目次
給湯器の交換費用の相場はいくら?
お風呂を追い焚きできる給湯器の交換には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
給湯器の熱源ごとの交換費用相場を以下に示します。たとえば、ガス給湯器の交換費用相場は15万円~30万円です。
熱源の種類 | 交換費用相場 |
ガス給湯器 | 15万~30万円 |
電気温水器 | 20万~30万円 |
エコキュート | 40万~70万円 |
石油給湯器 | 15万~30万円 |
ハイブリッド給湯器 | 60万~80万円 |
給湯器の交換費用は、熱源のほか、設置場所・給湯能力・機能によって変わります。以下に詳しく解説していきます。
交換する給湯器の選び方
給湯器の交換を検討する際は、まず現在使用されている給湯器の熱源や設置状況を確認しましょう。
次に、家族構成や使用頻度、お湯の使用量や必要な機能などを考慮し、適切な給湯器を選びます。
ここからは、熱源・設置場所・給湯能力・機能の選び方と費用を順番に見ていきましょう。
給湯器の熱源の種類を選ぶ
給湯器の熱源とは、お湯を温めるために使うエネルギー源のことです。
給湯器の熱源には、ガス・電気・石油などがあり、基本的には現在使用している給湯器と同じ熱源を選びます。
それぞれの特徴と費用相場は以下の通りです。
ガス給湯器
ガス給湯器の費用相場は15万~30万円です。
現在もっとも広く普及しているのがガス給湯器です。瞬間的に大量の湯を沸かせるため、湯切れがなく使い勝手に優れ、どんな環境でも安定してお湯を供給できます。
価格が安く、迅速なアフターサービス体制が確立されていることも特徴です。
都市ガス用とプロパンガス(LPG)用の2種類があり、地域の供給状況によって選択します。
給湯専用・追い焚き機能付き・床暖房対応などの豊富な種類があり、最近は排熱を再利用した省エネタイプの「エコジョーズ」が主流となっています。
エコキュート
エコキュートの費用相場は40万~70万円です。
エコキュートはヒートポンプ技術を使用し、空気中の熱を利用してお湯を沸かしてタンクに貯めておく仕組みの電気式給湯器です。
ガス給湯器や電気温水器と比較すると初期費用は高めですが、長期的にはランニングコストの削減が期待できます。
一方で、タンク式であることから湯切れの可能性があり、設置環境によっては夜間の運転音が気になる場合もあります。
また、タンクとヒートポンプユニットを設置するため、設置スペースを比較的多く確保する必要があります。
電気温水器
電気温水器の費用相場は20万~30万円です。
電気温水器は電気ヒーターでお湯を沸かし、タンクに貯めておく仕組みの給湯器です。
ヒートポンプのような運転音がなく、構造がシンプルなため価格が安く、メンテナンスも比較的容易に行えます。
一方で、タンク式のため湯切れの可能性があり、電気代はエコキュートに比べて3倍以上に高くなります。近年では、徐々にエコキュートに置き換えられています。
石油給湯器
石油給湯器の費用相場は15万~30万円です。
灯油を燃料とする給湯器で、ガスが引かれていない地域や寒冷地でよく使用されています。
ガス給湯器に比べて燃料費の安さが魅力ですが、屋外に大きな石油タンクを設置し、定期的な給油が必要です。
ガス給湯器の「エコジョーズ」と同様に、排熱を再利用する省エネタイプの「エコフィール」も登場しています。
ハイブリッド給湯器
ハイブリッド給湯器の費用相場は60万~80万円です。
ガス給湯器とエコキュートを組み合わせたような給湯器で、エコONEなどの商品名で知られています。
季節や使用状況に応じて、ガス給湯器とヒートポンプのうち最適な熱源を自動で選択してタンクに貯湯します。
ガス給湯器よりも省エネ性が高く、エコキュートのように湯切れがないメリットがありますが、初期費用・メンテナンス費用ともに高くなります。
給湯器のガス種と設置方式で選ぶ
ここからは、もっとも一般的なガス給湯器について、選び方を詳しく見ていきます。
最初に、ガスの種類と設置する場所や形態を確認し、それぞれの環境に合った機種を選びます。
都市ガス用とプロパンガス用
