室内ドアリフォームの費用相場は?本体交換から化粧板・塗装まで内訳を解説

タブレットを手に室内ドアの前で考える30代後半〜40代の女性。タイトル「室内ドアのリフォーム費用と工事内容を解説」とサブコピー「0.8万〜50万円の費用相場をプロが解説」を表示したハピすむのサムネ画像。

室内ドアのリフォーム費用は、塗装・シート貼りの0.8万円から枠ごと交換する20万~50万円まで幅があります。具体的には、以下の3パターンで費用が大きく分かれます。

室内ドアリフォームの費用相場を工事内容別に示した図。枠ごと交換20万〜30万円、本体のみ交換5万〜15万円、塗装0.8万〜2万円。
【工事内容別】室内ドアリフォームの費用相場

この記事では、工事内容別の費用相場、ドアの種類の選び方、業者選びで失敗しないチェックポイント、補助金制度が使えるケースまで解説します。

【工事内容別】室内ドアリフォームの費用相場はいくら?

室内ドアリフォームの費用相場を工事内容別に示した図。枠ごと交換20万〜30万円、本体のみ交換5万〜15万円、塗装0.8万〜2万円。
【工事内容別】室内ドアリフォームの費用相場

室内ドアのリフォーム費用は、工事範囲によって0.8万〜50万円と振れ幅が大きい領域です。まずは下表で工事内容別の相場感を確認してください。

リフォーム内容費用相場工期目安
室内ドアの枠ごと交換20万〜30万円1〜2日
ドア本体のみ交換5万〜15万円半日〜1日
新規での室内ドア取り付け20万〜50万円3〜7日
ドアの化粧板を張り替える2万〜5万円半日〜1日
ドアの壁紙を張り替える800〜1,500円/㎡半日
室内ドアのシートを張り替える5万円前後1日
室内ドアの塗装0.8万〜2万円半日〜1日
※工期は枠の状態や下地補修の有無で変動します。複数箇所をまとめて発注すると、現場経費が按分される分、1枚あたりの単価は下がる傾向があります。

枠ごと交換したり新設したりする場合は、大掛かりな工事が伴うため、高額になるのが特徴です。一方、化粧板・壁紙・シートなどドア表面のみの張り替えなら、1枚あたり数万円台で済みます。

老朽化を改善したいのか、イメージチェンジが目的なのかで適切な工事内容は変わります。目的を1つに絞ってから業者へ相談すると、不要なオプションを避けられます。

費用が変動する要素
  • リフォームの範囲(枠交換/本体のみ/表面のみ)
  • 使用するドアの素材と枚数
  • 化粧板・壁紙・シートのグレード
  • 既存枠と新ドアの寸法差(オーダーメイドが必要かどうか)
  • 解体・処分費の有無

【リフォーム1】室内ドアの枠ごと交換(20万〜30万円)

経年劣化が目立っていたり部分的な修理で不具合が直らなかったりする場合は、室内ドアの枠ごと交換するのが現実的な選択です。枠ごと新しくなるので、色や柄などのデザインも変わり、空間の雰囲気が一新されます。

ペットがいる家庭なら、枠交換のタイミングでペットドア付きの製品に切り替えるのもよい選択肢です。耐久性の高い化粧シート仕様を選びつつ、下部にペット用通路を確保すれば、扉を開けっ放しにせずに冷暖房効率を保てます。

個室でリモートワークや楽器の練習をするなら、防音性能を強化した室内ドアへの交換も検討してください。

【リフォーム2】ドア本体のみ交換(5万〜10万円)

ドア本体のみの交換であれば、既存の枠を残して新しい扉を取り付けるだけなので、半日〜1日で工事が終わります。枠ごと交換よりも費用を大幅に抑えられ、予算によっては複数箇所の室内ドアをリフォームすることも可能です。

ただし、枠が古いままだと新しいドアとの色味・質感の差が気になるケースがあります。既製品で枠寸法に合うドアが見つからない場合は、オーダーメイド扱いになり、本体価格に2万〜5万円程度上乗せされるのが一般的です。

【リフォーム3】新しい室内ドアの取り付け(20万〜50万円)

