目次
人工木のウッドデッキにリフォームする際の費用相場
人工木のウッドデッキにリフォームする際の費用相場は、1平方メートルあたり3万〜7.5万円が目安です。
3万〜7.5万円(1平方メートルあたり)
しかし、メーカーや商品のグレードによって、材料費が大きく変動します。
商品名 | 定価 (1平方メートルあたり) |
---|---|
リウッドデッキ 200 (YKK AP) | 4.4万円〜 |
人工木デッキ ヴィラウッド (三協アルミ) | 4.6万円〜 |
樹ら楽ステージ 木彫 (LIXIL) | 5.1万円〜 |
このように、代表的なウッドデッキメーカーでは、1平方メートルあたり4〜5万円前後が材料費の目安となっています。
なお、商品によっては6万円を超えるものもあるため、リフォームを検討する際には余裕をもって予算を組みましょう。
人工木ウッドデッキのリフォーム費用を抑える方法
人工木のウッドデッキを安くリフォームするには、材料を見直したり、ウッドデッキのサイズを小さくしたりするなどの工夫が必要です。
リフォーム費用を抑える方法を理解して、予算に余裕のあるリフォームプランを立てましょう。
【方法1】材料を見直す
人工木のウッドデッキを設置する際、材料の種類やグレードを見直すことで設置費用を抑えられます。
たとえば、グレードの高い商材は、「表面に特殊加工が施されている」「芯材に優れた素材が使われている」などの工夫により、価格が高額になるケースも少なくありません。
一方、グレードを下げると、耐久性は落ちるものの、購入しやすい価格帯に落ち着きます。
費用を抑えるには、耐久性を考慮しつつ、コストパフォーマンスに優れた商材を選ぶことが鍵となるでしょう。
【方法2】サイズを小さくする
人工木におけるウッドデッキの設置費用は、ウッドデッキのサイズを小さくすることで安く抑えられます。
ウッドデッキのサイズを小さくした分、余ったスペースを砂利などで舗装すると、トータルコストを安くできます。
また、余ったスペースに簡易的な花壇を設置し、ガーデニングを楽しむ空間として有効活用するのもひとつです。
使用用途や使い勝手を考えたうえで、ウッドデッキのサイズを再度見直し、費用をかしこく抑えましょう。
【方法3】相見積もりをとる
ウッドデッキの設置を業者に依頼するときは、相見積もりをとって複数の業者を比較することがおすすめです。
相見積もりをとれば、費用相場を把握できるため、相場よりも高い価格で依頼してしまう心配はありません。
また、相見積もりは価格交渉の材料となり、お得にリフォームできる可能性があります。
ひとつの業者に絞らず、複数を比較検討して信頼できる業者を見つけましょう。
人工木のウッドデッキにリフォームするメリット
人工木のウッドデッキにリフォームすると、長く使い続けられたり、メンテナンスの手間が減ったりするなどのメリットが得られます。
満足のいくリフォームプランを立てるためにも、人工木のウッドデッキにリフォームするメリットを知っておきましょう。
【メリット1】耐久性が高い
人工木のウッドデッキは耐久性の高さが特徴であり、長期間使い続けることが可能です。
木粉と樹脂を混ぜ合わせて作られた人工木のウッドデッキは、ウッドデッキの弱みである湿気の影響を受けにくく、早々に腐食してしまう心配がありません。
また、害虫による被害も少ないため、安心して利用できるでしょう。
ただし、選ぶ商材やグレードによって耐久性に差異が生じるため、あらゆる商材を比較検討することが大切です。
【メリット2】メンテナンスしやすい
人工木のウッドデッキにリフォームすると、メンテナンスが簡単になります。
腐食しにくい人工木のウッドデッキは、防腐処理や防水処理などのメンテナンスが必要ありません。
必要なメンテナンスは、ほうきを使って掃除したり、ブラシを使って水で洗い流したりする簡易的な清掃のみ。
なお、日当たりの悪い場所はカビが生えやすいため、簡易的な清掃は継続して行いましょう。
【メリット3】シロアリ対策が不要
人工木のウッドデッキにリフォームすれば、シロアリ対策が不要となります。
シロアリは腐った木材を食べる傾向があるため、木材を使用したウッドデッキでは防虫処理が必要不可欠です。
