2024年01月24日更新

監修記事

外構駐車場をおしゃれなデザインで費用を節約する方法とは?

外構工事で駐車場を造る場合、どんな駐車場にするのがよくて、どのぐらいの費用がかかるのでしょうか。おしゃれなデザインで、費用を抑えてリフォームする方法もあります。どんなスタイルの駐車場があるかを事前に知って、満足できるリフォームができるようにしましょう。

外構駐車場にはどのような費用がかるのか?

外 構 駐 車場

外構工事で駐車場を造るためには、どのぐらいの費用がかかるのでしょうか?外構駐車場にはいろいろな種類があり、それぞれ使い勝手やリフォーム費用が違います。いろいろな外構駐車場の種類や費用を見ていきましょう。

駐車場の種類

駐車場の種類は、オープンタイプ、カーポートタイプ、ガレージタイプの3種類があります。

オープンタイプ

オープンタイプは、車を駐車するスペースを確保し、駐車スペースをコンクリートなどで舗装するだけの駐車場です。リーズナブルで、短期間で完成するところが良い点です。

屋根や柱・壁などはありませんので、雨の日には車乗降時に濡れてしまいます。また、冬になると、フロントガラスに霜がおりるようになります。オープンタイプの駐車場は、屋根がないためこの点が不便なところです。

費用相場は、駐車場スペースをどのような舗装にするかで変わります。砂利やアスファルト・コンクリートなどがあります。車1台分の広さ(幅2.5m・長さ5m)で、約40,000円からです。

カーポートタイプ

カーポートタイプは、車を駐車するスペースに柱と屋根でできたカーポートを設置した駐車場です。カーポートの入口には、敷地内に簡単に侵入できないようにフェンス式のゲートや門柱型のゲート・シャッターやチェーンなどを設置するタイプもあります。

カーポートの駐車場は、屋根があることで、雨や霜の不便がなくなり、車を保護することもできるため、多く採用されています。

不便な点は、柱があるため、将来的に車を買い替える際に車のサイズが限定されることと、最近の台風や強風では屋根が飛んでしまったり、割れてしまうという被害が出ていることです。

戸建て住宅で採用される主流のカーポートは、アルミ製です。鉄骨で造るタイプもあります。費用相場は、アルミ製で幅2.5m長さ5mの物で約200,000円からとなります。

ガレージタイプ

ガレージタイプは、車庫を造るタイプの駐車場です。屋根・壁のある駐車場スペースで、出入り口もシャッターをつけてしっかり作ります。シャッターには手動タイプと電動タイプがあります。

車を風雨にさらされないところに駐車したい、車を大事に保管したい、車のメンテナンスが趣味という方が好まれる駐車スタイルです。シャッターがある密閉空間となるため、防犯面も安心です。

費用相場は、2台分の車庫で約1,000,000円からです。

フェンスの種類

駐車場の出入り口に、侵入防止のために付けるフェンスをつけることもあります。チェーンやゲート、シャッターなど、フェンスの種類にどのようなものがあり、どのぐらい費用がかかるのかまとめました。

チェーン

チェーンは、道路近くの駐車場に数本のポールをたて、そのポールにチェーンをわたします。敷地内への侵入を簡易に防止する方法です。

ポールは、移動式、固定式、固定埋め込み型等があります。移動式は、簡単に移動できるので、車の出入りが楽な分、開放的で侵入されやすいタイプです。

固定式は、車の出入りの時は取り外しますが、ポールが重いため真ん中のポールのみ取り外して利用する方が多いでしょう。

固定埋め込み型は、高価ですが土の中に埋め込むことができるので、チェーンをかけたまま利用できるので便利です。

費用相場は、ポール3本・チェーン・施工費用などで約6万円~です。

ゲート

アルミフェンスのゲートで、ゲートを上にあげて開ける操作をするタイプです。開閉もスムーズで、開放した時に邪魔になる部分がないため、使い勝手が良く便利です。それでいてチェーンより防犯性が高いため、安心感があります。

