2024年12月04日更新

監修記事

カーポートの設置にかかる値段はいくら?台数・メーカー別に解説

カーポートの設置を考えるにあたって、値段はどのくらいかかるのか気になる方もいるでしょう。カーポートの値段は、本体のグレードや台数によって変動します。今回は、カーポートの設置にかかる値段を台数別・メーカー別に解説します。カーポートのリフォームで失敗しないために前もって確認しておきたい内容についても触れているので、あわせて見ていきましょう。

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カーポートのリフォームにかかる値段

カーポートの設置にかかる値段は、1台あたり12〜60万円が目安です。

台数費用相場
1台12万〜60万円
2台22万~200万
3台48万~220万

カーポートの設置にかかる値段について、詳しく見ていきましょう。

カーポートの本体価格

カーポートのグレードは大きく3つの価格帯に分けられています。


台数
費用相場
低価格帯中価格帯高価格帯
1台12万〜25万円30万~60万30万~60万
2台22万~40万50万~90万100万~200万
3台48万~65万85万~150万150万~220万

予算やライフスタイルにあわせて選んでいきましょう。

オプション費用
  • サイドパネル:10万〜15 万円
  • サポート柱:1万円〜

標準工事費

カーポートの標準工事費には、支柱のための穴あけや基礎工事、組み立てなどの基本的な作業費用が含まれています。

また駐車スペースを整備するために、土間コンクリート打設や残土処理が必要になることも少なくありません。

現場の状況にあわせて工事費用は変動するので、まずは現場調査と見積もりを依頼するとよいでしょう。

別途工事費用
  • 土間コンクリート打設:1万〜2万円/立方メートル
  • 残土処理:5千円〜/立方メートル

>>駐車場に屋根を後付けする場合の費用についてはこちら

撤去費

カーポートを新設ではなく交換する場合は、撤去費が別途かかります。

大きさにもよりますが、相場は3万〜6万円です。

カーポートのみの撤去であれば比較的安く実施できます。

しかし、基礎も含めて撤去する場合は大掛かりな作業となるため相場以上かかるかもしれません。

>>カーポートの撤去費用についてはこちら

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カーポートの商品グレード

商品のグレードは、カーポートのリフォーム費用が変動する要素のひとつです。

ここでは、グレードごとで使用されている特徴や機能性について解説します。

【グレード1】低価格帯

低価格帯で使用される屋根材は、ポリカーボネートと呼ばれるプラスチック素材です。

透明ではあるものの遮熱性が高く、太陽光をほどよく通しながら暑さをカットしてくれます。

耐衝撃性にも優れており、物が当たっても簡単に割れることはありません。

コストパフォーマンスが高いため、多くの駐車スペースに採用されています。

【グレード2】中価格帯

中価格帯で使用される屋根材は、ガルバリウム鋼板のスチール折半です

薄く軽量でありながらも風や雪に強く、台風や豪雪地域で採用されています。

日差しも遮断できるため、カーポート下の温度上昇を防ぐ効果も期待できます。

ポリカーボネートよりも頑丈で長持ちするカーポートを設置したいと考えているケースにおすすめです。

【グレード3】高価格帯

高価格帯では、アルミ材など特殊な屋根材を用いて頑丈でおしゃれなカーポートをラインナップしています。

曲線を描く屋根や木目調のカーポートなど、ハイセンスなデザインを取り入れたいケースにおすすめです。

注意点としては、商品によって耐風耐積雪強度にバラつきがあること。

導入時は商品ごとの機能性や耐久性をよく確認することをおすすめします。

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【メーカー別】カーポートの商品価格

ここでは、各メーカーのおすすめカーポートを1つ挙げ、商品価格や特徴などを紹介します。

【メーカー1】YKK AP

出典:エフルージュ FIRST(YKK AP)

YKK APが展開するカーポートは、コストパフォーマンスの高さが特徴です。

シンプルなデザインながらも機能性や耐久性が高いため、長く愛用できます。

価格を抑えつつ、高機能なカーポートを求めている人におすすめしたい商品です。

商品名エフルージュ FIRST
商品価格290,730円〜(税込)
特徴・耐風性能:34〜40m/秒
・相当耐積雪性能:20〜50cm
・外観になじむシンプルなデザイン
・柱を細くして開放感を演出
対応サイズ(幅×長さ)2,422mm×5,502mm〜

【メーカー2】LIXIL(リクシル)

出典:ネスカ R(LIXIL)

LIXILのカーポートは、材質や形状、色などすべてにおいてバリエーションが豊富です。

特殊な形状の敷地や障害物のある場所にも設置できるように、加工に対応できるオプションも備えています。

選択肢の幅が広いため、ニーズにあうカーポートが見つかるでしょう。

商品名ネスカ R
商品価格257,290円〜(税込)
特徴・耐風性能:34〜38m/秒
・相当耐積雪性能:20〜30cm
・サイドパネルや柱ガードなどのオプションも充実
・屋根カラーのラインナップが豊富
対応サイズ(幅×長さ)2,400mm×4,980mm〜

