出窓リフォームの費用相場は?費用を抑えられる補助金制度なども解説

出窓リフォームの費用相場と補助金制度を解説するアイキャッチ画像。「出窓リフォームの費用相場は?費用を抑えられる補助金制度なども解説」というタイトルが表示され、左側には出窓のある家のイラストと「15万〜100万円」「先進的窓リノベ事業」の吹き出しがある。右側には「出窓リフォームの費用内訳」「補助金申請書」の書類を持つ男女のイラストが描かれている。

出窓リフォームの費用相場は、15万〜100万円と工事内容によって大きく異なります。本記事では、交換・新設・撤去・断熱ガラス交換など種類別の費用をわかりやすく解説しています。
「先進的窓リノベ事業」などの補助金を活用して費用を抑える方法や、注意点・デメリットも合わせてまとめています。

2026年02月18日更新

監修記事
リフォーム費用すぐわかる!

出窓リフォームの費用相場

出窓リフォームの費用相場は、工事の種類によって異なり、1箇所あたり15万~100万円が目安になります。出窓の交換・新設・撤去のほか、ガラス交換による断熱リフォームまで、主なリフォームの種類と費用の目安は下図のとおりです。

出窓リフォームの種類別費用相場(1箇所あたり)をイラストで比較したインフォグラフィック。「出窓の撤去・外壁塞ぎ」は15万~30万円、「出窓の交換」は20万~50万円、「出窓の新設」は50万~100万円と表示され、それぞれの工事内容の概要が記載されている。表示価格は目安である旨の注釈もある。
出窓リフォームの種類別費用相場(1箇所あたり)

上図の3種類に加え、ガラスのみ交換する断熱リフォームは5万~10万円が目安です。古い出窓のガラスを断熱性の高いペアガラスに交換するだけでも、省エネ効果が期待できます。

なお、交換や新設の場合は、新しくする出窓のグレードやデザインによって価格が上がる可能性もあるため注意しましょう。

出窓の撤去における注意点

出窓を撤去して壁にする(塞ぐ)場合や、普通の窓にリフォームする場合は、撤去後に出窓があった部分だけ外壁の塗装色が変わり、見た目に違和感が生じるおそれがあります。出窓をなくすリフォームでは外壁の補修や塗装費用が別途かかる場合もあるため、業者に事前確認しましょう。

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出窓リフォームの費用を安く抑えるポイント

出窓リフォームの費用を安く抑えるためには、補助金・助成金制度や税額控除を活用する方法があります。特に断熱リフォームは補助金の対象になりやすく、うまく活用すれば大幅にコストを削減できます。ここでは、出窓リフォームを安く抑える2つのポイントを確認しましょう。

【ポイント1】補助金・助成金制度を活用する

断熱性の高い出窓にリフォームする場合、住宅の省エネ化を支援する補助金制度が活用できます。たとえば、国が運営している「先進的窓リノベ事業」を活用すれば、窓の断熱リフォームで補助金を受け取れます。

また、地方自治体によっては、窓の断熱リフォームに関する補助金制度を実施しているかもしれません。お住まいの地方自治体で補助金制度が活用できるか、一度確認してみましょう。

【ポイント2】税額控除の確定申告をする

建物の省エネリフォームでは、所定の条件を満たすことで最大25万円の所得税控除を受けられます。税額控除を受けるためには、確定申告が必要です。

省エネリフォームによる所得税控除の適用条件と最大控除額を示す相関図のインフォグラフィック。中央の緑色の円の中に、日本円マークのついた金袋のイラストと「※最大控除額:25万円」というテキストがある。この中央から周囲に配置された5つの条件ボックスに向けて、それぞれ矢印が伸びている。
上部:「自己所有の家であること」(鍵と家の権利書を持つ人のイラスト)。
右上:「すべての窓を断熱仕様にリフォーム」(断熱サッシの断面図とチェックマークのイラスト)。
右下:「工事総額50万円以上(≧50万円)」(ヘルメット、ハンマーとレンチ、領収書のイラスト)。
左下:「総床面積50平米以上(≧50m²)」(家の間取り図とメジャーのイラスト)。
左上:「年収2,000万円以下(≦2,000万円)」(積み上がった金袋と電卓のイラスト)。
全体は影のないフラットなデザインで、背景は薄いグレー、緑色がアクセントカラーとして使用されている。
税額控除を受けるための条件
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リフォームで選択可能な出窓の種類