費用相場は、約15万円~です。

シャッター

道路と駐車場の境の内側にゲート型のシャッターをつけるタイプです。完全に敷地内と道路を遮断できるため、防犯性が高いものになります。

シャッターには、操作方式が自動と手動、シャッターのスラットが目隠しタイプと通風ができるグリルタイプがあります。使い勝手や近隣の状況・費用などを検討しながら選ぶと良いでしょう。

費用相場は、自動タイプが約80万円~、手動タイプが約50万円~です。

フェンスはつけなければいけない物ではありません。近隣の防犯性や安全性・車出入りの使い勝手などを検討した上で、フェンスを設けるか、設けないかの選択をしましょう。フェンスを設けていない駐車場もたくさんあります。

舗装方法

駐車場の舗装方法の代表的な物には砂利、アスファルト、コンクリートの3つがあります。それぞれの利点や不便なところ、費用相場をまとめました。

砂利

砂利の駐車場は、駐車スペースになる部分の土に勾配をつけながら、硬くします。その上に砂利を敷き、ある程度固めて、完成します。必要ならば、車止めをつけると安心です。

砂利の駐車場は、リーズナブルにできることが最大の利点です。戸建て住宅の場合は、駐車場に車や人が入ると砂利の音がするため、防犯にもなります。また、土の駐車場と比較すると草が生えにくくなるという利点もあります。

不便な点は、歩きにくいことと、多少草が生えるため定期的に草取りをしなくてはならないこと、車が出入りするたびに、道路に砂利がこぼれてしまう、タイヤの跡が残ること、靴や車が汚れること、雪かきがしにくいことなどがあげられます。

砂利敷きの駐車場の費用相場は、幅2.5m×長さ5mで約4万円~です。砂利の種類により費用が変わります。

アスファルト

アスファルトの駐車場は、アスファルトと砂の混合物を敷きながら、ローラーで固めて(転圧)完成する舗装です。道路やコンビニ・ホームセンターなどの広い駐車場スペースに良く使われます。

歩きやすいこと、コンクリートよりリーズナブルなこと、草が生えにくいことが利点です。

しかし、アスファルトの場合ローラーをかけて仕上げる工程があるため、狭い駐車場では割高になりやすいこと、長く使用するとへこんだり、割れたりして、草も生えることがあるなど、不便な点もあります。

駐車場の広さによっては、アスファルトは向いていないこともあるでしょう。

アスファルトの駐車場の費用相場は、約15万円~です。

コンクリート

コンクリートの駐車場は、コンクリートの厚さ分、土を鋤くことからはじめます(鋤土)。その後、土を固め(転圧)、コンクリートを流す枠を作り、砕石・鉄筋を敷設し、コンクリートを流して、固まるのを待って完成します。

コンクリートの駐車場は、歩きやすく、車の出し入れもスムーズで見栄えが良いことが利点です。また、劣化しにくいため長く使用できるのも良いところです。

いっぽうで、コストが高い、工事期間が長い、日射しが当たるところは照り返しが強いところが不便なところです。また、経年劣化でひび割れが起こることもあります。

コンクリートの駐車場の費用相場は、幅2.5m×長さ5mで約18万円~です。

駐車場全体の工事は、駐車場の舗装・フェンスの取付け・カーポート等の取付けを一緒に行います。そのため、それぞれの工事を組み合わせることで費用が変わります。それぞれの工事で必要な土工事(鋤土・残土処理など)を一緒にできれば、その分安くなります。

反対に、フェンスとカーポートの位置や高さ出しに手間がかかれば、費用が割増になることもあります。

駐車場工事の見積もりは、全体をどのようにするのか打合わせしながら、全体の見積もりをとり検討しましょう。

なお、上記の費用はあくまで一例であり、駐車場工事にかかる費用はリフォーム会社によって異なります。相見積もりを取って事前に費用の確認を行いましょう。

防犯カメラ

駐車場だけでなく家全体の防犯対策として防犯カメラやセンサーライトの設置が有効です。
機器類も高性能で安価となりスマホや警備会社に連動したシステムもあります。今では外構設備の必需品ともいえるでしょう。

外構駐車場の費用を安くおさえて、おしゃれにリフォームする方法があるの?

