2024年10月13日更新

監修記事

内装リフォームの内容と単価相場

内装のリフォームでは、壁材や床材に使う素材の違いが費用に大きく影響し、オフィスや店舗用物件のリフォームでは物件の状態も費用を左右します。リフォームにかかる費用を予測するために、各施工箇所の平方メートルあたりの「単価相場」を知っておきましょう。

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内装の壁をリフォームする費用と単価相場

内装 リフォーム 単価
内装の壁リフォームには、「壁紙・クロスの張り替え」と「塗り壁」という選択肢があります。

壁紙・クロスの張替え費用相場

内装の壁紙は貼替えるクロスの種類によって、リフォーム費用だけでなく耐久性や機能、見た目にも違いが出てきます。クロスの種類と特徴をそれぞれ知っておきましょう。

※単価相場はすべて工事費込みの目安価格です。

ビニールクロスで壁リフォームをする時の単価相場

  • 量産品:約900円~/平方メートル
  • 1000番クロス:約 1,200円~/平方メートル

ビニールクロスは最も定番の壁紙で、安価で機能も簡易な「量産品」とデザインや機能が豊富な「1000番クロス」があります。

紙クロスで壁リフォームをする時の単価相場

  • 約 1,500円~/平方メートル

パルプや再生紙を原料とする紙クロスは、和紙で作られた和風デザインやエンボス加工された洋風デザインなどバリエーションも豊かです。

紙を原料としているため水分や油分にやや弱く、ビニールクロスに比べると薄いため衝撃に弱いなどのデメリットも持っています。

織物クロスで壁リフォームをする時の単価相場

  • 約1,800円~/平方メートル

綿や絹などの織物でできたビニールクロスで、高級感だけでなく厚みもあるため衝撃に強いという特徴があります。

壁紙・クロスリフォームにかかる工事費用の内訳

壁リフォームではクロスの施工費用以外に、以下の諸費用が発生します。価格は目安となる金額です。

  • 養生費用:約200円~
  • 下地処理費用:約500円~
  • 既存クロス撤去費用:約2,000円~
  • 家財移動費用:約300円~(※)

(※)リフォームする壁の周りに棚や家具が沢山置かれていて移動に時間がかかる場合、移動費用を請求されることがあります。移動できる家財はできるだけ、リフォーム前にご自身で動かしておくと良いでしょう。

塗り壁にリフォームする時の単価相場

  • 約2,500円~/平方メートル

塗り壁とは珪藻土、漆喰などの塗材で壁を塗って仕上げた壁のことで、クロスと違って継ぎ目が出ず、手塗りの素朴な温かみがあるなどの理由で注目されています。

ただし手作業で塗装するため、既製品のクロスと違って施工する職人の技術に仕上がりが左右され、塗装前の下地処理を怠ると剥がれ落ちたりひび割れたりすることもあります。
また施工後の部分補修も難しいことが多く、既製品クロスも含めそれぞれのメリット・デメリットと合わせて検証する必要があるでしょう。

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内装の床リフォーム費用の単価相場

内装の床には、

  • フローリング
  • クッションフロア
  • カーペット
  • コルク

などの種類がありますので、それぞれの施工単価相場や種類別の特徴を知っておきましょう。

フローリングにリフォームする費用の相場

フローリングの種類 単価相場
複合材 約5,000円/平方メートル
無垢材 約9,000円/平方メートル

「複合材」とは合板や化粧板が組み合わさって作られたフローリングで、「無垢材」は一枚が丸ごと天然の木を伐り出して作られたフローリングです。

フローリングの施工方法の違いについて

施工方法 費用相場
重ね張り 約:8~18万円/8畳
張替え 約:10~20万円/8畳

重ね張りとは、既存フローリングの上から新しいフローリング材を重ねて張るリフォーム方法です。

既存床材を解体する必要がないため工期が早く、廃材もほとんど出ないため張替えより費用が抑えられるというメリットがあります。

しかし、床下地材が腐食している時に、上から床材を重ねるだけでは根本の原因が解決できません。踏むと大きく凹むほど床が傷んでいる場合は張替えを行い、下地材の点検も済ませた方が良いでしょう。

