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目次
トイレの床が変色する原因はなにがある?
トイレの床材として広く使用されているのはフローリングですが、使い方によっては変色することがあります。
はたして変色する原因は何でしょうか?各要因ごとに紹介していきましょう。
尿シミ
フローリングはアルカリ性に弱い建築材料です。尿の成分であるアンモニアはアルカリ性であるため、尿の飛沫が長時間床に付着していると、フローリングの塗装が剥がれて、やがて黒ずんだシミになります。
カビ
カビは空気中のいたるところに浮遊しています。湿度が80%、気温が25℃~30℃の状態が最も繁殖しやすいとされています。
トイレはタンクや便器に水を貯めているうえに、頻繁に水を使用する場所です。
また狭くて密室状態になることから、常に湿度が高い状態にあります。
このため、換気を怠ると空気が滞留して、たちまちカビが繁殖する環境が整います。
手洗いの水分が飛び散った場所やマットとの隙間などにカビが繁殖するのは、こうした理由によるのです。
結露
カビの発生と同様に、トイレ内の湿度が高いことから、窓のサッシ枠やガラス面で冷やされた空気が、結露を生み出す原因になります。
結露の発生する場所が固定されているために、そこから床面に流れた水分がフローリングのワックスを剥がし、やがて変色させることになります。
床材の経年劣化
直射日光が差し込むトイレの場合、紫外線の影響によってフローリングの塗膜が変色します。
またフローリング自体も退色して木材本来の色を失っていきます。
フローリングの目地もこうした経年による汚れによって黒ずんでくることがあります。
トイレ用洗剤
便器の清掃には有効なトイレ用洗剤の多くは酸性洗剤です。
いっぽう油汚れに効果的な台所用洗剤はアルカリ性洗剤です。
フローリングは酸性やアルカリ性に弱いため、汚れを落とそうとしてこれらの洗剤をフローリングに使用すると、
もちろん汚れも落ちますが、フローリングのワックスも剥がしてしまうことになります。
また、カビ退治用の洗剤もフローリングに使用してはいけません。
塗装が剥がれる原因になります。
トイレの床では中性洗剤かフローリング専用の洗剤を使用しましょう。
トイレの床をリフォームするなら張り替え工法にした方がいいの?
フローリングのリフォームには、重ね張り工法と張り替え工法という代表的な2つの工法があります。
重ね張り工法は、現在張られている床材をそのまま生かして、その上から別の床材を張っていく工法です。
張り替え工法は、現在張られているフローリングなどの床材をすべて剥がして、改めて新し床材を張っていく工法です。
それぞれの工法の特徴をみていきましょう。
重ね張り工法
重ね張り工法は、今ある床材の上に新しい床材を張っていくため、張り替え工法に比べて工期が短く安価です。
また廃材もほとんど発生しませんので処分費も不要です。
しかし、現在張られている床材の上に別の床材を重ねることから、床の高さが床材の厚さ分だけ高くなります。
そのため建具との納まりに配慮しながら工事を進めていく必要があります。
また現在張られている床材が浮きやきしみなどの不備を抱えている場合、重ね貼り工法では、その不備を改善することはできません。
張り替え工法
張り替え工法は、今ある床材を撤去することになるので、便器をいったん外す必要があります。
このため工期が長くなるとともに工事費も重ね貼り工法に比べて高くなります。
一方で、床を剥がすことにより、根太などの床下地に不調があれば合わせて補修をすることができるメリットがあります。
トイレの場合は水を使用するという用途の特性から、他の部屋に比べて床材自体の劣化が早まる傾向があります。
したがって、床の不調を根本から解決できる張り替え工法の方が、重ね貼り工法よりもトイレのリフォームに適しているといえます。
トイレの床が変色しにくい床材はあるの?
トイレに適している床材は、常に清潔な状態を維持していく観点から、耐水性、防汚性、防カビ性、防菌性、防臭性の機能を備えたものが適しているといえます。
そうした条件を兼ね備えた床材として、広くトイレのリフォームに使用されているのは、クッションフロア、合板フローリングそしてタイルです。それぞれどのような特徴があるのかみていきましょう。
クッションフロア
クッションフロアは、その名のとおりクッション性に優れた、塩化ビニル系の床材です。
長尺のシート状の製品で表面は好みに合わせて木調や石目などを模した模様が選択できます。
塩化ビニール系であることから、水にも強く、汚れも容易に落とすことができます。
また切り込みなどの加工が容易なことから、DIYでトイレの床の重ね張りをする際の材料として広く用いられています。
価格相場は、張り替え工法の場合は約5万円、重ね張り工法で約4万円です。
合板フローリング
合板フローリングは、スライス状の板を重ね合わせた板材です。板がそる方向を各層で互い違いにしているので、変形しにくい木製仕上げ材です。
現在床材のなかで最も流通し、各家庭で一般的に使用されているのが、この合板フローリングです。
このため各部屋とのデザインの統一感をもたせるのには適しています。
しかし、アンモニアで変色しやすい性質があり、水に対しても弱点があるために、常に清掃などのメンテナンスを行う必要があります。
フローリングには、単一素材で作られた無垢フローリングもあります。木材の長所を最大に引き出す材料ですが、合板フローリング以上に水に弱くアンモニアで変色しやすいために、トイレの床材としては不向きです。
合板フローリングでリフォームする場合の価格相場は、張り替え工法の場合は約6万円、重ね張り工法で約5万円です。
タイル
タイルは昔から水回りで使われている材料です。水やアンモニアに強く、汚れも容易に落とせることから、トイレの床材に適していると言えます。
床用タイルには、せっ器タイルや磁器タイルがあります。それぞれ釉が塗ってあるタイプと釉のない艶消しタイプがあります。
釉を塗ったものは汚れが落としやすく、艶消しは思いっきり磨けるという長所がありあります。
ただし、素材のタイル自体に防水性があるとはいえ、タイル張りとしてみた場合には防水性能を有しているわけではありません。
劣化した目地から水は下に浸透していきます。
このためクッションフロアの張り替えとしてタイル張りにした場合、過度に水を使用して掃除をしないことが重要です。
過度に水を使用すると、浸透した水が床下地を腐食させるおそれがあります。
クッションフロアを剥がしてタイルを張った場合の工事価格の相場は約6万円です。
仕上げ材として高級タイルを使用した場合は約12万円です。
変色したトイレの床リフォームのポイントとは?
変色したトイレの床リフォームでは、どのような点に注意をしたらいいでしょうか。
まずは、リフォームの方針を決めることが重要です。現在の床を残したままでリフォームするのか、いったん剥がして張り直すのかということです。
もし現在の床材の浮きやきしみが気になるようであれば、迷わず張り替え工法を選択しましょう。
次に仕上げの床材を決定します。それぞれの床材にはメリットとデメリットがありますから、生活スタイルに最も合った材料を選択しましょう。
トイレは、快適な生活を続けるうえで要となる場所です。リフォームを依頼する際は、実績があるリフォーム会社を選択しましょう。
実績のないリフォーム会社の場合、工事を簡便に済ませるために、たとえ床がきしんで鳴っていても、重ね貼り工法で工事を進めることがあります。
このようなリスクを避けるためにも、実績があって信頼のおける会社を選ぶことが重要です。
また費用面でも、1社のみの見積もりでは適正な価格であるのか判断ができません。
必ず同じ条件で複数の会社に見積を依頼して、それぞれ比較したうえで、適正な価格と思われる会社に依頼しましょう。
トイレリフォームの業者選びで後悔しないために
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