2024年11月20日更新

監修記事

庭をコンクリートにする費用相場は?施工事例を参考に後悔のない庭作りを

「庭をコンクリートにするリフォームはいくらかかるの?」と気になりませんか?庭をコンクリートにする費用は、舗装面積や舗装する箇所の状況によって異なります。そこでこの記事では、庭をコンクリートにする費用相場やコストダウンの具体的な方法なども解説します。あらかじめ必要な予算や施工事例などを頭に入れて、後悔のない庭作りに役立てましょう。

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庭をコンクリートにリフォームするメリット

庭をコンクリートにリフォームすると、庭の使用用途が幅広くなるほか、手入れが簡単になるなどの恩恵を受けられます。

理想的なリフォームプランを立てられるように、庭をコンクリートにするメリットについて知っておきましょう。

【メリット1】庭をさまざまな用途に使える

庭をコンクリートにリフォームすると、さまざまな用途で使えるようになります。

たとえば、バーベキューやガーデニングなどを楽しむ空間も実現できるため、ライフスタイルにあった使い方が可能になります。

車を所有しているなら、駐車場として活用するのもよいかもしれません。

庭をコンクリートにする際は、「庭をどのように使うのか」を明確にしたうえでリフォームしましょう。

【メリット2】庭の手入れが簡単になる

庭をコンクリートにリフォームすれば、草むしりの必要がなくなるため、日々のお手入れも簡単になります。

雑草が生える心配もないので、除草剤をまく必要もありません。

もし、土埃で地面が汚れた場合でも、軽く水で流したりブラシで擦ったりするだけでよいため、掃除の手間を省けるでしょう。

日頃の手入れを少しでも減らしたいなら、コンクリートで舗装するのが得策です。

【メリット3】長く使える

庭をコンクリートにリフォームすることによって、長期的に利用できるメリットもあります。

コンクリートは強度に優れており、耐用年数の長さはほかに引けを取りません。

また、コンクリートに舗装すれば、ベビーカーや車椅子も問題なく使用できるため、ライフスタイルにあわせて末長く利用できます。

庭作りで失敗しないためにも、長期的な視野でリフォームを検討しましょう。

【メリット4】外観がスタイリッシュになる

庭をコンクリートにリフォームすると、スタイリッシュな外観に仕上がります。

具体的には、白やグレーを基調とした外観であれば、コンクリート舗装によって統一感を出せます。

一方で、デザインにアクセントを加えたい場合は、ワンポイントにレンガやタイルを活用するのもひとつです。

コンクリートは汎用性が高いため、好みの外観をデザインしやすいでしょう。

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庭をコンクリートにリフォームするデメリット

庭をコンクリートにリフォームすると、撤去作業が難しかったり、初期費用がかかったりするデメリットがあります。

具体的なデメリットをきちんと理解し、庭作りで後悔しないようにしましょう。

【デメリット1】簡単に撤去できない

庭をコンクリートにリフォームする際は、コンクリートの撤去作業が簡単ではないことを理解しなければなりません。

コンクリートの撤去は、施工費だけでなく、撤去したコンクリートの処分費用もかかります。

撤去に必要な費用を考えると、庭を再度リフォームすることが容易ではないことが理解できるでしょう。

庭をコンクリートにリフォームして後悔しないためにも、将来を見据えて検討することが必要不可欠です。

【デメリット2】初期費用が高い

庭をコンクリートにリフォームする場合、ほかの舗装方法と比べて初期費用が高くなります。

コンクリートは流し込む作業だけでなく、敷地を整備したり、砕石を固めたりする必要があるので、施工費や諸経費が高くなります。

また、舗装範囲がせまい場合、施工費や材料費の単価が高くなるケースも少なくありません。

予算をオーバーしないように、あらかじめ業者に相談し、正確な見積もりを出してもらうと安心です。

【デメリット3】陽射しの照り返しが強い

庭をコンクリートにリフォームすると、陽射しの照り返しが強くなるといったデメリットもあります。

