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2023年02月10日更新

監修記事

木造軸組工法のメリット・デメリットや工事の工程を解説

木造軸組工法は日本の伝統的な工法です。デメリットはいくつかありますが、メリットもたくさんあります。また木造は鉄骨やコンクリート造に比べて劣っている点が多いと思っている方もいらっしゃると思いますが、現在ではあまり気にならないくらいになってきています。

木造軸組工法は、日本で最も代表的な建築工法です。

家を建てようと思われている方は、聞いたことがある方が多いと思います。

しかし、具体的にどのような工法なのか分かりづらいのではないでしょうか。

そこで今回は、木造軸組工法についてご紹介します。

木造軸組工法とは何かはもちろん、メリットやデメリットについても解説します。

木造軸組工法には、メリットだけではなくデメリットもあります。

デメリットも知った上で木造軸組工法を採用するかどうかご検討下さい。

木造軸組工法とは何か?

木造住宅は大きく分けて「木造軸組工法」と「ツーバイフォー工法」の二つに分けられます。

木造軸組工法とは在来工法や伝統工法とも呼ばれ、柱を縦に立てて梁を水平に渡し、筋交いという斜めの材を入れて補強し、点を結ぶように構造物を作っていく工法です。

この木造軸組工法は日本の伝統的な工法であり、法隆寺の五重塔や歴史あるお寺や神社、古民家でも採用されている工法です。

ツーバイフォー工法とは北米から伝わった工法で、木製パネルと角材(2インチ×4インチ)で作ったパネルで壁や床、天井という面を作り、この面を組み立てて作る工法です。

ツーバイフォー工法は「木造枠組壁工法」とも呼ばれており、木造軸組工法とは異なり面を組み立てて作る工法です。

木造軸組工法のメリット

木造軸組工法のメリットについてご紹介します。

建築費用が安価

木造軸組工法は鉄骨住宅と比較して、安価に建築できます。

鉄骨造は建築現場での加工が難しく、一邸ごとに工場で加工するため、建築費用が高価になります。

また鉄骨は重量が重いため、基礎や地盤補強にも費用がかかってしまいます。

家を建て替えたい、解体したい場合には木造の場合よりも費用が高くなるため、将来のイメージを考えてみる必要があります。

対して木造軸組工法では、鉄骨に比べて材料費も安く工期も短いため、費用が安くすみます。

設計の自由度が高い

木造軸組工法では、点と点を結ぶようにして柱や梁を設置するため、様々な空間の形やサイズを決められます。

そのためツーバイフォー工法に比べて、あと何センチか短くしたり長くしたりといったことが可能です。

また変形した土地や狭い土地の形状にも合わせやすく、外壁や屋根の形状の構造にも自由がききやすいです。

設計の自由度が高く、自分のこだわりの家を建てたい場合にはおすすめです。

リフォームが容易

間取りの自由度が高い木造軸組工法では、リフォームがしやすくなっています。

例えば子どもが出て行ったり、二世帯住宅にしたりしたい時にも増改築が容易にできるため、将来的なことを考えると木造軸組工法が適しています。

一方、ツーバイフォー工法では、壁が建物を支える構造であり、抜けない壁が多く空間を後から広げることが難しくなっています。

ちょっとした工事から、大掛かりなリフォームまで簡単にできるのが木造軸組工法のメリットです。

施工できる工務店が多い

木造軸組工法は日本の伝統的な工法であり昔からある工法なため、施工できる工務店が多数存在します。

そのため多くの工務店の中から自分にあった工務店を探すことができ、相見積もりも取りやすいので、費用を抑えられます。

一方でツーバイフォー工法は施工している工務店が少ないため、リフォームなどは基本的に新築時に施工した会社に依頼することといったケースも多くなります。

