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2019年09月19日更新
リフォームローンにおける有担保型と無担保型の違いとは?
リフォームするにあたり、ローンの利用を考えている人も多いでしょう。ローンには有担保型と無担保型がありそれぞれ特徴があると同時にメリットとデメリットがあります。この記事ではそれぞれの特徴を解説し、どのようにケースに向いているのかを説明していきます。
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- 監修者亀田融
有担保型のリフォームローンとは
有担保型リフォームローンの特徴
有担保型のリフォームローンとは、リフォームする住宅を担保にして融資を受ける方法です。
その特徴は住宅購入時の住宅ローンとよく似ています。
借入金額の上限が高く設定されており、その分返済期間が長く、金利も低く設定されているのが特徴です。
例えば、ある金融機関のリフォームローンは無担保の場合は借入金額の上限が500万円ですが、有担保型の場合は3000万円です。
最長返済期間は無担保型が15年以内であるのに対して有担保型は35年が一般的です。
また別の金融機関では無担保型の金利は4.375%ですが、有担保型は2.875%に設定されています。
大規模なリフォームを行う場合に向いているローンのタイプだと言えるでしょう。
リフォームローンにおける担保とは
前述のとおり、有担保型リフォームローンはリフォームする住宅を担保にしてローンを組みます。
つまり、ローンが返済できなくなったら担保になっている家は金融機関に差し押さえられるということです。
有担保型の場合、家の価値に対してお金を借りるというかたちになりますので、自分が借りたい金額と家の資産価値が合わなければ、希望金額を借りることができない場合があります。
例えば、借りたい金額が2000万円だとしても家の資産価値が1000万円だった場合は、1000万円しか借りられない、ということになるでしょう。
価格が低い土地や、築年数が経っている家は資産価値が低くなっていることが多いため注意が必要です。
有担保型リフォームローンのメリット
有担保型リフォームローンのメリットは3つあります。
まず、何と言っても高額のローンを組めるという点でしょう。そのため、有担保ローンを利用すれば大規模なリフォームをすることが可能です。
例えば、住宅購入時の住宅ローンが完済している家で築年数が経ち、設備を全面的に新しくするリフォームを行う場合には多くの費用がかかりますが、このようなケースでも利用することが可能です。
2つ目は、金利の低さです。無担保型とは金利が数%違ってきます。
また金利は固定金利制と変動金利制でも違ってきますので、自分に合った方を選ぶようにしましょう。
3つ目のメリットは返済期間です。金融機関にもよりますが、有担保型は無担保型の倍以上の返済期間が設けられていることがあります。
そのため月々の返済額は無担保型に比べて少なく設定できる場合もあります。長期間に渡って、比較的低額を返済することができるので家計の計画が立てやすいでしょう。
有担保型リフォームローンのデメリット
借入金額の上限が高額になるため、審査が厳しいのが特徴でありデメリットでもあります。
審査には多くの書類が必要となりますし、年齢や職業など様々な観点から長期に渡る返済が可能かどうかが審査されます。
そもそもローンを申し込むにあたって年齢の制限や勤続年数の条件があることがほとんどです。
ローンによっては完済時の年齢も制限が設けられている場合もあります。そのため、誰でも借りられるというわけではありません。
また、ローン審査に1週間~3週間ほどかかることが多いのもデメリットでしょう。
審査が厳しいため、提出する書類も多くなり、家を担保にする際の手続きに諸経費がかかります。
無担保型に比べて返済期間が長くなることが多いので、長く利息を払い続けることになり、結果的に無担保型に比べて利息を多く支払うことになる場合もあります。
有担保型のリフォームローンが向いているケース
有担保型のリフォームローンを利用する場合、すでに住宅ローンを完済しており、家を担保にすることが可能であることが前提になります。
その上で、年齢的に長い返済期間を設けることができ、高額のローンを組みたい場合には有担保型のリフォームローンが向いていると言えるでしょう。
また、有担保型は無担保型に比べて低金利であり、長期間の返済になります。
そのため、なるべく家計に負担をかけずに毎月の返済を行いたい場合にも向いているでしょう。
無担保型のリフォームローンとは
無担保型リフォームローンの特徴
無担保型のリフォームローンは、有担保型とは異なり、ローンを組む際に担保を必要としません。
担保がないため、借入限度額は低く、金利も高くなります。
例えば、多くの無担保型リフォームローンの借入限度額は500万円程度で、金利は有担保型より数%ほど高くなることが多いようです。
加えて返済期間も短いのが特徴です。返済期間は一般的に10年から15年くらいです。
金融機関によってはリフォームローンという名前を付けずに、どのような用途にも利用できる多目的のローンとして融資を行っている場合もあります。
金利は固定金利型なのか変動金利型なのか、また各金融機関によっても違ってきます。
金利によって返済額は大きく変わってきますので、複数の金融機関を比較した上でローンを組むことをおすすめします。
無担保型リフォームローンのメリット
無担保型のメリットは3つあります。
まず、有担保型とは違って審査が簡単ですぐにローンを組めることです。
審査のための書類準備も少なくてすみ、年齢が条件になっていない場合もあります。
審査は1週間以内である場合が多いようですが、金融機関によっては即日で審査結果が出るところもあるようです。
このように無担保型は有担保型に比べて短期間で借りることができます。
2つ目は、保証人が原則として必要ないため、保証人を探す手間を省くことができる点です。他人に迷惑をかけるのではないか、誰も保証人になってくれないのではないか、などの心配を減らせるでしょう。
3つ目は住んでいる家を担保にしないので、ローンを万が一返せなくなった場合でも家を差し押さえられる心配がない点です。
その分、金利が高いなどのデメリットもありますので、次の項もよく読んでどちらがいいのか検討するとよいでしょう。
無担保型リフォームローンののデメリット
無担保型のデメリットは2つあります。
まず、金利が高い、という点です。大きな額を借入しようとする場合、利子だけでかなりの金額になってしまうことがあるでしょう。
2つ目は、返済期間が短いという点です。
借入の金額にもよりますが月々の返済額が高額になる可能性もあります。
そのため、大規模なリフォームを計画している場合には無担保型のローンは向いていないと言えます。
このような場合には有担保型ローンを選ぶ方がメリットが多いでしょう。
無担保型のリフォームローンが向いているケース
キッチンだけのリフォームや水回りだけのリフォームなど、比較的小規模なリフォームを計画している場合には無担保ローンが向いているでしょう。
有担保型のローンを組むには諸経費が必要になります。
そのため借入額が少ない場合には、必要諸経費以上のメリットを受けられない場合があるのです。
また、審査に必要な手続きの書類が少なくてすみ、すぐに借りられるという点から、融資を急いでいる場合にも向いているローンだと言えるでしょう。
一方で、金利は高くなり返済期間は短くなるので注意が必要です。
月々の返済額がいくらくらいになるのか、どれくらいの期間で返済するのかをしっかりとシミュレーションしておきましょう。
その上で借り入れる金額が家計に負担がかからないかどうか、よく検討しておく必要があるでしょう。
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この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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