目次
- 1 リフォームにもおすすめな「タイルカーペット」とは?
- 2 タイルカーペットで床をリフォームする「メリット」
- 3 タイルカーペットでリフォームするときの「デメリット」
- 4 快適にしたいリフォームにタイルカーペットの採用もおすすめ
- 5 タイルカーペットの張替えリフォームにかかる費用の相場
- 6 補修するかどうかで費用の相場が大きく変わる
- 7 タイルカーペットの張替えを行う際の注意点は?
- 8 費用を抑えてタイルカーペットの張替えを行う方法
- 9 種類が豊富で国内で人気のタイルカーペット4社
- 10 タイルカーペットの先駆者『東リ(TOLI)』
- 11 素材の可能性を研究し続ける『シンコール(SINCOL)』
- 12 シンプルと耐久性を追求した『スミノエ(SUMINOE)』
リフォームにもおすすめな「タイルカーペット」とは?
ライフスタイルや季節に合わせて、床にも変化を加えてみたいと思われることはありませんか。
ラグをアクセントにする場合やカーペットを敷くこともあったかもしれませんが、ここでおすすめは「タイルカーペット」です。
以前はタイルカーペットといえば、オフィスの室内や廊下で使用されているタイプの床の仕上げ材でした。
しかし、最近では色や素材にも種類が増え、タイルカーペットの利点を活かして、ご自宅で楽しまれる方も増えました。
タイルカーペットの一般的な仕様について
タイルカーペットとは、40~50cm角の大きさで正方形のカーペットです。
タイルと同じような工法で、敷き詰めたり張ったりすることで床を仕上げますが、リフォームやアクセントにすることも可能な製品として親しまれています。
50cm角サイズのタイルカーペットの場合、1枚の重量は約1~1.5kgの重さになっています。
厚みは、タイルカーペットに使用されている素材によって、若干の違いはありますが、約1cmで、一般のカーペットと変わりません。
使用されている素材やデザインにもよりますが、1枚約200円~400円で購入することもできます。
季節やインテリアに合わせて、オリジナルの床を楽しみながら、簡単にリフォームすることが可能な製品です。
タイルカーペットで床をリフォームする「メリット」
「工事が簡単・運搬がラク・扱いやすい・オリジナルデザインを活かせる」など、たくさんのメリットがあるタイルカーペットの床のリフォームをご説明します。
張替えや工事が簡単で、室内の環境づくりにも最適
タイルカーペットのメリットは、やはり「施工が簡単」という点にあります。
1枚が40~50cm角の大きさで、部屋の床全体に張り上げることもできますが、部分的な張替えも可能なこともタイルカーペットの利点です。
廊下の滑り止めとして冬の時期だけ使用したり、赤ちゃんの成長に合わせた歩行場所の滑り止めとしたりすることもできるかもしれません。
下階や周囲への生活音の防音のため、環境づくりのリフォームにも最適です。
オリジナルデザインを活かしたリフォームができる
床のリフォームに採用したいサイズに合わせて、カットすることができるのも最大のメリットです。
必要な部分にだけ張ることやR形やコーナーの位置にピッタリと合わせることができます。
1色でシンプルに仕上げることもできますが、タイルカーペットの色違いを用意し、市松模様に仕上げたポップな床にリフォームすることもできます。
アイデアを活かしてデザイン性にも優れたリフォームが楽しめるでしょう。
洗濯や収納などのお手入れも楽なタイルカーペット
小さなお子様がいらっしゃるご家庭やペットを飼っておられる場合、タイルカーペットを採用してみるのもよいかもしれません。
汚れた部分だけを自宅で洗うことができ、部分的なお手入れが可能なのはコストも抑えられます。
床の冷え込みが気になる季節にだけ使用したい場合は、シーズンオフの収納をコンパクトに分割して納められます。
クリーニング後のカーペットのように、大きな収納スペースは不要になる場合が多いのもメリットです。
1枚の重量は、50cm角サイズのタイルカーペットであっても、約1~1.5kgの重さです。
