住宅をリフォームするときリフォーム費用の頭金は必要か?
頭金が必要かどうかは依頼するリフォーム業者次第
リフォームを業者に依頼する場合に、リフォーム費用の頭金や中間金が必要かどうかは、依頼する施工業者によってまちまちです。
頭金をリフォーム工事を実施する前に請求してくる業者もいれば、頭金が必要なくリフォーム工事が完了した後に全額一括支払いでよいという業者もあります。
そのため、頭金が必要かどうかは依頼する業者に必ず確認するようにしましょう。
リフォームローンを組んで支払いを検討している場合も同様です。
また施工業者によっては、リフォーム費用の金額が頭金の有無に関係する場合もあります。
一般的にリフォーム費用の10%程度を頭金とする場合が多い
では、リフォーム費用の頭金はどの程度必要なのでしょうか。
一般的に、リフォーム費用の頭金は工事代金全体の約10%が目安だと言われています。
そのため具体的な頭金の金額は、工事の規模によるところが大きいと考えられます。
見積書が出てきた場合には、工事代金や工事内容について正確に内容が記載されているかを確かめ、全体の支払額について把握しておきましょう。
リフォーム工事の金額は工事の内容が同じであっても施工業者によって大きく違う場合があります。
そのため業者に見積もりを取る場合には複数の業者に依頼して、金額や内容を比較することをおすすめします。
また工事の費用についてだけではなく、支払いタイミングについての確認も契約前に行っておくことが大切です。
このとき、頭金の支払いについても忘れずに確認しておきましょう。
業者によっては、工事に必要となる材料費などをはじめに全額支払うことを要求するという場合がありますので注意が必要です。
リフォーム費用の頭金の金額を決める際のポイント
リフォームローンの借入金額を算出してから決める
リフォーム費用の頭金を準備する際に自己資金だけでは不足する場合、リフォームローンの借入がどの程度可能かを把握することがポイントになるでしょう。
頭金を自己資金だけではまかないきれない場合はリフォームローンで補填することができるケースがあります。
この場合、どこまでを自己資金で支払い、どこからリフォームローンを利用するのか、しっかりと計画を立てることが重要です。
リフォームローンの借入可能金額は現在住んでいる自宅の住宅ローンの返済額や年収などを基準として貸し手である金融機関により算出されます。
また、ローンのタイプによっても借入金額は異なります。
担保が必要なローンでは、約500万円〜5000万円が限度額でしょう。
一方で担保が必要ないローンの場合は約50万円〜500万円です。
例えば、世帯年収が500万円程度あるとするとリフォームローンとしては、最大限で2500万円程度の融資額が見込めると言われています。
このようなケースでは十分な資金をリフォーム工事に充てることができ、頭金の多くもリフォームローンで支払うことが可能でしょう。
しかし、同じ金額のリフォーム工事を行う場合でも融資額が少なければ、頭金や工事費用の多くを自己資金で賄う必要があります。
このような点も考慮して頭金にどれくらい自己資金を充てるのかを決めていくと良いでしょう。
頭金がなくてもリフォームローンを組むことは可能か?
リフォームローンを組む場合に頭金がなくても融資を受けることは可能なのでしょうか。
その点について次にご説明します。
そもそもリフォームローンとは
一般的に「リフォームローン」とは、リフォーム時に利用することのできるローン商品のことを指します。
担保が必要のないリフォームローンもあり、融資の金額としては500万円から1,000万円までのものが多くなっています。
また返済の期間としては、10年から15年程度が一般的です。
担保が必要ない場合は比較的リフォームローン審査に通りやすく、借りられるかどうかの結果が出るのも短い傾向にあります。
はっきりとした審査の基準や項目が金融機関で開示されているわけではありませんが、次のような点をチェックしていると考えられます。
例えば借入時の年齢や完済した時の年齢、また健康状態、勤続年数や年収、返済する場合の負担率や担保などの評価です。
利息は、リフォームローンだけの場合には約3%〜約5%が一般的で、住宅ローンよりも高くなります。
リフォームローンを組む流れとしては、金融機関の店頭やインターネットなどから仮審査を申込み、金融機関が審査を実施します。
審査に通ると正式な申し込みが可能となり、融資の承認がおりたのち融資が実行されます。
リフォームに使えるローンには種類がある
リフォームに使用できるローンとしては、主にリフォームローン単体と住宅ローンと組み合わせた一体型の2種類があります。
住宅ローンは主に住宅購入時に組むローンですが、リフォーム費用の資金も一緒に組み込むことが可能です。
リフォームローンでは、担保が必要なタイプと担保が必要ない無担保タイプのものがあります。
しかし、住宅ローンに組み込む場合には、担保が必要になります。
所有している不動産を担保にする場合は、借入可能額が多くなり、金利も安く、返済期間も長くすることが可能です。
しかし無担保の場合には、借入額は少なくなり金利も高く、返済する期間も短いものとなります。
例えば、担保が必要な住宅ローン一体型の場合とリフォームローン単体の無担保型で比較すると、約2.3%の金利の差が出るというケースもあります。
さらに借入できる金額にも差があり、担保型と比較すると無担保型ではおよそ10分の1程度の借り入れ金額となることが一般的でしょう。
同額を借り入れたとしても無担保型の方が月々の支払額としては設定金利の関係で割高となります。
また、返済期間を比較すると担保型であれば30年〜35年が一般的です。
しかし無担保の場合には、長くても10年から15年程度でしょう。
担保がある場合には融資金額も大きくなるため、長期期間での返済が可能になるのです。
ただ住宅ローンを既に組んでいて、リフォーム工事の分を新たにローンを組む場合には、金利や借入期間だけでなく、最初の住宅ローンを組んでからの経過年数や現在の残債などによって、最終的に支払う総額ローンの組み方によって異なってくる点は頭に入れておきましょう。
このような場合、リフォームローンは住宅ローンとは別に借りたほうがいいケースもあります。
そのため住宅ローンに一緒に組み込むべきか否かをシミュレーションして、どのタイプのローンを選ぶかを決めるようにすると良いでしょう。
また、リフォームローンが受けられるかどうかは金融機関によっても条件が異なるため、予定している工事内容を把握して、融資の対象となるかどうかを事前に確認しておきましょう。
頭金がなくてもリフォームローンを組むことは可能
頭金が準備できないという場合には「フラット35」というリフォームローンであれば頭金がなくてもローンを組むことが可能です。
ただこの場合には、住宅ローンとセットで組む必要があります。
「フラット35」は、住宅金融支援機構と民間の銀行などが提携しているリフォームローンです。
35年の長期で固定金利となるプランで、他の金融機関のリフォームローンと比較した場合に金利が安いことが利点です。
借り換えをする場合にも使用でき、固定金利なので返済計画も安定して立てることができるでしょう。
例えば、30歳で世帯年収が500万円の方の場合には、借り入れられる融資額は最大で約2700万円程度となる見込みです。この金額の中から頭金全額を賄うことも可能です。
この場合、返済期間を35年とすると金利は3%になると考えれらます。
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