2024年01月08日更新

監修記事

輸入住宅の値段は高いのか?

輸入住宅の値段の相場は

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輸入住宅は日本式住宅よりも高いというイメージが強いようですが、実際の価格相場はどの程度なのでしょうか。

ここでは輸入住宅の価格相場について、日本式住宅の価格相場と比較しながら見ていきましょう。

坪単価は日本式建築とさほど変わらない

輸入住宅は国内で知名度のある大手ハウスメーカーから輸入住宅専門の中小規模ハウスメーカーまで、様々な業者が取り扱っています。

住宅のグレードや使用する部材の種類によって建築にかかる費用は異なりますが、輸入住宅の坪単価は安いものでは約30万円程度から、高級仕様では100万円以上も珍しくありません、平均は約60万円~90万円程度と言われています。

一方、日本の大手ハウスメーカーで日本式建築の住宅を建てる場合、坪単価の平均は約70万円~80万円が一般的です。

両者を比較してみると、輸入住宅を建てる場合も大手ハウスメーカーで日本式建築の住宅を建てる場合も坪単価はあまり変わりません。

しかし、輸入住宅と日本式住宅のいずれも住宅のグレードによって坪単価は異なります。

標準タイプの住宅であれば両者のコストは同等かもしれませんが、ハイグレード住宅の場合は輸入住宅の方が日本式住宅よりも高くなる傾向にあるようです。

坪単価は住宅のグレードだけでなくどの業者に施工を依頼するかによっても異なります。

そのため坪単価の上限は無いとも言えますが、日本式住宅の場合は坪単価が約75万円~100万円であれば一般的に高級住宅と呼ばれる住宅を建てることができます。

一方、ハイグレードな輸入住宅の中には坪単価が100万円を超えるものもあるようです。

以前に比べて安くなっている

輸入住宅はお洒落な反面、日本式建築よりも建築コストが高いというイメージを持つ人も少なくありません。

たしかに以前は輸入住宅を建てようとしたら、日本式建築よりも建築費用が高額になってしまう傾向がありました。

なぜなら、まだ輸入住宅が一般的ではなかった頃は輸入住宅を扱う業者が少なく、価格を抑えたプランが今ほど充実していなかったためです。

また、施工できる職人の数も少なく、工事にかかる人件費が日本式建築より高額になっていたことも原因の一つとして挙げられます。

しかし、近年では輸入住宅を扱う業者が増え、職人の不足も解消されてきました。

さらに輸入住宅を扱う業者が増えて価格競争が生まれたことにより、輸入住宅の建築費用は以前よりも安くなってきています。

タイプ別!輸入住宅の価格の相場価格

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タイプによってはお手頃価格もあり!

おしゃれで個性的なデザインの多い輸入住宅は価格が高いのではないかと思えますが、輸入住宅にもいろいろなタイプがあります。

タイプによっては国産住宅とあまり変わらないようなお手頃な価格もあるのをご存知でしょうか。

そこで、輸入住宅の中でも人気のある南欧スタイル、北米スタイル、ログハウスのそれぞれの相場価格を紹介します。

これから住宅を建てようと思っている方は、輸入住宅も選択肢のひとつに入れてみませんか。

南欧スタイルでは2000万円台で建てられる

よく建築されている輸入住宅とは、延べ床面積が40坪程度の住宅の場合の相場価格は2,000万円~3,000万円ほどです。

特に人気のある南欧スタイルでも、2,000万円台から建てることが可能です。

南欧スタイルとは、南フランスやイタリア、スペインなどヨーロッパでも温暖で豊かな自然が残る地中海のリゾート地域に良く見られるスタイルの建築で、カラフルな外壁と優しい日差しに照り付けられた素焼きの瓦屋根が印象的な住宅です。

