目次
庭を砂利にリフォームするデメリット
砂利は、種類によって汚れが目立つものやばらけやすいものがあり、管理のしにくさが難点といえるでしょう。
以下で、砂利を敷くデメリッについてくわしく見ていきましょう。
【デメリット1】汚れやすい
色や形状によっては、汚れやすいデメリットがあり、白色系やベージュ系などの明るい色の砂利は泥汚れが目立ちやすいなどの特徴があります。
また、表面がザラザラした砂利は、汚れが付きやすいうえに落ちにくいことがデメリットです。
さらに、粒の細かい砂利は隙間に泥が入り込みやすく、汚れが広がりやすいといった傾向もあります。
雨どいや水場の近くの砂利は苔が生えやすく、放っておくとそのエリアだけあっという間に緑色になってしまうケースも少なくありません。
【デメリット2】掃除がしにくい
砂利には、その形質上掃除がしにくいといったデメリットもあります。
砂利を敷いた庭に樹木を植えている場合、配置によっては掃き掃除がしづらくなるでしょう。
また、砂利に挟まった葉を一枚一枚手で拾うのは、結構な労力を要します。
落葉樹は秋になると葉がすべて落ちるため、作業がいっそう大変になるでしょう。
雪かきの際も掃き掃除のケースと同様で、雪と一緒に砂利を掘り起こしてしまうことがあるため、慎重にかき進めなければなりません。
【デメリット3】メンテナンスが面倒
細かい砂利は風や水流で動いてしまうため、管理がしにくいデメリットもあります。
そのような砂利は、放っておくと外に出てしまったり排水溝に落ちたりして、減っていくことがあります。
庭や外構周りに雨水の排水溝がある場合は、砂利が詰まりによる排水不良に注意が必要です。
砂利の流出を防ぐためには、普段から家の外や排水溝を確認して都度戻したり、排水溝に金属製のネットをかけたりするとよいでしょう。
庭を砂利にリフォームするメリット
砂利は、手軽に庭にイメージを変えられるほか、雑草対策や防犯対策にも効果的です。
以下のメリットを知れば、砂利の庭の楽しみ方が広がるでしょう。
【メリット1】庭の雰囲気を変えられる
砂利にはさまざまな形や色のものがあり、それぞれイメージに特徴があります。
庭一面に敷くことで、自分好みの雰囲気に変えることが可能です。
たとえば、明るい雰囲気にしたい場合は、白色やベージュの砂利が適しています。
シックな雰囲気にしたい場合は、黒色や深緑色の砂利が向いているでしょう。
工事も砂利を敷き詰めることが基本であるため、大掛かりな作業を要しません。
手軽に庭の雰囲気を変えられます。
【メリット2】雑草対策に効果的
砂利を敷くと、植物の種が土面に落ちにくくなるため、雑草対策にも効果的です。
庭は、いつでもきれいに保ちたいもの。
しかし、特に夏場は少し気を抜くとすぐに雑草が生えてきます。
雑草は、直に植えている植物に必要な養分も奪ってしまうため、ガーデニングの大敵です。
砂利は雑草の種が土に落ちるのを防ぐとともに、雑草の成長を抑えます。
砂利を敷くと、雑草に悩まされることなくガーデニングを楽しめるでしょう。
【メリット3】防犯対策ができる
砂利は、歩くとジャリジャリと音がするため、ただ敷くだけでも防犯対策ができます。
砂利の中には防犯の機能をもたせたものもあり、歩いたとき通常の砂利よりも大きな音が出るようにできています。
防犯を強化したい場合に大いに役立つでしょう。
また、多くの防犯砂利はガラスをリサイクルしたもので作られています。
石自体が軽いため、扱いやすいメリットもあります。
【メリット4】水はけがよくなる
砂利を敷くと、砂利と土面の間に水を通す層ができるため、庭の水はけがよくなります。
雨が降っても効率的に排水してくれるため、以下のようなリスク回避が期待できます。
- 水たまりで庭がドロドロになって靴が汚れる
- 植物の成長に影響が出る
- 駐車場に水たまりができる
さらには、砂利で土を固めつつ水を排水するため、土壌の流出を防ぐことも可能です。
梅雨の時期でもお庭を快適に保てるでしょう。
庭の砂利敷きで後悔しないためのポイント
庭に砂利を敷くリフォームで後悔しないためには、ここで紹介する3つのポイントに気を付ける必要があります。
「理想のイメージとは違う庭になった」「予算オーバーした」と後悔しないためにも、事前にしっかり確認した上でリフォームしましょう。
【ポイント1】目的を明確にする
庭を砂利にする目的を明確にすることで、適切な砂利が見つかりやすくなるでしょう。
先述したとおり、砂利にはさまざまな種類や用途があります。
「庭の雰囲気を変えたい」なら色味やデザインにこだわった好みの砂利を「防犯を強化したい」なら防犯砂利が向いています。
目的に沿った砂利でなければ「庭にマッチしていない」「違う砂利がよかった」と後悔しかねません
砂利を買ったり業者に依頼する前に、砂利にする目的を明確にしておきましょう。
【ポイント2】場所に適した大きさのものを選ぶ
砂利は、場所や目的によって適した大きさが異なります。
玄関周りなど人がよく通る場所には、2cm以下の砂利が適しています。
あまり大きい砂利だと足元がガタガタして歩きづらくなる可能性があり、特に年配の方は転倒する恐れがあるため注意しましょう。
見た目やデザインを際立たせたい場合は、2~4cmの砂利が適しています。
あまり小さい砂利だと印象に残りづらくなるかもしれません。
その場所や目的に合った大きさの砂利を選ぶことが大切です。
【ポイント3】費用を確認しておく
砂利のリフォーム費用は、工事内容・量・種類によって異なります。
リフォーム業者に依頼する場合、雑草駆除や整地作業などの作業も費用に含まれます。
一般的な戸建て住宅(約30平方メートル)の庭に砂利を敷く場合にかかる費用は、約10万円前後です。
また、必要な砂利の量は、砂利の厚みと敷く面積によって決まり、一般的に以下の計算式でおおよその量を求められます。
面積(平方メートル)×厚み(cm)×20
さらに、種類によって価格が異なります。20kgあたりの価格は、以下のとおりです。
白玉砂利 | 約2,500円 |
青砕砂利・ピンク玉砂利 | 約3,500円 |
黒色・赤色砂利 | 4,000円~ |
リフォーム費用を予算内におさめるためには、これらの要素を考慮しつつ、総額の概算をあらかじめ把握しておく必要があります。
庭に砂利を敷くデメリットを解消する方法
ここでは、庭の砂利敷きで生じるデメリットを解消し、快適な砂利庭にするためのポイントを2つ紹介します。
これらのポイントを押さえれば、砂利の庭でも快適に過ごせるでしょう。
【方法1】除草シートを敷く
同じ砂利面に駐車をし続けると、タイヤの圧力で砂利が土に沈んでしまい、ぬかるみができやすくなります。
そこで砂利の下に防草シートを敷くと、シートがぬかるみをガードしてくれるため、泥が足にはねたり、靴が汚れたりする心配がありません。
さらに、雑草対策も期待できるでしょう。
【方法2】飛び散り防止剤をまく
風や水流で動いてしまう小さな砂利には、飛び散り防止剤が有効です。
液体タイプの飛び散り防止剤なら、スプレー容器に入れた液体を砂利に吹きかけ、しばらく放置するだけで砂利が固定されて動きにくくなります。
また、六角形が連なった容器の中に砂利を入れるだけで固定できる飛び散り防止剤は、厚さも均一に保たれます。
さらには、半永久的に使えるため買い替えの必要もありません。
これらのアイテムを使えば、安心して砂利の上を歩けるでしょう。
庭を砂利でおしゃれにリフォームするためのポイント
庭の砂利リフォームをしたものの、「ガランとして物足りなくなった」「採石場のような雰囲気になた」というケースも少なくありません。
しかし、以下3つのポイントを取り入れるだけで、ぐんとおしゃれになります。
【ポイント1】庭の雰囲気に合わせて色や形を選ぶ
庭や建物のテイストに合わせて砂利の色や形を選んでみましょう。
和風の庭には、白や黒などの落ち着いた色が合います。
モノトーンの外壁には、グレー系の砂利が向いているでしょう。洋風の庭には、ピンクなどのカラフルな砂利もマッチします。
また、形状に着目することも大切です。
砂利には、先が尖った「砕石」と丸く整えた「丸石」があります。
砕石は石を砕いたようなゴツゴツした素材感のある砂利なので、カジュアルな雰囲気の庭に合います。
一方、丸石は丸みがあり穏やかな印象のある砂利なので、上品な雰囲気を作りたいときに向いているでしょう。
【ポイント2】レンガやタイルをプラスする
レンガやタイルを敷き詰めると、ナチュラルさが増します。
レンガをところどころ敷くと洋風のお庭になって、温かい雰囲気になるでしょう。タイルを敷けばモダンな雰囲気になり、スタイリッシュな庭になります。
レンガやタイルは比較的手軽に用意できるため、砂利だけで物足りない場合はこれらをプラスするとよいでしょう。
【ポイント3】植栽をアクセントにする
庭に植栽を加えれば、フレッシュさがアップ。砂利の庭でもガーデニングを楽しめます。
砂利には、多肉植物(セダム・弁慶草など)や乾燥に強い植物(アザミ・セージ・アイスプラントなど)がおすすめです。
また、砂利に適しているこれらの植物の多くは手入れを必要としないので、メンテナンスが楽になるメリットもあります。
デメリットを感じにくいおすすめの砂利
最後に、殺風景さを解消するおすすめの砂利を3つ紹介します。
いずれもホームセンターで手軽に入手できるポピュラーな砂利で、初めて砂利を敷く人にもおすすめです。
【おすすめ1】白玉砂利

