家の顔とも言える門扉ですが、色々な種類があることをご存知ですか?
色々な種類があるため、どのような門扉にするのかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では門扉にどのような種類があるのか、種類ごとの費用相場やリフォームにかかる工事費用についてご紹介していきます。
また門扉を選ぶ際のポイントやリフォームにおける注意点、実際のリフォーム事例についてもご紹介していきますので、どのような門扉にしようかお悩みの方もぜひご参考ください。
目次
門扉のリフォーム目的は様々
門扉リフォームの種類は、防犯性の向上や、他のエクステリア工事に関連して発生するものなど様々です。
古くなった門扉を交換するリフォーム
長く門扉を使い続けていると、やがて使いにくさが生じるようになります。
ゆがみが生じて開け閉めできなくなったり、重くて開け閉めが困難など、門扉が日々の生活にストレスを与えている場合は、リフォームで快適な門扉と交換しましょう。
新しく門扉を後付け設置するリフォーム
門扉を外構に後付けするエクステリアリフォームも、高い需要があります。
門扉を後付けで取り付けることによって外構の見栄えが良くなり、さらに防犯性の向上にも繋げることができるでしょう。
門扉の位置変更リフォーム
駐車場や家の出入り口の拡張・位置変更などの外構リフォームを行う際、既存の門扉を移動させることもできます。
状態に問題がなければ、古い門扉をそのまま再利用しても良いでしょう。
門扉の種類とそれぞれの価格相場
門扉の種類とそれぞれの費用相場、材質や特徴について見ていきましょう。
片開きの門扉
片開きは一枚扉の門扉で、狭いスペースにも設置することができるため、玄関周りのスペースが限られている場合などでもきれいに収まります。
片開き門扉の費用相場は、4万円〜7万円です。
安価なものであれば、1万円台で購入することも可能です。
両開きの門扉
両開き門扉は、左右に同じ大きさの扉を設置したものです。
通常は片方だけを開閉して使いますが、大きな荷物がある場合など状況に合わせて両方を開き大きく間口を取ることも可能です。
そもそもの間口が大きな家などにもおすすめのタイプです。
両開き門扉の費用相場は8万円〜15万円です。
シンプルなデザインのものであれば10万円以下で購入することができるでしょう。
親子開きの門扉
親子開きの門扉は、幅が異なる2種類の扉を組み合わせたものです。
通常は大きな扉のほうを開閉して使用し、大きな荷物がある場合には小さい扉も開いて使います。
間口を大きく取りたいけれどあまりスペースがないという場合や、両開き門扉よりも費用を抑えたい場合におすすめのタイプです。
親子開き門扉の費用相場は、7万円〜11万円です。
引き戸の門扉
引き戸の門扉は、左右にスライドもしくは折りたたむタイプの門扉です。
前後に開閉させるスペースがない場合などにおすすめのタイプになります。
以前は折りたたみ式の引き戸が多かったのですが、最近ではスライド式の引き戸が増えデザインの幅も広がっています。
引き戸タイプの門扉の費用相場は、11万円〜18万円です。
スライド式門扉
バリアフリー設計で、お子様からお年寄りまで使いやすく、デザイン性が高いのがスライド式門扉です。
奥行きが限られ、開き戸のスペースが取れない狭い敷地にも設置が可能です。
ノンレールタイプもあるため、車椅子での出入りもスムーズに行うことができます。
スライド式門扉の費用相場は、18万円〜25万円です。
伸縮式門扉
伸縮式門扉は、楽器のアコーディオンのように伸縮できる門扉のことです。
玄関周りの奥行き、間口ともに十分なスペースが取りづらい狭い敷地にも設置することができます。
扉は縮めて回転させることができるタイプもあり、狭い間口も最大限に活用することができます。
伸縮式門扉の費用相場は、5万円〜12万円です。
電気錠付門扉
電気錠付門扉は、リモコンキーやカードキーなどで簡単に開閉できる門扉のことです。
リモコンのボタンを押す、もしくはカードをタッチするだけで開閉できるため、お年寄りや小さなお子様も簡単に開閉でき、買い物帰りで手が塞がっている時などにも便利です。
電気錠付門扉の費用相場は、18万円〜25万円です。
門扉の種類別にかかるリフォーム工事費用相場
門扉のリフォーム工事にかかる費用と、種類別のリフォーム工事費用について見ていきます。
門扉のリフォーム工事にかかる費用の内訳と相場
門扉のリフォーム工事には、既存の門扉撤去費用、コンクリート基礎工事費、門扉取り付け費がかかります。
既存の門扉の解体・撤去費用は約30000円〜約50000円、コンクリートの基礎工事は約50000円〜約60000円が費用相場となっています。