一方、張替えとは文字通り既存のフローリング材をすべて撤去し、新しいフローリング材に張替えるリフォーム方法のことです。

新しいフローリング材の部材価格だけでなく、既存フローリングの撤去・処分費用が発生するためリフォーム費用は高くなりますが、下地材の劣化や床下で起きている腐食やカビ、シロアリ被害などの劣化を早期発見できるなどのメリットがあります。

クッションフロアにリフォームする費用の相場

施工方法 費用相場
重ね張り 約4〜10万円/8畳
張替え 約6〜12万円/8畳

クッションフロアとは少し弾力がある柔らかい床材で、撥水性や防水性に優れていることから洗面所やトイレ、キッチンなどの水回りなどに使われています。

畳リフォームの費用相場

畳には主に3タイプがあり、1畳あたりの価格相場は以下の通りです。

  • 縁あり:約8,000円~
  • 縁なし(琉球畳):約1万円~
  • 床の間用:約7,000円~

また、畳はリフォーム方法も3通りありますが、それぞれリフォーム価格も異なります。

畳を新調するリフォーム費用の相場

  • 約:7~10万/6畳(※施工費用込みの価格)

畳をすべて新しいものと交換するリフォームです。古い畳の処分費用が発生します。

畳の表替えリフォームの費用相場

  • 約:3~5万円/6畳(※施工費用込みの価格)

畳の本体は残し、表面のみを張替えるリフォームです。処分する表面部分の廃棄費用が発生します。

畳の裏返しリフォームの費用相場

  • 約:3,500円/畳

既存の畳を裏返すことで、日焼けが起きていない綺麗な面を使えるようになります。処分費用が発生しないためリフォーム費用も抑えられます。

カーペットのリフォーム費用相場

リフォームで床をカーペットにする場合は、カーペットの素材や製法、形状によってリフォーム費用が異なります。まずはカーペットの種類を把握しておきましょう。

カーペットの素材の違い

  • 天然繊維:羊毛で作られているため撥水性や調湿性(空気中の湿度をコントロールする機能)に優れ、天然素材ならではの暖かみを持つカーペットです。汚れを吸収しやすいというデメリットがあります。
  • 合成繊維:アクリルやナイロン、ポリプロピレンなど石油や石炭を原料とする化学繊維で作られたカーペットです。防汚加工や抗菌加工などの機能が付いた種類もあります。

カーペットの製法の違い

  • 織物:糸を縦横に織って仕上げるカーペットで、世界各国に伝統的な技法が存在します。価格が高くリフォーム費用はかかりますが、糸が強固に織り込まれているため耐久性が高く長持ちします。
  • 刺繍:布に植え付けた糸を接着剤で固定して作るカーペットです。大量生産が可能な「タフテッド」は価格も手頃で、オフィスの床などにも使われています。
  • 圧縮:フェルト生地のような見た目のカーペットで、繊維を針で毛羽立たせて作ります。防音性に優れ滑り止めの効果もありますが、摩耗が早く水分に弱いためリビングへの施工は避けた方が良いでしょう。

カーペットの形状(毛足)の違い

  • カットパイル:毛足の先端がカットされたカーペットで、ふわふわとした肌触りと高級感のある見た目が特徴です。
  • ループパイル:毛足がカットされていないため見た目が均一で、弾力もあるカーペットです。
  • カット&ループパイル:カットパイルとループパイルが混在したカーペットで、毛足を使い分けることによって表面のテクスチャーや模様が強調されています。

カーペットリフォーム費用相場の内訳

  • 施工費用:約2,500円~5,000/平方メートル ※カーペットの素材や製法によって変動
  • グリッパー交換費用:約700円~
  • 下地フェルト交換費用:約600円~/平方メートル

グリッパーとは、カーペットを部屋に固定する小さなトゲのような金具で、部屋の壁を囲むように取り付けられています。

また、カーペットの下には下地としてフェルトが敷かれており、劣化すると材料の縮みや水分の吸収が起こり弾力性や防音性が低下しダニが発生しやすくなるため、カーペットリフォームの際はフェルトも交換することをおすすめします。