【メーカー3】三協アルミ

出典:アトラード(三協アルミ)

三協アルミは、デザイン性に優れた高級感のあるカーポートをラインナップしています。

フラットな屋根や曲線を描く屋根、さらには天井材までにもこだわりを詰め込んでいるのが特徴です。

カーポートとしてではなく、アウトドアスペースとしても活用できる多目的な製品を求めている人におすすめです。

商品名アトラード
商品価格2,778,900円~
特徴・耐風性能:68m/秒相当
・耐積雪性能:150cm
・耐食性に優れたガルバリウム鋼板を使用
・木目調の天井材で上質空間を演出
・柱となるパネルを格子やガラスにできる
対応サイズ(幅×長さ)3,400mm×5,500mm〜

【メーカー4】中川製作所

出典:NS2000(中川製作所)

中川製作所は北海道にあるメーカーで、積雪地対応のスチールカーポートが標準仕様となっているのが特徴です。

同じ強度のカーポートをつくるとなると、通常柱が6〜8本必要なのに対して、中川製作所のものは4本の柱で屋根と雪の重みに耐えます。

北海道の冬に耐えられるカーポートをメインに

商品名NS2000
商品価格オーダーメイド価格
特徴・サビに強い高耐久性仕様
・オーダーメイド製作が可能
・雪止め金具やサイドパネルなどのオプションあり
対応サイズ
(幅×長さ)
3,100mm×5,500mm〜
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カーポートのリフォーム前に確認するべきポイント

ここでは、カーポートのリフォーム前に確認すべきポイントについて解説します。

失敗しないためにも、サイズや機能性などはこだわりましょう。

【ポイント1】収納する車のサイズを把握する

まずは、収納する車のサイズを確認しましょう。

車種によって全長・全幅・高さは異なるため、事前に把握しておくことが重要です。

車種ごとのサイズ目安は以下の通りです。

車種サイズの目安(全長×全幅×高さ)
軽自動車3,400mm×1,480mm×1,650mm
小型車4,500mm×1,680mm×1,500mm
中型車4,800mm×1,700mm×1,500mm
ワンボックス4,800mm×1,700mm×2,000mm
大型車5,210mm×1,875mm×1,500mm

現段階で軽自動車を所有していても、将来的に中型車などに乗り換えるかもしれない場合もあるでしょう。

買い替える可能性がある場合は、余裕をもって大きいサイズのカーポートを選んでおくと安心です。

【ポイント2】車を収納できるカーポートのサイズを決める

収納する車のサイズを把握できたら、次はカーポートのサイズを決めましょう。

台数別のカーポートサイズは以下の通りです。

台数サイズの目安(間口×奥行き)
1台2,875〜3,320mm×4,200〜5,800mm
2台並列:3,280〜5,840mm×5,300〜5,800mm
縦列:2,880〜3,320mm×8,090〜13,269mm
3台7,440〜8,460mm×5,300〜5,800mm

将来的に車の台数が増える場合は、1台分多くつくっておくと追加で設置する必要がなくなります。

またカーポートに自転車やバイクなども置くなら、大きめのカーポートにするとよいでしょう。

【ポイント3】カーポートの勾配に注意する

カーポートをリフォームする際は、勾配にも注意しましょう。

特に隣家と距離が近い場合は、カーポートの屋根に落ちた雨や雪が隣家の敷地に入る可能性があります。

対策としては、勾配の向きを変えたりフラットな形状を選んだりすることです。

カーポートを設置する際は、隣家との距離を意識し、雨や雪が流れ落ちないようにしましょう。

【ポイント4】地域の気候を考慮する

カーポートを選ぶときは、地域の気候にあわせて性能を選びましょう。

地域特有の環境に対応できるカーポートを選ばないと、風圧で破損したり雪の重さで倒壊したりする可能性があります。

例えば北海道のような豪雪地域に耐積雪性能20cmのカーポートを設置すると、雪の重みで壊れてしまうでしょう。

気候に適した性能を把握した上で、費用やデザインに目を向けることをおすすめします。

【ポイント5】車を収納しなくなったときの使い道を考える

カーポートを設置する際は、将来的に車を収納しなくなったときの使い道について考えておくことも大切です。

使い道を決めておかないと空きスペースとなるため、設置したことを後悔するかもしれません。

例えば2台分のカーポートで1台車を手放した場合は、自転車やバイクなどの置き場所として活用できます。

日除ができるカーポートは、子どもやペットの遊び場としてもぴったりです。

車を収納しなくなったときのことも考えて、長く活用できる設備にしましょう。

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カーポートを設置するメリット

カーポートを設置すると、車や暮らしにとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、4つのメリットを解説します。

