2024年01月24日更新
庭のインターロッキング舗装費用や価格は?
インターロッキングブロックは、耐久性の高さやデザイン製の良さからガーデニング向けの外構工事で使われることが多い素材です。インターロッキング舗装をエクステリアとして造園やガーデンリフォームの際に用いた場合の費用や価格について調査してみました。
目次
インターロッキングとは?
1950年ごろドイツに始まった「インターロッキング」とは、コンクリートやモルタル、セメントを使用せず、ブロックを組み合わせる舗装工事です。最近では、リフォームにも新築工事にも採用されています。
外構やエクステリアでインターロッキングブロックを使用すると、重厚感のある庭園や洋風のガーデンスタイルに仕上げられます。
インターロッキング舗装ってどんな舗装?
歩道や公園などのブロック舗装などで、形状や色の違うブロックを組み合わせて模様を作っているのを見たことがあると思います。
あのようなブロックを組み合わせて行う舗装のことをインターロッキング舗装といい、デザインの良さと耐久性の高さから、庭用の舗装やガーデニング向けにガーデンリフォームを行う際などに用いられるようになりました。
インターロッキング舗装にかかる費用はどれぐらい?
リフォームでインターロッキング舗装を施工する場合にかかる費用は、一般的な無地のブロックを使った場合で1平米あたり約9,000円からとなります。
コンクリート舗装に比べて平米あたりの価格は約5,000円程度割高になりますが、これは、下地として採石やクッション砂などを用いるため、ブロックそのものの価格に加えて、材料費や工事の手間がかかることが原因です。
インターロッキングブロックで仕上げる庭のメリット
レンガや石材とは仕上げも異なり、柔軟性のある歩き心地や道路に仕上がります。柔軟性がありながら重厚感のある道路に仕上げ、舗装することが可能です。
最近では、カラーバリエーションも増え、色落ちしにくい素材も見られるようになりました。ガーデニングで庭づくりを楽しむ際にも効果があり、色の組み合わせによっては和風モダンな造園にも採用されています。
インターロッキングの周囲を囲む縁石をしっかりと固定するなら、面積の大小にかかわらず凹凸を押えることが可能になります。庭の道路部分やテラスのように一部を仕上げる場合でも、魅力的な外観にすることが可能です。
また、手直しをする場合もインターロッキングの素材は再利用できるのもメリットと言えます。
高い技術が求められるインターロッキングのデメリット
インターロッキングブロックを採用した舗装の最大のポイントは、下地の施工です。下地工事の施工がしっかりと納まっていないと、水はけが悪くなり舗装面に凹凸が現れることがあります。
一般のエクステリア施工では整地した地面に砂を敷き込みその上にインターロッキングをパズルのように並べ歩行加重を分散させ固定させますが、駐車場など常に一部分に加重が掛かるような場所では鉄筋入りのコンクリート下地が必要です。
インターロッキング工事はほとんどの場合、手作業で進められるので職人技となります。そのため、作業人員がかかることを考えると、費用が高くなり外構やエクステリアで使用する整地工事よりも割高になりやすいといえます。
インターロッキングによる舗装がすすめられる理由
欧米などで石造りの街並みや建物に合わせて開発されたという「インターロッキングブロック」による舗装は、街の雰囲気や景観に合わせているので、ガーデニングや造園でも採用できる仕上げであるといえます。
お住まいの庭をリフォームすることは、景観だけでなく安全面でも大切です。割高になってしまう場合もあるインターロッキング舗装の工事ですが、景観を整えるには最適といえるかもしれません。
デメリットでも取り上げたように、職人技ともいえるインターロッキングの工事は、高い技術が必要となります。そのため、リフォーム会社との打ち合わせでも入念な下地づくりを確認しておきましょう。
自宅の庭に使うならどんな場所に使うといい?
耐久性が高く、水はけが良いので、駐車場やガーデニングスペースに設置する方が多いようです。
また、熱を反射し蓄熱性が低く熱くなりにくいので、庭に面した掃き出し窓の外に設置することで夏場の気温の上昇を妨げる目的でも使われることもあります。
インターロッキング舗装の施工は外構工事が得意な業者へ
他のエクステリアを用いた舗装は、下地を整えてから舗装材を流し込んで行いますが、インターロッキング舗装では採石やクッション砂、コンクリートなどさまざまな部材を組み合わせて下地が作られています。
そのため、十分な技術をもった造園業者やリフォーム業者に依頼しなければ、完成した後に耐久性や見た目などの問題が発生してしまいかねません。
ガーデンリフォーム目的でインターロッキングブロックをエクステリアに用いて造園を行う場合は、工事経験の豊富な業者を探し、十分な打ち合わせの元で施工を依頼するようにした方が安心です。
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この記事の監修者プロフィール
株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。
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