手洗い場の増設にかかる費用はどれくらい?おすすめの設置場所を紹介!

手洗い場を増設するのに、どれくらい費用がかかるのでしょうか?この記事では、2か所目の独立洗面台を新設するのにかかる費用の相場を、おすすめの設置場所や事例を交えて紹介します。

2025年04月22日更新

監修記事
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手洗い場増設の費用相場

手洗い場の増設にかかる費用は、本体と工事費用あわせて20万〜30万円が相場です。

工事の種類価格相場
本体10万〜20万円
床面の開口工事約4万円
水道管の延長工事約5万円
廃棄物の処理約1万円
手洗い場の増設にかかる費用の相場

上記の価格はあくまで目安で、手洗い場本体のグレードや設置場所によって変わります。

手洗い場はグレードだけでなく、洗面台と洗面化粧台のどちらを選ぶかで価格は異なります。

商品費用相場
洗面台10万円〜
洗面化粧台18万円〜
商品ごとの費用相場

既存の水回りから離れた場所に設置する場合、水道管を長めに延長する必要があるので追加費用が必要になります。

なので、手を洗うだけなら20万円、化粧もやるなら30万円が目安です。

手洗い場を新設する工事の流れと期間

手洗い場の増設は以下の流れで行われ、工事は1日〜3日で行われます。

  1. 現地調査
  2. 配管工事
  3. 電気工事
  4. 壁・床の内装工事
  5. 洗面台の設置

具体的な工期は設置場所によって異なり、既存の水回りに遠い場所なら3日以上かかるケースもあります。

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手洗い場の増設におすすめの4か所を紹介

手洗い場を増設するなら、以下の4か所がおすすめです。

  1. 玄関・ホール
  2. 2階の廊下
  3. 寝室
  4. トイレ横・トイレ内

それぞれメリットとあわせて紹介していきます。

【前提】手洗い場を増設するメリット

2か所目の手洗い場を新設すれば、朝に起こりやすい手洗い場の混雑を回避できます。

朝は家族間で身支度のタイミングが被りやすい時間帯です。

手洗い場が1か所しかないと、順番待ちが起こってしまうでしょう。

2か所目の手洗い場があれば、タイミングが被っても2人同時に歯磨きや洗顔ができます。

そのため、手洗い場の混雑を回避しやすくなるのが、手洗い場を増設するのがメリットです。

また、場所ごとにそれぞれメリットがあるので、設置場所と合わせて独自のメリットを紹介していきます。

1.玄関・ホールに増設する

1か所目は、玄関や玄関ホールです。

帰宅後すぐに手洗いやうがいができるので、ウイルスや外の汚れを家に持ち込む前に落とせます。

また、手洗い場が目につきやすいので、子どもに手洗いとうがいを習慣化させやすいです。

さらに、洗濯物を見られない場所なので、来客用にも使いやすいでしょう。

注意点として、玄関の面積によっては手荒場の設置によって玄関が狭くなる点です。

設置前に玄関の面積や洗面台のサイズを測って、シミュレーションしてきましょう。

洗面台のボウルだけのモデルなら小さくて場所を取らないので、おすすめです。

>>玄関のセカンド洗面台はこちらで詳しく解説!

