2024年11月18日更新

監修記事

門扉の価格はいくら?費用の内訳や安く抑える方法などをくわしく解説

門扉の新設や交換を検討する際、リフォーム価格は切っても切れないものです。門扉本体の価格はもちろんのこと、内容によって金額の異なるなどにかかる工事費の存在も忘れてはなりません。そこでこの記事では、門扉のリフォームにかかる費用や内訳などを解説します。門扉のリフォーム費用を安く抑える方法も解説するので、リフォーム資金を賢く使い、最適な門扉のある住まいをつくりましょう。

まずは
無料お見積もりから

門扉本体の種類

門扉本体は、素材やデザインなどの違いによってさまざまな種類にわけられます。

また、以下のように同じ門扉の種類であっても、グレードによって価格が異なります。

門扉の種類本体価格の目安
片開き1万〜25万円
両開き5万〜120万円
親子開き3万〜90万円
引き戸10万〜50万円
アコーディオン10万〜50万円
跳ね上げ10万〜50万円

それぞれの特徴から最適な門扉を見つけて、納得のいくリフォームプランを立てましょう。

【種類1】片開きタイプ

片開きタイプとは、1枚の扉を開閉するシンプルな門扉のことをいいます。

かぎられたスペースに設置できるため、玄関周りはもちろん、勝手口用に使われることもあります。

また、片開きタイプは1枚扉であるため、ほかのタイプと比較して材料費がかかりません。

これらのことから、コストの安さを優先して考える場合は、片開きタイプを選ぶのがおすすめです。

【種類2】両開きタイプ

両開きタイプとは、同じ大きさの扉を左右対称に設置した門扉のことをいいます。

普段の出入りは1枚だけ開閉し、大型荷物の搬入時は2枚とも開閉するなど、場面によって開閉の仕方を変えられます。

一方、両開きタイプの門扉は、比較的大型なものが多い傾向にあります。

そのため、来客者に対する建物の「顔」としてふさわしいものを選びましょう。

【種類3】親子開きタイプ

親子開きタイプとは、大きさの異なる2枚の扉を組み合わせた門扉のことをいいます。

普段の出入りは大きな扉を開閉し、大型荷物の搬入時は小さな扉も開閉して利用できるので、省スペースでも間口を広く確保できます。

かぎられたスペースの中で使い勝手のよさを優先したいなら、親子開きタイプを検討しましょう。

【種類4】引き戸タイプ

引き戸タイプとは、扉を横にスライドさせて開閉する門扉のことをいいます。

前後の開閉スペースが不要であるため、駐車スペースや植栽などと干渉する場合でも利用しやすいメリットがあります。

引き戸タイプはデザインの種類も多いので、周囲の外観に合わせた門扉を選びやすいでしょう。

【種類5】アコーディオンタイプ

アコーディオンタイプとは、扉を伸縮させて開閉する門扉のことをいいます。

引き戸タイプと同様、前後に開閉するスペースを必要としないため、十分な奥行きを確保できない場合に適しています。

また、扉を小さく折りたたんで回転できるタイプもあるので、間口がかぎられている場合にも重宝すること間違いありません。

間口と奥行きともにスペースを取るのが難しいなら、アコーディオンタイプの採用を視野に入れましょう。

【種類6】跳ね上げタイプ

跳ね上げタイプとは、扉を上下に開閉させる門扉のことをいいます。

扉が上に跳ね上がることで全開の状態になるため、出入りするスペースを十分に確保できます。

また、跳ね上げタイプには電動式もあり、リモコン操作だけで開閉できる使いやすさもあります。

なお、跳ね上げタイプは駐車場用の門扉として採用されることが多い傾向にあるため、玄関の出入りとセットで検討しましょう。

>>駐車場の外構工事についてくわしくはこちら

まずは
無料お見積もりから

門扉のリフォーム方法

門扉のリフォームには、新設や交換などの方法があります。

各方法の特徴を理解し、門扉リフォームの具体的なイメージをつかみましょう。

【方法1】門扉の新設

門扉の新設とは、門扉を新しく設置することを指します。

また門扉の新設には、新築時に設置したケースだけでなく、後付けする場合も含まれます。

門扉を新設する際は、設置場所の基礎工事が欠かせません。

きちんとした基礎工事を行わないと、門扉の開閉がしづらくなったり、門扉が傾いたりするなどのおそれがあります。