コンクリートは、土や芝などに比べて熱伝導率が高く、地面の表面温度が上昇しやすくなる傾向です。

とくに、真夏の炎天下では地面の表面温度が上がりやすくなるので、庭での過ごし方に注意しなければなりません。

照り返しが気になるなら、打ち水をしたり、シェードを設置したりする工夫が必要です。

【デメリット4】デザイン性に欠ける

庭をコンクリートにリフォームすることで、思いのほか外観のデザイン性が乏しくなるおそれもあります。

たとえば白やグレーを基調としたコンクリートは、人によって無機質に感じてしまうかもしれません。

また、庭をコンクリートにリフォームする場合、タイルや芝のような温かい印象を表現にくいのも特徴のひとつといえます。

庭をコンクリートにする際は、ほかの素材をアクセントとして活用し、デザイン性を補填する必要があるでしょう。

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庭をコンクリートにリフォームする際の費用相場

庭をコンクリートにリフォームする際の費用相場は、1平方メートルあたり1万円前後が目安となります。

たとえば、30平米の庭をコンクリートにする場合、費用は30万円前後となるでしょう。

なお、地面を掘削するための重機が入れない場所であったり、材料費が高騰したりすると、費用相場よりも高くなる可能性があります。

また、コンクリートの舗装面積がせまいと、1平方メートルあたりの単価が上がるケースも考えられるため、余裕をもった予算の計画が欠かせません。

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庭をコンクリートにリフォームする費用を抑える方法

庭をコンクリートにリフォームする費用を安く抑えるには、コンクリートの厚みを薄くしたり、コンクリート以外のリフォーム方法と併用したりする工夫が効果的です。

できるかぎり費用を安く抑え、リフォーム資金を賢く使いましょう。

【方法1】コンクリートの厚みを薄くする

庭をコンクリートにリフォームする際の費用は、コンクリートの厚みを薄くすることで安く抑えられるかもしれません。

コンクリートの厚みを薄くすれば、1平方メートルあたりの単価が下がるので、材料費を最小限に抑えられます。

また、コンクリートを流し込む際、メッシュ筋を敷く必要がなくなるので、通常よりも施工費をカットできる可能性があります。

なお、庭を駐車場として活用する場合は、コンクリートの厚みが必要になるので、ほかの方法を検討しましょう。

【方法2】コンクリート以外のリフォーム方法も検討する

庭をコンクリートにリフォームする費用を安くするためには、ほかのリフォーム方法もあわせて検討するとよいでしょう。

たとえば、庭をすべてコンクリートにするのではなく、芝や砂利などをうまく活用して費用を抑える方法があります。

また、強度の必要な駐車スペースにはコンクリートを使用し、それ以外の部分に関しては芝や植栽を残すのもひとつです。

コンクリート以外のリフォーム方法も検討すれば、費用の削減はもちろん、デザイン性の向上にもつながるので一石二鳥といえます。

【方法3】エクステリアの専門業者に依頼する

庭をコンクリートにリフォームする際の費用は、エクステリアの専門業者に依頼することで安く抑えられる可能性があります。

エクステリアの専門業者であれば、材料を低コストで仕入れられる傾向があるため、リフォーム費用の削減が期待できます。

また、全般的なリフォーム業者よりも、コンクリートの取り扱いに慣れているため、施工費が高騰するケースは考えにくいといえます。

理想の庭にリフォームするためにも、信頼できるエクステリアの専門業者に依頼しましょう。

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【方法4】同じタイミングでほかの外構工事も依頼する

庭をコンクリートにリフォームする際にほかの外構工事も同時に検討することで、費用を安くできるかもしれません。

たとえば「将来的にリフォームを検討している」「メンテナンスの必要な箇所がある」など、ほかにも外構工事の必要な箇所があれば、同時に依頼するのが得策といえるでしょう。

