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2020年11月11日更新

窓をカバー工法でリフォームするメリット・デメリットは?

窓のリフォームでカバー工法を用いた場合、サッシの交換とはまた違ったメリットやデメリットがあります。また、カバー工法では強化ガラスのように特殊なガラスを用いることはできるのでしょうか?カバー工法でどのようなことができるのかを詳しく紹介します。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

カバー工法はどんな工事?

従来の窓のリフォームでは、構造部材に設置されたサッシ部分を取り外し、新しいサッシを取り付けるという方法が用いられていました。

この工法では、取り外す手間もかかりますし、工事そのものにも時間がかかるという難点があります。

カバー工法は従来の工法と違い、現在お使いのサッシに新しいサッシをかぶせて新しい窓に交換するという工法です。

構造部材からサッシを取り外す手間がかからないため、廃棄物も少なく、作業に必要な時間を大幅に短縮することができ、気軽に窓のリフォームが行えるとして人気となっています。

窓をカバー工法でリフォームするメリット・デメリットは?

カバー工法の施工手順は?

従来の工法で窓のリフォームをするには、壁を壊して窓を取り外し、再度窓を取り付けるという大掛かりなリフォームとなり、工期は1週間程必要でした。カバー工法では、壁を壊すなどの大掛かりな工事が必要ないので1日~2日でリフォームを完了できます。

カバー工法の手順について説明します。

まず既存の窓を外します。そして既存のサッシ枠に新しいサッシ枠をかぶせるようにとりつけます。この際、サッシ枠に歪みがある場合はその歪みを測りながら新しいサッシ枠の調整を行います。

サッシ枠の取り付けが完了したら隙間にコーキングを打っていきます。コーキングの準備として行うマスキング次第で仕上がりの見栄えが変わってきます。その後、新しい窓を取り付けて完了です。

窓の数にもよりますが、一般的な居住用の家屋であれば作業自体は1日で完了します。

ただし、コーキングは24時間以上乾かす必要があるので作業後は気をつけましょう。特にお子様のいる家庭では、作業をした日は窓を触らないように注意しておくといいでしょう。

施工手順は比較的単純で作業も難しい事は少ないですが、リフォーム時は新築時とは異なり、長年の家の重みで歪みが生じています。

その中でも窓は歪みの影響を受けやすく、この歪みを考慮した採寸が必要になってくることから、DIYでの作業はおすすめできません。実績のある業者へ依頼して、正確なリフォームをしましょう。

カバー工法のメリット

上で紹介したとおり、カバー工法のメリットはなんといっても工期の短さです。

従来の窓にそのままかぶせるだけで完成するため、少人数の作業員で短時間のうちにリフォームを終わらせることができます。

また、強化ガラスや二重窓のような特殊なガラスでも問題無く使用することができるので、断熱性や防犯性を求めて窓をリフォームしたい場合にも、カバー工法なら手軽に工事を行うことが可能です。


カバー工法のデメリット

基本的に便利な工法と言われていますが、ひとつだけデメリットがあります。

それは、窓の広さがやや狭くなってしまうということです。

どうしても従来のサッシにかぶせて設置するため、かぶせた分の厚みだけ窓の開口部が狭くなってしまいます。

もし開口部が狭くなるのを避けたい場合には、工期はかかってしまいますが、従来のサッシそのものを交換するリフォームを行った方が良いでしょう。

窓をカバー工法でリフォームする費用はこちらで紹介してます

カバー工法が使えない場合もある

既存の雨戸がある場合などは、カバー工法で窓を交換できない場合があります。

一部の製品では窓の飛び出しが抑えられているため、雨戸があっても施工できる可能性はあるのですが、実際に現物を調査しなければ施工できるかどうかわかりません。

もし雨戸付きの窓のリフォームを考えている場合には、一度カバー工法で対応できるかどうかチェックして貰いましょう。

カバー工法ではどんなガラスが使える?

