目次
- 1 ウォークインクローゼットとは?クローゼットとの違い
- 2 ウォークインクローゼットのレイアウトの種類
- 3 ウォークインクローゼットのメリット・デメリット
- 4 クローゼットのメリット・デメリット
- 5 ウォークインクローゼットの収納量の目安は?
- 6 ウォークインクローゼットにリフォームする費用相場
- 7 ウォークインクローゼットのオシャレなリフォーム事例
- 8 ウォークインクローゼットの適切な間口のサイズとは?
- 9 ウォークインクローゼットに窓は必要?
- 10 マンションにウォークインクローゼットを増設はできる?
- 11 DIYでウォークインクローゼットを作ることはできる?
- 12 ウォークインクローゼットの使いやすい設置場所は?
- 13 ウォークインクローゼットの使いやすい収納方法
- 14 ウォークインクローゼットのリフォームで後悔しないためのポイント
- 15 ウォークインクローゼットがおすすめの人・おすすめではない人とは?
ウォークインクローゼットとは?クローゼットとの違い
洋服などの衣類を収納する通常のクローゼットとウォークインクローゼットにはどのような違いがあるでしょうか。それぞれ解説します。
ウォークインクローゼットとは
ウォークインクローゼットの特徴 |
・人が歩いて入れる ・収納力が高い ・洋服以外の大型のものも収納できる |
ウォークインクローゼットは、人が歩いて入れる収納のことで、間取り図上では「WIC」と表記されます。広さは約2帖〜約4帖が多く、「L型」「コの字型」「I型」「Ⅱ型」などいろいろな形があります。
一般的には、L字型でパイプハンガーや棚を設置し、収納する形が多いでしょう。
また、ウォークインクローゼットは通常のクローゼットと違い、衣類だけでなくキャリーケースやゴルフバッグなどの大型のものが収納できることも大きな魅力になっています。
クローゼットとは
クローゼットの特徴 |
・奥行は50~60cmのものが多い ・収納力は低い ・布団の収納は困難 |
クローゼットとは、洋室に設置される衣類を収納するドア付きのスペースのことで、間取り図では「CL」と表記されます。和室の押し入れより奥行がなく、実際の収納できる奥行は50cm〜60cmのものが多いです。
そのため布団はそのまま収納することが難しく、クローゼットに収納するためには、圧縮するなど工夫が必要となります。
一般的には、パイプハンガーの上に棚を取り付けるものが多く、洋服や小物などの収納として使われます。
ウォークインクローゼットのレイアウトの種類
ウォークインクローゼットのレイアウトには、「I型」「Ⅱ型」「L型」「コの字型」などがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。
種類 | 特徴 |
I型 | ・収納を片側の壁によせている ・目的の物が探しやすい |
Ⅱ型 | ・収納が両側にある ・複数人でも使える |
L型 | ・収納が片側と奥側にある ・角の部分がデッドスペースになりやすい |
コの字型 | ・収納が両側と奥側にある ・複数人でも使える |
ウォークスルークローゼット | ・人が歩いて入れる ・部屋同士をつなぐ通路としても使える |
I型ウォークインクローゼット
収納が片側だけにあり他の型に比べると収納力は低いですが、一面の壁のみにパイプハンガーや棚があるため、目的のものが探しやすいでしょう。
ウォークインクローゼットの中ではコンパクトなレイアウトで、収納BOXなどを設置すれば収納力もあがり使い勝手がよくなります。
Ⅱ型ウォークインクローゼット
収納が両側にあるため、奥行を同じとしたI型と比べると収納力は2倍になります。左右で分かれているため、夫婦や兄弟で使うことに適しています。
また、洋服が多い人であれば、片方をパイプハンガー、もう片方を収納棚にすることで、使い勝手がよく、収納力も上がるでしょう。
L型ウォークインクローゼット