たとえば、同時にカーポートを設置したり、門扉を交換したりすると、値引きしてもらえる可能性があります。

できるかぎり費用を抑えるためにも、幅広い視野でリフォームを検討しましょう。

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庭をコンクリート以外でリフォームする方法

庭のリフォームには、コンクリート以外にもアスファルトや砂利などのさまざまな素材が使用されます。

庭をコンクリート以外でリフォームする方法を学び、デザイン性や費用面で申し分のない理想の庭をつくりましょう。

【方法1】アスファルト

庭のリフォームには、アスファルトで舗装する方法があります。

アスファルトはコンクリートよりも単価が安いので、舗装面積が広い場合に打ってつけです。

乾燥時間も短く、施工後にすぐ利用できる点も評価できます。

注意点として、アスファルトはコンクリートに比べて耐用年数が短いため、将来的なメンテナンスの負担がかかることを覚えておきましょう。

【方法2】砂利

庭をリフォームする方法として、砂利を用いるケースも多い傾向です。

砂利はほかの舗装方法に比べてリーズナブルであるため、舗装範囲が広くても高いコストパフォーマンスが期待できます。

また、水はけがよいという特徴があるため、愛車への泥はねなども最小限に抑えられるでしょう。

しかし一方で、定期的な雑草の手入れが必要であること、また砂利の飛び跳ねによって車が傷つくおそれもあることを忘れてはいけません。

【方法3】芝

庭のリフォームにおいて、芝を採用するのもおすすめです。

芝ならではの自然の温かみを感じられ、子どもと遊ぶスペースやガーデニングを楽しむ空間に適しています。

また、陽射しの照り返しが少ないことから、夏場でも快適に過ごせるメリットもあります。

ただし、芝が成長するたびに芝刈りが必要になるので、庭の管理に手間がかかる点には注意しなければなりません。

【方法4】インターロッキングブロック

庭のリフォームには、インターロッキングブロックを用いた方法もあります。

インターロッキングブロックを用いた方法は、さまざまな色や種類のブロックを組み合わせて並べるため、デザインを楽しみながらリフォームできるでしょう。

浸水性のあるブロックを使えば、水はけがよくなり、普段の掃除も手間がかかりません。

ただし、施工に手間がかかる分だけ費用が割高になるほか、ブロックの隙間から生えた雑草を手入れしなければならない点には注意しましょう。

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庭をコンクリートにリフォームする際の施工手順

庭をコンクリートにするリフォームは、コンクリートを流し込む以外にもさまざまな工程が必要になるため、簡単にできるわけではありません。

理想の庭に仕上げてもらうために、自身でも施工手順をイメージできるようにしましょう。

STEP
雑草や障害物を撤去する

コンクリート舗装する箇所に生えている雑草や木の幹、障害物を撤去します。

同時に、砂利や土なども取り除きます。

木の幹を撤去する際は、重機を用いた作業が必要です。

STEP
地面を掘削する

地面を掘り起こして、平らに仕上げます。

掘削作業をしながら、地面の高さも調整します。

STEP
砕石を敷き詰める

コンクリートの舗装箇所に砕石を敷き詰めます。

STEP
砕石を固める

機械を用いて砕石を転圧し、地面を固めます。

STEP
型枠を設置する

コンクリートを流し込むための枠を設置します。

STEP
メッシュ筋を敷く

縦横に組まれたメッシュ筋を敷きます。

メッシュ筋はコンクリート内部の補強に役立ち、ひび割れを防ぐ効果があります。

STEP
コンクリートを流し込む

手作業もしくは機械でコンクリートを配合し、配合したコンクリートを流し込みます。

コンクリートを流し込むときは、厚みを均一にすることが重要です。

STEP
表面を整える

表面をならして整え、十分に乾燥させれば完成です。

表面をならした後、滑りにくくするために刷毛を用いて仕上げることもあります。

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庭をコンクリートにリフォームする際の注意点

庭をコンクリートにリフォームする際、「水はけが悪い」「施工費用が追加でかかる」などのトラブルが起こることも少なくありません。

あらかじめ、庭をコンクリートにリフォームする際の注意点を理解し、思わぬトラブルに巻き込まれないようにしましょう。

【注意点1】水はけを考慮して設計する

庭をコンクリートにリフォームするときは、水はけを考慮した設計が求められます。

水はけを考慮しないと、コンクリートに水たまりができる状態になるため、不便さや不快感を覚えるでしょう。

