2024年09月30日更新

監修記事

外構フェンスのリフォーム費用はいくら?フェンスの種類や施工事例も紹介

外構フェンスにも色々な種類があります。
この記事では種類ごとのフェンスのリフォーム費用のほか、費用を抑える方法や注意点のご紹介、リフォーム事例のご紹介をします。

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外構フェンスとは?

出典:LIXIL-フェンスAA

外構フェンスとは周囲から住まいの中が見えないよう、目隠しとして外構に設置するフェンスのことです。

主に設置される場所は、道路沿いや隣家との境界線、浴室、勝手口周辺などです。

外部からの視線が気になる箇所には、外構フェンスを設置するとプライバシーが確保されます。

また、住まいを囲むようにして設置される外構フェンスは、住まいの外観にも大きく関わります。

そのため、住まいのリフォームとあわせて、外構フェンスをリフォームするケースも多いです。

>>目隠しフェンスの選び方はこの記事で紹介!

外構フェンスのメリット・デメリット

外構フェンスを設置する際のメリット・デメリットは、下記の通りです。

メリット
デメリット
  • 周囲の目を気にせずに洗濯物が干せる
  • 防犯になる
  • 住まいの境界線をはっきりできる
  • 日当たりが悪くなる
  • 風通しが悪くなる

外構フェンスがあると、通行人や隣人の視線を遮れるため、ベランダに下着などの洗濯物も干しやすくなります。

また、留守かどうかわかりにくくなったり、空き巣の侵入経路が限定されたりすることで、防犯性が高まるのもメリットです。

とくに住まいが道路に面している場合や、隣家との距離が近い場合は、外構フェンスを取り付けるとプライバシーを守れます。

ただし、外構フェンスの設置場所によっては、採光や通風が悪くなるというデメリットもあります。

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外構フェンスの種類と値段

外構フェンスはさまざまな素材の製品があり、それぞれ特徴や費用が異なります
リフォーム予算や住まいの外観に合わせて、適した外構フェンスを選びましょう。

アルミ製フェンス

出典:三協アルミ-形材フェンス レジリア
費用相場1mあたり1万〜6万円

アルミ製フェンスには、アルミ形材フェンスとアルミ鋳物フェンスの2種類があります。

アルミ形材フェンスはその名の通り、棒状のアルミ形材が連なってできたフェンスです。
デザインは比較的シンプルで、横線・縦線・格子状・ルーバー状などがあります。

アルミ鋳物フェンスは、型に金属を流し込んで作られるフェンスです。
アルミ形材フェンスよりも複雑なデザインが可能で、豊富な種類から選べます。

曲線や細かい模様を組み合わせたおしゃれなフェンスは、洋風住宅にもぴったりです。
ただし、大量生産しやすいアルミ形材に比べて、アルミ鋳物は作るのに時間がかかるため費用が高くなりがちです。

スチール製フェンス

出典:三協アルミ-スチールメッシュ ユメッシュプラス
費用相場1mあたり0.5万〜1万円

スチール製フェンスは安価で耐久性にも優れているのが特徴です。
格子状のシンプルなデザインが多く、さまざまな外観の住宅に合います。

ただし、風通しが良く圧迫感も少ない半面、目隠しとしての役割はほとんど果たしません。
目隠しフェンスとしてではなく、隣家との境界線をはっきりさせたいときに役立つフェンスです。

木粉(もくふん)入り樹脂フェンス

出典:三協アルミ-木粉入り樹脂フェンス プラウディ
費用相場1mあたり2万〜3万円

木粉(もくふん)入り樹脂フェンスは、木粉を練り込んだ樹脂で作られたフェンスです。

見た目は木製フェンスと変わりませんが、木製フェンスよりも耐久性に優れているのが特徴です。
樹脂は経年劣化や腐食が起こりにくく、害虫の被害にも遭いにくいメリットがあります。