コルク床のリフォーム費用相場

  • 約7,000~1万円/平方メートル(※施工費用込みの価格)

タイル状に加工したコルクを床に敷き詰めて作るコルク床は、弾力性や防水性、防音性に優れ、滑りにくく足元も冷えにくいなどのメリットがあります。

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オフィス・店舗の内装リフォームの坪単価相場

内装 リフォーム 単価

オフィスや店舗の内装リフォームでは、選んだ物件のタイプによってリフォーム費用が大きく変動します。

オフィスや店舗の内装工事は物件タイプによって変動する

オフィスや店舗用の物件には「居抜き物件」と「スケルトン物件」の2種類があります。

居抜き物件で行う内装リフォームの特徴

「居抜き物件」とは、前の持ち主が使っていた設備や機器が残っている物件のことです。新しく設備を購入して配管工事を行ったり間取りを変えたりする必要がないため、工夫次第では最小限の内装工事で済みます。

スケルトン物件で行う内装リフォームの特徴

スケルトン物件とは床や壁に内装材が何もなく、設備が置かれていない状態の物件です。

壁材や床材を一から揃える必要があるため、居抜き物件に比べると内装リフォーム費用はかかりますが、店舗やオフィスのイメージに合わせた自由度の高いプランニングが行えるというメリットもあります。

オフィス内装リフォームの坪単価相場

居抜き物件とスケルトンでリフォームを行った場合の、店舗とオフィスそれぞれでリフォームを行った場合の坪単価相場は以下の通りです。

居抜き物件の内装リフォーム費用相場

  • 店舗の場合:約15~40万円/坪
  • オフィスの場合:約10~35万円/坪

スケルトン物件の内装リフォーム費用相場

  • 店舗の場合:約30~65円/坪
  • オフィスの場合:約25~50円/坪
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主な内装リフォームと価格相場

