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外構・エクステリアの外柵であるメッシュフェンスの特徴
メッシュフェンスはその名の通り、網目状の外柵です。
通気性が良く、植栽などと組み合わせて使用されることもあります。
また、エクステリアとしてだけではなく、隣家などとの境界や防犯としても役立ちます。
素材はスチール製のものとアルミ製のものがあります。
それぞれの特徴をみてみましょう。
スチール製のメッシュフェンス
スチールは強度があり、メッシュを溶接して固定しています。
鉄線にはポリエステルなどの樹脂系塗料が施されているので、錆に対してもそれほど心配することはありません。
アルミ製のメッシュフェンス
アルミはスチールに比べると強度は弱いのですが、錆に対しては強いという特徴があります。
強度が弱いために四方に枠を取り付けています。
そのため、しゃれた感じの外柵になります。
表面は樹脂系塗料が施されています。
メッシュフェンスを設置するための施工方法と取り付け工事
メッシュフェンスは各メーカーから販売されており、高さは60cmから200cm まで、様々なサイズ展開があります。
また、ほとんどのメーカーで横幅は約2mを1スパンとしているようです。
外構のリフォームでフェンスを取り付ける場合には、地面から直接設置する場合と、ブロックを積んだ上にメッシュフェンスを取り付ける方法があります。
また、既存のブロックの上にメッシュフェンスのみを施工する場合も考えられます。
これらの3つの施工方法について説明します。
地面からメッシュフェンスを設置する場合
ブロックを積まないで、地面から直接フェンスを取り付ける外構工事です。
植栽と一緒にエクステリアを楽しんだり、隣家との境界として設置することが多いようです。
新設する場合は、支柱を固定するための基礎工事が必要です。
1本の柱にひとつずつの独立基礎ブロックと呼ばれるものを地面に埋めます。
そしてフェンスの支柱をコンクリートで固めてからメッシュフェンスを取り付けます。
ブロックを積んだ上にメッシュフェンスを取りつける場合
地盤に砕石を敷き、モルタルで固めて基礎の下地を整え、鉄筋コンクリートで地震に強い基礎を作ります。
通常、鉄筋は2ブロックごとに入れていきます。
メッシュフェンスを取り付ける場合は、2~4段のブロックを積み上げることが多いようです。
その上に約2m(1スパン)おきに支柱を立てて、コンクリートやモルタルで固めてフェンスを設置します。
既存のブロックの上にメッシュフェンスを設置する場合
既存のブロックの上に外柵を設置する場合は、ブロックにフェンスの支柱を立てるための穴を開けなくてはなりません。
その穴をあける工事のことを「コア抜き工事」と呼びます。
支柱を立てる位置に、コア抜き専用の機械で必要数の穴を開けて、支柱を立ててからコンクリートやモルタルを流し込んで固定します。
リフォームでメッシュフェンスを設置交換する相場価格と費用
メッシュフェンスの設置、交換に必要となるリフォーム価格は、施工する長さや基礎の状態でかなり違ってきますが、一般的なメッシュフェンスの外構工事では、約20万円~約40万円が価格相場になるといわれています。
地面から設置するときの費用
仮に20mの長さとします。
・基礎工事:約5万円
・人件費:約5万円
・フェンス費用:約5000円×10スパン(1スパン2mとする)=5万円
・フェンスの施工費:約5万円
・諸費用など:約2万円
合計費用は約20万円~約25万円となります。
ブロックを積んでからフェンスを設置するときの費用
仮に20mの長さとします。
・ブロック基礎:約5000円×20m=約10万円
・ブロック組積工事(2段):約15万円
・フェンス費用と施工費:上記のフェンスと同じ価格と想定して約10万円
・諸経費など:約3万円
合計で約35万円~約40万円となります。
既存のブロックを利用してコア抜き工事
通常、支柱は1スパン2mなので2mおきに穴をあけます。
20mだと想定すると11カ所の穴が必要となります。
1カ所のコア抜きは約3000円~4000円以上といわれているので、約3万5000円の費用が必要となります。
その他は上記同様、フェンス費用、施工費、諸費用などがかかるので、合計費用は約15万円が相場の価格といえます。
既存のフェンスなどを壊して新たに設置する費用
既存のフェンスやブロックを取り壊す場合は、新設費用の他に取り壊し費用、廃棄処分費、基礎工事費、埋め戻し費用などが必要になる場合があります。
取り壊す長さや廃棄物の量によってかかる費用は違うので注意しましょう。
なお、設置費用はリフォーム会社ごとに異なるため、上記とは違う金額になることがあります。
リフォームを検討する際には相見積もりを取り、費用の違いに注意する必要があります。
リフォームでメッシュフェンスを設置・取り付けるメリット
メッシュフェンスはリフォーム工事でも人気が高いフェンスです。一般的には、網目状に組まれたもので、スチール製とアルミ製があります。
スチール製は丈夫で耐久性があります。錆の心配がないわけではありませんが、プラスティックなどの樹脂系の塗料で表面加工を施されているので、数年で交換工事が必要になるということはありません。
一方、アルミのメッシュフェンスはスチールに比べると丈夫さは劣りますが、メッシュの四方周りに枠がはめてあるので、おしゃれな雰囲気を演出することができます。また、錆に強いというメリットがあります。
メッシュフェンスの施工工事でのメリット
フェンスを施工するためには、まず、地面に独立基礎を設置するか、ブロックを積み重ねるという方法で基礎を作ります。そこにフェンスの支柱を立てて、モルタルなどを流し固めるという施工工事をします。
支柱が施工されれば、あとはメッシュフェンスを取り付けて、キャップをはめるという作業工程だけなので、簡単に取り付けができるということもメリットのひとつです。
それでは他のメリットもみてみましょう。
通気性と組み合わせ
メッシュフェンスは通気性が良いので、植栽と組み合わせてエクステリアを楽しむことができます。
また、どのようなタイプの住居にも合わせやすく、ウッドフェンスや目隠しのためのフェンスと組み合わせることも可能です。
特殊な機能性
風の強い地域や寒冷地用など、環境に応じて耐久性を強化したものや、海辺の潮に強いという機能性を持たせたものなどがあり、目的別にタイプを選択することができます。
サイズ展開
スチール製のものは、各メーカーから販売されている人気商品なので、比較的安価に求めることができ、高さも様々なサイズ展開があります。そのため、住宅に合うサイズを探すことが容易です。
メッシュフェンスのデメリットについて
メリットが多いメッシュフェンスですが、デメリットを挙げるとすればスチール製のメッシュは、多少錆びやすいということかもしれません。
また、メッシュは外から丸見えになってしまうというデメリットがあるため、目隠しをしたい場合は、目隠し用のフェンスを別に設置する必要があります。
境界フェンスの注意点について
境界フェンスには隣接地との境界、道路境界、官民境界、段差境界など各種の状況があります。
また、建築時のタイミングにより設置の中心ラインに影響もあり費用の負担も条件により異なります。
何れにしても敷地境界は大変デリケートな部分なので、必ず隣地との合意は取り付けておきましょう。
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