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2020年11月11日更新
フローリングのフロアコーティングの費用・価格の相場は?
フローリングにフロアコーティングを施すことで、傷や汚れがつきにくくなります。日々のメンテナンスが格段に楽になるため、検討することをおすすめします。今回は、フローリングにフロアコーティングを施す際にかかる費用の相場について解説していきます。
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この記事の監修者ディバルコンサルタント株式会社明堂浩治大手建設会社20年勤務
目次
フロアコーティングで傷は直る?
フロアコーティングとは、フローリングを傷や汚れから守り綺麗な状態を長持ちさせるために、フローリングの上にコーティングをすることです。
フローリングを傷付けないように気を付けながら生活を送っていても、傷やへこみはできてしまいます。フロアコーティングをすることで、フローリング材に直接傷が付くのを防ぐことができます。
床にできてしまう傷の中で最も多いのが、椅子やテーブルなどを動かすことによる引っ掻いたような傷です。小さいお子さんがいるご家庭ではおもちゃによる傷も多く、犬や猫などのペットの爪によって傷がついてしまう場合もあります。
フロアコーティングをすることで、知らないうちについてしまう傷からフローリング材を守る事ができます。しかし、フロアコーティングにできた傷を放っておくと、フローリング材にも傷や汚れがついてしまいます。
フロアコーティングに傷が付いてしまった場合は、フロアコーティングの施工業者に依頼するとよいでしょう。補修後は、どこに傷がついていたのか見分けが付かないほど非常にきれいに補修してくれます。
傷だけでなく、コーティングの剥がれやシミなどの汚れもきれいになります。
フロアコーティングの施工前にすでにフローリング自体に傷が付いていた場合、フロアコーティングの施工業者はその傷を補修した後にコーティングを施工します。
プロのフロアコーティング業者であれば、コーティングの傷だけでは無く、フローリング自体の傷や汚れもきれいに補修する技術を持っています。
フロアコーティングとワックスの違い
フローリングは傷がつきやすいため、定期的にワックスをかけている方もいるのではないでしょうか。
ワックスでもフロアコーティングと同じような効果を得ることができますが、耐用年数に大きな差があります。
ワックスは定期的にかけ直さなければ効果を維持することはできませんが、フロアコーティングは一度かけるだけで数年から数十年という長期間に渡り効果を維持することができます。
ワックスがけをリフォーム会社に依頼した場合は、1平方メートルで約900円~が価格の相場です。
フロアコーティングの種類によって耐用年数は異なりますが、ワックスを定期的にかけた場合の費用と比較すると、フロアコーティングの方が割安です。

フロアコーティングの種類
フローリングのフロアコーティングの種類と1平方メートルあたりの費用の相場、耐用年数は次の通りです。
(1)UVコーティング
約4500~5000円、約20年~30年
(2)ガラスコーティング
約3500~5000円、約15年~25年
(3)シリコンコーティング
約3000円~ 、約10年~15年
(4)ウレタンコーティング
約2000円~ 、約5年~10年
(5)水性ウレタンコーティング
約1500円~ 、約3年~5年
(6)水性アクリルコーティング
約1000円~、約6カ月~2年
フローリングのフロアコーティングにかかる諸経費
フローリングのリフォームの際には、事前に掃除をしなければなりません。素人による掃除では不十分な可能性があるため、リフォーム会社に依頼する必要があります。
リフォーム会社によってはサービスもしくは工賃に含まれていることもあります。別途料金を請求される場合の価格の相場は1平方メートルあたり約300円~です。
また、元々かけられていたワックスを剥がす必要があります。それにも別途料金を請求される場合があり、1平方メートルあたり約600円~が価格の相場です。
更に、フローリングリフォームを行う際に大型家具を移動させる場合も約3000円~の費用がかかります。
諸経費を含めると、フローリングリフォームにかかる費用の相場は1平方メートルあたり約4900~8900円となります。
フロアコーティングを行う必要性はあるのか?