新しい門扉の交換・取り付け費用は、約30000円〜約50000円が費用相場です。
門扉の種類別のリフォーム工事費用相場
門扉の本体価格とリフォーム工事費用を合わせた総額の費用相場について見ていきます。
門扉の種類 | リフォーム工事費用 |
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片開き | 約15万円〜約23万円 |
両開き | 約19万円〜約31万円 |
親子開き | 約18万円〜約27万円 |
引き戸 | 約22万円〜約34万円 |
スライド式 | 約29万円〜約40万円 |
伸縮式 | 約16万円〜約28万円 |
電気錠付 | 約29万円〜約40万円 |
門扉のリフォーム費用は門扉のグレードはもちろんのこと、既存の門扉や基礎の状態、間口の広さなどによっても大きく変わってきます。
ほとんどの場合で門扉のリフォーム工事は50万円以内で抑えることができます。
門扉のグレードなどによっては50万円〜100万円するケースもあります。
門扉の材質別の価格相場
門扉の材質ごとの価格相場や材質の特徴、耐久性について見ていきましょう。
アルミ製
費用相場 | 約60000円〜約12万円 |
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門扉にもっともよく使われるのがアルミです。
サビや腐食に強く、軽量であるため扱いやすいのが特徴です。
アルミ製はシンプルかつスタイリッシュなデザインが豊富で、どんなスタイルの家にも合わせやすい点も魅力です。
スチール製
費用相場 | 約50000円〜約100000万円 |
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スチール製門扉は、強度に優れていて加工がしやすく、費用も安く抑えることができます。
カジュアルな印象を与え、日当たりや目線を妨げることのない開放感がスチール製門扉にはあります。
マンションや大型建築、公園などの公共施設でもよく使用されています。
一方でアルミなどに比べると酸化してサビやすいため、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
鉄製
費用相場 | 約50000円〜約100000円 |
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鉄製の門扉は、重厚感があり高級感溢れる雰囲気にしたい場合におすすめです。
輸入住宅などにも多く使われていて、アンティーク調の住宅とよく合い、海外の住宅のような雰囲気になります。
鉄なので定期的にメンテナンスをして、サビのケアを行う必要があります。
樹脂製
費用相場 | 約60000円〜約100000円 |
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ポリエチレンなどの樹脂系素材を利用したのが樹脂製の門扉です。
メンテナンスに手間がかからず、扱いやすいのが特徴です。
木目調で天然の木に見えるものや、樹脂とアルミを組み合わせて強度を高めたものなどバリエーションも豊富にあります。
ナチュラルでシンプルなイメージのものが多く、比較的どのようなタイプの住宅にも合わせやすいです。
木製
費用相場 | 約100000円〜約180000円 |
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天然木を使用した門扉で、優しい手触りや質感なども魅力です。
おもに針葉樹をしようしたソフトウッドと広葉樹をしようしたハードウッドの2種類があります。
ソフトウッドは柔らかく様々なデザインに加工され、ハードウッドは硬くて丈夫な点が特徴です。
和風住宅によく合い、存在感ある門扉になります。
腐食しやすいという弱点がありますが、最近は耐久性のあるタイプも増えてきています。
門扉のリフォームにかかる工期
門扉のリフォームは4日〜10日程度かかります。
門扉のリフォームをする際には、ほとんどの場合、既存門扉の解体撤去、柱の取り付け、モルタルで基礎固定、新しい門扉の取り付けの順で工事が行われていきます。
基本的に工事自体は1日で完了しますが、モルタルが乾燥するまで時間がかかり、気温や天候によっても乾く速度が異なります。
目安として夏場は3日〜6日程度、冬場は1習慣〜10日程度モルタルが乾くまでにかかります。
門扉の種類や材質の選び方
門扉の種類や材質の選び方について見ていきます。
種類から門扉を選ぶ
門扉の種類を選ぶ際には玄関周りの広さや奥行き、使い勝手から選ぶといいでしょう。
玄関周りのスペースをあまり取ることができない場合には、引き戸やスライド式などがおすすめです。