一方、人工木のウッドデッキは樹脂製であり、シロアリによる被害をほとんど受けません。
そのため、シロアリによってウッドデッキの床が抜けたり、支柱が傾いたりするおそれが少なく、安心して使い続けられます。
【メリット4】安全性が高い
人工木のウッドデッキは、安全性の高さが特徴です。
具体的に、木材を使用したウッドデッキにあるような「ささくれ」が発生しないため、ケガのリスクを軽減できます。
また、割れたり変形したりすることがほとんどありません。
人工木のウッドデッキにリフォームすれば、子どもやペットがいる家庭でも安心して利用できます。
【メリット5】カラーバリエーションが豊富
人工木のウッドデッキは、多彩なカラーバリエーションがあるため、好みの雰囲気に合わせてリフォームできます。
経年劣化による変色もしにくいことから、きれいなカラーを長期間楽しめるのも魅力です。
人工木のウッドデッキを、建物の外壁や外構まわりの色合いに合わせて選べば、統一感のある雰囲気に仕上がること間違いありません。
人工木のウッドデッキにリフォームするデメリット
人工木のウッドデッキにリフォームする場合、商材によっては熱がこもりやすかったり、木材の風合いに物足りなさを感じたりするかもしれません。
リフォームして「仕上がりに納得できない」と後悔しないためにも、人工木のウッドデッキにリフォームするデメリットを事前に理解しておきましょう。
【デメリット1】熱がこもりやすい
人工木のウッドデッキは、性質上の問題で熱がこもりやすくなります。
ウッドデッキに熱がこもると、夏場の表面温度が上昇して危険な熱さとなります。
熱さを軽減させるためには、素足で歩かずに履き物を利用したり、テラス屋根を設置したりするなどの工夫が欠かせません。
一方、人工木のウッドデッキには、遮熱性が高まるように工夫されたものもあるため、あらかじめ熱のこもりにくい商材を検討しましょう。
【デメリット2】自然の風合いに欠ける
人工木のウッドデッキでは、天然木ウッドデッキのような自然の風合いを出すことは困難です。
本物の木がもつ質感や自然の温かみに欠ける点は、物足りなさを感じるでしょう。
なお、人工木のウッドデッキの中にも、本物の質感を再現した木目調のデザインもあります。
機能性とデザイン性を両立するなら、デザインにこだわって作られた人工木のウッドデッキを選びましょう。
人工木のウッドデッキが長寿命な理由
人工木のウッドデッキは耐久性が高く、耐用年数は20年以上となります。
なぜそれほどまで長持ちするのかを知り、人工木のウッドデッキの良さを深掘りしましょう。
【理由1】吸水率が低い
人工木のウッドデッキは樹脂製で吸水率が低く、雨の影響をほとんど受けません。
雨に濡れても、木材の腐食するリスクが少ないため、比較的長く利用できます。
また、ウッドデッキに湿気がたまりにくく、カビが生えにくいのも特徴です。
人工木のウッドデッキは、衛生的にもきれいな状態を保てるため、安心して使い続けられるでしょう。
【理由2】シロアリ被害に遭わない
人工木のウッドデッキは樹脂を主成分としているため、シロアリによる侵食リスクがほとんどありません。
仮に、ウッドデッキがシロアリに侵食されると、床材や支柱が傷むことで安全に使用できなくなります。
傷みが深刻な場合は、費用をかけてウッドデッキを交換しなければなりません。
人工木のウッドデッキなら、そのような被害に遭うケースはほとんどないため、交換の頻度も少なくなります。
【理由3】遮熱性に優れている
人工木のウッドデッキは、さまざまな工夫によって遮熱性の高いものも増えてきました。
たとえば、使用する素材を工夫したり、表面に遮熱顔料を施したりすることで、熱のこもりやすさを解決しています。
ただし、商材によっては遮熱性の低いものもあるため注意が必要です。
遮熱性が低いと、表面温度の上昇や紫外線による著しい劣化が懸念されるため、商材は慎重に選びましょう。
DIYで人工木のウッドデッキにリフォームする方法
DIYで人工木のウッドデッキにリフォームする場合、材料を購入し、自分で組み立てる必要があります。
- インターネットで激安価格のウッドデッキを購入
