2024年04月19日更新

監修記事

ドアの立て付けが悪い!直し方は?引き戸やふすまについても解説!

毎日、何度も開け閉めするドアや引き戸。何度も開け閉めするうちに、開けづらくなったり、ぴったり閉まらなくなりと、建て付けが悪くなりますが、簡単に直す方法があります。修理方法を知って、スムーズに開け閉めできるように修理しましょう。

建て付け悪いドアとは?

ドア 建て 付け 悪い

ドアや引き戸の建付けが悪くなると下記のような不具合が見られるようになります。

ドアの場合は、完全にドアが閉まらない、閉めた時ドアとドア枠との間にすき間ができる、ドアが傾いてドア枠や床にドアが擦ってしまうなどです。

引き戸の場合は、開け閉めが固くなりスムーズに開閉できない、床に擦れてきしむような音がする、閉めた時に戸枠と建具の間にすき間ができる、引き戸が戸枠や建具同士があたり擦れてしまうなどです。

ドアの蝶番に問題があるときの直し方

ドアの建て付けが悪い場合は、まず蝶番に問題がないかを確認しましょう。蝶番はドアを開閉する時の軸となる金物で、蝶番に問題があるとドアが傾き、開閉しづらくなったり、床やドア枠にドアが擦れたりします。

ドアとドア枠の間のすき間に見られるとき

蝶番に問題があるとしっかりとドアが閉まらなくなることがあります。これはドアとドア枠の間にすき間が大きくできてしまったり、逆にすき間が少なくなってしまうことで起こります。

すき間が大きくなると、ラッチかかかりづらくなりドアが閉まらなくなります。また、すき間が少ない場合には、ドアがドア枠にあたるためドアが閉まらなくなります。

このような場合は、蝶番のネジを調整して建付けを直すことができます。

蝶番はネジで固定するタイプのものが多いため、ドライバーがあれば比較的簡単にドアの位置を調整できるでしょう。ドアの説明書を見ながらドアの傾き具合に応じて角度や場所を調整しましょう。

この場合、用いるドライバーのサイズには注意が必要です。ドライバーにはサイズがあり、サイズが合わないドライバーを使用すると、ネジが回らなかったり、逆にネジをつぶしてしまう可能性もあります。ネジにあったサイズのドライバーを用意しましょう。

ドアの蝶番のネジ穴が緩んでいる場合

蝶番のネジ穴が長年の使用によって擦れて広がってしまい、ネジが緩んでしまうことでドアの建てつけが悪くなるケースもあります。

一度ネジ穴が緩んでしまった場合、ネジを締め直してもネジが効かないため、建て付けを直せません。この場合は、蝶番自体を取り換えることで修理します。

しかし、新しい蝶番を古いものと同じ位置に取り付けることができないケースもあります。これはビス穴も広がってゆるくなってしまっている場合で、蝶番を取り替えてもネジが効きません。このようなケースでは蝶番の位置を変えて取付けするようにします。

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ふすま・障子の建てつけの直し方

ふすまや障子の建て付けが悪くなると、開閉が固くなったり、開閉時に建具同士があたって擦れたり、閉めた時にぴったり閉まらず、ふすま・障子と戸枠の間にすき間があいたりするなどの不具合が見られます。

ここでは、このような場合の具体的な修理方法を見ていきましょう。

ふすま・障子の滑りを良くする

ふすま・障子の開閉が固くなった場合は、まず敷居の状態を確認します。建具をはずし、敷居とふすま・障子の間にゴミやほこりなどが詰まっていないか確認し、ゴミやほこりを取り除きます。

その後、敷居にロウを塗ったり、敷居のスベリをよくする専用のテープやスプレーを使って、滑りが良くなるように直します。

鴨居が下がっている

鴨居が下がっているために、開閉が固くなったり、すき間が空くケースもあります。この場合、ふすま・障子の動きが固くなる部分の鴨居の溝をサンドペーパーでこすってけずることで修理できるケースがあります。

自力での修理が難しい場合は専門業者に依頼する

建て付けを直すには、専門業者に依頼しないと難しいケースもあります。ふすまや障子自体が反って歪んでいたり、鴨居の下がりが大きい場合などです。ふすま・障子の状態をよく見て、判断しましょう。

洋引き戸の直し方

洋引き戸の建て付けが悪くなると、開閉しづらくなったり、閉めた時にすき間があいたり、開閉時に建具同士が擦れてしまうなどの不具合が見られます。

洋引き戸の敷居には、レールが埋まっていて、建具には戸車がついています。洋引き戸の建て付けの不具合は、このレールか戸車にトラブルが起きていることが多いでしょう。

レールに問題がある場合

引き戸のレールに問題がある場合の原因は、レールにゴミやほこりが詰まっていたり、レールが曲がっていたり、レールが錆びている場合が考えられます。

ゴミやほこりが詰まっている場合は、まず引き戸をはずして、レールを掃除機で掃除して、ゴミとほこりを取り除き、引き戸の滑りを良くします。

レールが曲がっている場合は、レール自体の交換が必要になるでしょう。

レールが錆びている場合は、錆を完全に落とすことで引き戸の滑りを良くします。しかし、錆がひどい場合は落とすのが難しく、錆を落とせたとしてもレールが摩耗していて、建て付けが良くならないケースがあります。この場合は、レールの交換をして直します。

また、レールには種類があります。V型・Y型・埋め込み型など様々です。新しいレールを購入する時には、ついているレールを取り外して同じサイズ・形状の物を用意しましょう。

戸車に問題がある場合

戸車は引き戸の底についている金属製やゴム製の部品です。長年使っていると、戸車にゴミが詰まったり、戸車がすり減ったり、金物部分が破損したりします。

まず、引き戸をはずして、戸車についているゴミやほこりを取り除きます。ほこりやゴミを戸車が巻き込み、湿気を含んで滑りが悪くなるケースがあります。戸車を回しながら、歯ブラシや爪楊枝などを使って、丁寧に取り除きましょう。

戸車がすり減っている場合は、新しい戸車に交換します。また、戸車を支える軸が曲がったり、折れたりしている場合も新しい戸車への交換が必要です。

戸車は材質・サイズ・取付け方法などが異なる様々な種類があります。戸車を交換する場合、今ついている戸車を取り外して確認し、同じサイズ・取付け方法のものと交換するようにしましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社KURODA一級建築士事務所 坂田理恵子

株式会社KURODA一級建築士事務所

坂田理恵子

一級建築士、一級施工管理技士。和歌山市で設計事務所に勤務。住宅のリフォームや新築を中心に携わり、女性目線で、家事や掃除、片付けがしやすく暮らしやすい家の提案を行う。

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