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2019年01月09日更新

掘り込み車庫を作るには?リフォーム条件や費用をご紹介します

掘り込み車庫は限られた敷地を活用するのに適した駐車場です。主に傾斜地にある住宅街によく見られますが、条件をクリアすることで車庫を拡張することも可能になるかもしれません。今回は、掘り込み車庫の特徴やメリットデメリットなどを詳しくご紹介します。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

掘り込み車庫の特徴とは

掘り込み車庫を作るには?リフォーム条件や費用をご紹介します

掘り込み車庫とは、どのような車庫のことを指すのでしょうか。掘り込み車庫と地下車庫との違いや建ぺい率と容積率、掘り込み車庫に向いている家について見ていきましょう。

掘り込み車庫とは

掘り込み車庫とは、住宅の敷地が前にある道路より高くなっており、その高低差を利用して車庫を埋め込んでいる状態のことを言います。斜面地にある家によく見られる駐車場です。

掘り込み車庫と地下車庫の違い

掘り込み車庫は、住宅の下の土地を土台にして横穴を掘り、コンクリートやブロックなどで固め天井や床、壁を作って車庫にしたものになります。

一方、地下車庫とは天井が地盤面から1m以下にある空間のことを言います。掘り込み車庫も、この条件を満たすと地下車庫の扱いとなることもあるようです。

掘り込み車庫を作るときの建ぺい率と容積率の扱いは?

「建ぺい率」とは、敷地面積の中で建物を建てて良いとされる面積の割合のことです。

実は、土地にスペースがあれば自由にカーポートや車庫などを建てて良いという訳ではなく、簡易的な屋根のあるカーポートを設置するのでさえ「建築物」の扱いとなり、建ぺい率の規制対象になります。

基本的に、屋根があるものは住宅などと同じ「建築物」扱いとなり、建築面積に含めなければなりません。そのため掘り込み車庫などの駐車場を作る場合、建ぺい率に余裕があるのかを確認する必要があります。

また、掘り込み車庫の場合は屋根があるので建ぺい率の対象になりますが、地下車庫の場合、地盤面から車庫の高さが1m以上出ていなければ建ぺい率の規制は受けません。

次に「容積率」です。「容積率」とは敷地全体の延床面積のことで、掘り込み車庫やカーポート、ガレージなどが住宅と別々になる場合、延べ床面積に含めなければなりません。

しかし、車庫やカーポート、ガレージなどの面積が延べ床面積の5分の1であれば、面積に含めなくても良いということになっています。

建ぺい率や容積率については、住宅がある地域や車庫やガレージの形、構造などで条件は変わります。掘り込み車庫を考えている場合、地域の法規制や構造などの知識が豊富な施工会社に相談してみましょう。

掘り込み車庫が向いている家とは?

では、掘り込み車庫が向いている家の条件には、どのようなことがあるのでしょうか。下記の条件を見ていきましょう。

・住宅の前の道路と敷地に高低差が2m以上ある
・傾斜地に住宅がある
・地盤がしっかりしている

掘り込み車庫のメリット・デメリット

掘り込み車庫のメリット・デメリットはそれぞれどのようなことがあるのか見ていきましょう。

【メリット】
・耐火性、耐久性に優れている
・防音効果がある
・自動車が雨風にさらされないので長持ちする
・構造上強度に問題がなければ、車庫の上に住宅をのせることができる
・車庫の上を庭として活用できる
・掘り込み車庫にシャッターをつけると、ビルトインガレージになる
・車庫と住宅内に通路を設置すると、雨に濡れずに住宅に入ることができる
・エレベーターを設置すれば最短距離で車庫と住宅を行き来できるため、バリアフリーとして利用できる

【デメリット】
・工事費用が高額になりやすい
・車が増えても車庫を増やすことが難しい
・車庫の中に通路が無い場合、外の階段で移動しなければならないため、小さい子どもやお年寄りにはあまり向いていない
・雨が降った後コンクリートの壁から水がにじんだり、車庫内の湿度が高くなることがある
・雨漏りなどの防水対策、豪雨などの浸水対策が必要
・雨漏りすると車庫内のコンクリートがはがれ落ちる可能性がある

メリットやデメリットは、掘り込み車庫の構造によっても変化するため、リフォームするときはこれらを考慮する必要があります。

特に掘り込み車庫の工事の際、道路から雨水が浸水しないような排水対策や、コンクリートから水がにじんで雨漏りしないような防水対策をすることが大切です。


掘り込み車庫のリフォームとその費用

掘り込み車庫を作るには?リフォーム条件や費用をご紹介します

新築時に掘り込み車庫を建設することは可能ですが、リフォームで掘り込み車庫を建設することは条件が厳しいため、少し難しいようです。

まず堀り込み車庫をリフォームする際に地下水位や地質、道路の配管の位置などをを調査しその条件をクリアしなければなりません。また、工事をするときに重機を投入しなければならないため、そのスペースも必要になります。

では、既存の掘り込み車庫のリフォームをするときの費用はいくらかかるのでしょうか。
掘り込み車庫のリフォーム費用は以下の通りです。

段差が3メートル以上の場合
・価格(車2台分):約500万円~約600万円

掘り込み車庫1台分(来客用駐車場2台分含む)の場合
・価格:約350万円(既存の掘り込み車庫のリフォーム)
・工事内容:残土搬出、鉄筋組立、型枠工事、鉄筋検査、コンクリート打設、立ち上がり壁造作、化粧ブロック、フェンス取付など

【工期】
約50日間

また、既存の掘り込み車庫の防水リフォーム(塗装など)の場合は大がかりな工事の必要がない可能性があるので、上記の金額より安価でできる場合があります。

例えば掘り込み車庫の上部のタイルの防水加工と車庫内のコンクリートに防水加工した場合、価格は約17万円でリフォームすることができます。

掘り込み車庫の拡張リフォーム

もともと家の駐車場が掘り込み車庫だった場合、家族のライフスタイルの変化などで駐車台数が増え、車庫を拡張したいと考える人もいるのではないでしょうか。

掘り込み車庫の拡張リフォームをする場合、土地の上から拡張エリアを掘り抜いていき、コンクリートで車庫を作った後、上から土を埋め戻すという工事内容になります。

しかし、掘り込み車庫を拡張工事をする前に、以下の条件をクリアする必要があります。

・地盤状況や地質、豪雨時の浸水状況などの調査報告書が必要。ない場合は調査をしなければならない
・周りに対象の家より高い土地がないこと
・敷地周辺に1m程度の余地がある
など

条件をクリアできても、さらに注意すべき事柄があります。

・拡張したいエリアに建物が建っている場合、家をジャッキアップして1階の床を撤去する
・家に住みながらの工事はできないので、仮住まいへ引越しする必要がある

上記の項目を見ると、建物が車庫や拡張エリアに乗っている場合、掘り込み車庫を拡張するのは難しいと考えられます。もし、上記がクリアしても費用が通常の費用の何倍も膨れ上がる可能性があります。

しかし、建物が拡張エリアに無い場合は拡張が可能なことがあります。その場合、地盤や構造などをよく見極めて計画する必要があります。

総合的に見て、都市部においては後工事による掘り込み車庫増設は、かなり困難な事となります。

掘り込み車庫を建てるときは施工会社の知識と経験が必要になりますので、専門の業者に相談しながら計画を立てていきましょう。

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