目次
DIYで階段にクッションフロアを貼る方法
クッションフロアをDIYで貼る際、スムーズに作業するためには、準備する物や手順などを事前に確認しておくことが大切です。
ここでは、DIYで階段にクッションフロアを貼る方法について解説します。
- 定規
- メジャー
- クッションフロアカッター
- 大きめのカッター
- ヘラ
- ローラー
- ハケ
- 養生テープ
- ペン
- はさみ
- クッションフロア
- 接着剤または両面テープ
階段とクッションフロアの間にゴミ・汚れが入らないように、掃除機や雑巾などで掃除します。
ペンを使い、クッションフロアを貼る位置に目印をつけます
階段のサイズに合わせてクッションフロアをカットします。使用する道具の使い方は、以下のとおりです。
クッションフロアをカットする際に使う。刃の位置をクッションフロアの厚みや貼る場所に合わせて調整し、カットする。
クッションフロアが重なった際にできる継ぎ目をカットする。
壁側のクッションフロアを押し当て、壁とのすき間を埋める際に使う。
なお、カットの際は実際に測ったサイズよりも、5センチメートルほど余分に切りましょう。そうすることで、貼る際にクッションフロアが不足する事態を防げる可能性があります。
事前に目印をつけた位置にクッションフロアを置き、階段に押しつけるように貼ります。使用する道具の使い方は、以下のとおりです。
クッションフロアを押し当て、シワを伸ばしたり、空気を抜いたりする。
クッションフロアを階段に圧着する際に使う。
複数のクッションフロアを使う場合は、継ぎ目を10センチメートルほど重ねて、養生テープなどで固定しておきましょう。
継ぎ目に接着剤や継ぎ目処理剤を塗り、クッションフロアを接着します。接着剤などを使用してクッションフロアを貼ると、はがしたときに跡が残ってしまうおそれもあります。賃貸住宅や階段に跡をつけたくない場合は、はがしやすいクッションフロア用の両面テープを使いましょう。
DIYでクッションフロアを貼ると、以下のリスクが発生するおそれもあります。
- きれいな仕上がりにならない
- 貼ってすぐにはがれてしまう
- 階段を傷つけてしまう
また、階段は落下や転倒の危険性もあるため、DIYに慣れていない人は特に注意が必要です。専門業者に依頼すれば、きれいな仕上がりはもちろん、安全にクッションフロアを使い続けられるでしょう。
階段をクッションフロアへリフォームする際にかかる費用
階段をクッションフロアにリフォームする際にかかる費用の相場は、以下のとおりです。
本体価格 (182cm×厚さ1.8mmの場合) | 1,000~2,000円 |
専門業者に依頼する際の費用 (1段1m×12段の場合) | 24,000~48,000円 |
ただし、上記はあくまでも目安であり商品の種類や施工業者、設置する場所の広さなどで金額は異なります。
DIYで階段にクッションフロアを貼る際にかかる費用の目安は、6,000円~15,000円です。DIYでは仕上がりに対する不満や耐久性の低下、転倒するリスクなどが起こる可能性もあります。このようなリスクを避け、リフォームの満足度を高めるためには、無理に自分でおこなわずに専門業者に相談しましょう。
階段リフォームにおけるクッションフロアの選び方
ここでは、階段リフォームに最適なクッションフロアの選び方を解説します。
この選び方を参考に、自分の居住環境に合うクッションフロアを選びましょう。
【選び方1】室内の雰囲気になじむデザインを採用する
クッションフロアを選ぶ際は、室内の雰囲気になじむデザインを選ぶことが大切です。
室内の雰囲気に合わないデザインを採用した場合、階段だけ浮いて見える可能性があります。
ナチュラルな雰囲気なら、木目調のデザインや、ベージュや白などのやさしく爽やかな色がおすすめです。
階段も室内の一部として考えることで、建物全体の雰囲気に統一感をもたらします。
【選び方2】汚れが目立ちにくい色を検討する
階段は毎日使う場所であるため、徐々に汚れが目立ってきます。
ベージュや白など明るい色は、経年劣化による汚れが目立ちやすい傾向にあります。
汚れが気になる人は、ダークブラウンや黒など暗い色を選ぶと良いでしょう。
ダークカラーのクッションフロアにリフォームすると、階段の上り下りで転倒する危険性があるため、注意が必要です。お年寄りや、深夜にトイレなどで1階に降りる必要がある場合、足元をしっかりと確認できず、転倒してしまうおそれもあります。このようなときは、階段の壁に足元を照らすセンサーライトなどの設置を検討しましょう。