- ホームセンターで既製品のウッドデッキを購入
人工木のウッドデッキを組み立てる際は、床の下地処理をきちんとしたうえで設置しなければなりません。
なお、DIYで人工木のウッドデッキにリフォームすると、「水はけが悪い」「きちんと下地処理ができない」などのリスクが伴います。
施工不良などのあらゆるリスクを回避するためにも、はじめから業者に依頼してリフォームするのがおすすめです。
人工木のウッドデッキを設置した施工事例
ここでは、人工木のウッドデッキへリフォームした施工事例を紹介します。
施工事例を見て、人工木のウッドデッキでの過ごし方を具体的にイメージしながら、理想のリフォームプランを立てましょう。
【施工事例1】人目が気にならないお庭づくり
リフォーム期間 | 2週間 |
リフォーム費用 | 約150万円 (カーポート設置工事も含む) |
芝生で舗装された庭に、ウッドデッキを新たに設置した事例です。
目隠しフェンスを合わせて設置したことで、周囲の視線を気にせず過ごせます。
ウッドデッキの設置により、家族でバーベキューしたり、小さなプールを出して遊んだりできるなど、幅広い用途で使用できるようになりました。
【施工事例2】便利な生活空間へ
リフォーム期間 | 2日間 |
リフォーム費用 | 約26万円 |
既存の木製デッキが腐食したことをきっかけに、新しく人工木のウッドデッキにリフォームした事例です。
人工木のウッドデッキにリフォームし、シロアリ被害や湿気による劣化の心配がなくなりました。
布団を干せるフェンスも取り付け、生活の利便性が格段にアップしています。
【施工事例3】メンテナンス不要で快適性アップ
リフォーム期間 | 3日間 |
リフォーム費用 | 約50万円 |
床材が抜けて使えなくなってしまったウッドデッキを、新しい人工木のウッドデッキに交換した事例です。
人工木のウッドデッキに交換したことにより、特別なメンテナンスは必要なくなり、定期的な清掃だけできれいな状態を保てます。
ウッドデッキの支柱は、既存の基礎部分を再利用しているため、コストを抑えたリフォームとなりました。
【施工事例4】家族と過ごせる憩いの空間に
リフォーム期間 | 1ヶ月間 |
リフォーム費用 | 約150万円 |
整備されていない庭に人工芝を敷き、同時に人工木のウッドデッキを設置した事例です。
敷地をきれいに整備したうえで、人工木のウッドデッキを設置しているため、特別なメンテナンスが必要ありません。
リフォームをきっかけに、何もなかった庭が家族の憩いの場として活躍しています。
【施工事例5】人工木で耐久性アップ
リフォーム期間 | 3日間 |
リフォーム費用 | 約50万円 |
木材を使用した既存のウッドデッキが劣化したことをきっかけに、新しく人工木のウッドデッキにリフォームした事例です。
「ウッドデッキは劣化が早くて手入れも大変」というお悩みを、人工木のウッドデッキに交換することで解消しています。
新たに設置したウッドデッキはやわらかい色味にし、外構全体が明るい印象に生まれ変わりました。
ウッドデッキにおける人工木と天然木の違い
ウッドデッキには、木粉と樹脂を配合した「人工木」と、自然のままの木材でできた「天然木」があります。
人工木と天然木の違いをくわしく知り、ウッドデッキ選びで後悔のないようにしましょう。
【違い1】耐久性
人工木と天然木は、耐久性に大きな違いがあります。
両者の耐用年数は、以下のとおりです。
ウッドデッキの種類 | 耐用年数 |
---|---|
人工木 | 20年以上 |
天然木 | 5〜15年 |
人工木のウッドデッキは樹脂を主成分としているため、湿気や害虫に強く、比較的長持ちします。
一方、天然木は自然の木材でできているため、湿気によって劣化したり、シロアリに侵食されたりするリスクが高くなります。
したがって、できるだけ長く使い続けたいなら、人工木のウッドデッキを選びましょう。
【違い2】質感
人工木と天然木において、ぞれぞれ質感に違いがあります。
天然木は木材そのものを使用しているため、自然の風合いを感じられ、温かみのある質感が特徴です。
対して、人工木は樹脂製であるため、天然木のような木材の温かみを演出できません。