ガス給湯器は、家に供給されているガス種によって、使用する機種が異なります。
都市ガス用とプロパンガス(LPG)用では、ガスの種類や圧力などが異なるため、互換性はありません。
給湯器を交換する際は、ご自宅のガス種を必ず確認し、それに合った機種を選びましょう。
戸建ての給湯器の設置方式
戸建て住宅では、壁掛型と据置型があります。基本的には現在設置されている方式と同じタイプを選択し、該当する製品がない場合は配管などを改修する必要があります。
壁掛型は、外壁に取り付けるコンパクトな給湯器で、現在もっとも一般的です。配管が下から出ており、配管カバーできれいに隠せるため見た目もすっきりしています。
取り付けに際しては、外壁の強度の確認や、取り付け部からの雨水の侵入に注意して施工する必要があります。
据置型は、地面に置くタイプの給湯器です。配管が横から出ているため広めのスペースが必要ですが、外壁の状態に影響されず設置できます。
マンションの給湯器の設置方式
マンションでは、PS(パイプシャフト)への設置が一般的です。PSとは、配管やダクトを通すための専用スペースのことです。マンションではPSの形状や排気の方式が決められているため、選択できる機種が限られる場合があります。
給湯能力を選ぶ
給湯器の「号数」は、1分間に何リットルのお湯を出すことができるかを示しています。
たとえば、20号の給湯器は水温プラス25℃のお湯を1分間に20リットル出せるという意味です。
家庭用では16号、20号、24号が一般的で、数字が大きくなるほど一度にたくさんのお湯を出せます。
家庭の人数やお風呂の回数、キッチンでの洗い物など、お湯の使い方構成や使用状況に合わせて適切な号数を選びます。家族構成やライフスタイルが変化するタイミングで、号数を変更しても良いでしょう。
号数によって本体価格が異なるため、交換費用も変わります。16号を基準として、20号で+2〜3万円、24号で+4〜5万円がめやすです。
16号 | 1〜2人の家庭に最適 年間を通してシャワーが使えるが、給湯との同時使用が難しい |
20号 | 2〜3人の家庭に最適 シャワーと給湯の同時使用が可能 |
24号 | 4人以上の家庭に最適 冬でもシャワーとキッチンや追い焚きの同時使用が可能 |
給湯器の性能だけでなく配管状況や水圧、季節ごとの水温の変化によっても、実際に出るお湯の量は変わります。
とくに、水道の水圧が低い場合は、号数をアップしても効果がないこともあります。
給湯器の交換を検討する際は、専門の業者に相談し、ご自宅に合った最適な号数を選びましょう。
給湯器の機能を選ぶ
ガス給湯器にはさまざまな機能が搭載されています。生活スタイルに合わせて、必要な機能を選びましょう。
それぞれのタイプに従来型とエコジョーズがあり、ランニングコストも考慮するとエコジョーズがおすすめです。
オートタイプ【追い焚き機能付き給湯器】
オートタイプの費用相場は15万~25万円です。
オートタイプは、湯はりから、追い焚き・保温までが自動になっている基本的なタイプです。
- 設定した温度・湯量で自動的にお湯を張る
- 一定時間ごとに温度を測定し、設定温度を下回ると自動で追い焚きを行う
- 減った分の足し湯は手動操作で行う必要がある
フルオートタイプ【追い焚き機能付き給湯器】
フルオートタイプの費用相場は18万~30万円です。
フルオートタイプは、湯はりから、追い焚き・保温・足し湯まで、すべておまかせの全自動タイプです。
オートタイプの機能に加えて、以下のような高度な自動化機能を備えています。
- 自動足し湯機能により、浴槽内の水圧を感知して設定水位まで自動でお湯を足す
- 入浴を検知して自動で沸き上げを行う
- 追い焚き配管の自動洗浄機能がある
フルオートタイプは、使用して減ったお湯を自動検知して水位を自動的に保ち続けます。
忙しい家庭や高齢者のいる家庭で便利ですが、使い方によってはガス代が多くかかってしまうことに注意が必要です。
暖房機能付き給湯器【追い焚き機能付き給湯器】
暖房機能付き給湯器の費用相場は25万~40万円です。
オートまたはフルオートの給湯機能に加えて、暖房機能を1台でまかなえる多機能タイプです。
