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2019年01月15日更新
浴室乾燥機の価格や交換取り付け・後付け工事の費用はいくら?
湿度の高い梅雨時や、秋の長雨の時期に浴室乾燥機があるととても便利です。ユニットバスでの乾燥機交換、また、現在使用しているお風呂には設置されていないが、後付けのリフォームをしたいという場合のポイント、および相場価格や必要な費用について説明します。
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- 監修者明堂浩治
目次
浴室乾燥機の交換時期はどれぐらい?
浴室乾燥機の寿命は約10年です。
この寿命はメーカーの標準設計使用期間のため、実際の交換時期は使用頻度や環境によって変化し、もっと早い時期に交換が必要になることも、10年を超えて使えることもあります。
ただ、10年前の製品となると電力効率が最新のものに比べて悪く、電気代が余計にかかる可能性があるため、交換してしまった方がランニングコストを抑えられるでしょう。

浴室乾燥機をお風呂に設置する前のポイント
浴室乾燥機には電気式とガス式があり、リフォームで新しく設置するならどちらを選んだ方が良いのでしょうか?
電気式とガス式では性能や、ランニングコストなどの違いがあるので、これらの面からどちらがおすすめかを見ていきましょう。
取り付けは電気式が簡単
ガス式の場合、ガス配管を新しく設置したり、既存配管から分岐配管を設置する必要があるため、工事の規模が大きくなり、費用もその分高くなります。
電気式の場合は、既存の電源と接続するだけの作業ですので、ガス式に比べて簡単に取り付け可能です。
ガス式と電気式ではどちらがお得?
ガス式はメンテナンスや燃料代などの理由で、ランニングコストが電気式よりも高くなる傾向があります。
設置後のコストが気になる場合は電気式を選んだ方が良いでしょう。
今回は、手軽に工事ができ、人気も高い電気式の壁掛けタイプと天井設置タイプについてご紹介します。
ユニットバスでの浴室乾燥機の交換について
現在ユニットバスで使用している天井型の浴室乾燥機を交換する場合は、同じメーカーもしくは同じサイズの商品がおすすめです。
天井の開口部のサイズが同じ、または同一メーカーの製品を使用する場合は、追加工事を行わずにそのまま設置できることが多く、工事費用を抑えることができるでしょう。

もし、サイズの違うメーカーの乾燥機を選んだ場合は、天井の開口を調整するための費用や、配線などの電気工事費などの追加費用がかかる可能性もありますし、場合によっては自宅の浴室に取り付けられないかもしれません。
新設では無く交換の場合は、余計な手間や出費を減らすために、できる限り元の浴室乾燥機と同じ寸法、同じ仕様のものを選ぶ事が大切です。
ユニットバスに後付けで取り付ける場合
ユニットバスへの後付けを考える場合は、まず、天井に換気扇や点検口がついているかどうか確認してください。
このような設備が既に設置されているなら、天井式の浴室乾燥機を後付することが可能です。
新しく浴室乾燥機を取り付ける場合の費用は、基本工事、開口調整費の他に「電気配線費」が本体の価格に追加で必要となります。

在来のタイル張りのお風呂などに後付けする場合
現在使用しているお風呂がタイル張りなどの場合は、壁掛け型の浴室乾燥機がおすすめです。
天井設置タイプの浴室乾燥機は埋め込み設置ができるのでスペースを抑えることができますが、設置のために天井の補強工事が必要となることがあるため、工事費用が高くなる可能性があります。
壁掛け型の浴室乾燥機なら補強工事の必要が殆どないため、比較的安価に設置工事を行えるでしょう。
ただ、壁掛け型の場合でも、配管工事などが必要となるため、外壁の材質や浴室の間取りなどによっては追加費用がかかる可能性もあります。

