2024年10月30日更新

監修記事

シャッターの取り付け費用相場は?種類と特徴も解説します

カーポートやガレージにシャッターを取り付けると安心感が全く違います。既存の駐車場にシャッターを取り付ける際どの程度費用が必要なのでしょうか。またどのようなシャッターの種類があるのでしょうか。それぞれの価格や費用の相場を見てみましょう。
窓やガレージにシャッターがあると、中の物を安全に保管でき、さらに中で整備などができる空間が生まれます。また、シャッターによって閉め切られるため、防犯対策にもつながります。シャッターがあるのとないのでは安心感が違うと言えます。そこで今回は、シャッターの種類や取り付け費用、シャッターを取り付けるメリットや注意点をご紹介しますので、最後まで読んでみて下さい。

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シャッターを取り付けるメリットとは?

シャッターを取り付ける場所は、住居の場合は主にガレージか窓となります。

各場所のシャッターの取り付けメリットについて解説します。

ガレージにシャッターを取り付けるメリット

ガレージにシャッターを取り付けるメリットは、

  • 防犯性が高まる
  • 動物の侵入を防げる
  • 雨風から車を守れる

ことが挙げられます。

防犯性の向上についてはシャッターをつけることで、簡単に車に近づけなくなるため、車を盗まれたりいたずらされにくくなるでしょう。

また、犬や猫などの侵入も防げ、糞などで汚されることや車を傷つけられる心配を減らせます。

ガレージにシャッターを取り付けることで、雨風が強い時でも車に傷がつかず、何かが飛んできたとしてもシャッターが守ってくれます。

窓にシャッターを取り付けるメリット

窓にシャッターを取り付けるメリットは、

  • 雨風を防げる
  • 夜間や不在時の防犯対策ができる
  • 防音・断熱対策ができる

ことです。

窓にシャッターを取り付けると、ガレージにシャッターを取り付けるメリットと同様に、雨風から部屋を守れます。特に台風の時などは、窓ガラスが割れてケガをするのを防ぐことができます。

また、シャッターがあることで窓ガラスを割って侵入することが難しくなり、防犯対策になる点も大きなメリットです。

防音対策については、シャッターを閉めることで外の騒音が聞こえづらくなり、夜間静かに眠れます。部屋の中の音も漏れにくいため、ご近所トラブルの予防にもつながるでしょう。

断熱対策については、シャッターがあることで冷気が部屋に伝わりにくくなり、外に暖まった空気を逃がさないようにしてくれます。

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シャッターの種類・特徴

ここではシャッターの種類や特徴を、開閉方法や収納形式、素材などの分類ごとに説明していきます。

まず、開閉方法については電動と手動があります。設置費用は手動のシャッターが割安になります。手動シャッターは価格が手頃な上に、めったに壊れることがありません。しかし、開閉時の音が大きく近所迷惑になる可能性もあります。

電動シャッターは、設置費用が高くなりますが、開閉時の音が静かで、防犯性が高められます。ただ、定期的にメンテナンスを行なう必要があり、故障するリスクも手動より高くなります。

収納形式でみると、まずは巻き上げ方式があります。これは従来のシャッターに多くみられ、シャッターをボックス内に巻き上げます。開閉時の音が気になりますが、安価で設置出来ます。

もう一つがオーバースライド方式です。これは、ボックス内にシャッターを巻き上げるのではなく、天井部にスライドさせて開閉収納します。巻き上げ方式に比べて音が静かで、強風に強いのが特徴です。

また、電動リモコン装置を本体設置後でも取り付けることができます。

素材別ではスチール、アルミ、ステンレス、木製のシャッターがあります。それぞれにデザイン性や商品ラインナップが異なります。また、設置費用はアルミ製は安く、ステンレスや木製になると高くなります。

