2024年08月16日更新

監修記事

審査がゆるいリフォームローンはどこ?審査に通らない原因も解説

リフォームローンを組みたいけれど、年収や年齢といった点で審査に通るか不安な人もいるでしょう。それなら、審査がゆるいリフォームローンを選ぶことが重要です。
この記事では、リフォームローンの審査がゆるい銀行・金融機関や通らないときの対処法などを解説します。ローンを組むときの注意点や役立つ補助金・助成金の情報をも解説しているので、借入できるリフォームローンがあるかチェックしてみましょう。

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審査がゆるいリフォームローンがある理由とは?

リフォームローンによって審査のゆるさが違うのは、金融機関ごとに審査基準が設けられているからです。

いわゆるメガバンクと呼ばれる「都市銀行」は、契約件数のノルマが大きいことから、タイミング次第で審査が通りやすくなることが少なくありません。

インターネットバンキングを主体とする金融機関についても、店舗数が少なく(もしくは店舗がなく)、運営コストに余裕があるため、審査に通りやすい傾向があります。

農協・信用金庫・労働金庫といった「協同組織金融機関」は、同業者向けの金銭的なサポートを目的として設立されていることから、比較的審査に通りやすい傾向があるようです。

もちろん、審査条件を満たしていることが条件ですが、年収や年齢に不安がある人でも無理なく借入できるリフォームローンを見つけることも難しくはないでしょう。

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リフォームローンの審査日数

リフォームローンの審査日数は仮審査と本審査の2段階で設定されており、一般的には次の期間が必要です。

一般的な審査日数は、1ヶ月間前後かかる
  • 仮審査:最短即日~3営業日程度
  • 本審査:1~2週間

時間がかかることから、リフォーム工事・リフォームローンは計画的に準備を進めることが重要です。

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リフォームローンの審査項目一覧

リフォームローンの審査項目は、一般的に下表に示す項目が用いられています。

審査項目具体的な内容
国籍日本国籍か
借入時・完済時の年齢年齢的に無理なく返済できるか
年収融資額の返済に対応できる年収か
雇用形態正社員や経営者か
(契約社員は対象外とする金融機関もあり)
勤続年数長期的に働いている実績があるか
融資可能額金融機関が定めている融資率内の借り入れか
担保評価担保となる資産(預金・不動産)があるか
金融機関の営業エリア借り入れする金融機関の営業エリア内か
健康状態健康状態に問題がないか
連帯保証連帯保証人が要るか
参考:国土交通省「民間住宅ローンの実態に関する調査」

住宅ローンやリフォームローンは同様の審査基準が設定されており、とくに上記の項目を重視する金融機関が7割を超えています。

詳細な数値情報などは公開されていませんが、自身の条件でも満たせている基準なのか事前にチェックしましょう。

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リフォームローンの審査がゆるい銀行・金融機関5選

リフォームローンの審査がゆるいとされている銀行・金融機関は、以下に示す5機関です。

金融機関商品名借入額
オリコリフォームプラン10万~500万円
イオン銀行リフォームローン30万~500万円
ヤマダ電機ヤマダネオバンクリフォームローン500万円または住宅購入資金総額×10%
いずれか低い額
JAバンクJAリフォームローン最大1,500万円
労働金庫中央労働金庫リフォームローン
(無担保型)
最大2,500万円

ローンの条件が自分の予算・目的にあてはまるか見てみましょう。

【おすすめ1】オリコ

オリコは国内にある豊富なリフォーム会社と提携していることから、比較的ゆるい条件でリフォームローンが提供されています。

最大500万円まで借入でき、担保なしで借入が可能です。

項目概要
商品名リフォームプラン
金利4.8%
手数料あり
(第1回目の返済金額に加算)
担保なし
借入額10万~500万円
借入期間最長7年
2024年8月時点の情報です

【おすすめ2】イオン銀行

イオン銀行は、前年度の税込年収が200万円以上あると審査に通りやすくなるリフォームローンを提供しているため、収入が低いと悩む人でも審査に通りやすい傾向にあります。