自然の質感やナチュラルな雰囲気を好むなら、天然木一択といえます。
【違い3】価格
人工木と天然木には、価格差があります。
人工木の場合、加工などの製造過程で手間がかかっていることから、材料費が高くなる傾向です。
一方、天然木は人工木よりもリーズナブルな価格で入手できます。
予算が限られている場合は、初期費用を抑えられる天然木でリフォームしましょう。
人工木は耐用年数が長く、天然木よりも交換や補修にかかる費用がかかりません。
そのため、コストパフォーマンスのよさは、人工木に軍配が上がります。
【違い4】安全性
人工木と天然木における違いのひとつに、安全性が挙げられます。
木材そのものを使用している天然木は、ささくれが発生したり、変形しやすかったりするため、安全に使用できるとはいえません。
一方、人工木はささくれや変形の心配がなく、安心して利用できます。
子どもやペットがいる場合などは、安全性の高い人工木を選ぶとよいでしょう。
【違い5】加工のしやすさ
人工木と天然木は、加工のしやすさに違いがあります。
人工木や「ソフトウッド」と呼ばれる天然木は、柔軟に加工しやすく、DIYによるリフォームに適しています。
一方、「ハードウッド」と呼ばれる天然木は、高耐久の木材を使用しているため、加工しにくいのが特徴です。
加工の必要性に応じて、適切な木材を選びましょう。
人工木のウッドデッキにリフォームする際のオプション工事
人工木のウッドデッキにリフォームする際、ステップや床下囲いを設置するなどのオプション工事も合わせて行えます。
どのようなオプション工事があるのかを知り、ウッドデッキの機能性や利便性をより一層向上させましょう。
【オプション1】ステップの設置
人工木のウッドデッキにリフォームするときは、ステップをつけることで上り下りがスムーズになります。
とくに、庭とウッドデッキの段差が高い場合は、安全性に配慮するためにもステップの設置が欠かせません。
また、庭とウッドデッキを行き来する機会が多い場合も同様です。
メーカーによって、ステップの段数を選べるほか、踏み場に滑り止めがついたものもあるため、事前に調べて納得のいく商材を選びましょう。
【オプション2】床下囲いの設置
人工木のウッドデッキにリフォームする際は、床下囲いを設置して意匠性を高めることが可能です。
床下囲いをつければ、ウッドデッキの支柱が隠れ、外構全体の印象に重厚感が生まれます。
また、ウッドデッキの下にゴミや埃が入りづらくなったり、小動物の侵入リスクを軽減できたりするメリットも。
ただし、床下囲いを設置すると、床下の通気性が悪くなるため、日当たりの悪い場所に設置するのは避けましょう。
【オプション3】フェンスの設置
人工木のウッドデッキリフォームにおいて、同時にフェンスを設置するケースも少なくありません。
フェンスは周囲の視線をシャットアウトし、家族のプライバシーを守る役割も果たしています。
また、フェンスを適切な高さに設置すれば、防犯性能の向上に役立ちます。
外部から侵入されるリスクを軽減するためにも、フェンスの設置がおすすめです。
【オプション4】屋根の設置
人工木のウッドデッキにリフォームするなら、必要に応じてテラス屋根の設置も検討しましょう。
テラス屋根には日除け効果があるため、夏場の暑い日でも快適に過ごせるようになります。
一方、ウッドデッキで洗濯物や布団を干す場合、テラス屋根があれば、雨に降られても濡れる心配がありません。
庭を生活空間として活用するなら、テラス屋根の設置は必須といってもよいでしょう。
【オプション5】点検口の設置
人工木のウッドデッキにリフォームする際、点検口の設置が必要になるケースがあります。
たとえば、水道メーターや排水桝のある場所にウッドデッキを設置する場合、これらの点検時にウッドデッキが妨げになってしまうため、点検口の設置が欠かせません。
また、ウッドデッキに床下囲いを取り付けると、床下の様子が見えづらくなるため、点検口があると安心です。
利便性や安全性を向上させるためにも、必要に応じて点検口の設置を検討しましょう。
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