そのため他の工務店と比較ができず、費用も高くなりがちです。

また工務店が自分と合わなかった場合でも他の工務店を選べないことがあります。

木造軸組工法のデメリット

先ほどはメリットについてご紹介しましたが、こちらではデメリットについてご紹介します。

耐震性が低い

耐震性の面を比べると、木造軸組工法よりもツーバイフォー工法の方が耐震性は高くなる傾向があります。

ツーバイフォー工法は「モノコック構造」の一種で、パネルを組み立てて、4面の壁と天井、床の6面で支える構造になっているからです。

しかし、木造軸組工法は理論上ツーバイフォー工法よりも耐震性が低いものの、適切な耐震設計や部材の使用で耐震性に優れた住宅を建築可能です。

日本の耐震性に関する基準は厳格で、その基準に満たない家は建てることはできません。

特に、阪神・淡路大震災後の建築基準法改正によって、木造の耐震性が大幅に見直されました。

そのため、木造軸組工法でも適切な設計と部材の使用で、ツーバイフォー工法と差のない耐震基準を満たした家を建てることができます。

シロアリ被害に遭いやすい

木造軸組工法では「布基礎」と呼ばれる、家の下にある地面が露出している基礎が一般的であったため、シロアリ被害に遭いやすくなっています。

しかし現在では、地面を厚いコンクリートで覆われたベタ基礎と言われるものが一般的になっており、このベタ基礎によりシロアリの被害は減少してきています。

そのため、シロアリ被害については布基礎に比べあまり心配する必要がありません。

耐久性が低い

木造軸組工法は、木造のため耐久性は鉄骨よりも劣ります。

適切なメンテナンスをおこなうことで長持ちさせることは可能ですが、メンテナンスするのが面倒であるという方には向いていないでしょう。

木造軸組工法の工程と工事期間

木造軸組工法の工程と工事期間をご紹介します。

基礎工事前

基礎工事前には、現況確認、地盤調査・地盤改良、地縄張り、遣り方などを行います。

現況確認、地盤調査・地盤改良については、敷地の法的な規制、道路、境界などをチェックして現況を把握します。

そして建築する建物を地面が支えられるかどうかの調査と、その地盤調査の結果によっては地盤改良工事をします。

その後、ビニール紐や縄を使って設計図を確認しながら敷地内に建物の配置を示していく地縄張りをします。

そして地縄張りの50センチから100センチ外側に杭や板を張り巡らせる遣り方をします。

基礎工事

捨てコンクリートという基礎底面に引いた基準線に沿って、床下となる重要な基礎部分の鉄筋を組み立てます。

その後、型枠を設置し、底の部分にコンクリートを打設していきます。

固めるために空気や水分をしっかりと抜き、1週間ほど置いたあと型枠を取り外します。

基礎工事は家の重さを受け止めるのと同時に、地中からの湿気やシロアリ侵入を防ぐ重要な役割を担っています。

建て方、上棟式

建て方は、最初に土台の上に柱を立てていきます。

1階、2階の順に胴差しや梁を柱と柱の間に渡し、繋ぎます。

次にサッシが入る位置には、窓の枠組みを構築します。

最後に垂木や母屋など屋根部分の部材張り巡らせ、屋根部分の骨組みを構築し終わったら、建て方が完成します。

建て方が終わった後、お祝いとして上棟式を行います。

躯体工事

上棟式終了後、柱や梁などの構造物を、金物、ボルトなどを使って固定していきます。

屋根工事

躯体工事終了後すぐに屋根工事に入ります。

工事中の雨を防ぐためです。

また屋根部分の断熱材はこのタイミングで入れています。

床下地工事

床面を支えるための骨組みである床組を作り足元を固め、天井や壁の作業をしやすくします。

床組は主に根太や火打ち土台、もしくは剛床を指します。

