目次
フローリングリフォームを行うメリットは?
フローリングリフォームをするメリットとしては、まず掃除の手間がかからないことです。
畳やカーペットのように繊維に汚れやホコリなどが入り込むことがないので、掃除や手入れが容易になることです。
ダニの発生しにくい環境を維持することもできます。
畳やカーペットなどは、ホコリや汚れを完全に取り除くことが難しい床材です。フローリングであれば、綺麗な状態を保つことができ、カビが発生しにくい状態を保つことができます。
フローリングは素材の耐久性が高く、メンテナンス費用を軽減することができます。
基本的に摩耗などにも強く、耐用年数も長いので、メンテナンスといえばクリーニングやワックス塗装で綺麗な状態を維持できます。
最近では、複層フローリングなどデザイン性豊かな商品や、耐水性のある商品もあるので、それぞれの使用用途に合わせて素材を選ぶことができます。キッチンや洗面所にも耐水性のあるものであれば使用することもできます。
フローリングリフォームを行うデメリットは?
フローリングは使用されている木材により、その硬さに違いがあります。硬い材質のものは踏み心地が悪いものもあり、足の疲れにつながることもあります。事前に見本やモデルルームなどで違いを確認することが大切です。
また、フローリングの種類によっては床が冷たく感じることがあります。夏場は素足でも気持ちよく過ごすことができますが、冬場はスリッパを履くなどの対策が必要になるかもしれません。
フローリングの中でも、特に無垢材などの場合は水に弱い性質があります。水分を含んで膨張したり、変色する場合があります。そのような場合には、そのまま放置せずにすぐ拭き取り、乾拭きをするようにしましょう。
複層フローリングの場合、水や熱により表面の化粧材がひび割れたり、剥離してしまうことがあります。専門的な知識を持った人に相談し、使用場所や素材の特性を理解して使用することが大切です。
無垢フローリングは、木の持つ伸縮性で反ったり、割れたりする場合があります。対策としては施工時に、板と板の間に約0.3mm~約0.5mmの隙間を設けます。ただ、そこにゴミやホコリが詰まることもあります。
また、傷やシミが付きやすい性質もありますので、床材の表面にコーティングを施すなどの対策をすることをお勧めします。
フローリングリフォームの工法は?
フローリングリフォームの工法には「張り替え工法」と「重ね張り工法」があります。それぞれの工法にはメリットとデメリットがあるので、専門家の意見を聞いて、最も適した工法を採用することが大切です。
まず張り替え工法とは、古いフローリングを一度剥がして、新しいフローリングを張る工法です。床の下地材の腐食状態などを確認できること、基本的には床の高さも変わらないことがメリットとして挙げられます。
逆にデメリットとしては、一度既存のフローリングを撤去するので、その処分費がかかることや、下地材の劣化が著しい場合には補強などの対策も必要になります。その分、時間と費用が高くなることが多いです。
一方で重ね張り工法とは、古いフローリングの上に新しいフローリングを張るという工法です。古い床材の撤去費用や手間がかからないので、張り替え工法より安価で済む場合が多いです。
ただ、下地材の腐食状況が確認できないことや床の水平がとりにくいこと、新しいフローリングの厚み分、床の高さが上がってしまうことがデメリットとして挙げられます。
どちらの工法を選ぶべきかは、建物の現在の状況や張り替える理由などによりケースバイケースです。ですので、一度専門家に相談し、最適な工法を検討することが望ましいと思います。
フローリングリフォームを行う時期の目安は?
フローリングリフォームをする時期の目安としては、約15年~約20年を目安にリフォームを考えるといいと言われています。これは1つの目安であり、これから述べるような場合は専門家に相談した方がいいかもしれません。
約15年~約20年経過する前でも、「床が軋む、鳴る」や「床が弛んでいる」「大きな傷や汚れが目立ってきた」「床を踏むとフワフワする」という場合には、張り替えを検討するタイミングです。
また床の軋みや弛みなどが生じている場合は、床の下地が劣化している可能性もあります。一度古いフローリングを剥がして、床の下地材に異常がないか、原因は何かをきちんと確認する必要があります。
このような状態でそのまま新しいフローリングを古いフローリングの上から張っても、すぐに同じような現象が起きる可能性があります。交換時期前でも、このような場合には専門家に相談してみましょう。
フローリングリフォームを依頼する会社の探し方について
フローリングのリフォームを依頼する会社の選び方にはどのようなものがあるのでしょうか?