L型は、収納が片側と奥側にあり、L字になっています。I型よりも収納力はありますが、角の部分がデッドスペースになりやすいため注意が必要です。
角の部分に棚や収納BOXを配置する場合は、サイズや配置をよく検討するようにしましょう。
また、I型同様、ウォークインクローゼットの中ではコンパクトなレイアウトの部類に入ります。
コの字型ウォークインクローゼット
Ⅱ型よりも収納力が高いレイアウトになります。しかし、L型と同様、角の部分がデッドスペースとなりやすいため工夫が必要です。
角の部分は出し入れがしにくいので、使用頻度が低めのものや季節ものなどを収納するとよいでしょう。
ウォークスルークローゼット
ウォークスルークローゼットは、出入口が2箇所あり、通り抜けできることが特徴です。2部屋の間に設置した場合、収納だけでなく部屋同士を行き来する動線としての役割もあります。
隣り合った部屋を兄弟で使う場合などに適していると言えます。動きやすさを重視するため、出入口に扉を付けないことが多いです。プライバシーが低くなりがちなため注意が必要です。
ウォークインクローゼットのメリット・デメリット
ウォークインクローゼットのメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット | デメリット |
・収納力が高い ・管理がしやすい ・キャリーケースやゴルフバッグなどの大型のものも収納できる | ・人が入るスペースが必要になる ・物が乱雑になりがち ・照明が必要になる |
ウォークインクローゼットのメリット
ウォークインクローゼットの最大の魅力は、収納力の高さです。一般的には、2帖〜4帖の広さであることが多く、通常のクローゼットよりも多く収納できます。
パイプハンガーや収納棚が設置可能で、洋服以外にもバックや帽子などの小物が収納できますし、キャリーケースやゴルフバックなどの大型のものが収納できることもメリットだと言えます。
人が入ることができるスペースがあるため姿見鏡を設置して、ウォークインクローゼット内で着替える人もいます。
また、収納スペースが広く、季節ものを分けて収納することが可能です。そうすることで衣替えをする必要がなくなることもメリットだと言えます。
ウォークインクローゼットのデメリット
ウォークインクローゼットのデメリットとしては、人が歩いて入るためその分広いスペースが必要になることが挙げられます。
ある程度、家全体の広さがないと、ウォークインクローゼットが部屋を圧迫することになるため注意が必要でしょう。
また、収納できるスペースが広いゆえに、物が乱雑になりがちなこともデメリットです。普段から整理する習慣をつけておくことをおすすめします。
クローゼットのメリット・デメリット
次にクローゼットのメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット | デメリット |
・小さいスペースで済む ・整理がしやすい ・効率よく取り出せる | ・奥行が狭い ・収納力が低い ・大型のものが収納できない |
クローゼットのメリット
通常のクローゼットは、ウォークインクローゼットのように人が入るスペースが必要ないためウォークインクローゼットと比べて生活スペースを圧迫することがありません。小さいスペースで済むため効率よく収納できることがメリットとして挙げられるでしょう。
また、折り戸などの扉を開くと一面見渡せるため、整理がしやすく、すぐに目的の物を探すことができます。子供部屋に向いている収納と言えるでしょう。
クローゼットのデメリット
クローゼットのデメリットは、収納力の低さです。あまり多くの衣類を収納できないため衣替えをする必要があるでしょう。
また、クローゼットは、一面にパイプハンガーを設置していることが多く、奥行もないため、キャリーケースやゴルフバッグなどの大型のものを収納できないこともデメリットとして挙げられます。
布団はそのまま収納することが困難なため、圧縮するなど工夫することが必要になります。
ウォークインクローゼットの収納量の目安は?