北米スタイルは2,000万円台後半から4,000万円

北米スタイルの住宅は、南欧スタイルの住宅よりも少し予算幅が上がって、2,000万円~4,000万円ほどになります。

北米スタイル住宅の特徴と言えば「外壁」です。手間のかかる総レンガ外壁だったり、木の素材感を活かしたデザインだったりします。

直線的ですっきりとした印象ではありますが、国産住宅にはあまり見られないタイプの外壁に目が奪われます。

ログハウスは3,000万円以上

太い天然木を活かした住宅「ログハウス」は、建材の良しあしとも大きく関係しているため、その予算は少なくとも3,000万円は見積もっておくのがいいでしょう。

ログハウスは、建築に必要とされる建材を仕入れるのに費用がかかるだけでなく、ログハウスの建設自体があまり多くないために専門の職人も少ないのが現状です。

他の輸入住宅に比べると大きな予算が必要となるログハウスですが、その個性的なデザインを考えれば納得の相場ではないでしょうか。

デザインにも予算は左右される

南欧スタイルなどのタイプ別にも予算の相場を分けることはできますが、住宅の建築予算は、デザインによっても大きく左右されます。

平屋か二階建てか、または吹き抜けがあるかないかなど、住宅はその人の暮らし方によってデザインや間取りが変わり、それに応じた予算が必要になります。

地域によって違いが出る相場価格

都市や地方都市など、住宅を建てる地域によっても価格は変動します。

傾向としては、大きな都市では相場高くは上がり、地方では安くなります。

都市圏では2,800万円前後が相場価格

東京や大阪などの都市圏で建てられる輸入住宅の相場価格は、2,200万円~3,500万円ほどです。

都市部では住宅用地は狭い区画が多く、住宅そのものはそれほど大きくないのですが、デザインに工夫を凝らした輸入住宅が好まれる傾向がある上に、人件費も高く、建築条件をクリアするために相場価格が高めになっています。