出窓とは、外壁から外側に張り出した形状の窓のことです。通常の窓と異なり、多面にガラスが設置されているため採光性に優れ、奥行きも生まれるのが特徴です。リフォームで選択できる出窓の種類は全部で6種類あり、形状や設置場所によって最適なタイプが異なります。

出窓6種類の形状と特徴、向いている場所をイラストで解説したインフォグラフィック。上段左から、「角型」は四角く張り出し和洋室どちらにも向く。「台形」は台形に張り出し開閉デザインが豊富。「弓形」は半円状でデザイン重視、外観を大きく変えたい方向け。下段左から、「三角」は縦長の三角形でトイレ・階段など狭い場所向け。「トップライト」は屋根もガラスで採光を最大化したい方向け。「ハーフ」は張り出しが半分で開閉が楽、すっきりした見た目。
出窓6種類の形状と特徴・向いている場所

設置場所や好みに合った種類を選ぶために、それぞれの特徴を確認しましょう。

【種類1】角型出窓

角型出窓は、スタンダードなデザインの出窓です。外に張り出す部分が四角く、側面の3面が窓ガラスになっているタイプが多い傾向があります。

和室・洋室どちらにもなじむデザインのため、選びやすいでしょう。

【種類2】台形出窓

外に張り出している部分が、台形の形状の出窓です。角型出窓と同様に部屋や外観になじみやすいデザインで、広く普及しています。

窓の開閉は片開きだけでなく、中央から開け放つように開くデザインもあり、好みを反映しやすいタイプといえます。

【種類3】弓形出窓

弓形出窓は、外に半円状に張り出している出窓です。

細めの窓ガラスをいくつも使い、おしゃれな雰囲気を演出できるタイプといえるでしょう。

デザイン性が高いため、外観の雰囲気もがらりと変えられます。

【種類4】三角出窓

三角出窓は、外に張り出している部分が三角の形をした出窓のことです。タテに長い形状のものが多く、狭い場所に出窓を設置したい時などに適しています。

階段の踊り場やトイレなど狭い場所の採光用に設置すると、明るさだけでなく、奥行き感も感じられます。

【種類5】トップライト出窓

屋根部分が、ガラスになっているタイプの出窓です。側面だけでなく屋根部分もガラスのため、採光面が広く、光を多く取り入れられます。

部屋を明るくしたい場合におすすめの出窓です。

【種類6】ハーフ出窓

ハーフ出窓は、通常の角型出窓などに比べると、外に張り出す部分が半分ほどの出窓のことです。コンパクトな出窓になるため、スッキリとした見た目になります。

張り出し部分が少ないため、窓の開閉のために乗り出す必要がなく、楽に開け閉めできるのが特徴です。

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出窓リフォームのメリット・効果

出窓リフォームの3つのメリットを示すイラスト。「断熱性アップで省エネ・電気代節約」のセクションでは、断熱効果を示す家の断面図と、電気代が節約される様子を示すメーターと硬貨のアイコン。「出窓分の奥行きが生まれ部屋が広く感じられる」のセクションでは、出窓によって拡張された部屋の平面図と、広さを実感する男女のシルエット。「採光面が増えて部屋が明るくなる」のセクションでは、太陽光が差し込む明るい出窓と、そこで読書をする人物の様子が描かれている。
出窓リフォームのメリット

出窓リフォームのメリットは、採光が増えて部屋が明るくなることや、空間の広がりを感じられることなどが挙げられます。断熱性の向上による省エネ効果も大きなメリットです。デザイン性・機能性の両面でメリットがあるため、以下で詳しく解説します。

【メリット1】断熱性の高い出窓にリフォームすれば省エネになる

出窓のガラスをペアガラスに交換したり、二重窓にリフォームしたりすれば、窓から熱が逃げるのを防げるため、省エネ効果が期待できます。ペアガラスや二重窓は、窓の間に空気の層ができるため、熱を逃がしにくくし、断熱効果が上がるためです。