収納に必要な広さは、一般的に「人数×畳数」が目安と言われており、2人家族であれば2畳分、4人家族であれば4畳分となります。そのため、ウォークインクローゼットの広さは、2畳〜4畳が適しているでしょう。
2畳〜4畳の広さでは、具体的にどのくらいの衣類が収納できるでしょうか。広さ別にそれぞれ解説します。
間取り/広さ | 収納量 |
2畳(3.6平方メートル) | 約100着~約150着 |
3畳(5.5平方メートル) | 約150着~約200着 |
4畳(7.3平方メートル) | 約200着~約250着 |
2畳のウォークインクローゼット:2人分
2畳のウォークインクローゼットであれば、夫婦2人分でちょうどいい広さと言えるでしょう。ウォークインクローゼットのレイアウトによっても変わりますが、2人分で区切ることが可能であれば、管理もしやすいです。
2畳のウォークインクローゼットは、ウォークインクローゼットの中でもコンパクトな広さのため部屋を圧迫しにくい広さと言えます。
ただ、2畳のウォークインクローゼットの中で着替えることは難しいでしょう。
3畳のウォークインクローゼット:3人分
夫婦と子供1人の3人家族であれば、3畳のウォークインクローゼットが適しています。子供の年齢にもよりますが、子供のおもちゃなどの収納も可能でしょう。
子供が小さい場合は、子供2人分の衣類でも収納できます。その場合4人分の衣類を1箇所に収納することになるため、整理して収納する必要があります。
4畳のウォークインクローゼット:4人分
4畳のウォークインクローゼットであれば、夫婦と子供2人の4人家族でも割とゆとりがあるでしょう。子供が成長して衣類が増えた場合にも対応できそうです。
ウォークインクローゼットの中のスペースが広く、中で着替えることも可能なため、姿見鏡も置けるでしょう。スペースに余裕があるため、キャリーケースやゴルフバッグなどの大型のものの収納も可能になります。
一方でウォークインクローゼットが広いと乱雑になりやすいため、誰がどのスペースを使うかをあらかじめ決めて、整理して収納していく習慣をつけることをおすすめします。
ウォークインクローゼットにリフォームする費用相場
ウォークインクローゼットにリフォームする場合の費用相場は以下の通りです。
施工内容 | 費用 |
洋室にウォークインクローゼットを設置する | 約20万円〜 |
和室をウォークインクローゼットにリフォームする ※洋室のウォークインクローゼットに変更 | 約25万円〜 |
間取りを変更してウォークインクローゼットを設置する | 約20万円〜 |
押し入れをウォークインクローゼットにする | 約25万円〜 |
ウォークインクローゼットは、洋室用の収納のため、和室にウォークインクローゼットを設置する場合や押し入れをウォークインクローゼットに変更する場合には注意が必要です。
和室の内装を洋室の内装に変えることになるため費用がその分高くなります。
また、ウォークスルークローゼットにする場合は出入口を2箇所にするため、扉を2つ付ける必要があります。どのような扉をつけるかによっても変わりますが、扉は費用が高いことが多いため注意しましょう。
ウォークインクローゼットの内部の施工費用
ウォークインクローゼットにリフォームする場合の内部の施工内容ごとの費用は以下の通りです。
施工内容 | 費用 |
パイプハンガーの設置 | 約2万円〜 |
収納棚の設置 | 約3万円〜 |
照明の設置 | 約1万円〜 |
コンセントの増設 | 約2万円〜 |
ウォークインクローゼットにリフォームする場合には、パイプハンガーや固定の収納棚の設置など簡易的なリフォームから、新たにウォークインクローゼットを設置するような大がかりなリフォームまであります。
固定棚ではなく、広い範囲に可動式の収納棚を造作する場合は、便利な反面、費用が高くなるため注意が必要です。また、ウォークインクローゼットは、人が中に入る奥行があるため照明が必要となります。コンセントも追加しておくと、掃除機や除湿機なども利用できて便利です。
ウォークインクローゼットのオシャレなリフォーム事例
たっぷり収納のファミリークローゼット
項目 | 内容 |
費用 | 約670万円 |
施工期間 | 約2.5カ月 |
建物のタイプ | マンション(SRC構造) |
施工会社 | 株式会社ビーバーリフォーム |
中古マンション購入の際にフルリフォームを行った事例です。家族3人が生活しやすいように、収納にはこだわりたいというご希望で、リビングから出入り可能なファミリークローゼットを採用しました。リビング横の和室6帖+押入1.5帖を和室4.5帖+ファミリークローゼット3畳に間取り変更しています。
コの字型のファミリークローゼットには、リビングの細々したものを収納できるように可動式の棚も設置し、生活スペースがスッキリしました。
和室をウォークインクローゼットへ
項目 | 内容 |
費用 | 約486万円 |
建物のタイプ | マンション |
施工会社 | ロクリノ株式会社 |
古くなった住宅設備を交換する際に、和室をクローゼットにリフォームした事例です。両側から開けられるウォークインクローゼットとなっています。
大きなものも収納しやすい大きなウォークインクローゼット
項目 | 内容 |
費用 | 約700万円 |
施工期間 | 約60日間 |
建物のタイプ | マンション(RC構造) |
施工会社 | 株式会社モットハウス |
キッチン、お風呂の交換の際に、アウトドア用品やキーボードなどの趣味の品をキレイに収納したいとのご要望でした。天井の梁の側面に有孔ボードを設置し、金具で釣り竿をひっかけて仕舞えるように工夫しています。
キレイに収納できるうえ、道具の出し入れもしやすいとご満足いただいた事例です。
マンションの1室を大型のウォークインクローゼットにリフォーム
施工期間 | 約7日間 |
建物のタイプ | マンション |
マンションの1室を大型のウォークインクローゼットにリフォームした事例です。アクセントクロスが映え、洋服選びが楽しくなるりそうなおしゃれな収納スペースになりました。
様々な物が収納できる広めのウォークインクローゼットを設置
費用 | 約300万円~ |
施工期間 | 約1カ月 |
建物のタイプ | 戸建て |
築40年のアパートの3室を壁を抜いて一続きにして自宅にするために全面改装した事例です。大きなウォークインクローゼットのような使いやすい納戸を設け、くつろげるご自宅となるよう配慮されています。
持ち家として使用するにあたり、ご夫婦ともにご満足していらっしゃるようです。
ウォークスルーの大型クローゼットを設置!