床暖房や温水ルームヒーター、浴室暖房乾燥機に対応しています。ガス温水式の暖房はエアコンに比べて強力で快適ですが、故障の際には給湯も暖房も使用できなくなることに注意が必要です。
給湯器の本体価格が高いだけでなく、配管の接続やリモコンの費用も増えるため、交換費用は高めになります。
給湯専用タイプ
給湯専用タイプの費用相場は8万~15万円です。
お湯を沸かす機能のみを持つシンプルな給湯器で、追い焚きの機能はありません。
給湯する湯量を設定して自動でストップできるタイプもありますが、お風呂の水栓での開閉操作が必要です。
構造がシンプルなため故障が少なく、価格の安さが特徴で、追い焚きを使用しない家庭やシャワー中心の単身世帯に適しています。
エコジョーズか従来品かを選ぶ
ガス給湯器には、エコジョーズと従来型があります。
潜熱回収型ガス給湯器「エコジョーズ」は、従来のガス給湯器では捨てられていた排気の熱を再利用し、燃焼効率を約15%アップしています。
従来型と比べて価格は2~4万円ほど上がりますが、年間のガス代が1.5万〜2万円も安くなるため、長期的にはお得であると言えます。
設置する際の制約としてドレン水を排水する必要があり、とくにマンションのPS設置では困難でしたが、最近では解決方法も開発されています。
ガス業界は、地球温暖化抑制を目的として、ほぼすべてのガス給湯器をエコジョーズへ切替えることを表明しています。
「高効率給湯器」として省エネ関連の補助金を受けられるメリットもあり、設置環境などに問題がなければ、エコジョーズをおすすめします。
お湯の使用量が特に少ないケースでは、価格の安い従来型を選択しても良いでしょう。
給湯器交換の工事の流れと工期
給湯器の交換工事は、通常1日で完了します。基本的な流れは以下の通りです。
- 既存の給湯器の取り外し
- 新しい給湯器の設置
- 配管・配線の接続
- 動作確認とテスト運転
ただし、設置場所の変更や大規模な配管工事が必要な場合は、2~3日以上かかることもあります。
また、分譲マンションでは管理組合への申請を求められるケースがあり、工事までに時間がかかる可能性があります。
給湯器交換のタイミング
給湯器の寿命は一般的に8~15年と言われています。
故障の際には修理で対応できる場合もありますが、部品の供給状況や修理費用を確認して、修理と交換のどちらがが適切かを判断しましょう。
設計上の標準使用期間 は通常10年とされており、10年以上経過している場合は、最新機種の省エネ性能の向上も考慮して交換することをおすすめします。
以下のような症状が現れたら、交換を検討するタイミングです。
- お湯が出ない、またはお湯の出が悪くなった
- 設定温度通りのお湯にならない
- 異音や振動が発生する
- 水漏れがある
給湯器が壊れたらどうすればいい?
ガス給湯器が故障した際は、慌てず、まずはメーカーのサポート窓口に連絡しましょう。故障時の対応の手順は以下を参考にしてください。
- ガスの元栓を閉める
- 電源を切る
- メーカーのサポートセンターに連絡し、給湯器の型番と症状、エラーコードなどを伝える
- 調査・見積もりの上、修理か交換かを判断する
給湯器の保証とアフターサービス
給湯器は、家庭生活で欠かすことのできない大切な設備です。故障してしまった場合でも迅速に対応できるよう、各メーカーでは手厚い保証やアフターサービス体制を整えています。
ガス給湯器にはメーカー保証が付いており、保証期間内であれば、製品の不良による故障は原則として無償で修理を受けられます。
保証期間を過ぎると修理は有料となりますが、多くのメーカーが、ユーザー登録や少額の保証金によって保証期間を延長できるサービスを提供しています。
各メーカーの保証期間やアフターサービスの内容は、製品の種類や時期によって異なるため、必ず最新の情報を公式サイトなどでご確認ください。
以下に、各メーカーの保証内容とアフターサービス窓口を紹介します。緊急時のために、事前に連絡先を控えておくことをおすすめします。
リンナイ
- 保証期間: 1年、BL認定品は2年