サッシにかぶせるだけの施工方法ですので、基本的に市販の窓用ガラスならほぼ対応しています。

真空断熱ガラスから強化ガラス、ペアガラスなど、用途に合わせてお好きなガラスを選択可能です。

夏や冬場の室温維持のために断熱窓にしたい、防犯上の理由で強化ガラスを使いたいという場合でも、カバー工法で問題無く対応できます。

マンションの窓は共用部分になりますので、ガラス交換や窓交換の場合は、管理組合の承認が必要になります。借家の場合は当然大家さんの承諾が必要です。

窓のリフォームには補助金が使える?

窓のリフォームにあたっては、国から補助金を得られる可能性があります。

これは、日本が「CO2削減25%」を国際公約にした事をうけたもので、高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)や次世代省エネ建材支援事業(次世代建材)などが該当します。

これは窓に限らず、外壁や屋根、水まわり、太陽光発電や蓄電池等も該当しますので、リフォームをする際には一度補助金の対象になるかを確認してみるとよいでしょう。

また、補助金の額は工事内容、材料、時期によっても変動します。リフォームをする際には、事前に業者や行政にしっかりと確認をしましょう。

補助金申請時の注意点

補助金を申請する場合にも注意することがあります。それはだいたいの補助金の場合、工事の着工前に申請をする必要があるということです。

工事完了後、もしくは工事が始まってしまってからでは申請を受理してもらえない可能性が出てきますので、予め確認をして着工までのスケジュールを立てましょう。

次に注意が必要な点としては、補助金は予算の上限に達してしまうと締め切られてしまうことがある点です。

予算が決まって新年度からスタートした場合、受付期間が12月や年度末だったとしても、応募が多数集まれば夏や秋頃には受付終了してしまうことも多くあります。情報を集めて、なるべく早めに申請しておくとよいでしょう。

最後に、補助金は国だけとは限りません。各自治体ごとに独自のリフォーム補助金を行っている場合があり、国と自治体から補助金を受け取る事ができる可能性があるので、しっかりと確認しておきましょう。

申請にあたって

補助金を受け取るためには申請が必要です。申請に必要な書類は複雑で、個人で準備すること困難なものもあります。業者に作成してもらう必要のあるものもありますので、リフォームを依頼する業者と打ち合わせの上、準備をしていきましょう。

リフォームを主に仕事をしている業者であれば、補助金の申請情報にも精通しており、相談にのってくれるでしょう。また、前述のとおり申請が通ってからの工事になりますので、スケジュールも含めて打ち合わせをしていくとよいでしょう。

カバー工法をおこなう際の注意点について知りたい

カバー工法で窓をリフォームするのはメリットばかりではありません。カバー工法をおこなう際に注意しておきたい事や確認しておくことを紹介します。

雨戸の有無

既存の雨戸がある場合、カバー工法で窓を交換できない可能性があります。一部の製品では、窓の飛び出しが抑えられていて雨戸があっても施工が可能な事もありますので、業者との打ち合わせのときに確認しておく必要があります。

窓のガラス面積が小さくなる

カバー工法では既存のサッシの上に新しいサッシをかぶせ、そこに新しい窓を取り付けていきます。従って既存の窓よりも一回り小さい窓を取り付けることになり、既存の窓のガラスよりも小さくなってしまいます。

大きな窓であればあまり気になりませんが、出窓や小さい窓をリフォームすると数センチの差異が比較的大きな割合を占めることとなり、窓自体が想像以上に小さくなる可能性もあります。施工前にある程度のイメージをしておくと良いでしょう。

信頼できる業者を選ぶ

これはリフォーム全般に言えることですが、業者の選定はとても重要です。

前述のとおり補助金の申請に関係する点もありますが、業者によってガラスの種類や施工内容など、見積もりに差がある場合があります。相見積もりをしてしっかりと比べましょう。

また、窓は施工ミスがあると雨漏りが発生する可能性を多く含みます。そのため、できるだけ経験豊富な業者を選びましょう。

信頼できる業者を見分ける事は簡単ではありませんが、打ち合わせで質問するなどして担当者や職人の人柄をつかむようにするとよいでしょう。

また、見積もりが他社に比べて明らかに安価な場合は、工賃を削っていたり素材が粗悪だったりする場合もあります。内容を確認して不明瞭な点がある場合には、発注を避けるのが得策です。

リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた窓リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

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