外 構 駐 車場

外構駐車場は、駐車場が広い面積で、カーポートや入口フェンスもあるため、どうしてもリフォーム費用がかさんでしまいます。

駐車場を造るにあたり、必ず必要な工事が舗装費用です。舗装費用はリーズナブルにでき、自分で工事金額を調整できる工事です。

コンクリート舗装はデザインしやすく、使い勝手も良い舗装ですが、高価です。舗装工事としては砂利敷きがリーズナブルですが、味気ないデザインになってしまいます。また、歩きにくい、靴や車が汚れる、砂利がこぼれやすいなどの不便な点もあります。

外構駐車場をリーズナブルに施行したい場合は、高価なコンクリートの面積を最小限にして費用をおさえながら希望のデザインに近づけることができます。

コンクリートとタイルやレンガ、安い砂利・芝生などを組み合わせて舗装すれば、おしゃれな外構駐車場を造ることができます。

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シックな化粧砂利とコンクリート舗装の外構駐車場

砂利には、色がついた化粧砂利があります。ピンクっぽい色や錆色・グリーン系の色もあります。コンクリート舗装と化粧砂利の部分をデザインして、コンクリート以外の部分に化粧砂利を敷き詰めて、仕上げます。

砂利敷きの駐車場の悩みの一つに、車が出入りするたびに砂利が道路にこぼれてしまうということがあります。砂利がこぼれないようにするために、道路から1mと車のタイヤ部分だけコンクリートにして、他は砂利敷きにするデザインがよく見られます。

シンプルなデザインになりますが、化粧砂利を使ったり、人工芝を一緒に組み合わせることで、オリジナリティのあるおしゃれなデザインができます。

砂利敷きは、靴や車を汚したり、歩きにくいという不便さがあります。タイヤがよく通る場所や歩く場所はコンクリートにするデザインが良いでしょう。

また、砂利敷きは、草が生える場合もあります。砂利の下に防草シートを敷いて施工するのをおすすめします。砂利を固くするように転圧作業をすると、きれいになり砂利がこぼれにくくなります。

モダンなタイルとコンクリート舗装の外構駐車場

駐車場の一部にモダンなタイルを入れながら、駐車場をおしゃれにデザインする方法もあります。車1台分の見切りにライン状にいれたり、格子状にいれたり、車の中心に入れる方法などです。

駐車場をコンクリートだけでなく、モダンなタイルを使ってデザインする、すっきりとしながら高級感がある駐車場になります。

ただし、タイルは重量がかかると、割れたり欠けたりします。車の重量に耐えられるタイルの厚さと強度があるタイルを使用しましょう。また、タイル下の地面が下がらないように、下地処理で丁寧に固めてもらいましょう。

タイルを使用した駐車場は、割高になりやすい傾向にあります。コンクリートの使用をおさえてリーズナブル施行したい場合は、使用するタイルも吟味し、使用量などを考えて使うようにしましょう。

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ナチュラルな人工芝とコンクリート舗装の外構駐車場

人工芝とコンクリート舗装を組み合わせた外構駐車場は、人工芝の緑とコンクリート舗装がはっきりわかるデザインで造るとおしゃれなデザインになります。

模様は、市松模様や円を組み合わせた模様・芝生で何かのモチーフをデザインしていれるのも素敵です。人工芝の緑でナチュラルな印象の仕上がりになります。

人工芝は、あまり細かい面積・小さな曲線は不向きです。ある程度の広さや直線部分がないときれいに施工できないので、大きな模様を描く様にデザインしましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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