内装リフォームにはいくつか種類があります。

リフォーム内容やリフォームにかかる費用相場をそれぞれ見ていきましょう。

クロス・壁紙の張替え

内装のクロス・壁紙の張替えは、既存のクロスや壁紙を剥がした後、新しいクロス・壁紙を張るリフォームです。

クロスの張替えを行う際は、天井・壁面・洗面所・トイレなど、場所や部位に合わせて、少なくとも3~4種類の壁紙を使用するのが一般的です。

クロスの種類別価格相場

クロスには「量産クロス」と「1000番クロス」の主に2種類があります。

「量産クロス」とはよく使用される壁紙で、織物調や石目調などもあるものの、基本的にはベーシックなデザインのものが多いグレードのクロスです。

一方、アクセントクロスなどとして使用されるのが、「1000番クロス」と呼ばれるグレードのクロスです。

「1000番クロス」は、凝った模様やキャラクター柄など、部屋や好みに合わせて選べる、デザイン性や品質の高いクロスです。

では、「量産クロス」と「1000番クロス」の価格相場を見ていきましょう。

  • 量産クロス:約850円~約950円 /平方メートル
  • 1000番クロス:約1,100円~約1,300円 /平方メートル

量産クロスに比べて、1000番クロスはデザイン性や機能性の高いものが多いため、単価もやや高額になります。

また、グレードの高いクロスの中には薄手のものもあり、塗り壁や塗装のような質感を表現できます。

ただし、薄ければ薄いほど職人の技術力が求められる商品になりますので、工賃も上がっていくことが多いです。

クロス張替えリフォームにかかる費用の内訳

クロスの張替えリフォームをする際にかかる費用は以下の通りです。

  • クロス張り施工費(材工)
  • 下地処理費
  • 既存クロス撤去費
  • 廃材処分費
  • 養生費
  • 設備・家具等の移動費

リフォーム業者の見積り時にあらかじめ上記の費用が含まれている場合がありますが、明記されていないケースもあります。

リフォーム業者に見積もり依頼をするときは、上記の費用が含まれているかどうかをきちんと確認しましょう。

その他の壁リフォームにかかる費用相場

壁をクロス・壁紙でリフォームする以外に、壁を塗料や左官材で塗るリフォームもあります。

リフォームで塗り壁を行う場合、左官職人による施工が必要です。

塗り壁を行う場合の費用は、約2,300円~約7,000円/平方メートルが相場となります。

塗り壁は、クロス以上に繊細な仕上げのため、下地を完成させることに金額がかさむ可能性もあります。

フローリング張替え費用相場

内装リフォームには、汚れや傷がついた床を張替えるリフォームもあります。

フローリングの張替えとは、既存のフローリングを剥がした上で、新しい床材を張替えていく工事のことです。

フローリングには無垢材と複合材の主に2種類あり、それぞれ単価も異なります。

無垢材フローリングとは、木材から切り出した1枚板そのものを並べて張っていく床材のことで、厚さ方向に張り合わせがない単層の床材です。

複合材フローリングとは、2種類以上の薄板を用いて厚さ方向に合板のように張り合わせて作られた床材のことです。

無垢材フローリングと複合材フローリングの単価の相場は以下の通りです。

  • 無垢材フローリング:約8,000円~約30,000円 /1畳
  • 複合材フローリング:約6,00円~約20,000円 /1畳

一般的な複合材フローリングに比べ、無垢材フローリングは価格が高額になる傾向にあります。

予算だけでなく、部屋の用途や求めている雰囲気などの要素も含めて検討してみましょう。

間仕切りリフォームの費用相場

家族構成やライフスタイルの変化によって部屋の間取りを変化させたい場合は、間仕切りのリフォームにより解決することが可能です。

間仕切りリフォームには、主に「アコーディオンカーテンの設置」「パネルの設置」「間仕切り壁の設置」があります。

アコーディオンカーテンの設置

アコーディオンカーテンには「上吊り式」と「下荷重」の2種類があり、天井や床などにレールを取り付け、そこにアコーディオンのような硬質のカーテンを設置します。

施工が簡単なため、手軽に部屋の間仕切りを設けることができます。

パネルの設置

間仕切りとして、半透明などのパネルを設置するリフォームを行った場合、間仕切りを使用しない時にはそのパネルをはずして壁沿いにかけておくこともできます。

場所を取らず、空間を簡単に変えることができるのがパネルの間仕切りの特徴です。

また部屋の雰囲気に合わせて、パネルにクロスを貼るなどしてデザインを楽しむこともできます。

壁の設置

子供部屋を増設したい場合などは、間仕切り壁を設置することにより完全に2つの部屋にすることが可能です。

アコーディオンカーテンやパネルに比べ、防音性や遮断性が高いため、プライバシーの保護に役立ちます。

それぞれの設置にかかる費用相場は以下の通りです。

  • アコーディオンカーテンの設置費用相場:約4万円~約10万円
  • パネルの設置費用相場:約10万円~約20万円
  • 壁の設置費用相場:約8万円~約15万円