フローリングの表面に硬度のあるフロアコーティングをすると、フローリング材を傷や汚れから守ることができるため、フローリング材そのものの耐用年数を延ばすことができます。
以前は、フローリングの手入れといえばワックスがけを定期的に行うことが主流でした。
しかし、ワックスの耐用年数は半年程度と短く、硬度も無いため実はフローリング材を傷からしっかりと守ることが難しいというデメリットがありました。
フロアコーティングは耐用年数が長く、傷にも耐えうる硬度を持っているため、近年では入居前に施工するご家庭も多くなりました。
ワックスと比較するとフロアコーティングの施工費用は高めですが、コーティングをせずフローリング材が傷んでしまうと、フローリングの張替えを行う必要が出てきます。その場合には、フロアコーティングの施工費用よりも多くの費用がかかります。
そのため、数十年間でかかる費用の合計を比較すると、半年ごとにワックスがけをするよりもフロアコーティングをしておいたほうがお得になることが多いのです。
フロアコーティングには、フローリング材を傷や汚れから守ることの他にも様々なメリットがあります。
フローリング材を傷や汚れから守ることで、退色などの経年劣化を抑えて施工時のきれいな状態を長持ちさせることができます。
また、汚れを簡単にふき取ることができるようになり、日々のお手入れも楽になります。
ジュースや油は、フローリングに直接付いてしまうとシミになってしまうことが多いですが、フロアコーティングをしていれば水拭きだけでも簡単にふき取ることができます。
そのため、小さいお子様やペットがいるご家庭でも、床の汚れを心配することなく生活が送れるようになります。
さらに、フロアコーティングの種類によっては滑り止め効果を発揮するものもあります。お年寄りやペットがいるご家庭にはこうした種類のコーティング剤がおすすめです。
耐用年数が長くなればなるほど、施工面積が大きくなればなるほど、フロアコーティングにかかる費用は高くなりますが、様々なメリットやフローリングのケアにかかる最終的な合計金額を考慮すると、フロアコーティングはとても有益なものになります。
フロアコーティングは自分で出来るの?
フロアコーティングの施工を業者に依頼すると費用がかかるため、コストを抑えるためにご自身でフロアコーティングをすることができないかと考えている方も多いと思います。
コーティング剤や施工に必要な道具は市販されているので、ご自身で施工することは可能です。
しかし、専門的な知識や技術を持っていない場合、施工不良で十分な効果が望めない場合があります。
ご自身で施工をする場合の失敗例で多くみられるのが、ほこりや髪の毛等のゴミがコーティングに混入してしまったり、塗り斑ができてしまいコーティングの厚みが均一にならないといったものです。
その他にも、コーティング剤がうまく硬化せずにベタベタした状態のままになってしまったり、施工前にフローリング表面のワックス等が完全に除去されていない状態のまま施工してしまったためにしっかりと密着しないなどの失敗例もよくみられます。
失敗してしまうと、施工したコーティング剤を全て除去してから再度コーティングをしなければならず、非常に手間がかかります。
また、きれいに施工できたと思っていても、時間が経過すると簡単に剥がれてしまったり、コーティング剤が変色してしまったりと様々な問題が生じることがあります。
施工に失敗してしまい、業者に施工し直してもらうという場合もよくみられます。
専門知識と確かな技術を持った業者にフロアコーティング施工を依頼したほうが、確実なコーティング効果を期待することができ、フローリング材のきれいな状態を長持ちさせることが出来ます。
フロアコーティングでの失敗やトラブルはある?
フロアコーティング施工業者の中には、悪質な業者や施工者の技術不足で仕上がりがうまくいかない場合もあります。
施工者の技術不足の場合、自分で施工する場合と同じように異物混入や塗り斑などの施工不良が起こり、場合によっては補修や再施工をしてもらう必要が出てきます。
部分的な補修で対応できるものもあれば、一度施工したコーティング剤を全て除去して再度施工しなければならない場合もあり、多くの時間とストレスがかかってしまいます。
悪質な業者の中には、業者側の施工ミスによる補修だとしても、不当に追加費用を請求してきたり、対応してくれなかったりする業者もいます。
また、フローリング材の知識が不十分で、最適なコーティング剤を施工してもらえないという場合もあります。
施工技術以外のトラブルも起きる可能性があります。例えば、施工のために家具や建具を移動させる際にそれらを破損させてしまったり、施工時に発生するコーティング剤などのにおいに対して、周辺の住民から苦情が出てくるなどといったこともあります。
施工前に周辺の住民やマンションの管理人などに通知をしておくと、周囲とのトラブルを回避できるでしょう。
さらに、無断でトイレや洗面所を使用されたり、施工する部屋以外の部屋を無断で使用したりするといったトラブルもあります。
良識のある業者であれば、業者は施工する以外の部屋を使用したり立ち入ったりすることはありません。
フロアコーティングの業者選びは?
フロアコーティングの業者を選ぶ際には、複数の業者から見積もりを取ると良いでしょう。相場を確認することができ、不当に高い費用を請求される心配もありません。
また、ホームページなどで施工実績を確認しましょう。フローリング材の種類は非常に多く、特徴もそれぞれです。施工実績が多い業者であれば、フローリング材に対する知識も多く、適切なコーティング剤を提案してくれます。
専門業者であっても、施工するのは人間です。時には施工不良につながるミスをしてしまうこともあります。そのような場合に備えて、補修や再施工を追加費用無しに行ってくれるかなどのアフターサービスについても確認しておきましょう。
アフターサービスについては、どのような場合に施工者負担になるのか、施主負担となるのはどのような場合か、依頼前に保証内容も細かく確認しておきましょう。
評判を確認しておくことも大切です。ホームページ上には十分なサービス内容が記載されているにもかかわらず、実際には再施工をしてもらえなかったり対応が遅かったりするなどのトラブルがあるかもしれません。評判を確認しておくとそのようなトラブルを回避できるでしょう。
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