2024年04月24日更新

監修記事

窓が閉まらないのはレバーハンドルが原因?トラブル時の対処法

突然、自宅の窓が閉まらなくなって困ったことはありませんか。窓が閉まらないと、生活に支障が出るのですぐに解決したいかたも多いでしょう。しかし、ひとくちに窓が閉まらないと言っても、原因はいくつか考えられます。いくつかの原因とその解決方法について解説していきます。

窓が閉まらないのが故障かどうかはどこを確認すればいいの

窓 閉まら ない レバー

レールにゴミがないか確認

窓が閉まらない場合はまず、レールにゴミがないか確認してみましょう。ゴミがあるとうまく窓をスライドすることができず、窓が閉まらなくなってしまいます。

また、レールではなくサッシの端にゴミがたまって、窓を閉められないこともあります。特に風が強い日の後や湿気の強い日などは、サッシについた結露に葉やほこりなどのゴミがくっつき、レールに溜まりやすくなることがあります。

ゴミを取り除くことで窓の開閉が可能になる場合もあるので、少しのゴミだからとそのままにせず、できるだけこまめに掃除するようにしましょう。

間違っても金槌やバールなどで力まかせに動かそうとはしないでください。戸車やレールを傷めてしまえばサッシごと取替えしかなくなります。

この記事を参考にしていただき、それでもだめなら速やかにサッシ屋さんに来てもらいましょう。

外れ止めの位置を確認

網戸がサッシに付いている場合は、その網戸がレールから外れないように外れ止めと呼ばれる金具が付いています。この金具が、何かの拍子に外れたりずれたりして窓のレール内に入り込んでいる場合があります。

これが原因で窓が閉まらなくなることがあります。外れ止めの位置がずれていないか確認し、ずれている場合には正しい位置に戻せば窓が閉まるようになります。

ストッパーアームなど安全装置の確認

ストッパーアームとは扉状の窓などに付いていることの多い金具で、窓を定位置に開放しておくためのものです。これには窓の開閉時に手を怪我せず安全に行えるよう、安全装置が付いています。

窓が勝手に閉まらないように付いているので、窓が閉まらない場合はこの装置が解除されているかどうかをまずは確認してください。経年劣化によって、解除しても動きが悪くて閉まらない場合や、解除自体がしづらくなっていたり解除できなくなっていたりする時は、ストッパーアーム自体を交換する必要があります。

サッシに歪みがないか確認

現在、住まいに使用されている多くのサッシはアルミなどの軽い金属でできていることが多く、経年劣化や地震などの強い負荷がかかった際に歪みが生じます。そうすると、窓が閉まらなくなることがあります。

歪みがある場合は、窓のサッシごと入れ替えする必要があります。

レバーハンドルに破損がないか確認

レバーハンドルとは窓を開閉するときに使用するハンドルで、主に片開きの出窓などに使用されています。これ自体が窓をロックする役目を担っていることがほとんどです。このレバーハンドルが破損していたりずれていたりすると窓が閉まらなくなります。

まずはレバーハンドルに破損がないかどうかを、確認して必要があればレバーハンドルの交換をしましょう。

戸車が外れていないか

戸車は窓をスムーズにスライドさせるために窓の下部に付いている車です。戸車が外れている場合も窓は閉まらなくなります。

レールに戸車が乗っているかどうかを確認してください。もし戸車が外れているようなら、窓を少し浮かせて、レールに乗せると窓が閉まるようになります。

戸車の動きが悪くなっている時には、油をさして調整できますが、場合によっては戸車の部品交換が必要なこともあります。

窓が閉まらない原因がレバーハンドルなどのトラブルとみられる際の対処法は?

