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2018年11月30日更新
紙クロスのメリット・デメリットは?
日本では壁紙のほとんどがビニールクロスです。しかし、欧米では壁紙の定番として紙クロスを多く使用しています。海外の洒落たデザインのクロスや、日本独特の和紙のクロスなど、紙クロスに張替えリフォームする場合のメリットとデメリットについてみてみましょう。
壁紙の張替えリフォームで使用する紙クロスとは?
紙のクロスを大きく分類すると、ヨーロッパやアメリカ製の洗練されたデザインのものと、日本に古くから伝わる和紙などのクロス、また、その他の非木材紙のクロスに分けることができます。
洋風の紙クロス
欧米でよく使用される紙クロスは、木材などから抽出したパルプを原料にして作った洋紙を使用しています。その表面に華やかなプリントや、立体感のあるエンボス加工を施してあります。

ビニールクロスと同じように、壁に石膏ボードを施工して、糊をつけてクロスを張ります。しかし、紙クロスは薄いので石膏ボートの仕上げが悪いと表に響いてしまいます。
そのため、施工の時に下地処理をきれいにしておく必要があります。また、糊付けする際に紙の伸び縮みがあるため、熟練した職人さんでないと柄合わせが難しいといわれています。
和風の紙クロスとその他の紙クロス
和紙は昔から障子や襖では使われていましたが、壁紙としてはごく一部の寺院や城などでしか使われておらず、一般的ではありませんでした。

紙クロスとして普及し始めたのは戦後で、昭和30年代に入ってからのことです。それまでの日本家屋の壁は漆喰や珪藻土などの土壁が主流でした。
日本の代表的な和紙の原料は、楮(コウゾ)や三椏(ミツマタ)ですが、最近ではその他の素材として、ケナフや亜麻などを原料とした非木材紙のクロスも注目されています。
リフォームで紙クロスを張替えるメリットについて
紙のクロスは天然素材なので、環境にやさしいといわれています。壁紙の張替えリフォームで紙クロスを選択した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?紙の種類別にみてみましょう。

輸入紙クロス
欧米の紙クロスは、ゴージャスな柄をエンボス加工したものや、大胆な植物のプリントなど、日本で探すのは難しいような色やデザインの壁紙を選ぶことができます。
和紙の壁紙
和紙の持つ独特の風合いを楽しめます。また、湿気を吸収し、乾燥時には湿気を放出するという特性があります。消音効果もあるといわれています。
非木材紙のクロス
ケナフや亜麻など、非木材紙の原料となる植物は成長が早く、二酸化炭素を吸収してくれるというメリットがあります。そのため、環境保全に役立つともいわれています。
壁紙を紙クロスに張替える費用はこちらの記事で詳しく紹介しています
壁紙のリフォームで紙クロスを選択した場合のデメリットとは
紙の壁紙は薄いために、張替えの際の施工に手間がかかるというデメリットがあります。そのため、ビニールクロスに比べると全体のコストも上がります。
また、紙クロスそのものの単価も、ビニール製に比べると高くなります。さらに紙の種類によって価格は大きく異なり、楮(コウゾ)などの高級和紙は大変高価になります。
紙クロスの、その他のデメリットについてもみてみましょう。
水・油に弱い
紙クロスは水に弱いという欠点があります。ほとんどの場合、プラスティックのような樹脂でコーティングされていたり、撥水加工が施されていますが、厚みがないために水拭きや薬品での掃除は難しくなります。
そのため、水や油の汚れはシミになりやすいという大きなデメリットがあります。
継ぎ目が目立つ
紙の膨張収縮などで、壁紙の目地が目立つ場合があるといわれています。
擦れに弱い
紙クロスは擦れに弱いという特性があるので、掃除するときにゴシゴシこすらないように注意する必要があります。水汚れは出来るだけ早めに、たたくようにしながら吸い取ると良いでしょう。
紙クロスの施工性
ビニールクロスに比べ材料費も高く取り扱いもデリケートさが必要です。ポイント的に小面積を貼る場合はDIYでも大丈夫でしょうが、壁面全面貼り変えの場合はクロス職人に任せたほうが無難でしょう。
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