費用 | 800万円以上 |
施工期間 | 3カ月以上 |
建物のタイプ | 戸建て |
親御さんから受け継いできた家に住むことになった施主様からのリフォーム依頼です。2階に大きなウォークインクローゼットを設け、衣類や小物などが整理整頓しやすくしました。
ウォークインクローゼットの適切な間口のサイズとは?
ウォークインクローゼットの間口とは、幅のことを指します。一般的にウォークインクローゼットの間口のサイズは、一間幅です。一間幅は約180cmで、通常のクローゼットの間口も一間幅が多いです。
成人1人が所有する洋服の量は、男性ならパイプハンガーの幅を90〜120cm、女性なら180cmが目安と言われているため、一間幅のサイズが一般的となっています。
ウォークインクローゼットの間口がこれよりも狭い幅の場合は、収納力が低くなり、使い勝手も悪くなるため注意が必要です。
ウォークインクローゼットに必要な寸法の目安
ウォークインクローゼットを設置する場合、寸法は重要なポイントです。必要な寸法の目安は以下の通りです。
洋服の幅 ジャケットなどの上着 | 60cm |
洋服の幅 パンツなどのボトムス | 40cm |
人が通るために必要な幅 | 60cm |
収納BOX | 40cm~60cm |
パイプハンガーの高さ 床から枕棚まで | 1.8m |
パイプハンガーの高さ 床からパイプまで | 1.65m |
上記はウォークインクローゼットに必要な一般的な寸法になりますが、ほかにもスーツケースやゴルフバッグなど収納したいものに応じたサイズがあるため、奥行や高さには注意が必要です。
ウォークインクローゼットに窓は必要?
湿気がこもりがちなウォークインクローゼットにおいて換気は重要です。ウォークインクローゼットに窓があった場合にどうなるか見ていきましょう。ウォークインクローゼットに窓がある場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
窓があるメリット | 窓があるデメリット |
・自然光が入る ・換気ができる | ・日焼けする可能性がある ・収納スペースが少なくなる |
ウォークインクローゼットに窓があると自然光が入るため、昼間電気をつけずに衣類の出し入れができることはメリットと言えます。窓があるため換気もでき、湿気やにおいがこもるのを防ぐこともできます。
しかし、日当たりが良すぎると衣類の日焼けが心配です。窓の位置を考慮するかカーテンなどで対策しましょう。
また、窓のある場所に収納棚や収納BOXを設置できないため、収納スペースが少なくなります。
マンションにウォークインクローゼットを増設はできる?
分譲マンションにウォークインクローゼットを増設する場合でも、一戸建てと同じように押し入れをクローゼットに変更したり、間取りを変更したり、既存のクローゼットを拡張したりといった方法が使えます。
費用についても一戸建ての場合とほぼ同じです。
ただ、一戸建てと違って増築して部屋を増やすことができないため、クローゼットを増設した分室内面積は狭くなってしまいます。
上手く間取りを工夫することでクローゼットを増設しても部屋の狭さを感じさせないようにすることもできますので、マンションリフォームを得意としているリフォーム会社に相談してみると良いでしょう。
DIYでウォークインクローゼットを作ることはできる?
空き部屋や空き倉庫をDIYでリフォームしてウォークインクローゼットにすることはできるのでしょうか?