何枚か重ねて収納するときや、リフォームのために移動するときでも、女性にも持ち運びしやすい重さといえるかもしれません。
性能は抜群!使用場所によって変えることもできる
イメージチェンジや家具を引き立てるインテリアとしてだけではなく、保温性や防音、耐火性にも優れているのも最大のメリットとも言えるでしょう。
オフィス向きの材料といわれていたタイルカーペットですが、土足で使用する場所に使用されるほど、優れた耐久性の持ち主です。
使用頻度に合わせて、性能の違うタイルカーペットを貼ることもできるかもしれません。
タイルカーペットでリフォームするときの「デメリット」
床のリフォームに採用するタイルカーペットを決める前に、気になるタイルカーペットのデメリットもまとめてみました。
使用感が硬く感じるのはタイルカーペットの欠点
今までカーペットや絨毯などを使用してきた場合は、素足で歩いた時の感覚が硬く感じるといわれることが多くあります。
「タイル」と「カーペット」を合わせた商品ですから、硬さやサイズも丈夫な雰囲気が含まれています。
柔らかさや触り心地などを意識したい場合には、タイルカーペットの採用を検討しなおす必要があるかもしれません。
購入前にサンプルや販売店で、直接触ってみることがおすすめです。
使用中の色あせや目地のズレがデメリットになる場合も
汚れを落としやすいという利点が、洗えるために色あせを発生させるという欠点になる場合があります。
やはり、洗剤などで汚れを落として清潔にすることができても、色合いが薄くなることがあると気になるかもしれません。
歩行頻度が多くてずれてしまう、ラグのように使っているので隙間が生じるなども、気になるデメリットのひとつです。
接着剤を使用していても、施工方法によっては使用年月とともに隙間が発生することもあり得ます。
張替えに使う接着剤や工事後の湿気も欠点
タイルカーペットの裏面は硬質ゴムなどが使用されているため、下地とタイルカーペットの間に湿気がこもりやすいことがあります。
設置場所が地面に近いフロアなどの場合は、定期的に湿気を放出することも必要です。
接着剤を使用するときは、タイルカーペットを剥がしたときなど、溶剤が固まった後の処理などが必要になることもあります。
タイルカーペット用の接着跡が残らない固定用シールもメーカーから販売されています。賃貸や接着剤を使用したくない場所にはこういった商品を利用することで、ズレを防止し、取り外しが容易なため、カーペットとフロア間の掃除も可能となります。
快適にしたいリフォームにタイルカーペットの採用もおすすめ
毎日歩く室内の床。
季節に合わせたリフォームにタイルカーペットを採用するのはおすすめです。
ご家族のライフスタイルや採用したいタイルカーペットの性能によって、快適さを味わえるリフォームにすることができます。
タイルカーペットの張替えリフォームにかかる費用の相場
タイルカーペットは既存の床板の上から張る重ね張りと、既存の床板を剥がして新しく張る新規張りのどちらかの方法で導入します。
タイルカーペットはリビングやキッチン、玄関や廊下、階段などに導入できます。それぞれの場所にタイルカーペットの張替えリフォームをする場合にかかる費用の相場は次の通りです。
(1)リビング、寝室(6畳):約5万円~約6万円
(2)キッチン(4畳):約4万5,000円~約5万円
(3)玄関、廊下(4畳):約4万5,000円~約5万円
(4)階段(5畳):約5万円~約5万5,000円
和室の畳をタイルカーペットに張替えリフォームする場合は、6畳で約12万円~約15万円の費用がかかります。
同じ床面積でも畳の撤去や下地の処理などが必要であるため、通常の倍近くの費用がかかります。
補修するかどうかで費用の相場が大きく変わる
重ね張りでタイルカーペットを導入する場合、床板が著しく損傷していると補修が必要になります。
新規張りでも、下地に損傷があると補修が必要です。補修の範囲により価格は変動しますが、6畳の部屋で約3万円~約5万円かかります。
全面の補修が必要な場合は稀であるため、約1万円~約2万円で済むことが多いです。
タイルカーペットの張替えを行う際の注意点は?