【選び方3】お手入れしやすい商品を採用する
クッションフロアのデザインによっては、表面の目地が深く、すき間に汚れが入り込む可能性もあります。
すき間の奥深くに汚れが溜まってしまうと、簡単に取り除くことは難しいでしょう。
お手入れのしやすさを考慮する場合、表面が平らで、なめらかな手触りのクッションフロを選びましょう。
階段をクッションフロアにリフォームする際の注意点
ここでは、階段にクッションフロアを貼る際の注意点を解説します。
注意点を確認し、後悔しない満足度が高いリフォームを実現しましょう。
【注意点1】階段の傷や汚れを事前に確認しておく
階段をクッションフロアにリフォームする前に、床の状態をあらかじめ確認しておくことが大切です。
階段に傷や汚れがあると、クッションフロアをきれいに貼ることは難しく、すぐはがれる可能性があります。
このような事態を避けるためには、事前に階段の傷や汚れを確認し、補修が必要な場合は専門業者に依頼しましょう。
【注意点2】階段に滑り止めシートを貼っておく
クッションフロアを階段にそのまま設置するだけでは、徐々にずれてきたり、滑って転倒したりする可能性があります。
そのため、クッションフロアを階段に接着する前に、滑り止めシートやテープを貼っておきましょう。
滑り止めシートを事前に貼ることで、クッションフロアがずれたり、転倒の危険を軽減できます。
【注意点3】実際の寸法よりも大きめにカットする
クッションフロアを階段に合わせてカットする際、実際の寸法よりも、5センチメートルほど大きめに切りましょう。
寸法に合わせて切ってしまうと、貼る面積に対してクッションフロアが不足する可能性もあるため、注意が必要です。
余分にカットした部分は、ヘラを使ってクッションフロアをしっかりと押さえながら、カットすれば、きれいな仕上がりになります。
階段のクッションフロアにおけるお手入れポイント
階段のクッションフロアをできるだけ長く使い続けるためには、お手入れが大切です。
ここでは、クッションフロアをお手入れする際のポイントを解説します。
【ポイント1】普段は掃除機や水拭きでお手入れする
普段のお手入れは、クッションフロアについたホコリや汚れを掃除するだけで十分です。
ホコリは掃除機、ちょっとした汚れなら水拭きを使って掃除できます。
ただし、水拭きを準備する際は、クッションフロアが水気で変色するおそれがあるため、水滴が残らないように固く絞りましょう。
【ポイント2】黒ずみが発生した場合はお手入れ用の洗剤を使う
階段のクッションフロアに、水拭きだけでは落とせない黒ずみが発生した場合は、お手入れ用の洗剤を使います。
中性洗剤や重曹を使い、やわらかい布、またはメラミンスポンジでやさしくこすります。
強くこすってしまうと、クッションフロアを傷つけるおそれもあるため、力加減は注意が必要です。
こすり洗いをした後は、水滴によるクッションフロアの変色を防ぐために、乾いた布で水気を拭きましょう。
【ポイント3】定期的にカビの発生を確認する
クッションフロアは通気性が低いため、湿気がこもり、カビが発生する場合もあります。
そのため、クッションフロアの下にカビが発生していないか、定期的に確認しましょう。
カビが発生した場合は、水で薄めた中性洗剤を使って拭き取ります。
それでも落ちないときは、ハウスクリーニング業者へ相談をおすすめします。
【ポイント4】ワックスで汚れや劣化を予防する
クッションフロアのワックスを塗ると、汚れや劣化を抑えられる可能性があります。
使用するワックスは、床専用の樹脂ワックスがおすすめです。
油性や水性ワックスは床が滑りやすくなり、転倒のリスクを高めるため、使用は控えましょう。
ワックスをクッションフロアに直接かけると、変色するおそれがあります。クッションフロアにワックスを塗るときは、雑巾にワックスをしみこませ、やさしく拭くことが大切です。
階段をクッションフロアにリフォームするメリット
クッションフロアのメリット・デメリットを把握することで、施工中や施工後にどのような点に注意すべきか理解できます。
ここでは、階段をクッションフロアにリフォームするメリットを解説します。
【メリット1】足や腰の負担を軽減できる
築年数が古い建物の階段は、踏み板が1枚板で作られていることがほとんどです。
そのため、階段の表面が固く、足腰に負担がかかる人もいるでしょう。
弾力性のあるクッションフロアを貼ることで、衝撃を吸収し、足腰にかかる負担の軽減につながります。
【メリット2】お手入れがしやすい
