劣化や気温の変化などによって窓サッシそのものが変形し、窓がスムーズに開閉できなくなるケースもあります。
レールそのものが変形してしまうのも、窓が閉まらなくなる原因のひとつです。

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レールに汚れがたまり、窓が引っかかるときの対処法

レールにゴミや砂利が詰まり、窓が引っかかって閉まらなくなってしまったときには、焦らず以下の手順で確認・対処を行ってください。

STEP
補助ロック・サブロックを確認する

まず、防犯用に取り付けられている「補助ロック」や「サブロック」が解除されているかどうかを確認します。

窓が閉まらない原因となる補助ロック(サブロック)の確認方法。左側はロックがかかってストッパーになっている悪い例、右側はつまみが下がって解除されている正しい状態を示す比較イラスト。

掃除の際などに誤ってロックがかかってしまうことがあります。これらがセットされているとストッパーになるため、窓を完全に閉めることができません。

STEP
レール掃除と潤滑剤で滑りを良くする

サブロック等が解除されていることが確認できたら、レールをきれいに清掃し、ホームセンター等で販売されている潤滑剤(シリコンスプレー等)を塗布します。窓が引っかかる、なかなか閉まらないといったトラブルは、これだけで簡単に解消できる場合があります。

引き違い窓の滑りを良くするメンテナンス手順の3ステップ図解。STEP1:レールの掃除(ゴミ・砂利の除去)、STEP2:レールへの潤滑剤(シリコンスプレー)塗布、STEP3:戸車調整孔から内部への潤滑剤噴霧の様子。
引き違い窓の場合

潤滑剤は、窓の上下に塗布する必要があります。最初にレール部分へ塗布し、続いて窓サッシ下部にある「戸車」調整用の小さな穴からサッシ内部に潤滑剤を噴霧するとよいでしょう。

STEP
外開き窓・内開き窓が閉まらない場合

外開き窓、内開き窓が閉まりにくい場合については、サッシ部分を清掃してから蝶番(ヒンジ)に潤滑剤を塗布します。

外開き窓・内開き窓の開閉をスムーズにするための、蝶番(ヒンジ)への潤滑剤(シリコンスプレー)塗布ポイントを示したイラスト。サッシ清掃後に窓の上下にあるヒンジにスプレーする様子。

ただし、外開き窓・内開き窓が閉まらない、ストッパーが効かないといった場合は、サッシそのものの変形が原因である可能性が高く、潤滑剤だけでは改善しないこともあります。

STEP
それでもダメな時の応急処置

もし、潤滑剤を塗布しても改善しなかった場合、無理に閉めようとせず、専門業者に連絡して調査や対処をしてもらいましょう。 無理やり閉めると、ガラスが割れる原因になります。

窓の不具合が改善しない場合の3つの対処法図解。無理に閉めてガラスを割らない注意喚起、専門業者への調査・修理依頼、隙間テープを使った隙間を塞ぐ応急処置の方法。

業者が来るまでの応急処置としては、隙間テープ等で隙間を塞ぐ程度に留めておくのが安全です。

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戸車に問題があり、窓が閉まらない場合の直し方

戸車とは、窓サッシの下部に取り付けられている車輪状の部品です。

この部品が回転することで、窓を小さな力でスムーズに開閉することができます。

窓サッシの下部に取り付けられている車輪状の部品「戸車」の断面図。戸車がレールの上を回転して移動する様子を示し、スムーズな開閉を助ける役割を解説するイラスト。

もし、この戸車に何らかの問題が起こると、開閉中に引っかかったり、重さを感じたりするようになります。

【1】戸車の高さを調節する

建物やサッシの歪みで窓が傾いている場合、「戸車の高さ」を調整すれば直ることがあります。傾きを修正するだけで、再びスムーズに開閉できるようになります。

窓サッシ下部の調整穴にドライバーを差し込み、戸車の高さを調整する方法の図解。時計回り(右回し)で窓が上がり、反時計回り(左回し)で窓が下がることを示すイラストと、回しすぎへの注意書き。
STEP
窓サッシ下部にある穴(プッシュボタンのようなキャップがある場合は外す)に、プラスドライバーを差し込む

STEP
調整ネジを回して、高さを変える
  • 時計回り: 窓が上がる
  • 反時計回り: 窓が下がる

作業を行う際には、半回転ずつ調整ネジを回し、窓の動きを確認しながら行うと良いでしょう。

回しすぎてネジを完全に外してしまうと、内部部品も外れてしまうため、元の状態に戻せなくなるおそれがあります。

【2】サッシが外れた・外れそうな時の直し方

「サッシがレールから外れた」「外れそうでグラグラする」という場合も、戸車の調整で直る場合があります。

サッシがレールから外れそうな時の直し方の比較イラスト。左側は戸車が低くレールとの噛み合わせが浅い「調整前」の状態、右側は戸車を上げてレールに強く噛み合わせた「調整後(改善)」の状態を示す。