3.3%の固定金利のほか、借入期間も最長10年と長く設定されているリフォームローンです。

項目概要
商品名リフォームローン
金利3.3%
手数料なし
担保なし
借入額30万~500万円
借入期間最長10年

2024年8月現在の情報です

【おすすめ3】ヤマダ電機

ヤマダ電機では、繰り上げ返済により毎月の返済額を抑えられる審査のゆるいリフォームローンを提供しています。

リフォーム費用だけでなく、家具・家電の購入費用もヤマダ電機のリフォームローンに組み込めるのが魅力です。

項目概要
商品名ヤマダネオバンクリフォームローン
金利2.875~5.190%
手数料なし
担保なし
借入額500万円または住宅購入資金総額×10%
※ いずれか低い額
借入期間最長35年

2024年8月現在の情報です

【おすすめ4】JAバンク

JAバンクが提供しているリフォームローンは、金利が安く借入額・借入期間がほかのローンよりも広い範囲で利用できます。

条件が良い反面、同業者向けの金銭的なサポートを提供しているため、比較的審査がゆるい傾向にあります。

項目概要
商品名JAリフォームローン
金利2.5%前後
(お住まいの地域によって変動
手数料あり
担保なし
借入額最大1,500万円
借入期間最長15年

2024年8月現在の情報です。また、お住まいの地域によって条件が異なります。

【おすすめ5】労働金庫

労働金庫は地域によってさまざまな条件のリフォームローンが提供されているため、比較的審査のゆるい場所を見つけやすいのが魅力です。

個人・事業者向けの金銭的なサポートの提供を目的としているため、民間のリフォームローンよりも借入しやすい傾向にあります。

項目概要
商品名中央労働金庫リフォームローン(無担保型)
金利2.5%前後
(お住まいの地域によって変動)
手数料なし
担保なし
借入額2,500万円
借入期間最長20年