ただし、木製フェンスよりも費用相場は高くなります。

また、木製のようにひび割れる心配はありませんが、樹脂の伸縮によりたわむことがあるので、この点を考慮して施工しなければなりません。

木製フェンス

出典:越井木材工業株式会社-木製フェンス
費用相場1mあたり0.8万~2万円

木製フェンスは天然木で作られており、温かみのある風合いが魅力です。
和風住宅や植栽によく合い、緑豊かな庭との相性も良いです。

ただし、デザイン性に優れてる半面、耐久性には劣るデメリットもあります。
できるだけ劣化しにくい木製フェンスを選びたい場合は、外枠や支柱を金属で補強した製品がおすすめです。

また、木製フェンスと似た製品で、板塀と呼ばれる木材の板で作られた塀もあります。
板塀もフェンスと同じように、住まいの目隠しとして外構に設置できます。

竹垣フェンス

出典:三協アルミ-樹脂竹垣 紗更
費用相場1mあたり1.5万〜3万円

竹垣フェンスは、天然竹垣フェンスと人工竹垣フェンスがあります。
天然竹垣フェンスは上質な雰囲気を演出できますが、耐久性はあまり高くありません。

一方で人工竹垣フェンスは、樹脂製の竹材とアルミ製部材で作られた製品です。
見た目は天然の竹と変わりませんが、天然竹を使用していないため耐久性が高いです。
また、腐ったり割れたりする心配がなく、お手入れが簡単なメリットもあります。

コンクリートブロック

出典:マチダコーポレーション株式会社-RMセラフィス ストーンタイプ
費用相場1㎡あたり0.7万~1.5万円

コンクリートブロックは、普通のコンクリートブロックと、模様や着色入りの化粧ブロックがあります。
化粧ブロックは普通のコンクリートブロックよりもデザイン性に優れ、値段も高いのが特徴です。

一定の高さがあるブロック塀は、フェンスと同様に住まいの目隠しとして使えます。

ただし、ブロック塀は万が一のときに倒壊すると危険なため、信頼できる業者へ依頼することが大切です。

工事費込みの外構フェンスのリフォーム費用相場

費用相場1mあたり1.5万~7万円
(工事費+材料費)

外構フェンスを設置する際の費用相場の目安は、上記の通りです。
リフォーム費用の金額は、依頼する業者や設置面積、フェンスの種類によって上下します。

既存のフェンスを撤去して新しく設置する場合は、撤去費用として5万~20万円が追加でかかります。

また、ブロック塀の上にフェンスを取り付ける場合は、コア抜き工事の費用が約5〜10万円かかります。

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リフォーム費用を安くする方法とは?

外構フェンスのリフォーム費用は、フェンスの種類や設置方法によって安く抑えることも可能です。
ここでは、リフォーム費用を安くするコツについて紹介します。

アルミ形材やスチール製のフェンスを選ぶ

外構フェンスの種類はさまざまですが、その中で最も費用を抑えられるのはスチールメッシュのフェンスです。

ただし、スチールメッシュのフェンスは目隠しとしての効果が少ないため、外部からの視線を遮りたい場合はアルミ形材のフェンスがおすすめです。

スチールメッシュほどではありませんが、アルミ形材のフェンスも比較的安く手に入るので検討してみてください。

ブロック塀の高さや化粧ブロックの種類を調整する

外構フェンスの設置方法は、ブロック塀の上に設置する方法と、フェンスのみ独立させて設置する方法があります。

ブロック塀の上にフェンスを設置する場合は、コンクリートブロックの高さを低めにしたり、化粧ブロックを安価なものにしたりすると費用を抑えられます。

また、コンクリートブロックを低めに設置して、植栽で目隠しするのも1つの方法です。

設置位置ごとに種類を使い分ける

設置する場所に応じて、外構フェンスの種類を使い分けるのもおすすめです。

たとえば、道路に面した場所は人目につきやすく住まいの外観を左右するため、おしゃれなデザインのフェンスを設置します。
一方で、目立ちにくい隣家との境界や勝手口周辺には、安価で通気性の良いフェンスを設置します。