和室から洋室へリフォームするときの費用相場

和室を洋室へリフォームする場合、畳をフローリングに変更したり壁をクロスに変更するなどのリフォームとなることが一般的です。

和室から洋室へリフォームする場合の費用相場は以下の通りです。

天井・壁・床・収納スペース・ドアなどのリフォームを行った場合

  • 費用相場:約50万円~約70万円 /8畳

部屋の広さや部屋の仕様によって金額は異なりますが、工事する箇所が多かったり建材や設備のグレードを上げると高額になる傾向にあります。

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トイレ・浴室・キッチンのリフォーム費用相場

次にトイレ・浴室・キッチンのリフォーム費用相場をご紹介します。

トイレのリフォーム費用相場

トイレのリフォームをする場合、考えられる施工内容は以下の通りです。

  • 便器の交換
  • 床材の張替え
  • 壁紙の張替え
  • 手洗い場を設置する
  • 紙巻機やタオル掛けの交換
  • 手すりを設置する

など

トイレの広さや交換する設備によって金額が異なりますが、トイレのリフォームにかかる費用相場は約20万円~約50万円です。

浴室・洗面所のリフォーム費用相場

浴室のリフォームの場合、浴室のリフォーム方法が在来工法なのかユニットバスなのかによって費用が大きく異なります。

在来工法の浴室とは、壁や床がタイル張りなどになっていて、その他の部屋と同じように職人が一から作り上げる工法で作られた浴室のことを言います。

在来工法の場合、サイズやデザインなどは思いのままに自由に作ることができますが、工事費用がが高めなのが特徴です。

また、ユニットバスとは、あらかじめ工場で作られたパーツを現場で組み立てて設置するタイプの浴室のことで、床や浴槽が一体化していてサイズもほとんど決まっています。

規格品のため価格も比較的安く、近年ではほとんどの浴室に採用されているといっても良いでしょう。

防水性はもちろん、掃除のしやすさやメーカーのメンテナンス力の高さなど、機能面からもコストパフォーマンスの高い商品です。

洗面所のリフォームの場合、考えられる施工内容は以下の通りです。

  • 洗面台の交換
  • 床材の張替え
  • 壁紙の張替え

など

浴室と洗面所のリフォーム費用相場は、約80万円~約180万円です。

洗面台の交換や床や壁紙の張替えであれば比較的安価ですが、浴室の交換となると大規模なリフォームが必要となるため高額になる傾向にあります。

キッチンのリフォーム費用相場

キッチンのリフォームで考えられる施工内容は以下の通りです。

  • システムキッチンの交換
  • 床材の張替え
  • 壁材の張替え
  • 壁付けキッチンを対面キッチンへ変更する

など

キッチンのリフォームの場合、既存のキッチンから新しいシステムキッチンへと交換するケースが多い傾向にあります。

新しく設置するキッチンのグレードなどによって金額は異なりますが、キッチンのリフォーム費用は、約50万円~約200万円が相場です。

壁付けキッチンをまた新たな壁付けキッチンに交換する場合は比較的安価で施工できますが、アイランドキッチンなどへ変更する場合は、配管の移設や新たな壁・床の仕上げの全面的改装などが必須になるため、リフォーム費用が高額になる可能性があります。

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建物別の内装リフォームにかかる費用相場とは?

戸建て住宅とマンションそれぞれの内装リフォームにかかる費用の相場をご紹介します。

戸建て

クロス・壁紙の張替え6畳居室で約4万円〜約6万円(量産品クロスの場合)
フローリングからフローリングへの張替え6畳居室で約9万円〜約20万円(複合材フローリングの場合)
和室から洋室へのリフォーム約40万円〜約70万円
トイレリフォーム約20万円〜約50万円
浴室リフォーム約60万円〜約150万円
キッチンリフォーム約50万円〜約200万円

マンション

クロス・壁紙の張替え6畳居室で約4万円〜約6万円(量産品クロスの場合)
フローリングからフローリングへの張替え6畳居室で約9万円〜約20万円(複合材フローリングの場合)
和室から洋室へのリフォーム約40万円〜約70万円
トイレリフォーム約20万円〜約50万円(トイレ交換+内装)
浴室リフォーム約60万円〜約120万円
キッチンリフォーム約50万円〜約200万円
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内装のリフォーム事例