元々ある程度の広さがあり、間取りの変更が必要なければ、棚やハンガーパイプを取り付けることでウォークインクローゼットとして改築することが可能です。
ですが、棚やハンガーパイプはある程度の重量が常にかかる箇所のため、壁の強度によっては取り付けた棚などが壁から外れ、落下してしまうことがあります。
また、内装や棚の形状、間取りについても、作ったときは使いやすそうに思えても、実際に使ってみると使い勝手が悪かったということも考えられます。
ウォークインクローゼットは日常的に使用する場所ですので、安全性や使いやすさを重視し、DIYで施工するのではなく、プロに工事を依頼した方が良いでしょう。
ウォークインクローゼットの使いやすい設置場所は?
ウォークインクローゼットをどこに配置するかで使い勝手は大きく変わります。普段の生活動線を考慮した上で設置しましょう。ここでは使いやすい設置場所を紹介します。
寝室の近くに設置する
ウォークインクローゼットの設置場所は寝室の近くが最も一般的と言われています。寝室の近くにウォークインクローゼットがあれば、朝起きてすぐ着替えることができるため便利です。
家族の目線や来客時なども気にする必要がなく、ウォークインクローゼットの中に着替えるスペースがなくても寝室で着替えることができます。
また、将来、家の間取りを変更をした場合や、ライフスタイルが変化した場合でもウォークインクローゼットを寝室近くに設置していれば柔軟に対応できるでしょう。
洗面・脱衣所の近く設置する
使い勝手を重視する場合は、洗面・脱衣所の近くがおすすめです。洗面・脱衣所の近くには、浴室や洗濯機が設置されている場合が多いため、お風呂に入る際など便利なことが多いです。
また、洗面所の近くであれば、着替えをして、髪のセットやメイクなどスムーズに行えることも可能になります。特に女性は便利と感じる設置場所でしょう。
子供部屋に設置する
少し贅沢に感じるかもしれませんが、子供部屋にウォークインクローゼットを設置するのも1つの方法です。子供の衣類だけでなく、学校用品やおもちゃなどいろいろな物をまとめて整理できるため便利でしょう。
子供部屋に設置することにより、自分で整理する癖がつき、子供の成長にもつながります。
大人用のクローゼットと分けておくことで、整理しやすくなるのでおすすめです。
書斎を兼ねた設置
広めのウォークインクローゼットであれば、書斎として利用することもできます。最近では、リモートワークが増え、家でパソコンを使用する頻度が高くなっています。
ウォークインクローゼットの中に書斎があれば、静かな環境で仕事もはかどるでしょう。
また、家のスペースの関係上、書斎を作ることが難しい場合は、ウォークインクローゼットの中に書斎スペースを設けることを検討してみるとよいでしょう。
廊下を兼ねたウォークスルークローゼット
最近では、出入口を2つ設けたウォークスルークローゼットも人気です。ウォークスルークローゼットは、人が通り抜けできるため、廊下の役割を兼ねています。
例えば寝室と廊下の間にウォークスルークローゼットを設置した場合、着替えて寝室に戻らずに済むため、起床時間が違う夫婦などには便利です。
衣類を干すベランダ側の廊下と寝室に出入口がある場合は、乾いた衣類を取り込んで収納することも着替えることもスムーズにできるでしょう。
また、玄関横にウォークスルークローゼットがある場合は、帰宅時にすぐ着替えることができ、衛生的なためおすすめです。
ウォークインクローゼットの使いやすい収納方法
ウォークインクローゼットは、ライフスタイルに合わせた収納をすることによって使いやすくなります。定位置の決め方や収納量の目安など使いやすい収納方法のポイントを紹介します。
使用頻度に応じて定位置を決める
使用頻度の高いものを手前に、使用頻度の低いものは置くや高い位置に配置することにより、使い勝手がよくなります。
小物もよく使うものは出入り口付近の目立つ場所に、使用頻度の低い小物は上部の棚に位置するなど使用頻度に応じて定位置を決めるとよいでしょう。
収納目安は7〜8割程度に
ウォークインクローゼットを使いやすい状態に保つには、収納量を7〜8割程度に抑えることが大事です。ウォークインクローゼットに余裕があると、収納しやすく、どこに何があるか把握しやすくなります。
あまり詰め込みすぎると衣類が傷んだり、湿気がたまりやすいことからカビの原因にもなったりするため注意が必要です。
また、ウォークインクローゼットは人が通れるスペースを確保する必要もあるため収納量には気をつけましょう。
