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エクステリアでウッドフェンスを設置する場合のウッドの種類
ウッドフェンスは天然の木目を生かして、ウッドデッキと組み合わせたり、イングリッシュガーデンなどの植物とともにエクステリアデザインを楽しんだりするのにも欠かせないフェンスです。
また、後付けの外構リフォームでは、板の幅を生かした目隠しとしても使用されています。
ウッドフェンスを設置、取り付けする際には、まず、実際に使用するウッド素材を選ばなくてはなりません。フェンス用のウッドにはどのような種類があるのでしょうか?
外構やエクステリアで使用するフェンス用ウッドについて
外柵用のウッドは、大きく分けると天然木のハードウッドとソフトウッド、さらに天然木に似せて作った樹脂木などの3種類があります。
ソフトウッド
10年以上前にウッドデッキやウッドフェンスが流行り始めた頃は、ほとんどがソフトウッドと呼ばれるものでした。
しかし、ソフトウッドはメンテナンスが大変であるにもかかわらず、非常に腐りやすいという欠点が認識されるようになり、腐食しにくい方法が研究されてきました。
現在では、最先端技術によって、高耐久性防腐処理が施されたソフトウッドも登場し始めました。
ハードウッド
赤道直下で育った広葉樹のウッドで、繊維が非常に蜜で細かいため、堅木とも呼ばれています。メンテナンスなしでも20年以上腐らないといわれています。
代表的なものには、イタウバ、ウリン、イペ、クマル、セランガンバツー、アマゾンジャラなどがあります。
樹脂木・人工木
天然木に擬した工業製品です。腐りにくくメンテナンスが楽という点で、最近では良く見かけられるようになりました。木粉とプラスティック樹脂で作られたものや、樹脂のみで作られたものがあります。
木製フェンスのメリット
木製フェンスの利点・欠点はウッドフェンスの種類によって異なるので、それぞれタイプ別に紹介します。
ソフトウッドフェンスのメリット
針葉樹を使って作られたソフトウッドは名前の通り柔らかく、使いやすいところがメリットです。加工も簡単で、さまざまなデザインに対応可能です。
ハードウッドフェンスのメリット
広葉樹を使って作られたハードウッドはとにかく硬くて頑丈なところがメリットです。寿命が50年を超えるものもあり、施工後は長年に渡って外構エクステリアを美しく保てるでしょう。
人口木フェンスのメリット
人の手によって作られた人口木フェンスは防腐剤がしっかり使われていて、耐久性に優れているという利点があります。設置も簡単で短期間の工事で終わらせることができます。
天然木ではなく、環境にやさしいという点も大きな魅力です。
外柵としてウッドフェンスを設置・取り付ける場合の施工工事
外構などのリフォーム工事でフェンスを施工する場合は、通常、地面に基礎をつくる方法(独立基礎)と、ブロックを積んで基礎をつくるという2つの方法があります。
天然木は腐敗したり、ひび割れしたりすることがあるため、柱を直接コンクリートやモルタルに埋め込むことはできません。そのため、木の柱を支えるための金具を基礎の部分に固定してから柱を取り付けます。
柱を取り付けたら、フェンス部分の板を、ステンレスビスを用いて一枚ずつ止め付けていきます。デザインにもよりますが、最後は笠木と呼ばれる板を載せて仕上げます。
また、新規や後付けで外柵をリフォーム工事する場合、支柱を金具で止め付けた後に、フェンス部分にラティスやルーバーフェンスなどの既成フェンスを設置したり、取り付けたりすることもできます。
リフォームでウッドフェンスを設置する施工費用と相場価格
一般に、価格はソフトウッドが比較的安価です。ハードウッドや樹脂木は、グレードやメーカーによっても価格が違ってくるようです。
相場価格はフェンスの設置の長さやグレードによっても変わるので、一概には言えませんが、ウッドフェンスの場合は重量もあり、それほど長い距離で使用することは少ないようです。
メッシュフェンスなどと組み合わせて、部分的に目隠しとして使用したり、エクステリアのポイントとして後付けしたりする場合の価格相場は、約20万円から40万円になるでしょう。
リフォームでウッドフェンスを施工する場合の費用
ここでは、仮にシロアリに強く耐久性もあるハードウッドのサイプレス(豪州ヒノキ)を、横板デザインで10m施工する場合の費用をみてみましょう。
・横板用サイプレス材45枚:約7万円
・柱:約6万5000円
・地面から設置する独立基礎と固定金具:約2万5000円
・施工費用:約20万円
・その他諸費用など:約2万円
合計で約40万円となります。
もう一つの例として、ガーデニングでも好まれる耐久性のある幅2mの木製ラティスフェンスを3枚(約6m)設置した場合の費用をみてみましょう。(基礎は独立基礎)
・ラティスフェンス:約3万5000円
・柱4本:約4万円
・独立基礎・固定金具:約3万円
・施工費:約12万円
・その他諸経費など:約1万5000円
合計で約25万円となります。
木材のグレードや種類によっても価格の差は出てきます。施工する距離や、目的に合わせた木材の種類などを決めてから、フェンスに強いリフォーム業者に相談すると良いでしょう。
木製フェンスのデメリット
メリットも多い木製フェンスですが、欠点も少なからず存在します。どんなタイプにどのようなデメリットがあるのでしょうか。
ソフトウッドフェンスのデメリット
軽くて設置しやすいソフトウッドフェンスですがその分衝撃に弱く、壊れやすいという欠点があり、そのたびにリフォームしなおさなければいけません。また腐食しやすく、寿命は10年程度です。
ハードウッドフェンスのデメリット
堅くて丈夫なハードウッドフェンスですが、その硬さゆえに取りつけや外構のリフォーム工事に手間がかかるという欠点があります。加工しにくいため、デザインが限られているというのもデメリットの一つです。
人口木フェンスのデメリット
便利で環境にも優しい人口木フェンスですが、偽物とわかるものもありエクステリアの高級感が損なわれてしまうことがあります。また寿命は15年程度でハードウッドフェンスと比較すると短命であるものが多いです。
境界フェンスの注意点について
境界フェンスには隣接地との境界、道路境界、官民境界、段差境界など各種の状況があります。
また、建築時のタイミングにより設置の中心ラインに影響もあり費用の負担も条件により異なります。
何れにしても敷地境界は大変デリケートな部分なので、必ず隣地との合意は取り付けておきましょう。
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