外装工事

工事中の雨を防ぐために、外側から工事していきます。

まずは外部サッシを取り付け、防水シートや外装材、断熱材を取り付ける外部工事をしていきます。

内部下地工事

壁、天井、床の内装仕上げ材を張る前に、断熱材とボード材で下地を作っていきます。

内部仕上げ工事

内部下地工事が終わったら、内部の仕上げ工事に移ります。

壁にクロスを張ったり、床にフローリング材・タイル材・コルク材などを張ったりします。

配管や照明などの設備工事もこの時に同時進行で進めていきます。

外部塗装工事

外部の仕上げ、塗装がなされていない箇所の塗装を行います。

この段階で足場は必要なくなるため、足場を外します。

内装工事

棚や家具などの造作を行い、室内に据え付けます。

内装の細々とした部分を作っていきます。

照明、設備器具の設置

照明器具やシステムキッチンなど、インテリア関係の設備も取り付けていきます。

竣工検査

工事が完了したら、施工会社による建物、外構に不具合がないかどうかを、工事を請け負った施工者・工事を発注した依頼者の目線でチェックします。

仕様書、設計図通りに仕上がっているか、傷やミスがないか、設備が正常に動作するのかなどを確認します。

問題がないことを確認したら、引き渡しになります。

木造軸組工法とツーバイフォー工法の違いは?

木造軸組工法とツーバイフォー工法の違いについて、ご紹介します。

比較項目木造軸組工法ツーバイフォー工法
建材柱、梁、筋交い壁4面、天井、床
費用高い(坪単価60万円程度)安い(坪単価50万円程度)
工期長い短い
間取り自由度が高い自由度が低い
開口部大きく取れる、数や種類が豊富規格化されているため制限がある
接合部継手・仕口・補助金物釘・金物
取扱業者取扱業者が多い、業者の技術力によって建物の出来に差が生まれる取扱業者が少ない、工事がマニュアル化されているため業者によって建物の出来に差がない
リフォーム増改築が伴う大規模リノベーションが容易にできる規格化されているため制限がある、大規模リノベーションは難しい
耐震性ツーバイフォー工法よりも弱い強い
耐火性ツーバイフォー工法よりも低い高い

木造軸組工法とツーバイフォー工法の大きな違いは、一つ目は間取りです。

木造軸組工法では、点と点を結ぶように柱や梁を設置するため、点の位置によって空間の位置やサイズを自由に決められます。

そのため、一つの面のサイズが決まっているツーバイフォー工法とは違い、後何センチずらしたいといった細かい調整が可能です。

また狭小地や変形地でも土地の形や大きさに合わせて設計ができるので、土地の有効活用が可能です。

大きな違いの二つ目は、取り扱い業者の数です。

木造軸組工法は日本の伝統的な工法のため取扱業者が多く、リノベーションなどの際は相見積もりを取ることができるので、費用を安くできます。

しかし、業者の技術力によって建物の出来は変わってしまいます。

その一方で、ツーバイフォー工法は取扱業者が少ないですが、マニュアル化されているため、業者によって建物の出来の差はありません。

大きな違いの三つ目は、リフォームのしやすさです。

木造軸組工法は、リフォームが容易にできます。

点と点を結ぶように梁や柱があるため、増改築や不要な部分を取り除く減築も可能です。

よって、生活環境によって自由にリフォームできるため将来のことを考えると木造軸組工法が適しているといえます。

その一方でツーバイフォー工法は、壁が建物を支える構造のため抜けない壁が多く、空間を後から広げることが難しくなっています。

またツーバイフォー工法では、リフォームする際は基本的に新築の時の業者に依頼するケースも多くなります。

木造軸組工法では自由に業者を選べるので、これも違いの一つです。

木造軸組工法の各部の名称は?

