和室にピッタリ!格天井とは?
格天井は「ごうてんじょう」と読み、日本の伝統的な建築工法です。格天井の歴史は平安時代以降の頃までさかのぼります。特に、神社や仏閣など和風建築で見られる構造です。
格天井とは天井の梁の下部分に、正方形の木材を用いて格子状に一枚ずつ組んだ天井のことです。格縁天井ということもあります。
通常の建築よりも技術力が求められる構造で、建築にはかなりの手間がかかり職人の技が求められる工法ですが、和室の高級感をアップさせ日本の伝統を感じることができる部屋に生まれ変わることでしょう。
格天井へのリフォーム工事にかかる費用の相場
格天井へのリフォームにかかる費用は、天井の面積と商品のグレードにより異なります。無垢材を使用したものは特に高価です。
30平方メートルの部屋を無垢材の格天井にリフォームした場合にかかる費用の相場は約30万円~40万円です。無垢材の種類によっても価格が変動します。
合版のものであれば約15万円~25万円が価格の相場になります。
面積が広ければ広いほどに価格が上がりますが、ある程度の面積以上からは価格の上がり幅が狭くなります。
そのため、複数の和室を一気に格天井へとリフォームすれば、複数回に分けるよりも費用が安くなります。
格子の間隔で価格が異なる
格天井には、船底天井や竿縁天井などがあります。これらは格子の組まれ方や木材同士の間隔が異なります。価格も若干異なりますが、大きな差はありません。
使用する木材の量によって価格が変動するため、間隔が狭い格天井へのリフォーム工事にかかる費用は高くなります。
修理が必要な場合は工賃が高くなる
格子天井にリフォーム工事をする際には、天井に直接木材を貼り付けることになります。
天井に凹みや大きな傷などがあると木材を綺麗に貼り付けることができないため、修理が必要になります。
天井の修理にかかる費用は軽微なもので1カ所につき約5000円~1万円、重度な傷の場合は約5万円~10万円の費用がかかります。
予想よりも高くなることが多いリフォームであるため、予め確認しておくことがポイントです。
格天井にかかる費用が高いため、軽微な修繕はサービスでしてくれる業者もいます。
元々、洋室だった部屋を和室にして格天井を導入する場合は天井を丸ごと取り替えなければなりません。
そうなれば工賃が30平方メートルあたり約30万円~40万円かかります。そして、既存の天井を剥がすことで廃材が発生するため、廃材処分費が約3万円~5万円かかります。
また、使用する木材の量も多くなるため、運搬費も割高になるでしょう。運搬費は工賃に含まれている場合もあります。別途請求される場合は約1万円~3万円が価格の相場です。
天井リフォームで知っておきたい折り上げ構造とは?
天井のリフォーム工事では、折り上げ構造という言葉を耳にすることがあります。折り上げ構造は、天井の中央が一段上に高くなっている構造です。
格天井のうち、折り上げ構造になっているのが折上格天井といいます。折り上げ天井は一段高くなっていることから、照明の設置の方法の選択が広まります。
天井に直接設置するシーリングライト、下げるタイプのペンダントライト、間接照明として一段さがった部分に設置してもモダンな雰囲気となって素敵な演出ができます。
折り上げ構造は、天井が一段高くなることから、照明の工夫をすれば和室をおしゃれに変化させることも可能です。
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