季節ごとに収納ボックスを入れ替える
ウォークインクローゼットはその広さゆえ、衣替えをせずにまとめて収納しているケースが多いでしょう。季節ごとの収納BOXをつくり、手前と奥の場所を入れ替えるだけで済むようにしておくと楽なためおすすめです。
また、元々ウォークインクローゼットに備えてある収納用品だけでなく、小物用のハンガーなど市販されているものを上手に活用すればさらに使い勝手が向上します。
ウォークインクローゼットのリフォームで後悔しないためのポイント
ウォークインクローゼットを作ったものの後悔している人も少なくありません。ウォークインクローゼットのリフォームで後悔しないためのポイントは「ライフスタイルに合った設置場所を選ぶ」「湿度や紫外線対策を考慮する」「必要な広さを確認する」「扉はあったほうが良い」「人感センサーライトの設置」「内部の収納を可動式にする」の6つです。理由と共に紹介していきます。
ライフスタイルに合った設置場所を選ぶ
ウォークインクローゼットの設置場所は重要です。後悔しないためには普段の生活スタイルで、ウォークインクローゼットをどこに設置したら便利か考慮する必要があります。
せっかくウォークインクローゼットを作っても、使いづらい場所に設置した場合はストレスになってしまうでしょう。
人によって使いやすい場所が異なるため、自分に合った設置場所を見つけることが大事です。
湿度や紫外線対策を考慮する
ウォークインクローゼットは、湿気によるカビや紫外線による日焼けに注意する必要があります。しっかり換気できるように窓がある場所に設置することをおすすめします。
窓の位置によっては、日焼けする可能性があるため、カーテンなどで紫外線対策することをおすすめします。
必要な広さを確認する
せっかくウォークインクローゼットを作っても、広さが足りず収納できなければ、メリットを享受することができません。強引に詰め込みすぎると通路が確保できなかったり、衣類が傷んだりと後悔することになるでしょう。
あらかじめ収納する量を考慮して、少し余裕のある広さにすることをおすすめします。
また、ウォークインクローゼットのスペースを広くとりすぎて部屋が狭くならないように注意しましょう。
扉はあったほうが良い
ウォークインクローゼットに扉をつけると開ける手間がかかり、デッドスペースも発生するため扉を付けない人も多いです。
しかし、扉がないと中が丸見えでプライバシーが低くなるデメリットもありますので注意が必要です。
ウォークインクローゼットの設置場所によっても変わりますが、基本的には扉を付けることをおすすめします。
人感センサーライトの設置
扉があるウォークインクローゼットの場合、電気を消し忘れても気づかないことがあります。人感センサーライトを設置すれば、電気の消し忘れもなくなり、スイッチを押す手間も省けるため便利です。
内部の収納を可動式にする
ウォークインクローゼットの中の棚を固定棚にして後悔する人は多いです。理由は収納の自由度が下がるためですが、これは可動棚にすることにより解決します。
生活スタイルの変化によって、収納したいものが変わることはよくあるため、細かい高さが調節できる可動棚であれば、柔軟に対応できるでしょう。
ウォークインクローゼットがおすすめの人・おすすめではない人とは?
ウォークインクローゼットがおすすめの人 | ウォークインクローゼットがおすすめではない人 |
・収納する場所をまとめたい人 ・洋服などの衣類が多い人 | ・家の広さに制限がある人 ・洋服などの衣類が少ない人 |
ウォークインクローゼットがおすすめの人
洋服などの衣類が多い人にはウォークインクローゼットが適していると言えるでしょう。衣替えをする必要がなく、一箇所にまとめて収納できるため便利です。姿見鏡を置くスペースがあれば、ウォークインクローゼットの中で着替えることもできるため便利です。
また、家族の人数が多い場合も、洗濯後の収納箇所を減らすことができるため適しています。
ウォークインクローゼットがおすすめではない人
ウォークインクローゼットを作ることによって居住空間が狭くなるため、家の広さに余裕がない人には、ウォークインクローゼットはあまりおすすめできません。
洋服などの衣類が少ない人も収納スペースより居住スペースを重視したほうが、快適に生活できるでしょう。
また、子供がある程度大きな家庭の場合は、自分の部屋に収納したいことが多いため、ウォークインクローゼットが向かないこともあります。
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