タイルカーペットに張替える際の注意点をいくつか紹介していきます。これは専門業者に依頼する場合でも、知っておいた方がいいので、タイルカーペットに張替えを検討している場合は、ぜひ参考にして下さい。
まずタイルカーペットを床に接着する接着剤についてです。接着剤の種類によっては、将来的にタイルカーペットを張替えたい場合、接着剤が剥がれないものがあります。使用する接着剤がどのような特徴なのか、調べておくようにしましょう。
また、タイルカーペットを張る際には、タイルカーペットの裏面に接着剤をつけて施工していきます。この接着剤の塗り方にムラや塗り残しがあった場合、生活していく中でタイルカーペットがズレてしまう可能性があります。
タイルカーペットに張替える際のとても大切なポイントが、床の下地の処理になります。既存の床材を撤去して張替える場合は、床の下地に以前の接着剤が固まり、残っていることがあります。
これをきちんと処理せず、そのままタイルカーペットを張替えると、床がガタガタになって、見栄えも悪くなり、また生活する上でも違和感を感じることになります。
張ってしまうと後から下地処理をすることはできませんので、張る前に下地がフラットな状態になっているか、きちんと確認するようにしましょう。
タイルカーペットの張替えを専門業者に依頼する場合は、十分な実績があり、信頼のおける専門業者を探すことが重要になります。
費用を抑えてタイルカーペットの張替えを行う方法
手数料がかからないリフォーム会社に依頼する
リフォームをハウスメーカーや不動産業者、工務店や内装業者を通して依頼することで、中間手数料が費用に上乗せされます。たとえば、本来5万円でタイルカーペットに張替えられた場合、中間手数料により総費用が約8万~10万円まで上がります。職人に依頼するか、社員に職人がいる工務店やリフォーム会社に依頼しましょう。
リフォーム会社にタイルカーペットの調達を依頼する場合、大量仕入れをしているリフォーム会社を選ぶことがポイントになります。大量仕入れにより単価を抑えられるため、格安、激安でタイルカーペットの張替えリフォームができます。
自分でタイルカーペットを調達する
大量仕入れをしているリフォーム会社にタイルカーペットの調達を依頼しても、商品には手数料が上乗せされています。そのため、自分でタイルカーペットを調達した方が格安、激安で張替えリフォームができます。
タイルカーペットには防炎や制電、防ダニなど、さまざまな機能のものがあります。機能性が高いものほど価格が高いため、希望に添ったできるだけシンプルなタイルカーペットを選ぶことがポイントです。
タイルカーペットを自分で用意した場合は、工賃を割増するリフォーム会社もいます。あらかじめどれだけ割増されるのか確認しておきましょう。割増されても、自分でタイルカーペットを用意した方が安く済む場合がほとんどです。
自分でタイルカーペットに張替える
既存のフローリングやカーペットを剥がして、タイルカーペットを貼りましょう。材料費しかかからないため、格安、激安で張替えリフォームができます。必要なものはタイルカーペットや専用のボンド、ローラー、カッターなどです。できればマスキングテープで養生してから張替えましょう。
タイルマットも同じく専用のボンドで張り付けていきます。既存の床を剥がさずに、上に敷くだけで使うタイルマットもあります。タイルマットは自分で調達すれば、1平方メートルあたり約1000~2000円で購入できるため、10平方メートルで約1万~2万円でリフォームできます。
ただし、綺麗な仕上がりを期待するの
種類が豊富で国内で人気のタイルカーペット4社
室内のイメージを変え、簡単なリフォームができるタイルカーペットはインテリア製品を扱うメーカーで数多く販売されています。
たくさんあるメーカーの中から、SANGETSU(サンゲツ)、東リ(TOLI)、シンコール(SINCOL)、スミノエ(SUMINOE)の製品をご紹介します。
タイルカーペットの耐久性もおすすめのポイント
各メーカーとも、経年劣化に耐久性が高いといわれるPVCを使用しています。