設置後のトラブルを防ぐためにも、基礎工事を含めた施工ができる業者を選ぶことが重要です。

【方法2】門扉の交換

門扉の交換とは、既存の門扉を撤去して、新しい門扉に交換することをいいます。

門扉の劣化によって、扉の開け閉めがしづらくなったり、門扉が傾いたりしたら交換が必要です。

一般的には、柱を含めて門扉を交換しますが、場合によっては柱を残したまま門扉のみ交換することも可能です。

ただし、門扉の交換時においても、設置場所の基礎を安定させることが欠かせません。

既存部材との互換性や基礎の状態などを考慮したうえで、適切な交換方法を検討しましょう。

【方法3】門扉の塗装

門扉の塗装とは、門扉表面の塗り替えを指します。

門扉を塗装することによって、紫外線や雨風による劣化を防ぎ、耐久性をアップさせることが可能です。

また、塗り替えによって門扉がフレッシュな印象に変わり、美観の向上にもつながります。

なお、素材によって塗装が不要な門扉もあるため、あらかじめ塗装の必要性を確認しましょう。

まずは
無料お見積もりから

門扉のリフォームにかかる費用

門扉をリフォームする際の費用は、「門扉の本体価格+工事費」がかかります。

なお、リフォーム費用は、門扉本体の種類やリフォーム方法によって異なります。

門扉本体1万〜120万円
門扉の交換
(既存門扉の撤去含む)
10万〜20万円
門扉の新設10万〜20万円
門扉の塗装1万〜5万円

本体価格と工事費は、門扉のサイズによっても変わります。

また、門扉を交換する場合は、既存の門扉の状態によって費用が変わる可能性も考えられます。

正しい費用を算出するなら、前もって業者に相談して見積もりを出してもらいましょう。

まずは
無料お見積もりから

門扉のリフォーム費用を安く抑える方法

門扉のリフォーム費用を安くするには、材料費を抑えたり、相見積もりを取ったりする方法が効果的です。

余裕をもって予算を組めるように、具体的なリフォーム費用の抑え方を頭に入れましょう。

【方法1】材料費を抑える

門扉のリフォーム費用を安く済ませるなら、仕様を見直して材料費を抑える方法が得策です。

たとえば、価格が安いアルミ製の門扉を採用することで、材料費を最小限に抑えられます。

また、省スペースで開閉できる「片開きタイプ」は費用相場が安いので、必要最低限のコストでリフォームできます。

門扉のデザイン性や機能面もふまえたうえで、材料費を抑える選択も視野に入れましょう。

【方法2】相見積もりを取る

門扉のリフォーム費用を安く抑えるには、相見積もりを取ることも効果的です。

相見積もりを取れば、複数の業者の見積もりを比較検討できるので、相場を把握して納得のいく費用で依頼できるでしょう。

また、相見積もりは業者との価格交渉の材料になり得るため、お得にリフォームできるかもしれません。

門扉のリフォームを検討するなら、ひとつの業者に絞らず、複数の業者とコンタクトを取りましょう。

まずは
無料お見積もりから

門扉を選ぶ際のポイント

門扉を選ぶ際は「開閉タイプ」や「素材」など、いくつかのポイントを押さえることが重要です。

これらのポイントをおさえて、生活スタイルやリフォーム予算に合った門扉を選べるようになりましょう。

【ポイント1】開閉タイプ

門扉を選ぶときは、出入りしやすい「開閉タイプ」を検討しましょう。

もし、ベビーカーや車椅子を使用する場合は、間口を広く取る必要があるため、両開きタイプが向いていると判断できます。

また、門扉の設置によって通行の弊害がある場合は、引き戸タイプやアコーディオンタイプにするなど、開閉タイプを慎重に検討しなければなりません。

利便性や門扉の設置スペースをふまえ、適切な開閉タイプの門扉を選びましょう。

【ポイント2】素材

門扉を選ぶ際は、本体の「素材」の違いを理解したうえで、適切な仕様を選ぶことが重要です。

素材の違いによって、費用やメンテナンス方法、耐久性などが異なります。

それぞれの素材の特徴は、以下のとおりです。

素材の種類特徴
アルミ製・軽量でサビに強い
・材料費が安い
ステンレス製・サビに強く耐久性に優れている
・外観がシャープな印象
鉄製・重厚感がある
・防錆のメンテナンスが必要
木製・自然を感じるやさしい質感
・風雨によって劣化しやすい
樹脂製・メンテナンスしやすい
・耐久性に優れている