2.2階の廊下に増設する

2か所目は、2階の廊下です。

寝室が2階の場合、起きてすぐ顔を洗えるので朝の洗面所混雑を回避しやすいです。

また、水場が近くなるので、2階の掃除や観葉植物への水やり、加湿器への給水がやりやすくなります。

ただし、設置場所によっては廊下が狭くなってしまうでしょう。

曲がり角の外側に小さいモデルを設置すれば、圧迫感は抑えられるはずです。

3.寝室に増設する

3か所目は、寝室です。

寝室に設置すれば洗面所の混雑緩和だけでなく、スキンケアやコンタクトレンズの着脱といった就寝前後の身支度やケアをプライベートな空間でできます。

起きてすぐ顔を洗えるので、廊下以上に待ち時間なく身支度ができるはずです。

また、朝の身支度だけでなく、赤ちゃんや介護が必要な高齢者のお世話もやりやすくなります。

赤ちゃん用のミルクや介護用のお湯を寝室で用意できるので、目を離す必要がありません。

寝室は利便性が高いので、おすすめの設置場所です。

注意点として、寝具が湿気ないように換気が必要です。

定期的に窓を開けて換気したり、可能なら換気扇を設置したりして、湿気対策を怠らないようにしましょう。

4.トイレ横・トイレ内に増設する

4か所目は、トイレの横やトイレの中です。

トイレの近くならトイレの給水管を利用できる場合が多く、工事が簡単で費用を抑えやすい傾向にあります。

また、トイレの横やトイレの中なら洗濯物を見られることはないので、来客用としても使用しやすくなります。

節水効果が高いタンクレストイレとの相性がいいので、トイレの横やトイレの中もおすすめの場所です。

なお、トイレが狭いと設置できるモデルは限られてしまいます。

トイレが狭いなら、省スペース性を重視してモデルを選びましょう。

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手洗い場の混雑を減らせるリフォームの事例を3つ紹介

洗面所の混雑を減らせる手洗い場の増設事例を、3つ紹介します。

  1. タンクレストイレに手洗い場を設置した事例
  2. 連洗面台にリフォームした事例
  3. 玄関ホールに洗面台を設置した事例

1.タンクレストイレに手洗い場を設置した事例

タンクレストイレに手洗い場を設置した事例
概要詳細
住宅の種類一戸建て
リフォーム費用約50万円
施工期間約6か月
採用メーカー•シリーズLIXIL ベーシアハーモJ
タンクレストイレに手洗い場を増設した事例

タンクレストイレに独立した手洗い場を設置した事例です。

中央に撤去できない柱があったので、便座と手洗い場を分けるようにして違和感なく残しています。

元々は、トイレを広くしたいとのご要望でした。

しかし、広さ的には十分なので、セカンド洗面台として十分活用できるでしょう。

>>事例の詳細はこちら!

2.2連洗面台にリフォームした事例

2連洗面台にリフォームした事例
概要詳細
住宅の種類マンション・アパート
リフォーム費用約73万円
施工期間2か月
リフォーム箇所洗面台・洗面所
採用メーカー•シリーズLIXIL:ルミシス
建物構造RC(鉄筋コンクリート)
手洗い場を2連洗面台にリフォームした事例

手洗い場を2連洗面台にリフォームした事例です。

「ホテルのような空間にしたい」というご要望を受けて、2連の洗面台を採用しました。

1か所に2面洗面台を設置しているので、場所を分けずに朝の混雑を解消できます。

お客さまからは「雰囲気も好みで使いやすさも抜群」といっていただきました。

>>事例の詳細はこちら!

3.玄関ホールに洗面台を設置した事例

玄関ホールに洗面台を設置した事例
概要詳細
住宅の種類一戸建て
リフォーム費用約50万円
施工期間2か月
玄関ホールに洗面台を設置した事例

玄関ホールに洗面台を設置した事例です。

玄関ホールに手洗い場を設置したことで、帰宅後すぐに手洗いやうがいができるようにしました。

元々2階にあったバスルームと洗面所を1階に移設して、あわせて生活動線も変更しています。

リフォーム後は「それぞれの空間が広く取れて快適になりました」とのお言葉をいただきました。

>>事例の詳細はこちら!