レバーハンドルや戸車のトラブルが原因で窓が閉まらない場合、自分で修理することが可能です。ホームセンターなどで部品だけを購入することができるからです。

しかし、実際には該当する部品が廃盤になっていたり、レバーハンドルだけの故障ではなく、サッシ自体が腐食するなど経年劣化している場合もあります。この場合はサッシ本体を交換しなくてはなりません。

そうなると、自分で対応することはできないので、工務店などに修理を依頼することになります。

工務店といってもたくさんあって、どこにお願いすればいいのかわからない方も多いと思います。

また、残念ながら、相場以上の法外な価格を要求される場合もあります。そうならないためにも、事前に費用の相場を確認しておくのが安心です。

ある程度の相場がわかったら、いくつかの工務店に連絡して見積もりを取ってみましょう。そして依頼する業者を決めたら、出来るだけ早めに業者に連絡しましょう。

なぜなら、窓が閉まらないままにしておくのは防犯上問題があることはもちろんのこと、錆や腐食の発生につながり、当初の不具合対応以上の修理が必要になる場合があるからです。

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窓が閉まらないと業者に依頼した際の費用相場は?

レバーハンドルの交換費用相場

レバーハンドルの種類にもよりますが、約2万円~4万円が費用の相場になります。ここには部品代と出張料金を含む修理代が含まれています。

しかし、部品が廃盤になっている場合や、そのまわりの部分が腐食してハンドル交換だけでは問題が解決しない場合には、後述するサッシ自体の交換が必要な場合もあります。

ストッパーハンドルの交換費用相場

ストッパーハンドルの交換は種類によりますが、だいたい2万円前後が相場になります。こ
れには部品代、修理代と出張費用がふくまれています。業者と自宅の距離が遠かったり、部品の値段が高かったりする際にはその分、費用もかかります。

また、レバーハンドルと同じく、部品が廃盤になっていたりサッシ自体が破損していてストッパーハンドルを修理するだけでは窓が閉まらなかったり場合は、サッシ本体の交換が必要になります。

サッシの交換費用相場

サッシの交換には大きく3つの種類にわけることができます。
1つ目は、枠のみの交換です。
希望するサッシの素材や機能によっても費用は変わってきますが、枠のみの交換は概ね3万円~5万円が費用の相場になります。工事は1日から2日で終了します。

2つ目は、窓ガラス付きの交換です。
窓ガラス付きの交換の場合、必要なガラスの大きさによって価格が違います。また二重窓や遮熱性や防犯性のガラスにするなどの機能を追加すると、その分費用は追加となります。

廊下などに使用される小窓であれば4万円程度からありますが、掃き出し窓では普通ガラスで5万円以上かかります。作業費はここに含まれていることがほとんどです。

3つ目は、壁工事ありの場合です。
希望する機能の付いた窓枠と現在のサッシのサイズが異なる場合、外壁の工事が必要になります。この場合は上記2つの工事と比較して大掛かりになりますので、修理には2日以上かかり、費用は30万~50万円が相場です。

賃貸マンションと分譲マンションでは窓が閉まらない際の対処に違いがあるの?

窓 閉まら ない レバー

最初に説明した通り、窓が閉まらない原因はいくつかありますが、ゴミを取り除いても解決されず修理が必要になった場合、賃貸マンションと分譲マンションでは対応に違いがあるので注意が必要です。

まず、賃貸マンションに住んでいる場合は大家さんに連絡を入れましょう。事前の契約内容にもよりますが、電球などの取り換えとは異なり、家の設備面での故障で修理が必要になった場合は大家さんが費用を負担して修理することが多いからです。

そのため、事前に大家さんに故障を伝えることなく自分で勝手に修理しても、その修理代は返却されない場合があります。窓が閉まらなくて困っている時はすぐに大家さん(または管理会社)に連絡して修理してもらうようにしましょう。

分譲マンション(持ち家)の場合、窓は共有部分になりますが修繕自体はそれぞれで行います。そのため、例えばレバーハンドルやストッパーアームの故障で窓が閉まらない場合、部品を交換すれば解決するときには各自で行うことが可能です。

しかし、窓枠が歪んだ場合などで、サッシ自体を取り替える必要がある時は管理組合の許可が必要になります。なお、基本的に外壁の工事が必要な窓枠の工事はマンションの場合はできません。詳しくはお住まいの管理組合規則に従って対応する必要があるので、よく注意してください。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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