地方の相場価格は約2,500万円

都市部を離れた地方では、輸入住宅の相場は1,800万円~3,000万円です。

都市部に比べると広い土地に建てられることの多い地方の輸入住宅ですが、都市部の輸入住宅の相場価格に比べると抑えた価格帯になります。

その理由は人件費が安いことと広い土地を手に入れやすいからです。

輸入住宅の坪単価の例

輸入住宅は、坪単価だけで検討すると現実と乖離する可能性があります。

価格の安いところでは、坪単価30万円で建てられる場合もありますが、建築様式や使用部材によっては、坪単価が100万円を超えることもあります。

また坪単価の計算方法も施工会社によって大きく異なります。たとえば吹き抜け部分の上部を面積にカウントするのかしないのかだけでも、まったく結果が変わってくるのです。

坪単価を安くみせようとすれば、本来延べ床面積に入らない吹き抜け部分を仮想面積として算入することで、坪単価はずいぶんと下がってしまいます。

また最初に提示される坪単価は標準工事で算出されたものであるため、追加工事や変更工事を発注することで、大きく金額が跳ね上がってしまいます。

このため輸入住宅においては、あまり坪単価にとらわれることなく、総合的な見積もりを取り寄せて価格を判断した方がいいのです。

輸入住宅が高くつく場合もある

場合によっては日本家屋よりも輸入住宅の方が高くつくことがあります。

では、どのような場合に高くなってしまうのかについてご紹介します。

建材価格は円高・円安により変化する

輸入住宅の価格は、円相場によっても大きく変わってきます。

2000年以降を見れば1ドル110円前後で変動しています。その時期の変動幅をみると概ね103円~125円の範囲でしょう。

例外として、2010年頃には一時1ドル80円という極端な円高がありました。

こうした円高の時期にタイミングよく輸入できると、安く輸入住宅を建てることができます。

一方で1985年頃は1ドル220円前後の時もありました。

この頃、まだ輸入住宅が普及していなかったのは、こうした円安の影響もあると言われています。

たとえば輸入住宅の材料費が10万ドルだとすれば、1ドル105円であれば1,050万円で仕入れることができます。

ところが1ドル120円になると1,200万円になります。

この価格差が販売価格にも影響を与えますから、輸入住宅を購入するに際しては、円相場の見極めも非常に重要だといえるのです。

建築様式によって高くなる

輸入住宅は建築様式によっても価格が大きく変化します。

たとえば、アーリーアメリカンスタイルはツーバイフォー工法の住宅が多く、比較的手間のかからない工法のため建築費用を比較的安く抑えることが可能です。

この場合の費用の目安は、延べ床面積が40坪の住宅で2000万円台前半と言われています。

一方、外壁を総レンガ張りにすると建築費用は高くなります。

ジョーシアンスタイルや北欧スタイル、英国スタイルで外壁を総レンガ張りにする場合は資材コストが高くなるとともに工期も長くなり、人件費もかさみます。

この場合の費用の目安は、延べ床面積40坪の住宅で2000万円台後半~約4000万円でしょう。

また、ログハウスの場合は太い天然木を大量に使用するため、最低でも約3000万円はかかるようです。

外観で高くなる

輸入住宅は日本式住宅に比べて外観のデザインにお金をかける傾向があります。

輸入住宅では外壁材としてレンガを使用することが多々ありますが、木材よりもレンガの方がコストがかかります。

また、ベランダや玄関の庇、フラワーボックスなどデザイン性の高い設備をどの程度取り入れるかもコストに影響します。

デザイン性を重視し、欧米の外観デザインを全て取り入れようとすると日本家屋に比べて建築費用が高くなるため注意しましょう。

設備の費用で値段が高くなる

輸入住宅と日本家屋のコストの違いは、設備が国産であるか輸入品であるかという点でも差が生じます。

輸入品は輸送コストが費用に含まれるため、同じ性能の品物であってもコストが割高になるのです。

木材に関しては日本式住宅も輸入品を使用していることがありますが、設備に関しては日本のメーカー品を使っているケースが多いようです。

一方、輸入住宅の場合は室内設備にも輸入品を使うことが多くなるため費用が割高になります。

もし少しでも費用を安く抑えたいのであれば、ドアノブやキッチン設備は日本製にするなど、設備ごとに検討することが大切です。

建築職人の人件費高騰

建築職人の人件費は、熟練度によって大きく異なります。

輸入住宅は基本的にツーバイフォー工法であるため、大工もあまり熟練差を要求されません。

このため工事施工会社がコストカットを優先する方針であれば、単価が安く経験の浅い職人が集まります。

反対に仕事の出来上がりを優先する施工会社であれば、一定レベル以上の大工を集めて工事を行ないます。

そうした職人の人件費の差は、輸入住宅の価格にも表れます。

また人件費は地域によっても格差があります。

国土交通省が決定した平成30年から適用する公共工事設計労務単価による大工の人件費をみてみましょう。

最も高い静岡県、岐阜県、三重県で25,500円、最も安い大阪府で20,400円と、実に5千円以上の差があります。

地盤改良工事費用

輸入住宅の場合、購入者にスタイルのこだわりがあるために建売住宅は少なく、注文住宅で建てることが主流になります。

注文建築の場合、住宅の工事請負契約を締結してから、地盤調査を発注することになります。

このため地盤調査に基づいて決定される基礎工事の仕様によって価格は大きく左右されます。

軟弱地盤が表層部2m程度だった場合は、表層部をかき混ぜて改良する表層改良工法を行います。

費用の相場は1坪あたり約2万円ですので、1階面積の20坪を施工すると、約40万円程度になるでしょう。

軟弱地盤が約2m~8mの場合は、地中にコンクリートの柱を建てる柱状改良工法で施工します。

工期は約1週間で、費用の相場は1坪あたり約5万円です。20坪施工すると約100万円程度が必要です。

軟弱地盤がさらに深い場合は、支持層まで鋼管杭を打ち込む鋼管杭工法で施工します。

工期は1日~2日ほど終わりますが、費用の相場は1坪あたり約5万円~7万円です。20坪施工すると約100万円~140万円になります。

このように地盤の状況によって、地盤改良工事の費用は大きく異なります。

しかもこの工事はしっかりと施工しておかないと、将来不同沈下によって家が傾く危険をはらんでいるのです。

ただし、これらの地盤工事にかかる費用は、輸入住宅に限ったことではありません。

すべての工法の住宅に共通しています。

地盤のしっかりした土地に住宅を建てるのであれば、こうした地盤改良工事は不要になります。

つまり強固な地盤の土地を選択することで、工事費の節約につながるということなのです。

輸入住宅の値段を安くする工夫

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ここでは輸入住宅を安く手に入れるためにどのような工夫が有効であるかについてご紹介します。

工法で工夫する

シンプルで施工が比較的簡単な工法を選ぶことによって費用を安く抑えることができます。

たとえば、ツーバイフォー工法であれば決まった規格の木材を使用するため量産技術が確立しており、費用を安く抑えることが可能です。

また、ツーバイフォー工法の魅力は建築費用が安価であるというだけではありません。

実はツーバイフォー工法は日本の在来住宅よりも耐震性に優れていると言われているのです。

日本は地震大国なので、ツーバイフォー工法は日本に合っている工法でもあるとも言えるでしょう。

外観が凝った建物は建築費用が高い

外観に凹凸があるような凝ったデザインの建物は建築費用が高くなります。

そのため、費用を抑えたいのであればできるだけ建物の形状をシンプルにすることが重要です。

複雑な形状であればその分外壁の表面積が大きくなり必要な外壁材の量も増えます。

外壁材にかかる費用の割合は建築資材の中でも比較的大きく、外壁材を節約することができれば建築費用の総額を抑えることができるでしょう。

スタンダードな材料を選ぶ

アルミサッシ、流し台、ユニットバス、サイディングボード、フローリング、瓦などの建築材料は、スタンダードとされているグレードの商品は大量に生産されているために、安い価格で仕入れることができます。