>>駐車場にカーポートを後付けするメリットはこちら

【メリット1】雨風や紫外線などから車を守ってくれる

カーポートを設置する最大のメリットは、雨風や紫外線から車を守りやすくなることです。

雨風や紫外線によって車のボディは色あせたり傷がついたりすることがあります。

しかしカーポートを設置すれば、ある程度しのげるようになるので、きれいな状態を保ちやすくなるでしょう。

また紫外線を遮ることで、車内の温度上昇を防ぎやすくなるのもメリットです。

【メリット2】濡れずに乗り降りできる

カーポートは屋根付きの駐車スペースのため、設置すると雨に濡れずに乗り降りできるようになります。

子どもや高齢者など乗り降りにサポートが必要な場面で、傘をさしながら行うのは大変です。

車の出入りをするたびに傘をささなくてすめば、サポートや荷物の出し入れがスムーズになるでしょう。

【メリット3】除雪範囲が狭くなる

豪雪地域では、家のまわりを除雪しなくてはならないときがあるでしょう。

除雪はかなりの肉体労働となるため、足腰に負担がかかるものです。

カーポートを設置すると屋根が雪を受け止めてくれるため、除雪範囲が狭くなります。

毎朝の除雪負担が減れば身体的にも精神的にも楽になり、車の出し入れもスムーズになるでしょう。

【メリット4】車庫よりも施工期間が短い

車庫を設置するよりも、施工期間が短くてすむ点もメリットといえるでしょう。

車庫は、建物のように屋根や壁がある頑丈な駐車スペースです。

一方のカーポートは、屋根と柱で構成される簡易的な駐車スペースのため、比較的簡単に設置できます。

すぐに屋根付きの駐車スペースがほしい場合は、カーポートを検討するとよいでしょう。

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カーポートを設置するデメリット

カーポートを設置すると、利便性や快適性が高まることがわかりました。

しかし、カーポート選びに失敗するとデメリットに感じてしまうこともあります。

ここで3つのデメリットを知り、後悔しないように対策も考えていきましょう。

【デメリット1】外観に圧迫感が生まれる場合がある

カーポートの素材や形状、色によっては、外観に圧迫感が生まれる場合があります。

とくに狭い土地に重厚感のあるデザインのカーポートを設置すれば、圧迫感を抱きやすくなるでしょう。

外観を損ねないためにも、デザインにこだわることが大切です。

屋根はクリアにして柱の細いカーポートを選べば、スタイリッシュな印象に仕上がります。

他にも柱の数が少ないタイプにするなど対策があるので、圧迫感の少ないカーポートを選んでいきましょう。

【デメリット2】地域の気候に合わせて製品を選ぶ必要がある

地域の気候に合わせて製品を選ばないと、カーポート本来の機能が発揮されなくて後悔するかもしれません。

製品によって耐久性や機能性、とくに耐風性能や耐積雪性能は異なります。

適切な製品を選ばなかった結果、風や雪によって破損することもあるため、気候に合わせて選ぶことは重要です。

どのような製品を選べばよいのかわからない場合は、地域の特色を理解している業者に相談して、一緒に決めていくとよいでしょう。

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カーポートのリフォーム事例

ここでは、カーポートのリフォーム事例を4つ紹介します。

戸建てと店舗に設置した事例をピックアップしているので、イメージづくりの参考にしてください。

【事例1】重厚感のあるカーポートを設置

重厚感のあるカーポートを設置

オープンな駐車スペースにカーポートを新設したことで、雨風や紫外線から車を守れるようになりました。

敷地の広さから大きなカーポートを設置できるとご提案し、車を2台停められるスペースにしています。

カーポート屋根に付着する汚れが目立ちにくいように、ポリカーボネート屋根はダーク色を採用しました。

仕上がり後は、汚れが目立ちにくくて重厚感のあるカーポートになっています。

住宅の種類戸建て
リフォーム費用約100万円
施工期間3日
施工面積30平方メートル

【事例2】カーポートの柱を細くして駐車スペースを拡大

カーポートの柱を細くして駐車スペースを拡大

車の買い替えをきっかけにカーポートが狭いと感じていたため、今よりも柱が細いカーポートにリフォームしました。

柱を細くしたことで駐車スペースが広がり、以前よりもスムーズに停められるようになっています。

通路の幅も少し広がったため、出入りがしやすくなったのも魅力ポイントです。

住宅の種類戸建て
リフォーム費用約45万円
施工期間2日

【事例3】店舗前に3台用のカーポートを新設

店舗前に3台用のカーポートを新設

店舗前のカーポートを3台分増やしてほしいご要望に応え、新たにカーポートを設置しました。

店舗に訪れる車種はさまざまあると考え、大きめの普通車も停められるようにカーポートのサイズを選んでいます。

カーポートに落ちる雨が車にかからないように、形状を工夫しました。

住宅の種類ショップ・店舗
リフォーム費用約120万円
施工期間3日

【事例4】雹被害を受けた屋根材の張り替え

雹被害を受けた屋根材の張り替え

被害を受けてカーポートの屋根が割れたため、新しいポリカーボネートに張り替えました。

カーポートは屋根材のみの交換もできるため、柱の耐久性に問題なければ選択可能です。

今回は張り替えと同時に1台分のカーポートも新設して、すべての車が雨風からしのげるようになりました。

住宅の種類戸建て
リフォーム費用約55万円
施工期間2日
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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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