このように場所に応じて使い分けると、コストダウンしつつ満足のいくリフォームが可能です。

型遅れの在庫を探す

最新型にこだわらないという人は、工務店やホームセンターが抱えている型遅れの外構フェンスや外柵を探してみてはいかがでしょうか。

定価よりも値段を下げてくれる可能性が高いです。依頼する業者に尋ねてみましょう。

ホームセンターのエクステリアを選ぶ

ホームセンターでもエクステリア商品を扱っています。
ホームセンターでは外構フェンスや外柵を大量に仕入れているので、安い価格で購入できる可能性が高いです。

さまざまなリフォーム会社から相見積もりを取る

リフォーム業者を決める際は相見積もりを取り、適した業者を選ぶのがおすすめです。

費用が極端に高すぎたり安すぎたりする業者は、悪徳業者の可能性があるため注意しましょう。

複数の業者を比較検討することで、信頼できる業者を見つけられます。
ハピすむの「無料お見積もりサービス」を利用すれば、無料で複数のリフォーム会社から見積もりを取れます。この機会にぜひ利用してみてください。

外構フェンスの選び方

リフォームで外構フェンスを設置する際は、用途に合わせて高さや設置場所を決めることが大切です。
ここでは、外構フェンスの選び方を紹介します。

適した高さを選ぶ

外構フェンスの高さは、設置する目的に合わせて決めましょう。
プライバシー保護のために目隠しフェンスとして設置するなら、180〜200cm前後が適しています。

また、防犯として設置するなら140〜180cmほどのフェンスが適切です。
高すぎるフェンスを設置してしまうと、侵入者が隠れやすくなり防犯性の低下に繋がるため注意しましょう。

また、フェンスをブロック塀の上に設置する場合は、ブロック塀の高さも考慮しつつフェンスの高さを決めます。

敷地の高低差や家族の身長によっても感じ方は変化するため、具体的な高さはリフォーム業者と相談して決めるのがおすすめです。

設置範囲を検討する

外構フェンスは家の周り全体に設置する場合と、部分的に設置する場合があります。

設置範囲によって住まいの外観や施工費用が変化するので、十分に検討しましょう。

部分的に設置する場合は、リビング・浴室・玄関・勝手口・道路沿いなど周囲の視線が気になりやすい場所に設置します。

設置する場所をよく考えて選ぶことで、費用を抑えつつ効果的なリフォームが行えます。

デザインや素材で選ぶ

外構フェンスのデザインは、住まいの外観は大きく変える大事な部分です。
外壁と同系統のデザインを選ぶと、統一感が生まれて洗練された印象に仕上がります。

反対に外壁とフェンスのデザインが違いすぎると、不自然な印象を与えやすいので気を付けましょう。
また、重厚感のある素材やカラーを選ぶと、圧迫感を感じる場合もあります。

外構フェンスのデザインに迷ったら、周囲の建物と調和するようなデザインを選ぶのもおすすめです。

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外構フェンスを設置する際の注意点

住まいの境界線を決める外構フェンスは、勝手に設置してしまうと後々トラブルになりかねません。
リフォームを終えてから後悔しないためにも、設置する際の注意点を把握しておきましょう。

隣家との境界線を確認する

隣地との境目に境界杭などがなく、境界線がはっきりとわからない場合は、工事前に境界線を確認することが大切です。

話し合いをしないまま勝手に設置してしまうと、トラブルの原因となるため注意しましょう。

所有地の図面を見ながら確認すれば、境界線があいまいな部分もわかりやすくなります。

また、境界杭の位置があやふやな場合は、土地家屋調査士へ依頼して明確にする必要があります。

採光や風通しを確認する

高さのある外構フェンスは、設置する場所によって採光や通風を妨げる場合があるので気を付けましょう。

日当たりが悪くなるのを避けたい場合は、光を適度に通す外構フェンスがおすすめです。
また、風通しを良くしたい場合は、ルーバー式のフェンスを選ぶと風が通り抜けられるようになります。

