目次
そもそも複合サッシとは?
複合サッシとは、2種類のサッシ枠が合わさった建材です。外側には強度が高く太陽光による劣化がしにくいアルミ製のサッシを、内側には樹脂のサッシを採用することがほとんどです。
アルミ製のサッシは強度が高く軽量で価格が抑えられるというメリットがあります。樹脂製のサッシは、熱伝導率が低く色も多彩でインテリアとしてオシャレな空間を演出するのに使うことができます。
複合サッシの価格は?
一般的な複合サッシには、複合ガラスが採用されており、ガラス込みの価格表記になっています。
複合ガラス(ペアガラス)は、ガラスとガラスの間に乾燥した空気を密封したもので、断熱性が高いことが特徴です。
通常の窓では暖房の熱は窓から逃げてしまいますが、複層ガラスにすることで、暖房効率を高めることができます。
複合サッシの価格は非常に幅広く、1万円代で購入できるものもあれば、10万円近くするものもあります。
サッシの素材やセットになっているガラスのグレードによって価格が異なります。一般的にアルミサッシが採用されていますが、樹脂や天然木を使用したものなどは比較的価格が高い傾向があります。
ペアガラスの種類の一つに「Low-Eガラス」があります。これは、通常のフロートガラスの片面を特殊な金属膜でコーティングしたガラスです。
直射日光をカットすることができるため、一般的なペアガラスよりも断熱性が高いことが特徴です。
複合サッシの交換リフォームにかかる費用の相場
複合サッシの交換リフォームにかかる費用の相場は、約6万~15万円です。工賃はリフォーム会社によって異なりますが、1つにつき約2万~4万円が相場です。
工賃は窓の大きさによって変動する場合があります。大きければ大きいほどに工賃が上がる傾向があります。大きさ関係なく一律2万円などとしているリフォーム会社もあります。
既存の窓を取り外すことで廃材が発生しますが、廃材処分費の相場は約5,000~1万円です。その他、交通費や運搬費などの雑費、周りの壁を傷つけないようにするための養生の費用などがかかります。
サッシの枠だけを残し、その上から新しいサッシの枠を取り付けるカバー工法であれば、交換リフォーム費用が比較的安くなる傾向があります。
枠まで取り外すと、周りの壁を傷つける心配が多少なりありますが、カバー工法であれば壁に隣接している部分には触れないので、そういった心配がありません。
そもそも複合サッシってどんな窓?その特徴について
サッシには、アルミサッシ、樹脂サッシ、木製サッシという種類があります。日本ではアルミサッシが馴染み深いような気もしますが、最近ではこれらの種類に加えて「複合サッシ」商品も発売されてきており、リフォーム時に検討する方もいます。
複合サッシとは?樹脂サッシとは違う?
サッシは「アルミ製」「木製」「樹脂製」など、素材が一種類で造られているのが一般的。しかし複合サッシは、異なった素材を2種類以上取り入れて製造されています。
そのパターンはさまざまで、「アルミと樹脂」「アルミと木製」などです。それぞれの利点を兼ね備えている窓とも言えます。
アルミと樹脂の利点を実感!リフォームで知りたいメリット
2種類以上の素材を組み合わせた複合サッシは、両者の良い点を感じることができるメリットがあります。
複合サッシへの交換で選ぶのは「アルミ樹脂複合サッシ」が多いです。
まず「アルミ」ですが、錆びにくく、そして腐食しにくいという「強度が高い」というメリットがあります。また、「樹脂」ですが、熱伝導が低いので外からの気温の影響を受けにくい素材です。
この2種類の素材を組み合わせることで、複合サッシのメリットになっています。
耐久性がある「アルミ」を外側、熱伝導をおさえる「樹脂」を内側に組み合わせたアルミ樹脂複合サッシは断熱性を高めています。そして、内側が樹脂製になっているので、結露がしにくいメリットもあります。
交換でデメリットは?アルミ、樹脂、木製の単一素材と比較
複合サッシというと「アルミ樹脂複合サッシ」が主流ですが、デメリットについて考えてみましょう。
「アルミ」だけのサッシよりは金額が高めになる欠点も
「アルミ」だけのサッシはなんと言ってもコストが安い利点があります。ただ、内側部分に樹脂素材を組み合わせる複合サッシになると、その分価格は高めになってしまうことになります。
「アルミ」という単一素材よりも、コストは高めになるし、重量も重くなり頻繁に開閉する所では戸車など可動部の痛みが早いのが欠点といってもいいでしょう。
「樹脂」「木製」の単一素材よりは性能が劣る欠点
アルミ複合サッシは、アルミ単一素材のサッシよりは断熱性が良く、結露がしにくい利点があります。ただ、すべて「樹脂」という樹脂サッシと比べるとアルミが外側に使われている分性能は劣ってしまいます。
また、「木製」も樹脂と同様の低い熱伝導で、価格は高めですが性能が優れています。このように、「樹脂」「木製」という単一の素材のサッシと比較すると、性能が劣るという欠点はあります。
建築基準法の防火認定の確認
建築基準法の用途地域で「防火地域」または「準防火地域」などの指定地域では開口部を防火仕様のドアやサッシにする必要があるので「防火認定」を受けていない複合サッシは使用できない場合がありますから要注意です。
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