素材に関しては、それぞれの特徴と建物全体のデザイン性を考慮して、選ぶことが重要になります。

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シャッターの価格相場一覧

シャッターの種類やサイズごとの価格相場をご紹介します。

シャッターには、以下の表の通りいくつか種類があります。

また、シャッターは本体価格と工事費とセットになっていることが多いです。

家庭用のセット価格は、手動シャッターは約10万円〜、電動シャッターは約30万円〜となっています。

なお、こちらの記事に記載の金額はあくまでも一例です。詳しくは業者による現地調査が必要となります。また、業者によっても金額は変わってくるため、複数社に見積もりを依頼し、比較・検討するようにしましょう。

こちらから無料で簡単に見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。

シャッターの種類 費用相場の目安
軽量シャッター 約10万円〜
重量シャッター 約60万円〜
電動シャッター 約40万円〜
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シャッターを取り付ける費用は?

シャッターの取り付け費用をご紹介しますので、取り付けを検討している方は参考にしてみてください。

窓にシャッターを取り付ける費用

窓にシャッターを取り付ける費用をご紹介します。

電動タイプを取り付ける

窓に電動シャッターを取り付ける費用は、総額約15万円〜約45万円かかります。

電動シャッターの取り付け総額の内訳は、本体価格と工事費用です。

本体価格はスタンダードな大きさで約20万円かかります。

電動シャッターを取り付ける場所、開口幅やシャッター本体の素材によって費用に差が出ます。

また、2階以上の窓に設置する場合は、足場代が必要となる場合もあります。

手動タイプを取り付ける

窓に手動シャッターを取り付ける費用は、総額約10万円〜約20万円です。

価格はシャッターの大きさや種類により変動します。

本体価格は、約5万円〜です。小さなものであれば安く、大きなものであれば高額になります。

また、手動シャッターは電動タイプよりも価格が抑えられています。

なお、元々ついているシャッターを取り外して新しいシャッターを設置する場合は、撤去費用が約2万円〜約5万円かかるため注意しましょう。

ガレージにシャッターを取り付ける費用

続いて、ガレージにシャッターを取り付ける費用をご紹介します。

電動タイプを取り付ける

ガレージに電動シャッターを取り付ける費用は、総額約50万円〜約250万円です。

ガレージに設置する電動シャッターには「巻き上げ方式」と「オーバースライダー方式」の2種類があります。

巻き上げ方式は、シャッター上部についている収納部分にシャッター板が巻き取られるタイプのシャッターで、一般的に使用されています。

巻き上げ方式のシャッターは、車1台分で約40万円〜、車2台分で約80万円〜となっています。

オーバースライダー方式は、シャッター板が天井に沿って収納されるタイプのシャッターです。

シャッターをしまう収納部分がなく、すっきりとした印象を与えます。

オーバースライダー方式のシャッターは、車1台分で約80万円〜、車2台分で約160万円〜です。

また、シャッター板の形状や素材によっても価格は変動します。

シャッター板の形状にはスラットシャッター、グリルシャッター、上部開放シャッター、透明パネルシャッターなどがあります。

手動タイプを取り付ける

ガレージに手動シャッターを取り付ける費用は、総額約20万円〜約70万円です。

巻き上げ式のシャッターは、車1台分で約15万円〜約30万円、車2台分で約40万円〜約100万円かかります。

手動タイプも電動タイプと同様にシャッターの形状や素材によって価格が変わります。

また、手動タイプは電動タイプよりも全体的に費用が抑えられます。

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シャッターの取り付けで費用を抑えるポイント

シャッターの取り付けで費用を抑えるために考えるポイントは、大きく2つあります。1つは初期設置費用をいかに抑えるかということです。もう1つはメンテナンス費用を抑えるためにどうするか、ということです。

シャッターを取り付ける際の費用を抑えるのであれば、電動より手動を選ぶとか、素材をアルミなどの安価な素材にすると安価に設置することはできます。しかし、ここで忘れてはいけないのが、建物全体のことです。

シャッターを取り付ける費用のことだけ考えてしまうと、建物全体のデザイン性が損なわれる危険性もありますので、設置費用と一緒にデザイン性も考えることが必要になります。

メンテナンス費用を抑えるのであれば、シャッターが錆びにくい素材を選んだり、故障しにくい開閉方式や収納方式を選ぶことが大切です。設置費用を抑えた結果、メンテナンスや故障が頻繁に起きると、安く設置した意味がなくなる場合もあります。

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シャッターを取り付ける手順とは?