木造軸組工法の各部の名称をご紹介します。

棟木

屋根の一番高い位置で母屋や軒桁と平行に取り付けられる部材です。

棟木を取り付けることを上棟あるいは棟上げと呼びます。

母屋

母屋は屋根の最も高い位置にある棟木と軒桁との間にあります。

棟木と平行に取り付けられ、垂木を支えます。

小屋束

母屋と妻梁と接しています。

母屋を支え、妻梁に力を垂直に伝えます。

垂木

屋根を支えるために、屋根の一番高い位置にある棟木から軒桁へ斜めに架ける部材のことです。

垂木の標準的な間隔は45.5センチです。

軒桁

屋根組の一番下で小屋梁や垂木を受けて、屋根荷重を支えている横架材のことです。

軒桁は屋根荷重のみを支えれば良いため、胴差よりも小さな部材で大丈夫です。

筋交い

建物の耐震性を高めるために、柱と柱の間に斜めに入れる部材のことです。

筋交いは厚さ1.5センチ〜9センチ、幅9センチの木材です。

小屋梁

小屋組みを受ける梁です。

垂木と平行に取り付けられる部材です。

屋根と小屋組みの荷重を支え、小屋梁に接続する柱に力を伝えます。

屋根材と小屋組みの荷重を受けるため、断面寸法は大きくなります。

胴差し

上階と下階との間に水平に入れる部材です。

上階の床の高さで、建物の周りを囲っている横架材です。

上階の床を作る部材であり、上階の床の土台ともいえます。

棟木と直交する方向へ、取り付けられる部材です。

床や屋根の荷重を支えます。

また梁は地震が起きた時に抵抗する部材です。

間柱

間柱は、内外装の下地として柱と柱の間に立てる柱です。

通し柱

通し柱とは、一階と二階まで一本で通される柱のことです。

管柱

一階と二階のそれぞれに設置される柱のことです。

通し柱とは異なり、桁や梁で分断される柱です。

床や壁にかかる荷重を支え、地震力など水平方向の力に抵抗します。

大引

根太と直交するように取り付けられる部材です。

一階の床を支え、力を地面に伝える役割があります。

根太の下に根太と直交に約90センチ間隔で取り付けられます。

根太

大引きの上にある部材であり、主に床材を支えます。

大引きに受けた荷重を伝えます。

土台

基礎の上に水平に固定される角材のことです。

基礎とアンカーボルトによって固定されます。

土台は耐力壁が受ける水平力を伝達します。

束石

床束をのせて安定させるための石です。

独立基礎の一種で、直径20センチ〜25センチ程度の王石やコンクリート、コンクリートブロックなどが使われます。

床束

大引きを支え、束石などに荷重を伝えます。

一階を支える短い柱で、大引きと接しています。

大引きから伝わる力は、束石に伝わりそのまま地面へと伝わります。

基礎

建築物などの重さを支え、地震などの力に抵抗する構造部材です。

建物を支持し安定させるための土台です。

木造軸組工法を取り扱っているハウスメーカーの特徴は?