水はけに関するトラブルの原因は、施工時に地面の高さをうまく調整できていなかったり、そもそも水はけを考えて設計されていなかったりするケースが考えられます。

快適に過ごせる庭をつくるためにも、専門的な知識と技術のある業者に依頼しましょう。

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【注意点2】施工費用が追加でかかる可能性がある

庭をコンクリートにリフォームする際、場合によっては施工費用が追加でかかるおそれがあります。

たとえば、「庭と道路に高低差がある」「庭と道路の間に距離がある」などのケースでは、特殊車両を使う必要があるかもしれないので、費用が割高になります。

また、木の幹を撤去する際に、重機を用いた施工が必要になるため、追加で費用がかかるかもしれません。

事前の説明もなく、追加で費用を請求されることがないよう、あらかじめ現地調査を依頼して、正確な見積もりを出してもらうと安心です。

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庭をコンクリートにリフォームした施工事例

ここでは、庭をコンクリートにリフォームした施工事例を紹介します。

施工事例を参考に、庭での過ごし方をイメージしながら、具体的なリフォームプランを考えましょう。

【事例1】庭をおしゃれな駐車スペースに

before
after

庭をおしゃれな駐車スペースに

リフォーム費用約100万円
工期2週間

庭の広いスペースを、駐車場とアプローチにリフォームした施工事例です。

駐車スペースはコンクリートで強度を保ちつつ、目地にレンガを並べることでデザイン性を高めています。

一方アプローチには芝を採用し、コストダウンかつ外観に自然な風合いを残すことに成功しました。

【事例2】庭の手入れがラクラク

before
after

庭の手入れがラクラク

リフォーム費用約97万円
工期1ヶ月間

既存の庭を、駐車スペースにリフォームした施工事例です。

「家族が帰省したときのための駐車スペースがほしい」というご要望から、既存の庭が来客用の駐車スペースに生まれ変わりました。

コンクリートにすることで、庭の草むしりが不要になったため、手入れの負担軽減にもつながっています。

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DIYで庭をコンクリートにリフォームするのは簡単?

庭をコンクリートにリフォームするにあたり、DIYという選択肢も視野に入るでしょう。

しかし、DIYでコンクリートにリフォームすることは難しいため、おすすめできません。

DIYによるリフォームをおすすめできない理由
  • 仕上がりの完成度が低くなる
  • 水はけを考慮して設計しなければならない
  • 重機を必要とする(撤去作業や地面の掘削作業で用いる)

DIYで庭をコンクリートにリフォームすると、「コンクリートの表面にムラが出て、仕上がりが悪くなる」「設計ミスによる施工不良のリスクが増加する」などのリスクが伴います。

また、工程や状況によっては重機を用いた作業が必要になるので、手作業だとかなりの手間と時間を要します。

このように、DIYによるリフォームにはさまざまなリスクやデメリットがあるため、リフォームで後悔しないためにもエクステリアの専門業者に依頼しましょう。

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【Q&A】庭をコンクリートにする費用に関するよくある質問

30坪のスペースをコンクリートにする費用はいくら?

30坪のスペースをコンクリートにする費用は、約100万円です。

庭をコンクリートにすると固定資産税の対象になる?

庭をコンクリート舗装しただけの場合、固定資産税の対象にはなりません。

>>リフォームと固定資産税の関係はこちら

土間コンクリートとアスファルトはどちらが安い?

土間コンクリートやアスファルトのリフォームで1平方メートルあたりの単価をそれぞれ比較すると、アスファルトのほうが安い傾向にあります。

種類単価
(1平方メートルあたり)
コンクリート約1万円
アスファルト約0.5万円
庭をコンクリートにリフォームして後悔したことは?

庭をコンクリートにリフォームして後悔したことは、以下のようなケースが挙げられます。

庭のコンクリートリフォームで後悔したこと
  • 照り返しが強く、夏場は過ごしづらい
  • 思った以上に初期費用がかかった
  • 見栄えが無機質になり、デザイン性に欠ける

庭のリフォームで後悔しないためには、リフォーム後の庭での過ごし方をイメージすることと、納得できる業者選びが大切です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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