子供が大きくなって部屋を分けたいとき、広いリビングダイニングを区切りたいときは、間仕切り壁と室内ドアをセットで設置することになります。

室内ドアの新設では、壁の撤去や内装の整え直し、場合によっては電気配線の移設も伴うため、費用は上振れしやすい工事です。

【リフォーム4】ドアの化粧板を張り替える(2万〜5万円)

室内ドアは、物が当たって傷ついたり、子供やペットのいたずらで汚れたりすることの多い箇所です。軽度の傷や汚れであれば、ドアの化粧板を張り替えるだけで見た目をきれいに復元できます。

化粧板の張り替えなら大掛かりな解体を伴わないため、費用を抑えられます。ただし、グレードの高い化粧板や複雑な装飾を選ぶと、単価が上がる点には注意してください。

【リフォーム5】ドアの壁紙を張り替える(800〜1,500円/㎡)

室内ドアに壁紙を貼ったり、引き戸横の壁紙だけ張り替えたりするのも費用を抑える手段の1つです。壁紙であれば低コストで施工できるため、手軽にイメージチェンジが可能です。

内装の壁紙とドアの質感を揃えれば、空間に統一感が生まれて落ち着いた雰囲気に仕上がります。

【リフォーム6】室内ドアのシートを張り替える(5万円前後)

室内ドアに張るシートはさまざまありますが、なかでも住宅・店舗の内装でよく採用されているのが3M社のダイノックシートです。表面に多少の傷や穴があっても、下地処理をしてから貼り込めば仕上がりに大きな影響は出ません。

木目・石目・金属調など数百種類のデザインが用意されているため、既存のドアと近い意匠を再現することも、思い切ったイメージチェンジも可能です。

【リフォーム7】室内ドアの塗装(0.8万〜2万円)

表面の汚れや色あせが気になる場合は、塗装で全面を整える方法もあります。交換やシート張り替えに比べて工程が少なく、費用は最も抑えやすい選択肢です。

ただし、表面に深い傷や凹みがある場合は、別途下地補修費(1万円前後)が乗ることがあります。塗装前にパテ処理や研磨が必要かどうかを、現地調査時に必ず確認してください。

室内ドアリフォームに使える補助金はある?

室内ドアそのものの交換に直接使える国の補助金は限定的ですが、目的によっては以下の制度が利用できます。

  • 介護保険の住宅改修費
    要介護・要支援認定を受けた方が「引き戸等への扉の取り替え」を行う場合、20万円を上限とする工事費の7〜9割(自己負担1〜3割)が支給対象になります。申請は工事着工前に市区町村への事前申請が必須です。
  • 自治体独自の住宅リフォーム補助
    バリアフリー目的・子育て世帯向けの改修補助を独自に設けている自治体があります。金額・対象は自治体ごとに異なるため、お住まいの市区町村ホームページで「住宅改修 補助」「バリアフリー 助成」を確認してください。
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業など国の事業
    建物全体を対象にした大規模リフォームの一部として室内ドアを含められる場合があります。単独の扉交換のみでは対象になりにくいため、他の工事と組み合わせる前提で検討してください。

※ 参考:厚生労働省「介護保険における住宅改修

いずれの制度も「契約・着工前の申請」が条件になっているケースが大半です。リフォーム会社に見積もりを依頼する段階で、補助金の対象になりうるか合わせて確認すると話が早く進みます。

【室内ドアの種類は3つ】開き戸・引き戸・折れ戸の違い

室内ドアは「開き戸」「引き戸」「折れ戸」の3タイプに大別され、開閉の動作と気密性・省スペース性が大きく異なります。間取りと生活動線を踏まえて、設置場所ごとに最適な種類を選んでください。

室内ドアの3種類を比較した図。開き戸・引き戸・折れ戸それぞれの開閉動作を人物イラストとアイコンで示している。
開き戸・引き戸・折れ戸の違い

【種類1】開き戸

開き戸の大きなメリットは、気密性や遮音性が高いことです。

扉を閉めたときの隙間ができにくいため、冬場の冷たい隙間風を防げます。冷暖房の効きもよくなり、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を保ちやすくなります。遮音性も高いので、静かに過ごしたい寝室や書斎での採用に向いています。

一方で、開閉時にスペースを必要とするのが開き戸の弱点です。廊下側に開くタイプは、出入りする人とぶつかったり、廊下に置いた物に当たったりするリスクがあります。開閉の動作も大きいため、力の弱い小さなお子さまや高齢者、車椅子の方が使う場面では負担になりやすい構造です。