クッションフロアは防水性に優れているため、汚れを落としやすいというメリットがあります。
たとえば、カーペットが敷かれた階段に液体をこぼすと、汚れが落ちにくく、シミになるかもしれません。
しかし、クッションフロアなら液体をこぼしても、大体の汚れは水拭きで落とせるでしょう。
【メリット3】防音性に優れている
クッションフロアは衝撃を吸収するため、階段の上り下りで響く足音を軽減できます。
小さい子どもがいる家は、子どもが階段を上り下りする音が近所に響くのが気になる場合もあるでしょう。
クッションフロアを階段に貼っておけば、子どもの力強い足音を抑えられる可能性があります。
そのため、集合住宅や子どもがいる二階建て住宅など、周囲に生活音を響かせたくない人におすすめです。
【メリット4】ほかの素材よりも本体価格が安い
クッションフロアの本体価格は、カーペットやフローリング調のかぶせ板などの素材よりも、安い傾向にあります。
そのため、階段リフォームで予算を抑えたい場合は、材料費を抑えられるクッションフロアがおすすめです。
【メリット5】デザインのバリエーションが多い
クッションフロアのデザインは種類豊富で、大理石や木目、タイル調など数多くのバリエーションがあります。
スタイリッシュで洗練された室内の場合、白やグレーの大理石またはタイル調がマッチするでしょう。
このように、クッションフロアには多彩なバリエーションがあるため、室内の雰囲気やインテリアに合わせて選べます。
階段をクッションフロアにリフォームするデメリット
ここでは、クッションフロアのデメリットを解説します。
【デメリット1】色やデザインによって安っぽく見える場合がある
階段リフォームでクッションフロアを貼る際、色やデザインによっては安っぽく見えてしまう可能性があります。
大理石やタイル調などを階段リフォームで採用すれば、高級感がただよう空間になります。
クッションフロアで階段の雰囲気は変化するため、色やデザインを慎重に選びましょう。
【デメリット2】ほかの素材に比べて劣化が早い
木材や板石に比べ、クッションフロアは表面の劣化が早い傾向にあります。
階段は人がよく通る場所のため、やわらかい素材のクッションフロアは傷や摩耗、へこみなどが徐々にあらわれるでしょう。
劣化が気になる場合は、新しいクッションフロアへの貼り替えなどを検討する必要があります。
【デメリット3】湿気に弱い
クッションフロアは湿気にさらされると、接着力が低下し、はがれてしまうリスクもあります。
中途半端にクッションフロアがはがれることで、足が引っかかり、転んでしまうケースも考えられます。
そのため、定期的にクッションフロアがはがれていないか、点検することが大切です。
【デメリット4】カビが発生しやすい
クッションフロアは通気性が悪く、カビが発生しやすい素材です。
経年劣化でクッションフロアが浮いてくると、すき間に湿気が入り込み、カビが発生します。
カビを放置すると、階段の床まで侵食し、お手入れだけでは除去できないほど悪化する可能性があります。
【デメリット5】部分修理は難しい
クッションフロアに傷やへこみなどが発生した場合、部分的な修理は難しいでしょう。
その際は、劣化したクッションフロアをはがして、新しく貼り替える必要があります。
劣化したクッションフロアを新しく貼り替える場合、同じ商品の在庫がないおそれもあります。さらに、新品と古いクッションフロアでは、色合いの差に違和感を覚えるかもしれません。そのため、予算に余裕がある場合は、階段すべてのクッションフロアを貼り替えることで一段と仕上がりがよく見えるでしょう。
【Q&A】階段のクッションフロアに関するよくある質問
- 階段に貼ったクッションフロアの耐用年数は?
-
耐用年数は、6年〜10年です。ただし、商品やお手入れの頻度などで異なります。
- クッションフロアを階段の角まできれいに貼るポイントは?
-
クッションフロアに折り目をしっかりとつけ、角を基準に大きめにカットすることです。このとき、角が浮かないように押さえつけるのも忘れないようにしましょう。折り目ぴったりにカットした場合、貼る際にクッションフロアが不足するおそれもあります。
- 階段以外でクッションフロアを活用できる場所は?
-
キッチンや洗面所、リビングなど、さまざま場所に活用できます。クッションフロアは防水性に優れており、お手入れしやすいため、小さい子どもやペットがいる家庭にもおすすめです。
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