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2019年01月10日更新
玄関のタイルを貼替えリフォームする費用は?
玄関は家族のみならず、お客様を迎える際にも家全体の印象を大きく左右する場所でもあります。古くなった玄関の床やポーチのタイルを、貼替えリフォームする場合の相場価格や施工費用はどれくらいなのでしょうか?また、タイルの選び方についても説明します。
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- 監修者樋田明夫
リフォームで玄関の床を貼替える場合の素材の選び方
玄関扉の内側の土足で使用する場所のことを土間とか三和土(たたき)と呼びます。また、洋風建築などで玄関の外側に張り出した屋根付きの部分をポーチと呼びます。
玄関は外と家の中を繋いでいる場所なので、家全体の印象を決める部分でもあります。内壁や照明などを含め、玄関全体に統一感がでるような玄関床を選びましょう。

すっきりした印象にするためには、土間とポーチは同じデザインのものや、関連性のある色や柄を選ぶのが一般的です。
土間床・三和土の部分は、どのようなタイプの素材があるのかみてみましょう。
コンクリート(モルタル)
本来、三和土とは赤土に石灰とにがりを加えて練り、約8cmの厚さに敷き固めた土間床のことです。現在も茶室や農家の土間の一部で見ることができます。
三和土に代わるものとして、コンクリート(モルタル)の土間床があります。
コンクリートを作る際に使用する砂利や砕石を、わざと露出させる洗い出しと呼ばれるものや、金コテを使用して、コンクリートを平らにならした金コテ仕上げと呼ばれるものがあります。
さらに、コンクリートにビー玉や石を埋め込んだものや、コンクリートの上に三和土の風合いに似せた土の素材を使用した土間床の商品もでています。
天然石
大理石や御影石などの天然の石を使用した高級感のある土間床です。マンションなどの玄関にもよく使用されています。また、表面仕上げによって滑りにくく加工したものなどもあります。
石の種類によっては水を含みやすくシミになりやすいものや、酸に弱いものもあるので、注意が必要です。
タイル
タイルは色や柄が豊富なので、どのような住居の玄関にも対応できます。価格も安価なものから高価なものまで多くの種類があるので、予算も立てやすいといえるでしょう。
デザインは陶磁器のようにすっきりしたものや、天然石風のタイル、または天然の風合いが感じられるテラコッタタイルなどがあります。しかし、素焼きのテラコッタタイルは水分を含みやすいので注意が必要です。
また、含んだ水が凍ることで膨張しタイルが割れてしまうこともあります。
タイルのサイズは約10cm角から約60cm角まで揃っています。大きなタイルで土間からポーチまで施工するととても豪華です。しかし、玄関が狭い場合は、デザイン効果はあまり期待できません。
一般的には約10cm角から約30cm角のタイルを使用します。
玄関の床やポーチにタイルを貼替えリフォームする際の注意
玄関からポーチにかけてタイルを使用して施工する場合に、気をつけたいことがいくつかあります。どのようなことなのかみてみましょう。
タイルの色について
玄関周りは、土、埃、泥などの汚れが気になる場所でもあります。汚れが目立たない色を選ぶと普段の手入れが楽になります。
汚れが目立ちにくいといわれているのは、土の色に近いベージュ系、カーキ系、グレー系、オークル系などの色です。反対に汚れが目立ちやすい色はモダンな雰囲気を持つ白と黒です。
室外用タイル
タイルは玄関だけではなく、室内の壁や床にも使用します。それぞれの場所に適したタイルがあるので、カタログなどで室外の床に適したタイルかどうか確認してから選ぶようにしましょう。
タイルの表面仕上げ
基本的に玄関やポーチに適したタイルを選択すれば、滑りにくいようにザラザラした表面仕上げにしてありますが、実物サンプルなどで安全性を確かめておくことをおすすめします。
手入れ方法
玄関周りはどうしても汚れやすいので、水拭きなどで簡単に手入れができるものを選ぶと良いでしょう。そのためにタイルの特質を知っておくことも大切です。
デザインの統一性
特に狭い玄関の場合は、玄関の土間床からポーチまで同じ色、デザインのタイルを選ぶことをおすすめします。統一感がある方が広い空間を演出することができます。
実物の確認
カタログで良いと感じても、実際には色や材質感が違うという場合があります。タイルの貼替えリフォームをする場合は、実際のタイルを確認してから施工工事を依頼するようにしましょう。
玄関の床タイルを貼替え工事するのにかかる費用と相場価格
汚れやすい土間床とポーチのタイルは、使用頻度が高く傷んで割れたりしてしまうと引っかかって転んだり怪我のもとになってしまいますので早めの補修、リフォームするのが良いといわれています。実際にタイルの貼替え工事や施工にかかる費用はどれくらいなのでしょうか?

タイルの価格相場
タイルの大きさやデザイン、グレードなどによって価格は変動しますが、一般的なタイルの価格は1平方メートル当たり約5000円~1万5000円が相場だといわれています。
タイルの種類よる違いをみてみましょう。
ファインスレート
表面が凸凹していて滑り止め効果がある磁器の床タイルで、玄昌石や砂岩をイメージしたシンプルな石のデザインです。30cm角1枚約150円~。
テラスタイル
テラコッタ風の土の風合いを感じられる磁器タイルです。表面は滑り止めのために多少凹凸感があります。30cm角1枚約400円~。
メタリックタイル
銅や金銀などの金属をデザインしたメタリック調の磁器タイルです。40cm角1枚約1000円~。
施工費用とその他の費用
また、タイルの貼替えのための施工費用は1平方メートル当たり約1万円です。他には既存のタイルを撤去や廃棄処分にかかる費用が約2万円~3万円かかるといわれています。
全体にかかる費用の相場
例えば、5平方メートルの玄関の土間床と玄関ポーチを、一般的な外床用のタイルで貼替えリフォームする場合の費用をみてみましょう。
・タイル素材と施工費:約6万円
・既存タイル撤去費用:約3万円
この場合の総額は約9万円となります。
高級タイルを使用すると価格は上昇していきます。
お好みのデザインや予算などに応じて、玄関やポーチのタイルを選ぶと良いでしょう。
雨や雪、荷物を持っての出入りなどありますので滑りにくい物をお選びください。
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この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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