- 「あんしんの3年保証」に申し込むことで無償で3年に延長可能(業務用途を除く)
- アフターサービス窓口: リンナイ-修理のお申し込み・お問い合わせ
ノーリツ
- 保証期間: 1年、BL認定品は2年
- 「安心プランS」に有償加入することで無料修理期間を5年・7年・10年に延長可能
- アフターサービス窓口: ノーリツ-修理のご依頼
パロマ
- 保証期間: 1年、BL認定品は2年
- 特定機種では所有者登録により5年に無償延長可能
- アフターサービス窓口: パロマのサービス体制
パーパス
- 保証期間: 1年、BL認定品は2年
- 有償で無料修理期間を5年・7年に延長可能
- アフターサービス窓口: パーパス-修理受付について
給湯器を交換リフォームした場合、機器本体はメーカー保証を受けることが一般的ですが、取り付けや配管の接続などの工事に関してリフォーム業者の工事保障が付くことがあります。
保証の有無や内容は業者によって異なるため、見積もりの際に確認しましょう。
ガス給湯器のおすすめ製品
ここでは、追い焚き機能付きガス給湯器のおすすめ製品を紹介します。いずれのシリーズにも、オートタイプ・フルオートタイプがあります。
リンナイ 「RUF-Eシリーズ」
国内トップクラスのシェア率を誇るリンナイの代表的なシリーズです。コンパクトで高効率なエコジョーズタイプ。オートタイプ・フルオートタイプがあり、壁掛型・据置型・寒冷地向けの室内設置のほか、PS設置型では多くの排気方法に対応しています。
形式 | エコジョーズ |
種類 | オートタイプ・フルオートタイプ |
号数 | 16号・20号・24号 |
対応設置場所(戸建て) | 屋外壁掛型 屋外据置型 屋内壁掛型上方給排気式 |
対応設置場所(PS内) ※PSはパイプシャフトの略 | アルコーブ設置型 PS扉内設置型 PS前排気型 PS扉内後方排気型 PS扉内上方排気型 PS扉内給排気延長型 |
給湯器の型式は、設置する場所ごとに以下のように細分化されています。
屋外壁掛型 | 外壁に直接取り付ける |
屋外据置型 | 地面や台の上に設置する |
屋内壁掛型上方給排気式 | 室内の壁に取り付け、上方から排気 |
アルコーブ設置型 | 半屋外の凹んだスペースに設置 |
PS扉内設置型 | PS(パイプシャフト)の扉内に隠蔽設置 |
PS前排気型 | PS内に設置し、前方に排気 |
PS扉内後方排気型 | PSの扉内に隠蔽設置し、後方から排気 |
PS扉内上方排気型 | PSの扉内に隠蔽設置し、上方から排気 |
PS扉内給排気延長型 | PSの扉内に隠蔽設置し、給気・排気管を延長可能 |
ノーリツ 「GT-C72シリーズ」
リンナイと並んで高いシェア率を誇るノーリツのエコジョーズタイプ。シンプル(オート)・スタンダード(フルオート)のほか、プレミアムタイプはオゾンやUVによる除菌機能を強化。給湯器のポンプでドレン排水をユニットバス排水口に排水できる、集合住宅向けも用意されています。
形式 | エコジョーズ |
種類 | オートタイプ・フルオートタイプ・プレミアムタイプ |
号数 | 16号・20号・24号 |
対応設置場所(戸建て) | 屋外壁掛型 屋外据置型 |
対応設置場所(PS内) | PS標準設置形 PSアルコーブ設置形 PS扉内設置形 PS扉内後方排気延長設置形 PS扉内上方排気延長設置形 |
パロマ 「BRIGHTS【ブライツ】シリーズ」
パロマのエコジョーズタイプ。オート・フルオートのほか、準寒冷地対応品が用意されています。パロマ独自の”面”センサーによる、壁面火災防止装置で安心。所有者登録をするだけで保証期間を5年に無償延長可能できることも大きな特徴です。
形式 | エコジョーズ |
種類 | オートタイプ・フルオートタイプ |
号数 | 16号・20号・24号 |
対応設置場所(戸建て) | 屋外壁掛型 屋外据置型 |
対応設置場所(PS内) | PS標準設置型 PSアルコーブ・屋外壁掛型 PS扉内前方排気型 PS扉内前方排気延長型 PS扉内後方排気延長型 PS扉内上方排気延長型 |
パーパス 「GXシリーズ/GNシリーズ」
