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2020年01月24日更新

地震に強い家にしたい!おすすめの間取りと注意点について

  • 【監修者】タクトホームコンサルティングサービス
  • この記事の監修者
    タクトホームコンサルティングサービス
    亀田融

地震に強い家の間取りについて

地震 に 強い 家 間取り

地震に強い家というと、家そのものの構造の耐震性が高い家を想像しますが、実は家の耐震性には間取りも大きく関係します。

地震に強い家の間取りについて詳しく紹介します。

震災後は平屋の人気が高まっている

地震の揺れをよく感じるのは、2階建ての家ならば1階よりも2階部分です。

そのため、2階部分がない平屋なら地震に強いという印象があり、震災後は平屋の人気が高まっています。

しかし平屋でも柱や壁を極力減らした広い空間のある間取りであれば、耐震性は低くなります。

また平屋が建てられている土地の強度が高くなければ、地震の揺れが敏感に家に伝わるため、家屋へのダメージが大きくなります。

平屋ならば地震に強いというわけではありません。平屋でも地震に弱い家はあるのです。

したがって、平屋だから地震に強いと考えるのではなく、地震に強い構造と間取りの家が耐震性を高めると考えるのがいいでしょう。

そのように考えれば、2階建ての家でも平屋より耐震性の高い家はあるのです。

正方形に近い間取りほど地震に強い

新しく家を建てようと計画を練っていると、日当たりのいい南側には大きな窓を付けて開口部を大きく取り、壁はできるだけ取り払った広い部屋を設計したくなるものです。

しかし、こうした設計の間取りは細長くなる傾向があり、耐震性を考えると決して有利とは言えません。

地震の揺れに強い家は、長方形の部屋よりも正方形に近い間取りです。

なぜなら正方形に近い部屋は、どの方向から地震の揺れがきても耐えやすくなるからです。

「耐力壁」の多い間取りにする

木造在来工法やツーバイフォー工法で耐震性を高めるためには、「耐力壁」をバランスよく設置します。

「耐力壁」とは、地震などの揺れによる負荷に耐える構造になっている壁で、この耐力壁が多く使われる間取りにすると地震に強い家になります。

耐力壁を多く使うには、部屋数を増やすことです。部屋数を増やせば、家を支える耐力壁を増やすことが可能になるため耐震性が高まります。

シンプルな間取りほど地震に強い

耐力壁が多く使われていたとしても、そのバランスがよくなくては地震に強い家にはなりません。

南側に大きく開口部を取り、北側に耐力壁を多く用いたとしたら、家の南側と北側では揺れ方が変わるため、家が壊れやすくなります。

耐力壁をバランスよく配置して、家全体の耐震性を上げましょう。

2階より上階に重たいものを置かない

建て替えなどをしなくても耐震性を上げる方法があります。

それは、重いものを2階部に置かず1階に移し、家の重心を低くする方法です。

地震が起きた時、よく揺れるのは1階よりも2階部分です。

2階部分の重さが軽くなれば1階部分に家全体の重心を据えることになり、地震に強い家になります。

ピアノや重い家具などは1階に配置するようにしましょう。



地震で壊れやすい家の特徴について

地震に強い家の特徴があるように、地震で壊れやすい家にも特徴はあります。

その特徴とは一般住宅でよく用いられている在来工法の家に多く見られます。

そこで、地震に弱い家の特徴を紹介します。

柱と梁で支える在来工法の家

柱と梁で支える在来工法の家は、一般的にツーバイフォー工法の家よりも強い地震に耐える耐震性が低くなりがちです。

そのため最近では、在来工法の家でも耐力壁を多く取り入れて耐震性を高めた家が建設されるようになってきています。

ツーバイフォー工法でもより耐震性を高めるための工夫がされています。

一階の一面に壁がない一階部分が弱い家

在来工法では柱と梁、ツーバイフォー工法では壁によって家を支えていますが、耐力壁を多く使用することで在来工法でも家の強度を高めることが可能になります。

ところが、家の強度に大きく影響する一階部分で壁を減らす設計にすると、耐震性が低くなります。

例えばビルドインガレージのように一階部分に駐車スペースを設ける設計です。

駐車するためにガレージ出入口部分は壁を抜き、家の一部を柱のみで支えることになると、地震に弱い家になります。

耐力壁の配置のバランスが悪い家

開口部を大きく取りたい南側に大きなガラス窓を取り付けて、反対側の北側に耐力壁を使っているような家は、耐震性という観点で見るとバランスがよくないことから、地震に弱くなります。