木造軸組工法を取り扱っているハウスメーカーの特徴をご紹介します。

積水ハウス

画像出典:積水ハウス

積水ハウスの特徴は、シャーウッド構法です。

シャーウッド構法とは、木造軸組工法をベースにモノコック構造とラーメン構造の長所を融合しました。

木造軸組工法では、唯一型式適合認定を取得するハイブリッド技術で、家全体の強度を確保しながらより強く、より自由な家づくりを実現しています。

一つ一つの部材や構造材にこだわり、地震に強い構法となっています。

また実物大の建物を利用した実験などを何度も行い安全性を確認しています。

住友林業

画像出典:住友林業

住友林業の特徴は、ビッグフレーム構法です。

ビッグフレーム構法とは、通常の柱の幅よりも約5倍である柱を主要構造材として使用している構法です。

そのため、耐震性や耐久性に優れています。

幅の大きな柱と梁は、高精度なオリジナル金物同士によるメタルタッチ接合により強固に固定されています。

また優れた耐震性を確保しながら、柱や壁を最小限に抑えた開放感あふれる家を作れます。

さらに実物大の家を使用した実験も行っており安心できます。

タマホーム

画像出典:タマホーム

タマホームの特徴は、施工会社に直接発注してコストカットしていることです。

よって安価な価格で家を建てられます。

またタマホームの木造軸組工法は一般的な工法と違っています。

通常の木造軸組工法は柱や梁に筋交いを入れ、点と線を支えています。

そのため強い外力がかかった場合、力が接合部に集中しやすくなっています。

一方タマホームでは、壁に構造用耐力面材を用いることで、面で横からの力を受け止め、建物にかかる負担を分散させます。

アイフルホーム

画像出典:アイフルホーム

アイフルホームの特徴は、LIXILグループであり、LIXILグループから資材の一括購入が可能なため価格が安くなっていることです。

またLIXILの技術力を終結しており、高品質の家が建てられます。

こだわりのある方でも安心して任せられます。

さらにきめ細かいサービスが展開されており、家を建てる前も後もアフターフォローが充実しています。

「長く住み続けられる家であること」がモットーで、長期的にサポートしてくれます。

クレバリーホーム

クレバリーホームの特徴は、フランチャイズシステムを採用しており、地元工務店が地域に合った対応をしてくれることです。

地域に密着型で地域に合った家が建てられるため、長く住み続けることができます。

その他のクレバリーホームの特徴として、木造耐火住宅があることです。

厳しい基準を設けてその基準をクリアしているため、木造であるにもかかわらず、防火地域内にも建てることができる火に強い家になっています。

また、木造のため費用を抑えられます。

木造軸組工法の耐久性は?

耐久性や強度は、鉄骨よりも弱い傾向になっています。

そのため、耐久力向上のために筋交いや補強金物を入れます。

筋交いや補強金物は、柱と柱の間に斜めに入れて耐震性や耐風性を強めるために用いられています。

筋交いや補強金物により耐久性を上げることができるため、著しく耐久性が弱いというわけではありません。

また木材は水分や湿気に弱く、鉄骨やコンクリート造に比べて雨風による劣化やシロアリ被害などの害虫被害を受けやすくなっています。

しかし、適切なメンテナンスで長持させることは可能です。

木造軸組工法の耐震性・防火性は?

木造軸組工法の耐震性・防火性についてご紹介します。

木造軸組工法の耐震性について

これまでの木造軸組工法は、ツーバイフォー工法や鉄骨、コンクリート造の家に比べると耐震性が劣ります。

木造軸組工法は点と点の構造のため軸組の剛性が不十分だと、耐震性が低くなりがちです。

しかし適正な軸組部材の補強を行えば、耐震性を向上させることができます。

例えば、耐力壁に筋違いの代わりに構造用合板を使うなど、ツーバイフォー工法のよさを取り入れることで、耐震性を向上できます。

よって、最近の家ではツーバイフォー工法との耐震性はさほど変わらなくなっています。

木造軸組工法の防火性について

以前はツーバイフォー工法の方が面で炎を跳ね返しやすいため、防火性に優れていると言われていました。

しかし現在では木造軸組工法でも他の工法と防火性はほぼ同等となっています。

また木材は確かに燃えますが、燃えるのは表面だけで、芯の部分まではなかなか燃えないようになっています。

表面が燃えて炭化し周りを覆うため、内部までは火が届きにくくなっているためです。

さらに木材には水分が含まれているため。全て燃えるまでに長い時間がかかります。

木造軸組工法の防音性、断熱性は?

木造軸組工法の防音性、断熱性についてご紹介します。

木造軸組工法の防音性について

木造軸組工法は床と壁の共振が小さいため、ツーバイフォー工法よりも音響上有利になっています。

ツーバイフォー工法はパネルそのものが共振しやすく、床の上に壁を構築するため壁と床が同時に共振するため、音が伝わりやすくなっています。

また木造軸組工法の場合は壁内や床下などの内部空間に吸音材を補填しやすく、リフォームにおける後施工も可能です。

よって新築でもリフォームでも防音対策が行いやすくなっています。

木造軸組工法の断熱性について

木造軸組工法の場合は、柱や壁、床に隙間ができやすく、設計で断熱性能を向上させても、施工業者の断熱材の設置が悪いと断熱性能が低下してしまいます。

そのため、このような隙間に対応するために吹付充填断熱が推奨されています。

吹付充填断熱とは、無数の細かい連続気泡を吹付け、断熱を行う方法です。

細かな部分にも吹付けられるため、隙間ができやすい木造軸組工法でも隙間なく断熱材を施工でき、これによって断熱性を高めることが可能です。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

実際に建て替えをするべきなのか、リフォームをするべきなのかを検討するためには、プロに現状を相談し、「プランと費用を見比べる」必要があります。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】市村千恵

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