また家の間口が広い、車椅子なども通れるようなバリアフリー対応の入り口にしたい、大きな荷物などを運び入れるようにしたい場合には、両開きやスライド式などにするといいでしょう。
門扉の開閉を簡単に行いたい場合には電気錠付門扉もおすすめです。
費用をなるべく抑えたいといった場合には、片開きや伸縮式にするといいでしょう。
素材から門扉を選ぶ
素材ごとに、門扉の雰囲気も大きく変わってきますので、自分好みのデザインの素材や建物の雰囲気に合わせて選ぶといいでしょう。
アルミ製などは比較的どのような家にも合います。
重厚な高級感溢れる雰囲気にしたい場合などには、鉄製もおすすめです。
和風な家にしたい場合には木製もぴったりですし、洋風の家でも木製の門扉でカントリー調などにすることもできます。
木製の暖かい雰囲気を出したいけれどメンテナンスが面倒臭いといった場合には、樹脂製の門扉で木目調のものなどを使用するといいでしょう。
門扉をリフォームするメリット
門扉をリフォームすることでどのようなメリットがあるのかについて見ていきましょう。
防犯性が向上する
門扉がしっかりとしまっている状態の家は敷地に入りづらい印象を与えます。
しかし門扉が設置されていても鍵が壊れていたり、曲がったまま修理されずに放置されていると防犯意識が低い家だと認識されてしまう可能性があります。
しっかりとした門扉の設置は防犯性を高めるために非常に有効です。
重厚さが際立つデザインのものだと、より防犯性を高める効果があるでしょう。
またオープン外構の家に比べると、門扉がある住宅は家の中を見られる可能性が低くなります。
防犯面でもプライバシーを守るという点でも門扉は効果的です。
子供やペットの飛び出しを防げる
門扉がしっかりと設置されていることで、お子さんやペットが飛び出してしまうという事故を防ぐことができます。
門扉があることで玄関を飛び出しても門扉を開けるという作業が発生するため、突発的な行動に対する安全性を高めることができます。
また敷地内でお子さんが遊ぶ際にも、門扉があることで、安心してボール遊びなどを楽しめることができるでしょう。
外観がおしゃれになる
門扉は家の顔とも言えます。
デザイン性の高い門扉が設置してあると、外観全体がおしゃれに見えます。
門扉にも和風や西洋風、北欧風など様々なものがあるため、建物やフェンスなどをバランスを見ながら選ぶといいでしょう。
門扉の取り付けリフォームに潜むデメリット
門扉の利点を活かすためには、取り付ける位置やメンテナンスの重要性を理解しておかなければなりません。
門扉の取り付け場所に注意
門扉には、屋外側に扉を引く「外開き」タイプと、扉を敷地側に押す「内開き」タイプの2種類があります。門扉の扉が周囲に干渉しないかどうか、特に後付けリフォームではよく確認しておきましょう。
特に、植木やガレージの近く、または細い通路など、門扉周りの外構に余裕がないと、雨の日に傘を差せず、門扉の開け閉めのたびに手が濡れることになってしまいます。
門扉はほとんど共有道路側に取り付けられますが、通行の障害にならないよう敷地境界内に納め、近隣景観にも配慮し無用なトラブルを避けましょう。
メンテナンスの手間と費用
毎日開け閉めが発生する門扉は、当然傷みも蓄積されるため、リフォーム工事後のメンテナンスも重要です。
門扉の金属部分の点検を放置すると、錆びが全体に広がって外構の見た目も悪くなり、開け閉めの際に不快な金属音が生じるようになってしまいます。
また、傾斜地や地盤が脆い土地では本体にずれが生じやすく、メンテナンスを怠った状態で無理に使い続けると、最悪の場合は門扉をリフォームで交換しなければなりません。
門扉のタイプ別メリット・デメリット
門扉には主に3種類のタイプがあります。以下からは門扉のタイプ別にメリット・デメリットを見てみましょう。
両開き門扉リフォームのメリット・デメリット
左右2枚の扉で構成された両開き門扉は、扉のサイズが2枚とも同じものと、片方だけ小さい子扉で、普段は親扉だけを開け閉めして使う「親子扉」という2種類のタイプがあります。
左右対称の装飾が外構に豪華な印象を与える両開き門扉ですが、場面に応じて自由に使い分けできる機能性も大きな利点です。
例えば、普段は使いやすい扉だけを利用して片方の扉はロックしておき、大きな荷物を運ぶときだけ扉を両方開けて出入り口を広くするという使い方もできます。
しかし、両方の扉を毎回開け閉めしなければ人が通れないような場所では、先述の「左右の扉を使い分ける」という両開きのメリットが失われてしまいます。
片開き門扉リフォームのメリット・デメリット
片開きの門扉は扉が1枚ですので、勝手口付近など細い通路への取り付け工事に適しています。
しかし、あまりに狭いスペースに無理やり片開き門扉を取り付けると、空間の余白が失われ、閉鎖的で冷たい印象の外観になってしまう恐れもあります。