メリット
  • 気密性や遮音性が高い
  • 引き戸や折れ戸と比べて本体価格が安い傾向にある
デメリット
  • ドア周りに開閉用のスペースが必要
  • 開閉時の動作が大きい

【種類2】引き戸

左右に開閉する引き戸は、子供から高齢者まで誰もが操作しやすい点が長所です。

勢いよく閉まらないようストッパー付きの製品が増えており、指や体を挟むリスクも低めに抑えられています。開閉時にドア周辺のスペースを必要としないため、廊下が狭い住宅や、家具を壁面に寄せたい部屋にも採用できます。

欠点としては、開き戸に比べて気密性や遮音性が低いこと。スムーズに開閉できる構造ゆえに扉周りに隙間が生まれ、冷暖房や音が漏れやすくなります。

また、扉が稼働するスペースを壁面に確保する必要があり、その範囲には棚を直に置けず、コンセントやスイッチの配置にも制約が出ます。壁の中に扉が収納される「引き込み戸」を選べば、利用できる壁面を増やせます。

メリット
  • 開閉しやすい
  • ストッパー付き製品が多く、挟み込みのリスクが低い
  • ドア周辺のスペースを家具配置に使える
デメリット
  • 気密性や遮音性が低め
  • 稼働スペースの壁面が使えなくなる

【種類3】折れ戸

折れ戸のメリットは、開き戸に比べて開閉時のスペースをコンパクトにできること。

広い前面スペースを必要としないため、通路幅の狭い場所やクローゼットでよく採用されています。上吊り式の折れ戸であれば床面にレールがないため、車椅子でもスムーズに出入りでき、段差によるつまずきも避けられます。

使用上、気をつけたいのは開閉時に折れた部分へ指を挟まないこと。小さなお子さまがいる家庭では、指挟み防止ガード付きの製品を選んでください。

メリット
  • 開閉スペースが少なくて済む
  • 上吊り式なら車椅子での移動が楽
デメリット
  • ドアの折れ目に手を挟むリスクがある

室内ドアを選ぶ5つのポイント

室内ドアを選ぶときは、デザイン性・機能性・利便性のバランスを取りつつ、設置場所ごとに優先軸を決めてください。次の5点を順番に確認すると、選定でブレが出にくくなります。

室内ドアを選ぶ5つのポイントを示した図。インテリアとの調和、設置箇所、バリアフリー、防音性、ペット仕様の5項目を整理している。
室内ドアを選ぶ5つのポイント

【ポイント1】インテリアのテイストに合わせる

室内ドアをリフォームするときは、部屋のインテリアテイストに合わせてデザインを選んでください。テイストが揃うことで、リフォーム後の空間に統一感が生まれます。

たとえば、北欧風ならホワイトやグレーの室内ドアがマッチします。木製の家具や内装材を使ったナチュラルテイストの部屋には、木製ドアや木目調ドアがしっくりきます。

【ポイント2】設置箇所に応じて扉タイプを選ぶ

室内ドアには開き戸・引き戸・折れ戸の3種類があり、それぞれ特性が異なります。

開閉方法を変える、または新たにドアを設ける場合は、設置箇所に応じて扉タイプを選んでください。気密性や防音性を高めたい場所には「開き戸」、スペースが限られている場所には「引き戸」や「折れ戸」が向いています。

  • 開き戸が合う場所
    リビング
    子供部屋
    寝室
    書斎
  • 引き戸が合う場所
    リビング
    脱衣所
  • 折れ戸が合う場所
    収納スペース
    トイレ

【ポイント3】バリアフリーを考慮する

家族の介護が必要になった、車椅子で移動する必要がある、といった場合はバリアフリー対応で室内ドアを選んでください。採用しやすいのは、開口幅が広い引き戸です。

上吊り式なら床面にレールが不要のため、段差につまずいたり車椅子の車輪が引っかかったりするリスクを減らせます。引き戸は小さな力で開閉できるので、片手で操作したい場面にも向いています。

【ポイント4】防音性の高いものにする

室内の防音性を高めたい場合は、気密性の高い開き戸を選んでください。引き戸や折れ戸に比べると音漏れを防ぐ効果があり、厚みがあって重量のある製品ほど防音性能は上がります。