メンテナンスの手間を減らしたいなら、耐久性の高いステンレス製や樹脂製がおすすめです。

また、コスト面を最重視する場合は、アルミ製を選ぶとよいでしょう。

【ポイント3】機能性

門扉を選ぶなら、防犯面を強化できる「機能性」も視野に入れましょう。

たとえば、カードキーやリモコン操作で開閉できる電気錠付門扉を選べば、出入りしやすくなるうえ、外部から侵入されにくくなります。

また、鍵の開閉を室内に知らせる機能をつければ、防犯意識を高めることも可能です。

安心できる住まいを重視するなら、機能性に優れた門扉を検討しましょう。

【ポイント4】デザイン性

門扉選びでは、建物や周囲との雰囲気に合わせた「デザイン性」を意識しましょう。

モダンな家であれば、スタイリッシュなアルミ製やステンレス製がおすすめ。

一方、和風テイストの家であれば、温かみのある木製や樹脂製を選ぶことで、全体の親和性が向上します。

門扉のタイプによって与える印象も異なる

たとえば、両開きタイプであれば、重厚感が出ておしゃれな外観に仕上がるでしょう。

まずは
無料お見積もりから

門扉をリフォームするメリット

門扉をリフォームするメリットは、防犯性が高まったり、住まいの安全性が高まったりする点にあります。

門扉のリフォームによって「どのような恩恵を受けられるのか」を理解し、門扉リフォームの必要性を再確認しましょう。

【メリット1】防犯性が高まる

門扉をリフォームするメリットとして、防犯性の向上があげられます。

門扉のリフォームによって、防犯意識の高い住まいだと認識され、敷地内への侵入リスクを減らす効果が期待できます。

また、公道と敷地の区別があいまいな場合でも、門扉があれば境界が明確になるので、敷地内に侵入される心配も軽減するでしょう。

安心できる住まいを維持するためにも、防犯面を強化できる門扉のリフォームは重要といえます。

【メリット2】住まいの安全性が高まる

門扉をリフォームすることで、住まいのあらゆる面で安全性が高まります。

たとえば、門扉の設置によって、子どもやペットの飛び出しを防ぐ効果があります。

とくに、車通りの多い道路に接している家であれば、安全性の配慮は必須といえるでしょう。

【メリット3】プライバシーを確保できる

門扉のリフォームによって、プライバシーを確保できるメリットがあります。

門扉を設置すれば、敷地内への視線をシャットアウトできるので、玄関や庭の様子を外部から見られる心配が軽減されるでしょう。

とくに、人通りの多い道路に面していて、外部からの視線が気になる場合は、門扉の設置が効果的です。

【メリット4】外観がおしゃれになる

門扉のリフォームにおけるメリットとして、家の外観がおしゃれになることもあげられます。

たとえば、洋風な建物に鉄製の門扉を設置すれば、スタイリッシュな印象をもたらすでしょう。

また、和風テイストの家の場合、木柄の樹脂製門扉を設置すれば、温かみのある雰囲気を作り出せます。

門扉と建物との親和性を考えながらリフォームし、家全体の外観デザインを楽しみましょう。

まずは
無料お見積もりから

門扉をリフォームするデメリット

門扉をリフォームすると、開閉にスペースを取られたり、これまでかからなかったメンテナンス費用がかかったりするデメリットがあります。

門扉のリフォームで失敗しないためにも、あらかじめデメリットを把握し、リフォームに関する不安点を解消しましょう。

【デメリット1】門扉の開閉にスペースが必要

門扉をリフォームするときは、開閉に必要なスペースを考えなければなりません。

十分なスペースを取れないと、空間が窮屈になったり、出入りしづらくなったりすることも考えられます。

主に、片開きタイプや両開きタイプなどの、扉が前後に開閉する門扉は、周囲に障害物がないかどうかを確認する必要があります。

門扉の開閉をスムーズに行えるよう、あらかじめ門扉のサイズを把握しておきましょう。

【デメリット2】空間が閉鎖的と感じる場合がある

門扉のリフォームによって、空間が閉鎖的と感じることも少なくありません。

場合によっては、門扉が目隠しとなって人目につきにくくなり、かえって敷地内に侵入されやすくなるおそれがあります。

門扉のリフォームは、プライバシーを配慮しつつ、空間が閉鎖的になりすぎないよう心がけましょう。

【デメリット3】メンテナンス費用がかかる

門扉のリフォームにおけるデメリットとして、メンテナンス費用がかかることもあげられます。

門扉を設置すると、部材の交換が必要になったり、耐用年数をすぎたタイミングで交換が必要になったりします。

門扉をリフォームする際は、設置費用だけでなく、将来的なメンテナンス費用も視野に入れて計画的に行いましょう。

ただし、門扉の素材によっては、メンテナンスの内容や時期が異なるため、前もって確認しておきましょう。

まずは
無料お見積もりから

門扉をリフォームするときの注意点