メーカーによっては、このPVCを使用しエコ仕様としている製品もあります。
PVCを使用することで、製品の滑り止めにも効果があります。
また、柔軟性のある材料として加工されるため、重量のある家具などを配置して沈むことがあっても、ヒビや割れなどに対応しやすい製品です。
インテリア業界の老舗『SANGETSU(サンゲツ)』
創業当時は「山月堂」として親しまれ、1982年にカーペットの販売のあとインテリア全般扱うメーカーとなりました。
オリジナル製品を提供し続けている『SANGETSU(サンゲツ)』は、まさにパイオニア的存在です。
デザインや機能にも優れた「DTシリーズ」
華やかなデザインや落ち着いた空間を作り出す模様を主体に、同じ柄でカラーバリエーションを揃えているが特徴の「DTシリーズ」。
オフィスと違い、個性を加えたリフォームにも最適な製品が揃っています。
クールでモダンなデザインやシックで落ち着いた花柄、遊び感覚で楽しめるポップな模様など、使う人の年齢や好みでも選ぶことができます。
手軽さもデザインもリピーターが集まるタイルカーペット
冬の寒さ対策で廊下に敷くために購入したり、アクセントとしてリビングに採用したり、オリジナリティが活かせます。
また、手軽で女性にも扱いやすいことも評価が高く、リピーターを集めることができるポイントです。
タイルカーペットの先駆者『東リ(TOLI)』
国内で初めてPVCを使用したタイルカーペットを販売したのが、『東リ(TOLI)』です。
お子様にも人気のキャラクター商品などもあり、住宅向けのバリエーションがたくさんあることでも知られています。
メーカーが推奨するパネルカーペット「アタックシリーズ」
タイルカーペットの裏面の吸着加工は、設置するだけでよいという特徴があります。
そのため、幼児期にはキャラクター商品を使用して、成長に合わせて別のタイルカーペットを使用することもできるかもしれません。
住宅用としてデザインが多く、強度の高いものは使用頻度の高い部屋や施設でも採用できるなどアレンジも可能です。
接着剤を使用せず、汚れた部分のみを洗い、清潔感が維持できることもおすすめできるポイントです。
機能アップし続けるのは『東リ(TOLI)』の魅力
タイルカーペットでリフォームする際に気になるのは、やはり接着剤の仕様でしょう。
東リのタイルカーペットは、衝撃音吸収機能でつくられているので、お子様の足音や物の落下音などを軽減する働きがあるのはポイントです。
素材の可能性を研究し続ける『シンコール(SINCOL)』
素材感を研究することで住宅向けに開発してきた『シンコール(SINCOL)』は、インテリアのサプライヤーです。
自由に選べるのに手ごろな価格もポイント
ストライプや格子などデザインも豊富で、おしゃれな空間を作り出すことができるカラーバリエーションがあるのはシンコールの魅力です。
自由設計のできる床のリフォームに加えて、購入しやすい価格にも人気が集まります。
厚みが6.5mmになっている構造は、安定感のある床をつくり、色の組み合わせが選べます。
各室内に合わせやすいデザイン、32色の中から自由に選べる組み合わせなど、インテリアに合わせたリフォームが楽しめます。
シンプルと耐久性を追求した『スミノエ(SUMINOE)』
国会議事堂のカーペットの施工が1891年。
その後、タイルカーペットを産み出し、国内の重要施設に納入を続けている『スミノエ(SUMINOE)』は、住宅・オフィス問わず親しまれています。
環境を考えた配慮が推奨される「SGシリーズ」
シンプルなので、住宅にもオフィスにも好まれるタイルカーペットを揃えるスミノエには、「SGシリーズ」があります。
CO2の削減などにも配慮されているので、環境を考えたエコ資材と言えるでしょう。
機能も環境も考えたタイルカーペットで楽しめるリフォーム
滑り止め加工がある「ジャストタイル」のノンスリップ加工をはじめ、シックなカラーで落ち着いた空間を作り出せるシリーズなど、部屋に合わせたリフォームにおすすめの商品がたくさんあります。
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