2024年8月現在の情報です。また、お住まいの地域によって条件が異なります。

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リフォームローンの審査が通りやすい人の特徴

リフォームローンの審査が通りやすい人の特徴は、4つあります。

自分と照らしあわせて、確認していきましょう。

【特徴1】健康である

リフォームローンの審査では、健康状態が良い人ほど審査に通りやすい傾向があります。

健康でなければ収入を得る仕事を続けにくいことはもちろん、途中で返済ができなくなる恐れがあるためです。

金融機関によっては、健康状態を確認するために健康診断証明書の提出を求められることも少なくありません。

【特徴2】収入が安定している

リフォームローンの審査では、過去~現在における収入が安定しているほど審査に通りやすい傾向があります。

毎年の収入にバラつきがあると、過去数年間の平均値をもとにした金額までしか審査に通らないことも少なくありません。

年収の審査対象は、過去3年分の平均

リフォームローンの審査では、過去3年間の年収の平均値を審査対象額とする傾向があります。

年収例1年収例2
1年目200万円500万円
2年目400万円500万円
3年目600万円500万円
審査対象額400万円500万円

直近の年収が高かったとしても、過去の年収を平均されて借り入れ可能額が下がる場合も。

リフォームローンを組むときは、年収によって審査、借入上限額が変化することに注意しましょう。

【特徴3】勤続年数が3年以上

リフォームローンは、勤続年数が長い人ほど審査に通りやすいとされています。

長期に仕事をしている人は、安定的な収入を得られているほか、今の仕事を長期的に続けてくれると判断されるためです。

一般的には、ひとつの会社の勤続年数が3年以上あるとリフォームローンの審査に通りやすい傾向があります。

最近では勤続年数1年以上でも審査に通る場合も

国土交通省が実施した「民間住宅ローンの実態に関する調査」によると、勤続年数1年以上という条件を定めている金融機関があります。

勤続年数が3年以上ないからといって、借り入れができないわけではありません。

【特徴4】過去に未払いや滞納がない

今まで未払い・滞納がなかった人は、リフォームローンの返済能力があると判断される傾向にあります。

過去の実績は良くチェックされるポイントであり、未払い・滞納をしたことがある人は「リフォームローンも滞納されてしまうのではないか」と判断されるおそれがあります。

現時点で未払い・滞納をしている人は、審査を受ける前にすべて解消しておくことが重要です。

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リフォームローンの審査に通らない原因

リフォームローンの審査に通らない人は、次の原因が考えられます。

リフォームローンの審査に通らない原因
  • 希望する借入額に年収が届かない
  • 完済時の年収が現実的ではない
  • 転職・退職の経歴が多く収入が安定していない
  • 過去に滞納・未払いの実績がある(滞納が続いている)
  • 健康状態が悪く支払いを続けられる状態にない

金融機関が定めている審査条件に満たない場合は、審査を通過できないか、借入限度額を下げられるケースがあります。

ローン審査では複数の項目をチェックされるため、たとえばひとつやふたつ基準を満たしていても、審査に通過しないことが少なくありません。

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リフォームローンの審査に通らないときの対処法

リフォームローンの審査に通らなかった人は、そこであきらめるのではなく対処法に取り組むことが重要です。

4つの対処法があるので、実践できそうなものに取り組んでみましょう。

【対処法1】自己資産を増やす

リフォームローンの審査で収入面の部分を満たすことができず「審査に落ちる」「借入限度額を下げられる」となった人は、次の方法で自己資産を増やしてみてはいかがでしょうか。

自己資産を増やすアイデア
  • 不動産を現物資産として申告する
  • 保険を解約する
  • 資産を売却する
  • 贈与を受ける
  • みなし自己資金を申告する

自己資産が増えれば、リフォームローンの借入額を減らしながらリフォーム工事ができるので、借入限度額が下がった状態でも無理なくローンを組めます。

小規模なリフォーム工事であれば、自己資金を増やすことで費用をすべてまかなえるかもしれません。

金銭的な余裕があれば、別の方向性からリフォーム工事が可能になるでしょう。

【対処法2】普段から滞納に気を付ける

過去に滞納した実績がある、現時点で滞納中の支払いがある人は、すぐに滞納の問題を解決することが重要です。

滞納したままだと審査を通過することは難しいですが、逆に滞納をしていないことを証明できれば、審査を通過できる可能性ができるかもしれません。

過去に滞納があった人でも審査に通過できる場合がある

SBI新生銀行の事例によると、過去に滞納をしていた人でも、返済計画書など具体的な返済プランを提出すれば、今後の滞納の懸念が少ないと判断されるケースがあるようです。