パーパスのエコジョーズタイプです。オートタイプ・フルオートタイプがあり、GNシリーズは浴室隣接タイプながら離れた場所から追い焚きができます。
形式 | エコジョーズ |
種類 | オートタイプ・フルオートタイプ |
号数 | 16号・20号・24号 |
対応設置場所(戸建て) | 屋外壁掛型 屋外据置型 |
対応設置場所(PS内) | PS標準設置型 |
リンナイ 「RUFH-E/RVD-Eシリーズ」【暖房機能付き】
オート・フルオート機能に加えて、暖房機能も備えた多機能タイプです。
床暖房や温水ルームヒーター・浴室暖房乾燥機など、さまざまな暖房システムと組み合わせることができ、給湯器がその中心的な役割を担います。
形式 | エコジョーズ |
種類 | フルオートタイプ・オートタイプ 暖房機能付き |
号数 | 24号 |
対応設置場所(戸建て) | 屋外壁掛型 |
対応設置場所(PS内) | アルコーブ設置型 PS扉内設置型 PS前排気型 PS扉内後方排気型 PS扉内上方排気型 PS扉内給排気延長型 |
給湯器交換の施工事例
戸建ての給湯器を10年でパロマのエコジョーズに交換
住宅の種類 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約16万円 |
施工期間 | 約半日 |
採用メーカー•シリーズ | 追い焚き機能付きガス給湯器 パロマ エコジョーズ |
戸建て住宅で10年以上使っている給湯器を、壊れる前に交換したいとご相談があり、新しいパロマ製の「エコジョーズ」に交換しました。工事期間は半日で迅速に完了しています。
エコウィルをパロマのオートタイプ給湯器に交換
住宅の種類 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約22万円 |
施工期間 | 約1日 |
採用メーカー•シリーズ | 追い焚き機能付きガス給湯器 パロマ オートタイプ |
二世帯住宅で使用されていたハイブリッド給湯器「エコウィル」を撤去し、通常のガス給湯器に交換しています。
使用頻度が低いことを考慮し、安価なオートタイプの従来型ガス給湯器を提案。施工では、150kg以上の重量がある既存のタンク設備の搬出にとくに注意が払われています。
工事完了後、2階の浴室と洗面所でお湯が使えるようになり、友人が宿泊する際も安心して設備を使用できるようになりました。
お湯が出なくなった給湯器をノーリツのエコジョーズに交換
住宅の種類 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約20万円 |
施工期間 | 約3時間 |
採用メーカー•シリーズ | 追い焚き機能付きガス給湯器 ノーリツ エコジョーズ |
ノーリツのエコジョーズからお湯が出なくなったという相談を受けて、同等の最新型に交換。工事はわずか3時間で迅速に完了しました。
22年も使用して故障した給湯器をリンナイのエコジョーズに交換
住宅の種類 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約24万円 |
施工期間 | 約1日 |
採用メーカー•シリーズ | 追い焚き機能付きガス給湯器 ノーリツ エコジョーズ |
22年も使用して調子が悪くなった給湯器を、ノーリツのエコジョーズに交換。工事予定前日には動かなくなってしまいましたが、迅速に対応し、交換することができました。
電気温水器をエコキュートに変更リフォーム
住宅の種類 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約38万円 |
施工期間 | 約4時間 |
採用メーカー•シリーズ | パナソニック エコキュート フルオートタイプ 370L |
古くなった電気温水器を最新のエコキュートに交換しました。
タンク容量370リットルの便利なフルオートタイプで、風呂の湯を抜くたびに配管内に残っている湯水を自動で洗い流す機能も搭載。電気温水器に比べて電気代が大幅に安くなり、有償で10年の延長保証も行っています。
給湯器の交換で注意すべきポイントとは?