外構フェンスの種類を工夫して選べば、日当たりや風通しを確保しつつ設置できるので検討してみてください。

既存のコンクリートブロック塀の状態をチェック

既存のコンクリートブロックを使用する場合は、ブロックの強度を確認する必要があります。

コンクリートブロックに劣化が見られなければ、高さ1.2mまでのフェンスが設置可能です。

高さ1.2m以上のフェンスを設置する場合はコンクリートブロックではなく、フェンス用の独立した基礎に設置しなくてはなりません。

また、既存のブロックにそのまま新しいブロックを積むのは、強度や安全性が低下するため避けましょう。

外構フェンスのリフォーム事例

外構フェンスのリフォーム事例を紹介します。
リフォーム費用や工期にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

LIXILの目隠しフェンスを設置した事例

道路沿いに外構フェンスを取り付け
リフォーム費用約74万円
施工期間7日
採用メーカー•シリーズLIXIL ジオーナフェンス

部分リフォームで、LIXILの外構フェンスを設置した事例です。
道路沿いに化粧ブロックとフェンスを設置し、住まいのプライバシーを確保しました。

外構に板塀を設置した事例

錆びたフェンスを板塀にリフォーム
リフォーム費用約70万円
施工期間10日

錆びついて倒れそうになっていたフェンスを、板塀にリフォームした事例です。
金属製のフェンスから素材を変えて、あたたかみのある外観へイメージを一新しました。

YKKの木目調フェンスでリフォームした事例

YKKの木目調フェンスを外構に設置
リフォーム費用約90万円
施工期間10日
採用メーカー•シリーズYKK

ヒビが入っていたブロック塀を撤去し、新に外構フェンスを設置した事例です。
化粧ブロックと木目調フェンスで、おしゃれなデザインに仕上げました。

また、ブロックの高さを低めにして、倒壊の心配をなくしました。

生垣からアルミ製フェンスへリフォームした事例

生垣をLIXILの外構フェンスにリフォーム
リフォーム費用約85万円
施工期間7日
採用メーカー•シリーズLIXIL フェンスAB・ハイスクリーン

植栽の生垣を取り除いて、新たにアルミ製フェンスを設置した事例です。
風災に強く比較的リーズナブルな、LIXILのフェンスABを採用しました。

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主要メーカーの外構フェンス商品

新しく外構フェンスを設置する予定の方へ向けて、主要メーカーの商品を紹介します。
商品の特徴やデザインについて説明しているので、参考にしてみてください。

フェンスAA|LIXIL

画像出典:

LIXILのフェンスAAはナチュラルな木目調のデザインからメタル調の重厚感あるデザインまでラインナップしており、どの家庭においてもマッチするフェンスを探しやすい商品となっています。

すべてのデザインのモジュール(基準寸法)が同じことから、施工性にも優れており、レイアウトを決める際にも扱いやすくなっているところも魅力的なポイントです。

幅広いデザインの中から好みのデザインを見つけ、外観だけではなく内観にもこだわりたい方にはとくにおすすめの商品と言えるでしょう。

レジリア|三協アルミ

画像出典:三協アルミ

三協アルミのレジリアは風速36m/s相当の耐風圧強度を持ち合わせており、支柱のピッチを細かくすることで、風速42m/s相当の耐風圧強度まで性能を上げることができる商品です。

そのため、風によるフェンスの変形を避けたい方、強度の高いフェンスを安心して使用したい方にはぴったりのフェンスです。

また、デザイン性も豊富で、採光パネルタイプ・ルーバータイプ・マス格子タイプなどさまざまなデザインがあることから、強度だけでなくデザインを求めている方にもおすすめできます。

エバーアートフェンス|タカショー

画像出典:タカショー

タカショーのエバーアートフェンスは豊富なカラーバリエーションが魅力の商品で、素材表面のシートが変色した場合や剥がれてしまった場合に対して5年間の保証を設けています。

そのため、長く外観の美しさを維持したい方におすすめの商品となっています。

フェンスの形状もさまざまな形がラインナップされていることから、自分好みのデザイン、色を探しやすい点も魅力的なポイントの1つです。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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