冬の暖房の熱は、窓などの開口部から58%逃げ、夏の冷房時は、窓などの開口部から73%熱が入ってくるという結果が報告されています。

窓から逃げる・入る熱の割合を示すインフォグラフィック。左側の「夏:冷房時に窓から入る熱の割合」では、太陽光が窓から家屋内に侵入する様子がイラストで描かれ、「73% 入る熱の割合」と大きく表示されている。右側の「冬:暖房の熱が窓から逃げる割合」では、室内の暖房熱が窓から屋外へ流出する様子がイラストで描かれ、「58% 逃げる熱の割合」と大きく表示されている。全体は影のないフラットなアイソメトリックデザインで、緑色をアクセントカラーとしたシンプルな構成になっている。
窓から逃げる・入る熱の割合

参考元:一般社団法人日本建材・住宅産業協会 Q&A

ペアガラスや二重窓にリフォームすることで冷暖房の効率が上がって省エネになり、電気代等の節約になります。

【メリット2】出窓の新設により部屋が広く感じられる

今まで普通の窓だった場所に出窓を新設することで、出窓分の奥行きが生まれ、部屋を広く感じられるといったメリットがあります。壁による圧迫感を減らして部屋が広がったように感じると、開放感によってのびのびと家で過ごせるようになるでしょう。

また、出窓の天板の上に観葉植物や小物を飾るなど、インテリアとして活用できるのも魅力です。既存の窓を出窓に後付けでリフォームするだけで、部屋の雰囲気を大きく変えられます。

【メリット3】採光が増えて部屋が明るくなる

出窓の正面だけでなく側面もガラスにすれば、採光面が増えて部屋が明るくなります。

また、トップライト出窓にすれば更に採光面が広がるため、より明るい部屋になるでしょう。

通常の窓は採光面が1面のみになってしまうため、太陽光が入る角度に限度があります。

出窓は多面的にガラスになっており、太陽が傾いても横から光を取り入れられます。

出窓の新設は部屋の間取りや方角に注意

部屋の間取りや出窓の方角によっては、期待通りの採光が取れないケースもあります。出窓を新設する際は、方角などにも気を配りましょう。

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出窓リフォームを検討する際の注意点

出窓リフォームの6つの注意点を示すイラスト。上段は左から、結露やカビのリスクがあるため「北側は非推奨」を示す方位磁針と窓の図、「設置推奨高さ」はリビング70cm、キッチン100cmであることを示す寸法図、「カーテンレールは窓に沿って設置する」様子を示す図。下段は左から、メンテナンスが困難な「掃除しにくい位置への設置は避ける」図、通行の妨げにならないよう「屋外の歩行スペースを事前に確認する」図、プライバシーを守るため「近隣からの視線に配慮する」図が描かれている。
窓リフォームの注意点

出窓リフォームには多くのメリットがある一方、方角・高さ・掃除のしにくさ・プライバシー問題など、知っておくべきデメリットや注意点もあります。事前にデメリットを把握して、後悔のないリフォームを実現しましょう。

【注意点1】方角を意識する

出窓を北側に設置するのは、おすすめできません。北側は日当たりが悪く、結露が発生しやすいためです。どうしても北側に出窓を設置したい場合は、設置後に換気を頻繁に行い、結露が発生したらこまめに水滴を取り除きましょう。

また、ペアガラスや二重窓にして断熱性を上げる方法もよいでしょう。断熱性が上がれば、結露の発生を予防する効果が期待できます。

【注意点2】出窓の高さを意識する

出窓を設置する理想の高さは70〜100cmですが、部屋の用途によって高さを決めましょう。出窓が高すぎてしまうと開閉するのに労力が必要で、掃除もしにくいためです。

例えば、リビングに出窓を設置する際は、ソファに座ってくつろぐ時などに外の景色を楽しめる70cmがおすすめです。キッチンの場合は、立ったまま作業する時間が長いため、棚やシンクの関係で100cm程度にするのがおすすめです。

