2024年01月24日更新

監修記事

水回りのコーキング(シーリング)にかかる費用は?

コーキングとシーリングは、一般的にはどちらも同じものとして扱われています。コーキング(シーリング)とは、キッチンの壁や浴槽などの隙間から水が浸入することを防ぐための詰め物です。今回は、水回りのコーキングのリフォームにかかる費用の相場を解説していきます。

そもそもコーキングとは?

コーキングとは、気密性と防水性の向上を目的として、壁などの隙間を埋める作業のことを指します。

コーキング材とシーリング材は厳密には異なりますが、一般的には同義語として扱われています。水回りだけではなく外壁にも使われています。

コーキングにはいくつかの種類がある

コーキングのリフォームを定期的に行わないことによる代表的な被害事例を紹介します。コーキング処理を行わないことで壁の中に浸水します。そうすると、内部の木が腐って白アリが繁殖してしまう恐れがあります。このような被害を防ぐためにも、コーキング処理をすることをおすすめします。

コーキングに使用される素材には、次のようなものがあります。

(1)シリコン系
水回りに最もよく使われている素材です。耐久性が高く、価格も安いです。

(2)ウレタン系
塗装との密着性が高いというメリットがあります。

(3)アクリル系
美観性が高く価格が安いのがメリットですが、耐久性が低いというデメリットもあります。

打ち直しと打ち増しがある

打ち直しとは、古くなったコーキングを取り除いてから新しいコーキングを打つ方法です。この方法でリフォームする場合、コーキングの除去費用が別途かかることがあります。打ち増しは、コーキングの劣化が少ない場合にできる方法で、打ち直しに比べて安く済ませることができます。

コーキングはどのような場所に施すの?

コーキングは次のような部位に施します。

(1)お風呂
浴槽と「エプロン」と呼ばれる溝の部分に施します。床と壁の隙間や、床と浴槽の隙間にも施すことが望ましいです。

水回りのコーキング(シーリング)にかかる費用は?

(2)キッチン
壁とキッチンの隙間に施します。タイルの壁の場合、タイルとタイルの繋ぎ目にも施します。

(3)洗面所
洗面台を設置している壁との隙間にコーキングを施します。

(4)トイレ
壁と床の隙間やトイレの便器と床の隙間にコーキングを施します。トイレに水道を設置している場合は、尚更しっかりとコーキングを施しておくことが望ましいです。

コーキングを施す空間ではなく素材と量によって費用が決まります。

コーキングのリフォームにかかる費用

素材によって異なりますが、水回りに使用されるシリコン系のコーキングを一般的な大きさの浴室に施した場合は、約2万円が相場です。浴室やキッチン、トイレの壁を全体のコーキングを打ち直すとなれば10万円以上かかることが予想されます。コーキング(シーリング)は、施す範囲で料金が決まります。

では範囲をできるだけ絞るのが良いのでしょうか?それは早計で、かえって大きな損失に繋がる恐れがあります。僅かな隙間から水が浸入するだけで、壁の中の木が腐る可能性があります。少しでも腐ればシロアリが繁殖すると考えられるため、念のために全てのコーキングを打ち直した方がよいでしょう。
なお、浸水により木が腐って白アリが発生している場合は、一刻も早くコーキングを全面的に打ち直さなければなりません。

DIYで激安でコーキングできる?

コーキングを自分で行うのであれば、激安リフォームが可能です。
しかし、上述したとおりコーキングは水漏れやシロアリのリスクと直結するため、素人の施工はおすすめできません。
また、コーキングの仕上がりは外観にも大きな影響を与えます。コーキングがガタガタでは、せっかくのリフォームも台無しです。プロの経験と安心を買うと思って依頼するのが無難です。

どうしてもDIYでコーキングしたい場合は?

自己責任でどうしてもDIYしたい場合のやり方を紹介します。

材料となるコーキング材とコーキングガン、マスキングテープさえあればよいので、費用を大幅に抑えることができます。使用するコーキング材は防カビタイプのものを選びましょう。

まず、既存のコーキングを剥がしましょう。カッターナイフでコーキング材の境目に切れ目を入れて、マイナスドライバーで浮かすようにして剥がします。

下地にカビが生えている場合は、カビキラーを吹きかけて歯ブラシで擦り取りましょう。次に、周りを汚さないようにマスキングテープで養生していきます。

新しいコーキング材を入れる準備が整ったら、コーキング材をコーキングガンにセットしましょう。後は溝にコーキング材を打ち込んでいくだけです。

コーキング材を打ち終わったら2~3時間放置して乾かしましょう。マスキングテープの上に乗った余分なコーキング材をヘラでそぎ落とし、マスキングテープを剥がせば完成です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】ディバルコンサルタント株式会社 代表 明堂浩治

ディバルコンサルタント株式会社

明堂浩治

芝浦工業大学工学部建築工学科を卒業。大手建設会社で20年勤務した後、独立しコンサルタント業を始める。

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