室内ドアの中には、メーカーが防音用に設計した「防音ドア」も存在します。気密構造を強化した製品で、楽器演奏やオンライン会議用の個室に向いた選択肢です。

【ポイント5】ペット仕様にする

ペットがいる家庭は、室内ドアのリフォームを機にペット仕様へ切り替えるのも有効です。

ペットの中には、扉を開けたいがために引っ掻いたり噛んだりする個体もいます。傷や汚れが蓄積すると、ドア表面の見栄えが急速に落ちます。

室内ドアの下部にペット専用ドアを設けると、家の中を自由に移動できるようになり、扉前で待たせるストレスもなくせます。扉を開けっ放しにせずに済むため、冷暖房効率の改善にもつながります。

室内ドアのメンテナンス方法5つ

室内ドアを長持ちさせるには、リフォーム後の日常メンテナンスが効きます。普段の掃除から、開閉時に異常が出たときの対処までを5つにまとめました。

室内ドアのメンテナンス方法5つを示した図。乾拭き、ワックスがけ、蝶番へのシリコンスプレー、中性洗剤拭き、レール清掃を人物イラストで整理している。
室内ドアのメンテナンス方法

【方法1】週に1度乾拭きする

普段の手入れとして、週に1度は乾拭きを行ってください。室内ドアに使われている素材は木製や塩ビシート化粧合板がほとんどで、水拭きを繰り返すと素材が劣化する可能性があります。

明らかな汚れが付着していないなら、乾拭きで十分です。ついでに、ガラス部分や取手についたホコリ・手垢も拭き取ってください。ガラス専用のクロスを使うと、繊維残りなく仕上がります。

【方法2】3ヶ月に1度ワックスをかける

3ヶ月に1度のペースでワックスをかけると、ドア表面が保護されて汚れがつきにくくなります。

使うワックスは木製ドア用・木製家具用など、対象素材に合った専用品を選んでください。汎用品では素材によって変色や白化を起こすことがあります。

室内ドアの表面を乾拭きしてから、ワックスをやわらかい布につけて薄くのばし、乾燥するまで放置します。乾いたら別のクロスで塗装面を磨き上げて完了です。

【方法3】蝶番にシリコンスプレーをかける

室内ドアの開閉時にきしむ音がする場合は、蝶番にシリコンスプレーを吹き付けてください。

スプレーをかけたら何度か開閉し、油を馴染ませます。シリコンスプレーが扉や床に付着すると染みの原因になるため、マスキングテープや布で養生してから作業してください。

また、スプレー作業のついでに蝶番のネジが緩んでいないかも確認します。ネジの緩みでも異音が出るため、ドライバーで締め直してください。

【方法4】頑固な汚れは中性洗剤をつけた布で拭き取る

塩ビシート化粧合板製ドアに付着した汚れは、中性洗剤を使うと落ちやすくなります。水で薄めた中性洗剤を布に染み込ませ、汚れ部分を擦ってください。

次に水で濡らした別の布で、ドアに残った洗剤を拭き取ります。最後に乾拭きしてからワックスをかければ、お手入れ完了です。

【方法5】レールにたまったホコリやゴミを取り除く

レールにホコリやゴミがたまった状態で開閉すると、異音やスムーズに動かない不具合の原因になります。定期的に掃除機やブラシでゴミを除去してください。

清掃で不具合が直らない場合は、レールや戸車そのものが摩耗している可能性があります。部分修理で対応できるか、本体ごと交換すべきかを判断するためにも、業者に現地確認を依頼してください。

室内ドアのリフォーム時期は15〜20年が目安

室内ドアの寿命の目安は、15〜20年です。設置から15年以上経過したドアは、修理を重ねても蝶番からの異音が解消しない、建て付けが歪んだままなど、根本的な不具合が直りにくくなります。

これらの症状が改善しない場合は、本体または枠ごとの交換が現実的です。適切なタイミングで交換すれば、開閉のスムーズさが戻り、リフォームをきっかけに空間の雰囲気も一新できます。

室内ドアリフォームの費用を安くする3つの方法

室内ドアリフォームの費用は、工事範囲の縮小と業者選びの工夫で大きく変えられます。代表的な3つの方法を紹介します。

室内ドアリフォームの費用を安くする3つの方法を示した図。化粧シートの張り替え、本体のみ交換、相見積もりの3つを並べている。
室内ドアリフォームの費用を安くする方法