出窓の高さは、設置する部屋の用途や掃除しやすさも考えて決めましょう。

【注意点3】窓に沿ってカーテンレールを設置する

出窓のカーテンは、窓に沿ってカーテンレールを設置しましょう。

もし、カーテンレールを出窓の内側の壁沿いに設置すると、出窓に物を置いている場合、カーテンを閉めると外から丸見えになります。また、出窓の奥行きを感じられず、カーテンを閉めると部屋の広さに圧迫感が出るかもしれません。

出窓の奥行きや機能を十分に得るためには、カーテンレールは窓に沿って設置するのがおすすめです。

【注意点4】掃除のしやすさを考慮する

出窓の設置は、掃除のしやすさについて考えるのも重要なポイントです。

掃除しにくい出窓だと、ホコリや結露が放置され、カビが生えるなどの健康に害をもたらす危険性があるためです。特にキッチン出窓のリフォームでは、掃除しやすさと開閉のしやすさの両方を考慮することが重要です。

壁に向かって設置しているシステムキッチンの上に出窓を設置すると、シンクなどが邪魔をして手が届きにくくなります。「キッチンの出窓に届かない」という問題を防ぐために、設置高さ(目安100cm)と奥行きを事前に確認しましょう。

【注意点5】屋外の歩行スペースを確認する

出窓は外に飛び出す形状の窓なため、家の周りを歩く時に出窓にぶつからないか確認が必要です。特に出窓を新設する場合は、塀との距離がないと家の外周を歩く際に、出窓にぶつかる可能性があります。

家によっては、窓のすぐ下に自転車を置いたり、物を置いたりする場合もあります。いつもの感覚で物を置きに行ったら、出窓に頭をぶつけてしまったなどの事態が考えられるでしょう。

出窓を新設する場合は、屋外の歩行スペースも確認するのがおすすめです。

【注意点6】近隣住民からの視線を考慮する

出窓を設置する際は、隣家など近隣住人からの視線も考慮しましょう。出窓を設置するとガラス面が増えるため、部屋から見える景色が広がるだけでなく、外からも部屋の中が見えやすくなります。また、隣家に接する方角に出窓を設置すると、隣家から部屋が丸見えになる可能性もあります。

しかも、出窓から隣家のお風呂やトイレ、個人の部屋が見えてしまうと、双方気まずくなるでしょう。プライベートな空間を見られないように、出窓の設置は、近隣住民からの視線を考えることが重要です。

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【Q&A】出窓のリフォームに関するよくある質問

出窓とはどのような窓ですか?

出窓とは、外壁から外側に張り出した形状の窓のことです。一般的な窓と異なり、正面・左右の側面(さらにトップライト型では屋根部分)が窓ガラスになっており、多方向から光を取り込める構造が特徴です。張り出し部分の天板はインテリアとして活用できるほか、空間に奥行きが生まれるため部屋を広く感じさせる効果もあります。

DIYによる出窓のリフォームは可能ですか?

出窓リフォームのDIYは、おすすめできません。出窓の交換・新設は外壁の開口部を伴う工事であり、防水処理や構造強度の確保が必要なため、素人作業では雨漏りやすきま風、外壁との境目の不具合が生じやすくなります。コーキングの打ち直しなど簡易的なメンテナンスはDIYでできる場合もありますが、本格的なリフォームは専門業者への依頼をおすすめします。

出窓のリフォームに補助金を活用する際の注意点は?

出窓リフォームで補助金制度を活用する場合は、業者の指定があるケースも多いため注意が必要です。また、利用する補助金制度によって、申請方法やタイミングが異なるため、業者とよく相談するとよいでしょう。

出窓の天板だけ交換・リフォームする費用はどのくらいですか?

出窓の天板(棚板)のみを交換する費用は、素材やサイズによって異なりますが、1万〜5万円が目安です。天板の素材には、耐水性の高い化粧板や木材などがあり、素材選びによって価格が変わります。劣化や腐食が気になる場合は、早めに専門業者に相談しましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】ハピすむ編集部 編集長

株式会社エス・エム・エス

ハピすむ編集部 編集長

リフォーム営業18年。大手リフォーム会社出身のプロ。
数千件の住まいとお客様に出会い、現場を知り尽くした実務経験者。 ユーザー様が後悔しないよう、長年の経験に裏打ちされた「正確」で「損をしない」情報発信を徹底しています。

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