新築時のハウスメーカーへフローリングリフォームを依頼する
まず、基本となるのが家を建てたハウスメーカーにリフォームも依頼する方法です。
ハウスメーカーなら図面や新築時に使用した建材などの情報がわかるので、スムーズに工事を行うことができるでしょう。
知人におすすめの会社を紹介してもらう
フローリングリフォームを行った知人がいる場合には、おすすめの会社を紹介してもらうという方法もあります。
雑誌やインターネット上の口コミに比べ、直接評判を知ることができるため、より安心して工事を任せられるでしょう。
リフォーム会社紹介サイトを利用して選ぶ
インターネット上にあるリフォーム業者の紹介サイトを利用するのもおすすめです。
このようなサイトでは、条件を選んで業者を絞り込むことができるため、目的や工事の内容に合った業者を見つけやすく、見積もりも手軽に依頼することができます。
フローリングリフォームを依頼する会社の選び方について
技術力があるリフォーム会社を選ぶ
フローリングリフォームに限らず、床のリフォームでは床下部分の工事や廊下等との高さ調整といった工事が必要となる場合があるため、技術力の高い会社を選んだ方が良いでしょう。
特にフローリングリフォームは、床材の微調整が必要な工事ですので、技術力によって仕上がりに大きな差が生まれます。
フローリングリフォームの実績が豊富なリフォーム会社を選ぶ
フローリングの張替えリフォームは、基本的に根太及び床合板に床材を固定する形で工事を行っていくため、比較的簡単に行える工事と言えます。
しかし、工事箇所によっては微調整や追加の工事が必要となるため、経験豊富な業者に依頼した方が、仕上がりの状態は良くなるでしょう。
保証やアフターフォローが手厚いリフォーム会社を選ぶ
フローリング以外のリフォームをする際にも重要ですが、施工に関する保証やアフターフォローが受けられる会社を選ぶのも大切です。
施工中のトラブルや施工後に問題点が発生したとしても、保証などがあれば対応してもらえるでしょう。
ある程度近場にあるリフォーム会社を選ぶ
リフォーム会社はできるだけ近くの会社を選びましょう。
家から近いと、打ち合わせやトラブル発生時の対応がすぐに受けられるので安心です。
インテリアの専門家がいるリフォーム会社を選ぶ
インテリアの専門家がいる会社を選べば、使用する床材の特徴や家にあった床材の選び方などをより詳しく知ることができるでしょう。
また、無垢材を使用する場合などに重要となる、施工後のお手入れの仕方についても教えてもらうことができます。
フローリングリフォームをリフォーム会社に依頼するメリットについて
プロの施工により仕上がりが綺麗になる
リフォーム会社のようなプロに施工を依頼すれば、工事の際に行う板材のカットや、根太などの基礎部分の調整の精度が高く、より綺麗な仕上がりとなるでしょう。
短時間で完了する
豊富な施工経験、実績があるため、工事の進捗が早く、短期間でリフォームを終わらせることができます。
アフターサービスを受けることができる
リフォームを専門としている会社ではアフターサービスを行っている場合が多く、このような会社に依頼すれば、施工後に何らかの問題が発生したとしても、対応を受けることができるでしょう。
フローリングのリフォームをする際は相見積もりを
フローリングに限らず、リフォーム費用は業者によって違いがありますが、相見積もりを行うことにより、内容を比較することができるため、費用の相場を把握しやすくなるでしょう。
また、相見積もりを依頼した際の対応などから、施工箇所に適した床材選びのアドバイスや、どれだけ要望に添ったプランを立ててくれる会社かも判断することができます。
フローリングリフォームの費用相場は?
フローリングリフォームの費用相場は、使用する素材や部屋の面積、下地の状況、工法によって異なります。ここでは目安としてご紹介していきます。
【張り替え工法】
1畳:約3万円~約6万円
4畳:約7万円~約14万円
6畳:約9万円~約18万円
8畳:約10万円~約20万円
【重ね張り工法】
1畳:約2万円~約5万円
4畳:約5万円~約10万円
6畳:約6万円~約14万円
8畳:約8万円~約18万円
これとは別に、床の下地材が傷んでいる場合には補修が必要になります。その費用は6畳で約5万円~約7万円が目安となります。
フローリングリフォームの施工事例は?
まず紹介するのが、カーペットから防音フローリングの床へのフローリングリフォームです。施工面積は約12平方メートルで、施工期間は約2日でした。既存床材の撤去費用なども全て込みで、約16万円で施工できました。
次に、複合フローリングから無垢フローリングへのリフォーム工事の例を紹介していきます。施工面積は25平方メートルで、施工期間は約4日でした。床の下地補修から張り替えを行ないましたので、それら全て含んで約85万円となりました。
最後は、古いフローリングの上から新しいフローリングを重ね張りした事例を紹介します。施工面積は約26平方メートルで、施工期間は約2日でした。解体や古い床材の撤去などは必要なく、施工費は比較的抑えられ、約15万円でした。
床・フローリングリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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