白玉砂利は、白い石灰岩を砕き、角を丸める加工が施された砂利です。
光を反射するため、庭に敷くと明るい雰囲気になります。
レンガやグリーンとの相性もよく、シンプルな色調であるため、和風、洋風どのような庭にも合わせやすい砂利です。
また、雨に塗れるとツヤツヤと輝き、上品な印象を見せてくれます。
【おすすめ2】黒玉砂利

高級感があり、庭をシックな雰囲気にする黒玉砂利。
アクセントとして用いると、引き締まった印象を与えられます。
さらに、外構やエクステリアに用いるとモダンな雰囲気になります。
庭全体に敷くと厳かな印象になるため、和風の造園を楽しみたい場合にもおすすめです。
【おすすめ3】青緑砕石

青緑砕石は、全体的に角張った形をした砂利で、上の2つよりも小粒です。
白っぽい色や濃いグレーの石が混ざっているので、全体的に敷いても強い印象を与えません。
すでに出来上がっている庭やエクステリアに部分的に用いる砂利として人気があります。
植栽周りなど部分的に敷くことで、今までとは違う雰囲気の庭に変えられるでしょう。
庭・ガーデニングリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そのような方こそハピすむの一括見積もり比較を活用しましょう!
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで、審査を通過した1000社以上の中から、まとめて見積もりを依頼できます。
また、ハピすむでリフォームされた方には最大10万円分の「ハピすむ補助金」もご用意しています。
詳細はこちら>>>ハピすむ補助金プレゼントキャンペーンの流れ