戸車を上げる(時計回りに回す)ことで、サッシがレールに強く噛み合うようになります。 それでも外れてしまう場合は、サッシ枠自体が広がっている可能性があるため、業者による修理が必要です。

【3】戸車の交換方法

戸車が破損している(割れている・回らない)場合には、戸車部品の交換で対処します。

戸車の交換手順を3ステップで解説するイラスト。STEP1:サッシの取り外し、STEP2:古い戸車の取り外し(ネジ留め・差し込みタイプの確認)、STEP3:新しい戸車の取り付け方法を図解。型番不明時の業者依頼の注釈付き。

戸車の固定方法は、製品によって「ネジ留め」の場合と「差し込み」の場合とがあります。
部品を用意する際には一度戸車を取り外し、どのような形状のものが使われているかを確認しておくと良いでしょう。

型番が特定できないと交換は難しいため、不安な場合は窓サッシの修理業者へ依頼しましょう。

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建物の歪みなど、大掛かりなケースは専門業者に依頼しよう

開閉やロックの調整はDIYでもある程度可能ですが、窓の解体やレール交換などのケースは業者に任せた方が安全かつ確実です。

窓の修理を専門業者に依頼すべきケースと、無理なDIYによるリスクをまとめた図解イラスト。左側のパネルでは「業者に依頼すべきケース」として、大掛かりな戸車・レール交換、窓の解体作業、調整しても直らない状態を例示。右側のパネルでは「無理なDIYは危険!」として、サッシを曲げてしまったり、ガラスを割ってしまうリスクを警告している。

自分で無理に修理しようとすると、サッシを曲げてしまったり、ガラスを割ってしまうリスクがあります。

不同沈下が原因のケース

「窓の開閉がスムーズにできない」「鍵が閉まらない」などの症状のほかに、建物の歪みに起因する以下のような症状が見られる場合は注意が必要です。

窓の不具合(閉まらないなど)に加えて、ドアの開閉不良、床や柱の傾き、外壁や天井のひび割れなどの症状が同時に見られる場合をまとめた図解イラスト。これらの複合的な症状は地盤が不均等に沈下する「不同沈下」が原因である可能性が高く、建物全体が歪んでいるため、地盤や基礎の調査・リフォームを専門業者に依頼する必要があることを説明している。

これらは、土地が沈下を起こす「不同沈下」が原因の可能性があります。
窓に関する不具合とこれらの不具合が同時に起きている場合は、窓の修理だけでなく、地盤や基礎の確認を業者に依頼した方が良いでしょう。

>>不同沈下の兆候、対処法、費用についてはこちらで詳しく解説しています

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「窓の鍵が閉まらない」ときの修理方法

窓のロック(鍵)がかからない、固いという場合には、どのような理由が考えられるのでしょうか?

【1】窓やサッシのズレ・歪みを確認

窓のロックは「クレセント錠」という半円形の部品を差し込んで固定する方式が一般的です。
この方式は軽い力でロックを掛けることができるのですが、差し込み部分が曲面のため、窓やサッシ部分に歪みが生じ、ずれてしまうとロックがかけられなくなってしまいます。

サッシのズレ(傾き)が原因で窓のロック(クレセント錠)が閉まらなくなる仕組みの比較イラスト。左側はサッシが傾いてクレセント錠と受け具の位置が合わない「ズレている状態」、右側は正しく調整されてスムーズにロックできる「正常な状態」を示す。

このような場合には「戸車の調整」を行い、窓の傾きを修正すればスムーズにロックをかけることができるでしょう。

【2】鍵(クレセント錠)の位置ズレを直す

鍵を固定しているネジが緩み、本体の位置がずれてしまうと、ロックがかからなくなります。

クレセント錠の位置調整方法と重要事項の解説イラスト。左から「受け側の調整」、「本体側の調整」の手順を図解し、右側のパネルで「【重要】ネジを完全に外さない!」として、裏板(固定金具)が落下してしまう危険性を警告している。
【1】受け側(壁側)の金具を調整

金具を固定しているネジを、ドライバーで緩めます。受け側の金具を少し引っ張り出してからネジを締め直し、鍵がかけられるかどうか確認します。

【2】クレセント錠本体を調整

受け側を調整しても鍵がかけられない場合は、クレセント錠本体を固定しているネジを緩めて位置をずらし、スムーズにロックできる位置を探しましょう。

鍵の部品はサッシ内部の固定金具(裏板)にネジ止めされているため、ネジを完全に外してしまうとこの固定金具が落下し、ネジが締められなくなってしまいます
作業を行う際には、少しずつネジを緩め、ネジが完全に脱落してしまわないよう気をつけましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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