内装のリフォーム事例をご紹介します。

ブルックリンスタイルの書斎にリフォームした事例

画像出典:みやこリフォーム

リフォーム費用33.3万円(税込)
工期3日
リフォーム内容フローリング上張り/クロス張替え/押入れ撤去/棚設置

子供部屋を仕事用の書斎にするために内装をブルックリンスタイルにリフォームした事例です。

「ブルックリンスタイル」は、ニューヨークのもともと工場や倉庫が建ち並ぶエリアを発祥としています。

コンクリート打ちっぱなしやタイル・レンガなどの壁、ヴィンテージ感のある家具や小物などを組み合わせた無骨でクールな雰囲気の漂うインテリアスタイルです。

今回の事例では、メインクロスにタイル調、アクセントクロスにデニム調のものを選んで張り替え、床は落ち着いたウォールナット柄のリフォームフロアを上張りしています。

さらに照明などにもステイン調のものを採用しトータルコーディネート。

統一感のあるおしゃれなインテリアに仕上がりました。

また、使いにくかった押入れを撤去し、そのスペースには下地を補強して大量の本が置ける棚を設置しています。

書斎としての使い勝手とデザイン性を叶えた内装リフォームです。

マンションの床をクッションフロアにした事例

画像出典:みやこリフォーム

リフォーム費用14.6万円(税込)
工期2日
リフォーム内容クッションフロア上張り/壁・天井のクロス張替え

5畳の洋室の内装リフォームの事例です。

床は、材料費を抑えられ加工や取付の手間が少ないクッションフロアの上張りでコストを最小限にしました。その分、壁にはアクセントクロスとして一面のみ1000番台のクロスを採用しました。

緑のかわいらしい柄の入ったアクセントクロスが、お部屋の雰囲気をガラリと変えてやわらかで明るい雰囲気に仕上げてくれています。

寝室をトレーニングルームにリフォームした事例

画像出典:みやこリフォーム

リフォーム費用30.8万円(税込)
工期2日
リフォーム内容フロアタイル上張り/クロス張替え/備え付けの棚撤去

寝室だった洋室を、トレーニングルームとして内装リフォームした事例です。

床は既存のフローリングの上に、デザイン豊富で加工性にも優れたフロアタイルを上張りしました。

採用したフロアタイルは傷などに強く土足でも使えるタイプで、重いウエイトなどを扱うトレーニングルームの床に最適です。

壁の白いクロスは、1000番台といわれる高グレードのクロスの中から木目調のものを採用しました。

また、茶系のフロアタイルに合わせてアクセントクロスとして一面のみ少しくすんだ赤系のクロスを取り入れました。

洋室をつなげて間取りを変更した事例

画像出典:みやこリフォーム

リフォーム費用25.0万円(税込)
工期5日
リフォーム内容間仕切り壁撤去/床見切り材施工/撤去壁周辺のクロス補修

マンションの洋室とリビングの間の壁を撤去して、広々したリビングへリフォームした事例です。

光を遮っていた壁がなくなり、以前よりもリビングに明るい光が差し込み、開放感のある明るいリビングになりました。

また、壁の撤去と同時に行ったクロスの張替えは、撤去した壁の周辺のみに留めたことでコストを最小限に抑えています。

さらに、壁があった場所の床部分には見切り材を入れて凸凹のないフラットな床とし、一続きの部屋として違和感のないように仕上げています。

クロスと床の張替えを行った事例

画像出典:みやこリフォーム

リフォーム費用38.8万円(税込)
リフォーム内容フローリング上張り/クロス張替え

リビングの床とクロス張替えを行った事例です。

既存のフローリングを剥がすことなく施工でき、工期もコストも抑えることができる上張り用のリフォームフロアを使って施工しています。

また、クロスの張替えもあわせて行いました。

真っ白の床とクロスにナチュラルな色味の建具が映える、明るく清潔感のあるリビングへと生まれ変わりました。

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内装の部分リフォームとフルリフォームの違いとは?

内装のリフォームには部分リフォームとフルリフォームがあり、工事の規模や工期、工事費も大きく変わります。

それぞれの違いについて解説します。

部分リフォームとは

部分リフォームとは、その言葉通り、部分的に壁の設置や撤去、クロスの張替え、床の張替え、キッチンやお風呂などを新しいものに取り替えたりするようなリフォームのことをいいます。

ピンポイントで古くなった場所や使い勝手の悪い場所を変えたいときには、部分リフォームを行うのが一般的です。

部分リフォームの場合は、比較的安価な工事費で行うことができ、工期も数日〜数週間程度で済みます。

また、その家に住んでいる状態のままでも工事可能な場合がほとんどです。

フルリフォームとは

フル(全面)リフォームもしくはフルリノベーションとは、家全体、全ての居室をリフォームすることをいいます。

フルリフォームは、例えば耐震補強するなど構造体の強化や、家全体の機能性を向上させるようなときや、大きく間取り変更をする場合などに採用されます。

フルリフォームとなると、工事は大掛かりとなります。

費用も何千万円にもなり、建て替えと迷うほどの金額になることもあります。

また、工期も数カ月以上などの長期に及ぶこともあります。

住みながらのリフォームが難しい場合はその間の仮住まいを用意しなければいけませんが、フルリフォームを行うことで家の性能や住みやすさは格段にアップします。

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内装リフォームの費用を抑えるコツとは?