【方法1】ドア表面の化粧シートを張り替える

化粧シートには木目・石目・単色・パターン柄など多彩なバリエーションがあり、素材や色、柄を変えるだけでドアの印象を大きく変えられます。

本体交換よりも費用を抑えられるため、複数箇所の室内ドアをまとめてリフォームしたい場合に向いています。

【方法2】ドア本体のみ交換する

室内ドアを枠から交換すると費用は高くなりますが、枠を残してドア本体のみ交換すれば、その差額分を圧縮できます。本体のみの交換でも老朽化症状の多くは改善するため、メンテナンス目的としても合理的な選択肢です。

開閉方法を変える予定がないなら、ドア本体のみの交換でも目的を満たせるケースが多くあります。

【方法3】相見積もりをとる

室内ドアリフォームの費用を安くする方法として、相見積もりをとるのは外せません。

同じリフォーム内容でも、材料の値引き率や工事費用は業者によって変わります。同じ「LIXIL室内ドア・枠ごと交換」の見積もりでも、業者間で5万〜10万円程度の差が出るケースが珍しくありません。

相見積もりで納得できる費用感を提示している業者を選べば、予算内で室内ドアをリフォームできます。

室内ドアリフォームは DIYでできる?

結論として、ドア本体や枠の交換そのものをDIYで行うのは現実的ではありません。建て付けの精度が出ないと開閉に支障が出るため、本体交換は業者に任せてください。

一方、既存ドアの表面を装飾するレベルのリフォームならDIYでも対応できます。

【アイデア1】リメイクシートを貼る

手軽に室内ドアの印象を変えたい場合は、リメイクシートを貼る方法が向いています。

リメイクシートには木目柄のほか、タイル調、花柄、コンクリート調などさまざまな柄が用意されています。必要な道具はホームセンターや100円ショップで一通りそろうため、DIY初心者でも着手しやすい工程です。

賃貸住宅で室内ドアにリメイクシートを貼る場合は、貼って剥がせるタイプを選んでください。通常のシートよりも原状回復しやすく、退去時のトラブルを避けられます。

【アイデア2】マスキングテープを貼る

ノートや手帳の装飾でおなじみのマスキングテープも、室内ドアのイメージチェンジに活用できます。

リメイクシートのように広範囲を一度に覆うのではなく、ドア枠やガラス周りだけを部分的にリメイクしたい場合に向いています。幅広のマスキングテープを重ねて貼れば、板壁風のデザインも再現可能です。

斜めに貼ってアーガイル柄を作る、上下に貼ってチェック柄を作るなど、貼り方次第でアレンジの幅が広がるのもマスキングテープを使う利点です。

【アイデア3】ペンキを塗る

室内ドアにペンキを塗って、イメージチェンジする方法もあります。リメイクシートのようにカットや位置合わせの手間がないため、比較的取り組みやすいDIYです。

ただし、ムラなく塗るのは見た目以上に難しく、仕上がりに納得できない可能性もあります。まずは端材の板で塗る感覚を試してから、本番のドアに進んでください。

【アイデア4】モールディング材で装飾する

モールディング材は、室内ドアの雰囲気を一気に変えるのに効果的なリメイクアイテムです。欧米で古くから使われてきた装飾材なので、洋風な室内ドアにリフォームしたいときに合います。

モールディング材を装飾する際は、扉とモールディング材の両方を塗装するのが基本です。まず扉の表面に下地用プライマーを塗ってください。次に、モールディング材が額縁状になるよう30度や45度にカットし、接着剤を塗って扉に固定します。

接着剤が乾いたら、好みの色のペンキで塗装して完成です。

室内ドアリフォームの施工事例

実際にハピすむを通じて行われた室内ドアリフォームから、費用感のイメージがつきやすい2件を紹介します。施工期間と費用の関係も合わせて確認してください。

【事例1】引き戸の交換リフォーム(約14万円・1日)

リフォーム前
リフォーム後

レール部分が破損して開閉しにくくなっていたため、枠は残してドアとレールを交換した事例です。

よりスタイリッシュな印象になるよう、細長いガラスが入った引き戸を採用しています。使い勝手はそのままに、快適性とデザイン性を高めた仕上がりになりました。

リフォーム費用約14万円
施工期間1日

リビングドア交換(施工:スリーエス企画有限会社)