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手洗い場増設時の注意点は4つ

手洗い場を増設するときは、以下の4点に注意して増設できるか確認しましょう。

  1. 場所によっては設置できない
  2. 設置スペースの確保が必要になる
  3. 水漏れや水圧低下のリスクがある
  4. 水はねによって周りが腐食する

1.場所によっては設置できない

希望する場所に手洗い場を設置できないケースがあります。

たとえば、建物的に重要な柱があり給水管と排水管を通せない場所や、排水管の勾配を確保できない場所には、手洗い場は設置できません。

また、マンションでは規約で工事が禁止されている場合や、既存のパイプスペースによって増設できない場合もあります。

とくに、築年数が古いマンションでは制約が大きい傾向があります。

「ここに手洗い場を設置したい」と考えていても、家の構造や規約の関係で設置できない場合があるわけです。

手洗い場の設置工事が始まる前に、まず業者による現地調査が入ります。

現地調査の時点で何か所か候補を決めておいて、設置できるか相談しながら設置場所を決めましょう。

ダメだった場合は、現地調査にきた業者に代替え案を出してもらうのがおすすめです。

2.設置後のスペースにゆとりがあるか確認する

手洗い場を設置した後のスペースにゆとりがあるか、設置前に確認しておきましょう。

手洗い場で顔を洗えるだけのスペース(動作空間)がないと、狭くて快適に手洗い場を利用できません。

また、廊下など動線上にある場所に設置する場合、通行の妨げになる可能性があります。

顔を洗う、手を伸ばすなどの動作をシミュレーションしておいて、手洗い場を設置してもスペースに余裕があるか確認しておきましょう。

3.設置場所と動線を見極める

シミュレーションは手洗い場のスペースだけでなく、手洗い場周辺の動線も見極めましょう。

設置場所が悪いと、設置後に移動の妨げになってしまいます。

廊下の途中に設置してしまうと、洗面台のサイズ分廊下が狭くなってしまうでしょう。

設置場所がトイレを出てすぐの所だと、トイレの出入りが難しくなってしまうかもしれません。

シミュレーションでは設置場所のスペースだけでなく、動線も確認して邪魔にならないか見極めておきましょう。

4.水はね対策を行う

増設した手洗い場の周りは、水はね対策をやっておきましょう。

手洗いや洗顔時の水はねによって、周りの床や壁が傷んでしまうからです。

はねた水を長期間放置してしまうと、シミやカビが発生してしまい、腐食の原因となってしまいます。

とくにコンパクトなモデルでは、ボウルが小さいので周りに水はねしやすいです。

設置場所の床や壁の素材を確認して、腐食の恐れがあるなら手洗い場の増設とあわせて防水加工を施しておきましょう。

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手洗い場の増設費用を抑える3つの方法

以下3つの方法で、手洗い場の増設費用を抑えられます。

  1. 洗面台本体のグレードを下げる
  2. 給排水管から近い場所に設置する
  3. 複数のリフォーム業者から相見積もりを取る

方法1.洗面台本体のグレードを下げる

洗面台本体のグレードを下げて、シンプルなモデルを選びましょう。

搭載されている機能や素材によって、洗面台の価格は変わります。

  1. 収納の多さ
  2. 引き出しか開き戸か
  3. 水栓の種類
  4. タッチレス機能の有無
  5. 照明の種類
  6. コンセントの数

洗面台本体にこだわりがないなら、機能は最低限のグレードが低いモデルを選びましょう。

方法2.給排水管から近い場所に設置する

すでに通っている給水管や排水管に近い場所に設置しましょう。

給水管と排水管を増設する距離が短いほど、コストを抑えられます。

たとえば、キッチンやトイレの近くなら、すでに給水管や排水管が通っている上に洗面所と場所を分けられるはずです。

既存の水回りと近づけて設置すれば給水管や排水管分のコストを抑えられます。

ただし、コストは抑えられても生活動線上で便利とは限りません。

シミュレーションを行った上で数か所の候補を決めて、リフォーム業者に既存配管の位置を確認してもらってから設置場所を決めましょう。

方法3.複数のリフォーム業者から相見積もりを取る

手洗い場の増設を決めたら、複数のリフォーム業者に相見積もりを出してもらいましょう。

なぜなら、リフォーム業者によって工事費用が異なるからです。

リフォーム業者ごとに材料の仕入れ値や会社の利益率などが異なるため、価格差が生じます。

工事費用が安い業者を探すためにも、複数のリフォーム業者から相見積もりを取りましょう。

また、費用の相場がわかりやすくなり悪徳業者に引っかかる可能性を下げられるのも、相見積もりを取るメリットです。

ハピすむの無料見積もりなら、簡単に相見積もりを出せるのでおすすめです。

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DIYでの手洗い場増設はおすすめしない

一応はDIYで手洗い場の増設は可能ですが、おすすめしません。

その理由は、給水管や排水管の接続がDIY初心者や未経験者には難しいからです。

給水管や排水管に使用するパイプの設計や切断が必要となります。

設計と切断の精度が低いと、うまく接続できず水漏れの原因となってしまいます。

DIYでの手洗い場の増設はある程度の知識と技術が必要なので、業者に頼みましょう。

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手洗い場の増設に関するよくあるQ&A

ここからは、手洗い場の増設に関する3つの質問に答えます。

増築を伴う手洗い場の増設にかかる費用はどれくらい?

新たに部屋を増築した上で手洗い場を増設する場合、木造なら1畳につき約70万円の追加費用が必要です。

手洗い場の増設+部屋の増築にかかる費用は、1畳なら約100万円、2畳なら約170万円が目安です。

>>畳数ごとの増築費用はこちらで紹介!

手洗い場の増設でもらえる補助金はある?

手洗い場の増設の目的が介護なら、「高齢者住宅改修費用助成制度」を受けられる可能性があります。

補助金についても、業者に相談してみましょう。

>>補助金や助成金の詳細はこちら!

手洗い場の増設とセットでやるべき工事はある?

手洗い場周辺の家べと床の防水加工をセットでやっておきましょう。

水はねによって、傷みやすくなってしまいます。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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