滞納した経験がある人は、一度リフォームローンの審査を受けようと考えている金融機関に相談するのがおすすめです。

【対処法3】担保型のリフォームローンを組む

担保型のリフォームローンなら、担保を組まずに審査を受けるよりもローンを組みやすくなります。

担保型とは、リフォームする物件などを担保としてローンを契約する仕組みです。

万が一返済ができない状態におちいっても、担保とした物件を売却することで返済に対応できます。

返済が困難になった場合には物件を失うというリスクがあるので、慎重に検討したうえでローンの組み方を選びましょう。

【対処法4】リフォームローンの代わりに信販会社を利用する

リフォーム費用をまかなえるのはリフォームローンだけではなく、次のような選択肢があります。

リフォーム費用は信販会社でもまかなえる
  • カードローン
  • ショッピングローン

リフォーム費用が高額でない場合、カードローンなどの上限額で対応できるかもしれません。

カードを所有する人はすぐにローンを組めますが、リフォームローンと比べて金利が高額になることに注意しましょう。

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審査のゆるいリフォームローンを組む際の注意点

審査のゆるいリフォームローンを組む際には、金利・手数料・評判という3つのポイントに気を付ける必要があります。

自身にとってデメリットに感じるポイントなのか確認しましょう。

【注意点1】複数の金融機関で金利を比較する

審査のゆるいリフォームローンを組む際には、金融機関の金利を比較することが大切です。

審査のゆるいリフォームローンのなかには、審査がゆるい一方で、金利が高く設定されている場合があります。

審査の厳しさで金利が変化

たとえば 横浜銀行 など審査が比較的厳しい金融機関の場合、金利が1.7%程度と安価です。

一方で審査が比較的ゆるい イオン銀行 などの場合は、金利が3.3%程度になるなど、利率が変化します。

審査がゆるいからといってひとつの金融機関だけを見ると、あとから金利の高さに悩まされるかもしれません。

少なくとも3機関ほどピックアップして、金利の違いを比較検討してみてはいかがでしょうか。

【注意点2】手数料を確認する

審査がゆるいリフォームローンのなかには、契約手数料がかかる・かからない金融機関があります。

設定される場合がある手数料
  • 取扱手数料
  • 繰上返済手数料

手数料の金額は、金融機関によって違います。

数千~数万円単位で変化する場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

【注意点3】金融機関の評判を確認する

トラブルなく審査のゆるいリフォームローンを組みたいなら、事前に金融機関の評判を確認しておくことが重要です。

評判をチェックすれば、実際にローンを組んだことがある人の生の意見や評価を確認できます。

公式サイトには掲載されていない重要な情報が見つかる場合があるほか、借り入れできた人の条件などを知るきっかけになるかもしれません。

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リフォームローンに活用できる補助金・助成金制度

リフォームローンを組む際には、下表のような補助金・助成金制度を活用できます。

補助金・助成金条件補助額
子育てエコホーム支援事業・住宅の省エネ改修
・子育て対応改修
・バリアフリー改修
など
最大60万円
長期優良住宅化リフォーム推進事業・住宅の耐震化
・三世代同居への対応
・子育てしやすい環境の整備
・自然災害への対応
など
100万円~
(1戸あたり)
先進的窓リノベ2024事業熱効率の低い窓を断熱窓へ改良最大200万円
給湯省エネ2024事業給湯エリアの効率改善最大18万円
既存住宅における断熱リフォーム支援事業断熱改修最大120万円

今回紹介したのは、あくまで補助金制度の一例にすぎません。

以下の記事では、さらにくわしい情報や条件を解説しているので、補助金・助成金制度を活用したい人は必ず確認しましょう。

>>【2024年】リフォームの補助金・助成金制度を一覧にして、国や自治体ごとに解説!

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審査のゆるいリフォームローンについてよくある質問

リフォーム会社提携の信販会社はローンが通りやすいの?

リフォーム会社・信販会社が提携している場合、審査に通りやすいポイントを押さえているため、ローンの審査に通りやすくなります。

リフォーム会社に相談すれば、自身の目的やリフォーム費用に合うリフォームローンを紹介してもらえることがあるので、まずはリフォーム会社に相談することからスタートしましょう。

イオン銀行のリフォームローン審査に落ちる理由とは?

イオン銀行のリフォームローンは次の条件で審査が実施されるため、条件を満たせないと審査に落とされるかもしれません。

イオン銀行の審査条件(一例)
  • 金利3.8~8.8%の返済に対応できない
  • 最大借入額700万円ではリフォーム工事ができない
  • 最大借入期間8年以内の返済が難しい

自身の条件で審査に落ちるか気になる人は、イオン銀行の 返済額シミュレーション を確認しましょう。

リフォームローンの仮審査に通っても本審査に落ちることはある?

仮審査を通過しても、本審査で書類の不備や申請内容との虚偽があると落とされる場合があります。

仮審査はあくまで「仮」であるため、本審査で結果が変化する場合があることに注意しなければなりません。

仮審査・本審査について詳しく知りたい方は、あわせて以下の記事をチェックしてはいかがでしょうか。

>>リフォームローンの仮審査とは?審査の流れや通らない原因などを解説

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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