【事例2】開き戸の交換リフォーム(約11万円・1日)

リフォーム前
リフォーム後

ペットによってドア表面の傷が目立っていたため、ドア本体のみを交換した事例です。

既存ドアに近いデザインを提案し、空間全体の雰囲気を変えずにリフォームしています。ドアノブも破損していたため、握りやすいゴールドのドアノブに交換しているのもポイントです。

リフォーム費用約11万円
施工期間1日

リビングドアの交換工事(施工:株式会社キャッツ)

室内ドアリフォームを業者に依頼する4つのチェックポイント

室内ドアのリフォームで業者を選ぶときは、施工実績・口コミ・アフターサービス・所在地の4点を順に確認してください。

【ポイント1】施工実績を確認する

まずは、室内ドアリフォームの施工実績があるかを確認してください。実績件数が多いほど、対応できる案件の幅が広く、安心して依頼しやすくなります。

実績欄には費用や提案内容も記載されているケースがあるため、自分のイメージに近い事例があるかをチェックしてください。

【ポイント2】口コミをチェックする

過去にリフォームを依頼した顧客の口コミも確認したいポイントです。

口コミからは技術力だけでなく、対応スピード、説明の丁寧さ、工程管理の正確さも読み取れます。事業所ごとに評価が分かれることもあるため、依頼候補の事業所に絞ってチェックしてください。

【ポイント3】アフターサービスが充実している

室内ドアのリフォーム後、トラブルが起きたときに備えてアフターサービスが充実した業者を選んでください。

リフォーム後すぐに発生する不具合は、業者の施工不良が原因のケースが多くあります。施工不良なら基本的に業者の負担で対応してもらえますが、アフターサービスが整っていない場合は有償修理になる可能性があります。

リフォーム後を含めて評価するつもりで、業者選びの段階からアフターサービスの内容を確認してください。

【ポイント4】近くに事業所がある

室内ドアのリフォームを依頼する業者を決めるときは、自宅近くに事業所があるかも確認してください。

近くに事業所があれば、リフォーム後にトラブルが起きてもすぐに駆けつけてもらえます。距離が近ければ出張費用が発生しないことが多く、ちょっとした調整も頼みやすくなります。

近くに事業所があるかどうかは、業者のホームページの会社概要ページで確認してください。

室内ドアのリフォームに関するよくある質問

室内ドアのリフォームに関する質問をまとめました。工期・賃貸対応・扉タイプ変更・防音性・保証期間の順に確認してください。

室内ドア1枚の交換にかかる時間はどれくらいですか?

ドア本体のみの交換であれば半日〜1日、枠ごと交換する場合は1〜2日が目安です。複数箇所をまとめて発注しても、1枚あたりの所要時間は短縮される傾向にあり、3〜4枚の枠ごと交換でも2〜3日で収まるケースが大半です。

賃貸住宅でも室内ドアリフォームはできますか?

本体や枠の交換は原状回復義務に抵触するため、原則として大家・管理会社の許可が必要です。許可が得られない場合は、貼って剥がせるリメイクシートやマスキングテープなど、原状回復しやすい方法で雰囲気を変えてください。

開き戸から引き戸に変更することはできますか?

扉が稼働するスペースが壁面にあれば可能です。ただし、壁の解体・補修、配線の移設が伴うため、開き戸から引き戸への変更は20万〜40万円ほど見ておくと現実的です。バリアフリー目的での変更は、介護保険の住宅改修費の対象になる場合があります。

室内ドアの防音性能を上げる方法はありますか?

(1)気密パッキンを後付けする(2)ドア下部の隙間にドラフトストッパーを設ける(3)防音ドアに本体ごと交換する、の3段階で対応できます。本格的な防音性能を求めるなら(3)が前提で、本体価格だけで10万〜30万円程度が目安です。

リフォーム後の保証期間はどのくらいですか?

業者ごとに異なりますが、施工保証は1〜2年メーカー製品保証は2〜10年が一般的な範囲です。契約前に「保証対象になる不具合」「対象外になるケース」を書面で確認しておくと、後々のトラブルを避けられます。

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