シャッターを取り付ける手順についてご紹介します。

  1. 既存のシャッターがある場合は、取り外します。
  2. ブラケットを取り付け、外まぐさも取り付けます。
  3. ケース下地を取り付けます。
  4. シャフトとモーターを取り付けます。
  5. シャフトの向こう側に通して吊元とシャフトを固定します。
  6. スラットを横からさしていきます。
  7. 座板を取り付けます。
  8. 手動で巻き上げます。
  9. 電動の場合は、電気関係の工事をします。

(配線工事が前もって別途必要になる場合もあります)

  1. 1最後にケースを取り付けます。

以上の手順で完成します。

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シャッターを取り付ける際の注意点は?

シャッターを取り付ける際に注意すべき点を解説します。

シャッターの設置スペース

シャッターを設置するためには、設置する周りにスペースが必要です。

設置に必要なスペースは、シャッターの大きさや種類によって異なります。

設置する前に、十分なスペースがあるかどうか確認しておきましょう。

また、シャッターを設置する場所の周りに障害物があると設置できない場合があります。

さらに、上部の幅が狭いとシャッターボックスが設置できない場合もありますので、幅も確認しておきましょう。

シャッターを取り付ける場所の構造

シャッターを取り付けられるのは、建物を支える骨組みが木造、鉄骨造もしくは鉄筋コンクリート造の場合のみに可能です。

しかし、木造、鉄骨造もしくは鉄筋コンクリート造であっても外壁材の種類によってはシャッターが取り付けられない場合があります。

シャッターが設置可能な素材であるかどうか、確認をしておきましょう。

また、設置するシャッターが敷地境界線からはみ出さないか、防火設備対応にしなければならないのか等、専門的な立場からの検証も必要になる場合もあります。自分の家にシャッターの設置が可能かどうか分からない場合は、まずは業者に相談することをおすすめします。設置が不可能と思っていても、可能な場合もありますので業者に問い合わせてみましょう。

シャッターを設置できない場合もある

賃貸物件や分譲マンションの場合、シャッターを取り付ける際には管理組合に確認をした上で設置しましょう。

マンションなどの壁や窓部分は共用部になり、勝手にリフォームができない場所です。

そのため、管理組合に確認を取らずにシャッターを取り付けた場合、元に戻すように求められることもあります。

また、窓などの形状によってはシャッターの取り付けができない場合がありますので、事前に業者に確認してもらいましょう。

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シャッター取り付けとエクステリア工事も一緒にする場合の費用相場

シャッターを取り付ける工事に関係するその他の工事はあるのでしょうか。それは外構・エクステリアの工事です。

今までと見た目が大きく変わりますので、外構やエクステリアも一体的にリフォームすると見栄えの良いリフォーム工事となります。

外構やエクステリアの工事をするとさらにリフォーム費用が必要となってきます。しかしながらカーポートやガレージはその家を印象付ける重要な部分ですので、同時にリフォームすることをおすすめします。

外構・エクステリアのリフォーム費用としては相場として概ね約50万円〜約100万円程度を考えておけばキレイにすることができます。

もちろんリフォームする範囲や使用する商品の価格によりますので、見積もりに来たリフォーム会社とよく相談してください。

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外構・エクステリアリフォームの業者選びで後悔しないために

必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!

なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。

とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】岩本祐子

atelier comado

岩本 祐子

大学卒業後、建築設計事務所にて主に住宅、公共建築、店舗、マンションの設計に10年以上関わる。
住宅においては、基本設計から監理業務まで一連のフローに携わる。
その後大手インテリア関連企業にて7年間インテリアとリノベーションをメインに業務の幅を広げる。
現在代表をしているatelier comadoでは、インテリアコーディネート、リノベーション、住宅設計をメインに活躍中。

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