壁掛け型の方が設置費用は安くなる傾向はありますが、状況次第では天井設置タイプの方が安上がりになることも考えられますので、実際に業者に見積もりを依頼して比較すると良いでしょう。
その他のチェック項目
現在の換気扇がお風呂専用のものか、お風呂と洗面所など2室共有換気扇のものか、あるいは3室共有のものか確認します。後付けリフォームの場合は、それぞれに合った機種を選ばなくてはなりません。
また、分電盤の電源に余裕がない時は、専用の電線を建物の分電盤から引いてくる工事が必要になってきます。
それでは、実際にどれくらいの費用がかかるのか、相場価格をみてみましょう。
浴室乾燥機の本体価格とリフォーム費用の相場
浴室乾燥機の設置工事は、条件によってかなり変動があります。
メーカーはTOTO、INAXをはじめとして、東芝、三菱電機、パナソニックなど多数のメーカーから様々な機種が出ており、壁掛け型も天井型も、価格にはそれほど大きな違いはありません。
・約10万円〜15万円台(メーカー希望小売価格)
相場価格は、浴室乾燥機本体が約14万円、工事費が約5万円からとなります。
本体価格については製品の性能によって変化しますので、高性能なものを取り付けたい場合はもう少し費用に余裕を持たせておくと良いでしょう。
人気でおすすめの浴室乾燥機のメーカーに関するより詳しい記事はこちら
性能によってどの程度本体価格が変わるのか
メーカーの製品を例としてみてみると、天井設置式の場合、予備暖房、換気、浴室乾燥、衣類乾燥、涼風の機能が付いているものが約15万円、こちらから浴室乾燥機能を省いたものが約12万円となります。
浴室乾燥機を設置する費用は?
工事費の内訳は、工賃、開口調整、既存の換気扇などの撤去、廃棄処分、空調工事、電気工事となります。
設置箇所や住宅の構造などによって費用は変わりますので、複数の業者から見積もりをとって工事内容や費用を確認しておくと良いでしょう。
浴室乾燥機の電気代はどれぐらいかかる?
電気式の浴室乾燥機を設置し、実際に使用すると、電気代はどれぐらいかかるのでしょうか?
例として、メーカーの天井設置型浴室乾燥機で計算してみましょう。
消費電力は急速乾燥モードで1250W、予備暖房が1300W、涼風及び換気(強)が25.5Wとなります。
換気については消費電力が少ないですし、通常の換気扇と殆ど変わらないので、計算には入れません。
というわけで洗濯物を乾燥する場合と、浴室を暖める場合の電気代について計算します。
洗濯物を乾燥させる場合の電気代
まず、洗濯物を乾燥させた際にかかる電気代は、1250W、東京電力管内では1kWhあたり約23円ですので、3時間使用した場合の電気料金は1250W×3h=3750Whです。
電気料金は1kWhごとの計算となりますので、この数字を1000で割り、消費電力は3.75kWhとなります。
1kWhあたりの単価は約23円なので、3時間乾燥モードで使用した場合の電気代は約86円です。
毎日浴室乾燥機を使って洗濯物を乾燥させると、1ヶ月あたりの電気代は約2,500円、年間で約30,000円かかる計算となります。
暖房機能を使用した場合の電気代
同様に、暖房機能を設置した場合の費用についても計算してみましょう。
計算式は上で紹介していますので、費用のみをご紹介します。
暖房機能を利用した場合の電気代は1時間あたり約30円。
ただ、暖房機能は入浴前の短時間の使用が基本ですので、付けっぱなしにしなければ一日あたりの合計使用料は家族四人でも2時間以下に抑えられます。
生活スタイルなどで多少使用時間が変化するため、決まった額は出しにくいのですが、2時間なら費用は約60円、月間で約1,800円、年間で約21,000円です。

電気代を節約する方法
実際にスペックから計算してみると、浴室乾燥機は意外とランニングコストがかかることがわかります。
しかし、使用方法などを工夫することで電力の消費を抑え、月々の電気代を削減できるのです。
洗濯物乾燥機能にかかる電気代を抑える方法
まず、洗濯物を乾燥する際の消費電力を抑える方法から紹介します。
ひとつめは、電気契約を夜間料金が安いプランに変更して夜間に利用することです。
電力事業者によっては夜間料金が日中に比べて3~4割安くなっているため、電気代を大きく削減できるでしょう。
また、平日日中の単価が安いプランもありますので、このような時間によって電気代が変わるプランを上手く活用することで電気代を抑えることができます。
浴室乾燥機能にかかる電気代を抑える方法
浴室乾燥機能については、最後に入浴した際に雑巾などである程度水気を取り、その後1時間程度換気扇を回しておけば、乾燥までの時間を短縮できます。
入浴後にそのまま乾燥すると3時間かかる場合でも、この方法なら乾燥機を使用する時間が1時間程度に短縮できるので、電気代は三分の一程度しかかかりません。
電気代は浴室乾燥機の消費電力と、使用した時間によって計算されていますので、使用する時間が短ければ短いほど請求額は小さくなります。
できるだけ浴室内の水分を取り除き、仕上げに乾燥機を使うのが電気代を抑えるコツです。
暖房機能にかかる費用を抑える方法
暖房機能の場合も、浴室乾燥や洗濯物乾燥と同じく、使用時間を短くすることが大切です。
入浴後はシャワーや湯船から出る熱である程度浴室内は暖まりますから、間をあまり開けず、連続して入浴すれば暖房機能の利用時間を抑えられます。
各地域でのリフォーム費用の違い
千葉や東京などの地域によってどの程度設置費用や業者の違いがあるのでしょうか?
調査してみたところ、東京と千葉では地域的な差が殆どなく、費用や業者ごとの特徴に違いはほとんどありませんでした。
同様に近畿地方と東京や千葉などの関東圏で比較した場合も工事の内容や費用の相場の違いはほとんど無く、全国的に同程度の費用で浴室乾燥機を取り付けられるようです。
お風呂・浴室リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたお風呂・浴室リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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