なぜなら地震で家が揺れるとき、南側と北側で違う揺れ方をしてしまうことでねじれ現象が起きるため、家が倒壊しやすくなるのです。

総2階ではない家の耐震性は落ちる

総2階の家とは、1階と2階部分の面積が同じ家で、その外観は凹凸のない大きな箱のような形をしています。

シンプルな構造だからこそ、総2階の家は、地震が起きたときに1階と2階でねじれ現象が起きにくく耐震性も高くなります。

その一方で、凹凸があり、1階部分と2階部分の面積や形状が異なる部分平屋の家などは地震に弱くなってしまう傾向があります。

地震に強い家づくりの注意点について

地震 に 強い 家 間取り

地震に強い家を新しく建てたり、より地震に強い家に建て直したりする際に気を付けたいのは家の構造だけではありません。

注意しておきたいポイントを紹介します。

地盤の強度も重要

地震に強い家を建てようと思った時、まず家の構造に目が行ってしまいますが、地震で壊れにくい家を建てるためには、その家を建てる地盤の強度も大切です。

土地の地盤にも強度があり、場所によって変わります。地震の揺れが伝わりやすいのは弱い地盤です。

2000年に改正された住宅の建築基準法に定められた新耐震基準では、新しく家を建てる場合はその土地の地盤の強度を調査することが義務付けられています。

それほどに土地の地盤と家の耐震性は大きくかかわっていることから、地盤の強度を確認することは地震に強い家を建てる際には大切なポイントと言えるでしょう。

もしも地盤が弱いと判断された場合には、地盤を強化するための改良工事を行えば住宅を建てられます。

三つの地盤改良工事

地盤改良工事には地盤の強度に従い、「表層改良工法」「柱状改良工法」「鋼管杭工法」のいずれかの工法が用いられます。

「表層改良工法」では、家を建てる地盤部分の土とセメント系の固形材を混ぜ合わせて地盤を固くします。施工期間も数日で終わる短い工事です。

「柱状改良工法」では、セメント系の固形材を特殊な重機で穴を開けて流し込み、柱状の支えを地下に作り地盤の強化を図ります。

「鋼管杭工法」は戸建て住宅ではあまり用いられない工法ですが、3つの工法の中で最も地盤の強化を高められる工法です。

金属製の鋼管を地盤の固い部分にまで打ち込み、建築物を支えます。

工法は注文住宅会社によって異なる

耐震性を高めるための工法にはいろいろな種類があります。

前述した耐力壁を使用する、筋交いを増やす、外付けの鉄骨フレームを取り付けるなどがあります。

どの工法を施工するかはハウスメーカーによって異なります。

耐震性強化のためにどのような工法が最適なのか、ハウスメーカーに詳しい説明を求め、じっくりと話し合うことが大切でしょう。

平屋でもバランスの悪い家は倒壊しやすい

平屋なら地震に強くて大丈夫と思われている方も多いかと思いますが、必ずしもそうとは限りません。

平屋でも地震に弱い家というのがあるのです。

地震に弱い平屋は、耐力壁配置のバランスが悪く、弱い地盤の上に建てられた平屋です。

開放感のある広い部屋を有する平屋では、地震の揺れに耐えるだけの柱や壁が少ないため、地震により壊れることがあります。

また地盤がゆるければ、平屋でも地震による崩壊の危険性が上がります。

平屋も他の住宅と同じく、地震に耐えうる構造や間取りを考慮することが大切です。

地盤調査の結果、地盤がゆるいと判断されたら、地盤を強化するための工事を行いましょう。

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