反対にスタンダード以外のグレードの商品を選択すると、生産量が少なく時には特注になることがあるため価格が大きく跳ね上がってしまうのです。

輸入住宅の価格を抑えるためには、極力スタンダード品を選択することがポイントです。

土地価格が安い地域に建てる

輸入住宅に限ったことではありませんが、住宅を建てる費用は土地価格も大きく影響してきます。

特に輸入住宅は、国内の住宅と比較して大きなサイズの仕様となっていることから、狭小敷地に建てることが難しく、どうしても広めの敷地を選択することになります。

そのため、住宅購入費全体の費用を抑えるためには、土地価格が安い地域を選んで建てることが重要です。

内装で工夫する

内装にかかるコストを削減することも重要です。

輸入住宅では建物の雰囲気に合う輸入品の設備や内装を選びたくなりがちですが、全てを輸入品にするとコストも高くなってしまいます。

妥協できる部分とそうでない部分を見極め、輸入品だけでなく国内品も上手に使ってコストを削減しましょう。

費用の配分は優先順位で決める

予算オーバーしそうな場合は、優先順位を考える

予算内で住宅を建てるためのコツとして、住宅に求めるものは何かを考えて、それをもとに優先順位つけます。

優先順位で上位になるものを建築プランに入れて、下位に着けたものは今回の建築プランでは見送るといった考慮するという方法があります。

譲れるところと譲れないところの選び出し、譲れるところは予算を削り、譲れないところには予算を残すようにします。

判断基準はリフォームしやすいかどうか

譲れるところと譲れないところの判断基準として、後々リフォームしやすいかどうかを考えると判断しやすくなります。

断熱材など住宅の住み心地に関わる部分の予算を抑えてしまうと、実際に暮らしてみて不満になった時、そのリフォームは大掛かりなものになってしまいます。

その一方で、設備面でのグレードなどは建築後にもリフォームしやすいものなので、今回は諦めるという考え方もあります。

来客が目にしない部分で予算を削る

またもう一つ譲れることの目安として、お客様の目にふれるかどうかを基準にするという方法があります。

お客様があまり目にしない部分、例えば納戸などは、使い勝手を重視して壁紙などの仕様にあまり予算をかけないようにすれば、総費用を抑えることができるでしょう。

ローコストの輸入住宅を建てることを得意とするハウスメーカーで建てる

ローコストの輸入住宅を建てることを得意とするハウスメーカーであれば、複数のモデルタイプの輸入住宅を取り扱っています。

選択肢が多ければ多いほど、住宅に対する要望を実現できる可能性が高くなるでしょう。

ローコストの輸入住宅を主に扱っているハウスメーカーとして、「ロビンスジャパン」があります。

ロビンスジャパンで扱っている住宅の中でも低価格帯のものは約600万円から建てることが可能です。

この価格帯で建てられるタイプはオレゴン・カントリー風のもので、間取りは1LDKなどのシンプルなものが多いようです。

他にも比較的高価格帯のものとしてビクトリアンスタイルの家があり、こちらは約1500万円以上から建築可能です。

この価格帯の住宅では建物の外観が複雑な形状のものが多くなり、間取りもファミリー向けで広いものが多いようです。

輸入住宅には、各々産出国の気候風土に適応した設計特性があります。見た目だけでなく性能や構造特性を十分理解して選択することをお勧めします。

輸入住宅の価格の注意点について

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輸入住宅の価格についてどのような点に注意をすればいいでしょうか。

企画住宅の追加・変更費用に注意

企画住宅では、標準仕様の建材や設備による建築単価があらかじめ定まっています。

これを基本価格として、追加や変更による価格が加えられる仕組みになっているのです。

たとえばリビングを吹き抜けにしようと思えば、2階の床が不要になるので価格が下がるのではないかと考えられがちです。

しかし吹き抜けにすることで内部足場が必要になるため、費用的にはプラスマイナスゼロになるでしょう。

ただし吹き抜けにした場合、壁、天井、照明のグレードを上げる傾向があり、結果的に価格もアップする傾向があります。

この他も開口部をアールにしたりお洒落なサーキュラー階段にしたりと、輸入住宅特有の夢が広がります。

これらすべてが追加料金の対象になることを念頭に置いて、取り入れるか否かを検討する必要があるでしょう。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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