給湯器の交換では、思わぬ追加費用や法令遵守の必要性など、注意すべき点がいくつかあります。ここでは、安心して給湯器を交換するために知っておくべきポイントを解説します。
①追加費用が発生するケースがある
給湯器の交換時には、予想外の追加費用が発生する可能性があります。主な要因として、設置場所の移動、熱源の変更、機能の追加などが挙げられます。
これらの変更を行う場合には、追加工事の見積もりを詳しく確認し、得られるメリットとのバランスを慎重に判断することが大切です。
給湯器の場所の移動
給湯器の設置場所を変更する場合、配管工事や基礎工事の追加費用が発生します。
庭や駐車場、窓などの関係で、給湯器の位置を移動しなければならないことがあります。
また、据え置き型から壁掛け型へ変更したり、屋内型給湯器から屋外型給湯器へ変更するケースもあります。
これらの場合、ガスや給排水、追い焚きなどの配管工事や電気工事が必要になります。
熱源の変更
ガス給湯器から電気給湯器への変更など、熱源を変更する場合は大規模な工事が発生します。
たとえば、ガス給湯器をエコキュートに変更する場合、新たな電気配線工事やブレーカーの改修工事、ガス管の撤去などの追加の作業が必要なため、費用が大幅に増える可能性があります。
熱源の変更を検討する際は、長期的なランニングコストも含めて総合的に判断しましょう。
追い焚き配管工事などの追加
お風呂に追い焚き機能を新たに追加する場合、給湯器だけでなく、専用の配管工事や浴槽の改修などの追加工事が必要になります。
また、床暖房や浴室暖房乾燥機能を追加する場合は、暖房器具の関連工事も必要です。
これらの機能は快適性を大きく向上させますが、工事の規模によっては予想以上の費用がかかることがあります。
②法令や基準を遵守する
給湯器の交換時には、各種法令や基準を遵守しなければなりません。
ガス会社の基準や消防法令などによって、給湯器を設置できる位置や排気の方法などが細かく定められています。
電気給湯器の場合にも、電気容量の確認や漏電対策などの設置基準があります。
また、マンションで給湯器を交換する際には管理規約を守ることも必要です。
これらは専門知識が必要なため、豊富な実績があり信頼できる業者に依頼し、適切な設置を心がけましょう。
③給湯器の交換はどこに頼む?業者選びの注意点
給湯器の交換を依頼する業者選びは、工事の質や費用に大きく影響します。
主な選択肢として、工務店・リフォーム会社・専門工事店・ガス会社・電力会社などがあります。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、自身のニーズに合った業者を選ぶことが重要です。
工務店やリフォーム会社は、給湯器交換以外の付帯工事も同時に行える利点があります。
一方、給湯器の専門工事店は給湯器に特化した知識と経験を持っており、対応が迅速です。
また、ガス会社や電力会社は大手の安心感がある反面、費用が高めになる傾向があります。
複数の業者から見積もりを取り、対応の丁寧さや費用、アフターサービスなどを総合的に比較検討することをおすすめします。
Q&A 給湯器交換でよくある質問
- 給湯器交換に補助金は使える?
-
給湯器の交換時に利用できる補助金制度があります。たとえば、「子育てエコホーム支援事業」では、一定の条件を満たす高効率給湯器(エコジョーズなど)への交換に対して補助金が支給されます。
ただし、補助金制度は地域や時期によって異なるため、交換時には最新の情報を確認しましょう。
- 給湯器をDIYで交換できる?
-
給湯器の交換をDIYで行うことは、安全面や法令遵守の観点から推奨されません。
ガスや電気を扱う作業は専門的な資格や技術が必要で、誤った施工は重大な事故につながる可能性があります。
また、DIYで設置した場合、メーカー保証が適用されないこともあります。安全性を確保するため、必ず専門業者に依頼してください。
リフォームする際のポイント
もしリフォームを実際に行うとなった際には、ぜひお近くのリフォーム会社に一度ご相談することをおすすめします。
リフォーム会社に相談する時に一番気になるのは「いくらかかるのか」という金額の部分かと思います。
正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。
その際に、損をしないリフォームを実現するために重要なことが一点あります。
それは、リフォーム会社1社のみに現地調査と見積もりをお願いするのではなく、複数社に依頼して、必ず「比較検討」をする!ということです。
複数の会社に依頼する時のポイントは「同じ条件」で依頼することです。バラバラの条件で依頼をすると、正しい比較ができません。
このポイントをきちんと押さえ、複数の会社の提案を受けることでご希望のリフォームの適正価格が見えてきます。
「色んな会社に何度も同じことを伝えるのがめんどくさい…。」という方はカンタンに複数社を比較検討できるサービスもございますので、ぜひご利用ください。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!