門扉をリフォームする際、基礎工事の有無や、住居表示における届け出の必要性を確認しなければならないなど、いくつかの注意点があります。

あらかじめ門扉のリフォームにおける注意点を学んで、リフォームによるトラブルを防ぎましょう。

【注意点1】基礎工事の有無を確認する

門扉をリフォームするときは、前もって基礎工事の必要性を確認しなければなりません。

基礎工事を怠ると、門扉が傾いたり、扉の開け閉めがしづらくなったりするおそれがあります。

とくに、門扉を新設する場合は、基礎工事を行う必要があるので注意が必要です。

リフォーム後の施工不良を防ぐためにも、知識と実績のある業者に依頼しましょう。

【注意点2】住居表示の届け出が必要かチェックする

リフォームで門扉の位置を変更する場合、住居表示が実施されている地域であれば、自治体へ住居表示の届け出が必要です。

住居表示とは

建物の場所を表す番号のこと

住居表示に関する届け出には、建物の平面図や案内図などが必要になるかもしれません。

届け出が必要な場合は、自治体ごとに提出書類が異なるので、事前に相談しましょう。

【注意点3】余裕をもってスケジュールを組む

門扉をリフォームする際は、工期が前後することを想定し、余裕のあるスケジュール組みを心がけましょう。

門扉のリフォームは屋外での作業になるため、天候によって工期が伸びるかもしれません。

また、門扉の設置場所の状態によって作業工程が増え、スケジュールがずれ込む可能性もあります。

したがって、予期せぬ事態にそなえ、スケジュールは余裕をもって組みましょう。

【注意点4】DIYによるリフォームはリスクが多い

門扉のリフォームにおいて、DIYによるリフォームを検討するのは控えましょう。

DIYで門扉をリフォームすると、門扉をうまく設置できず、傾いたりぐらついたりするおそれがあります。

また、門扉を設置できたものの、扉の開閉がうまくいかないケースも少なくありません。

DIYによる施工不良を防ぐためにも、実績のある業者に依頼することがおすすめです。

>>門扉のリフォームはプロにおまかせ

まずは
無料お見積もりから

門扉リフォームの施工事例

ここでは、門扉リフォームの施工事例を紹介します。

施工事例から門扉の種類やデザインを参考にし、あなたの住まいに合った理想的なリフォームプランを考えましょう。

【事例1】両開きタイプの交換

before
after

両開きタイプの交換

リフォーム工期2日間
リフォーム費用

既存の階段先に設置されていた門扉を、両開きタイプの門扉に交換した事例です。

玄関前に門扉を設置することで、防犯性の向上とプライバシーの確保が期待できます。

また、新しい門扉が建物の「顔」として存在感を増し、外観がガラリと変わりました。

【事例2】片開きタイプの交換

before
after

片開きタイプの交換

リフォーム工期約7日間
リフォーム費用

ブロック塀のリフォームと合わせて、片開きタイプの門扉と機能門柱を設置した事例です。

格子柄の門扉を設置したため、防犯面を強化しつつ、空間の閉塞感を軽減できています。

また、ホワイトを基調とした門扉を設置し、明るい印象の外観となりました。

【事例3】引き戸タイプの交換

before
after

引き戸タイプの交換

リフォーム工期2日間
リフォーム費用約80万円

既存の引き戸タイプの門扉を、新しい仕様に交換した事例です。

「門扉が大きくて圧迫感が気になる」というご要望から、高さを抑えた門扉に交換し、スッキリした印象になりました。

また、門扉横にあるスクリーンとの色調と合わせたことで、統一感のあるおしゃれな外観に仕上がっています。

まずは
無料お見積もりから

外構・エクステリアリフォームの業者選びで後悔しないために

必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!

なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。

とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。

そのような方こそハピすむの一括見積もり比較を活用しましょう!
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで、審査を通過した1000社以上の中から、まとめて見積もりを依頼できます。

無料の見積もり比較はこちら>>

また、ハピすむでリフォームされた方には最大10万円分の「ハピすむ補助金」もご用意しています。

詳細はこちら>>>ハピすむ補助金プレゼントキャンペーンの流れ

まずは
無料お見積もりから

この記事の監修者プロフィール

【監修者】市村千恵

TOMORROW-MORNING

市村 千恵

LINE 友達追加
まずは
無料お見積もりから
【お住まい周辺】
無料一括最大3社
リフォーム見積もりをする