狭いスペースに片開きの門扉を取り付ける場合は、家のプライバシーとエクステリアの見た目、どちらを優先するか検討しなくてはなりません。
引き戸門扉リフォームのメリット・デメリット
引き戸タイプには、板状の扉だけでなく、ジャバラ状の扉でできたアコーディオン門扉などがあります。両開き門扉と同様、扉が2つで構成されたタイプと、1つのみの扉でできたタイプの2種類の引き戸門扉があります。
引き戸の大きな利点は、扉を開く分の外構スペースが不要であることです。そのため、門扉を目いっぱい開けない狭小地の外構リフォーム工事に適しています。
しかし、水平方向に扉を動かして使うため傾斜地への取り付けには弱く、コンクリート打設や高低差の調節など、大掛かりな工事を伴うことがあります。
門扉をリフォームする際の注意点
門扉をリフォームする際に気を付けておきたい点について見ていきます。
基礎工事が重要
門扉を設置する際には、基礎工事がしっかりと行われているかどうかが大切になります。
基礎工事に不備があったままリフォームを行うと、扉の開閉がしずらかったり、門扉が傾いてしまったりと門扉の機能をきちんと発揮することができなくなってしまいます。
しっかりとした基礎工事、門扉の設置をしてもらうためにも、実績がある業者に依頼することをおすすめします。
位置を変更する場合は「住居表示」の届け出が必要
住居表示を実施している地域にお住まいの方が、門扉のリフォームで門扉の位置を変更する場合には、自治体へ住居表示の届け出が必要になります。
住居表示は建物の場所を表す番号、一般的に住所と言われる表記です。
届出の際には、住居番号親切届出書、建築確認済証の写し、建物の配置図・平面図と付近の見取り図などを提出します。
書類などは依頼したリフォーム業者に聞いてみるといいでしょう。
自治体のホームページでも詳しい内容を確認することができます。
家の雰囲気
門扉は家全体の印象に影響を与えるため、建物との統一感が重要になります。
全体の雰囲気を無視してデザイン重視の門扉を選ぶと、門扉だけが浮いてしまうことがあります。
家全体との統一感や街並みとのバランスも考慮して選ぶといいでしょう。
デザインだけでなく、門扉を誰が使うのかを考えることも大切です。
ベビーカーや車椅子を使うご家庭やお子様やお年寄りがいるご家庭の場合には、使うときのシチュエーションをしっかりと考えるようにしましょう。
また玄関の位置とのバランスも大切で、門扉の中心と玄関の中心が一直線上に並ばないようにレイアウトすることで、奥行きを感じさせることができ見た目のバランスがよくなります。
門扉をリフォームした事例
門扉の実際のリフォーム事例についてご紹介していきます。
防犯対策でリフォームした事例
リフォーム費用 | 50万円〜100万円未満 |
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防犯対策のために門扉を設置した事例です。
敷地の境界線を門扉によってはっきりさせることで、防犯性を高めることができます。
またこの事例では大きな窓が道路に面していていますが、門扉を設置したことで防犯面だけでなく、プライバシー面でも効果を得ることができます。
老朽化した門扉のリフォーム事例
リフォーム費用 | 50万円未満 |
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35年使用し、フレームや車輪に不具合があった伸縮性門扉をリフォームした事例です。
以前よりもしっかりとした造りで、高さもある伸縮性門扉に交換したことで、防犯性も向上しています。
伸縮性門扉などをスムーズに開閉しやすくするためには、門扉の基礎部分が大切になってきます。
門扉は日頃から開け閉めするものですので、リフォームをして防犯性とともに機能性も向上させましょう。
門扉をリフォームする業者の選び方は?
門扉リフォームをする際にどのようにして業者を選べばいいのか、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まずリフォームをする際には業者に見積もりを依頼するところから始まりますが、この際1社のみに見積もりを出して決めるのではなく、複数社に見積もりを出すようにしましょう。
そうすることで費用相場を知ることができ、なるべく安い業者に依頼することができます。
また費用面だけでなく、見積書が丁寧に書かれているか、対応の仕方、担当者との相性などから業者のサービスの質も比較することができ、総合的に業者を判断することができるでしょう。
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