内装リフォームをするにあたって、費用を抑えるコツをご紹介します。

複数の業者から見積もりを取る

リフォームには定価がなく、また、現在の家の状態や選ぶ材料、設備などによっても違いがあるため、一つとして同じリフォームはありません。

そして、同じ家の同じ内容で複数の業者に見積もりを取った場合でも、提案の内容や金額、工期に少しずつ差が生まれます。

その違いは、使用する材料や職人の違い、経費に対する業者の考え方の違いなどによるものです。

また、業者によって得意な工事、不得意な工事もあります。

費用を抑えたい場合は、やはり複数の業者に見積もりを取り、希望する内容を低コストで工事してくれる業者を探してみましょう。

しかし、見積もりは金額だけではなく必ず内容にも注意して比べるようにしてください。

ある業者では処分費が含まれていたけれど、別の業者には含まれていないために見積もり金額が安く見えている…などということもあります。

こちらから無料で簡単に見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。

補助金や助成金の活用

リフォーム工事には、国や自治体による補助金、助成金が出るものも少なくありません。

例えば、家の断熱性を高め、エネルギー効率を良くすることで、その家が省エネルギー化でき、環境やエネルギー問題に貢献することになるような工事には補助金や助成金が出ることがよくあります。

また、耐震補強やバリアフリー工事、緑化工事の他、地方では浄化槽の設置工事、林業が盛んな地域ではその土地の木材を使用した工事など、防災や環境対策に関わる工事を中心に補助金や助成金を活用できるケースがあります。

助成金や補助金の制度について、工事前に調べてみることをおすすめします。

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内装リフォームが必要な時期とは?

壁や天井がクロスの場合、クロスの張替えは約10年ごとが目安だと言われています。

また、内壁が塗り壁の場合、塗り替えをする時期の目安は約15~25年の場合が多いようです。

天井についてもほぼ同様です。

床の場合、フローリングやカーペットの張替え時期は約15〜20年が目安です。

床がきしんだり、ふかふかするなどの劣化症状が見られる場合には、すでに張替え時期が来ていると言えるでしょう。

フローリングに比べ、カーペットの方がやや劣化が早いケースが多いです。

また床が畳の場合、約3~5年経過すると畳が日に焼けたり擦り切れたりする症状が現れるため、畳を裏返します。

その後約7~8年経過すると畳の表替えが必要になるでしょう。

そして、畳を新調して約10年〜約20年程度で畳そのものの寿命をむかえ、新しい畳に交換する時期となります。

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内装リフォームを失敗しないコツとは?

内装リフォームで後悔しないためには、いくつかの注意点があります。

ここでは、内装リフォームで失敗しないコツをご紹介します。

部分リフォームした場合

例えば、壁の1面のみについて汚れや劣化が特に気になるようになった場合、その面を他の面と同じクロスに張り替えたとしても、どうしても他の面とは色味や見え方が違ってしまいます。

近い色味の商品を選んだ場合も同様に、張り替えた面だけが見た目に浮いてしまいやすいものです。

後になってやっぱり他の面も張り替えるとなると、部屋全体のクロスの張替えを一度で行うよりも割高になってしまい「それなら最初から部屋全体を張り替えておけばよかった」と後悔することになりかねません。

一部屋の中で部分的にリフォームするという工事には、そういった懸念があることを認識し、プロである業者にもよく相談した上で行いましょう。

素材の選び方

クロスや床の素材選びをする際には、カタログやサンプルブックを見て選ぶことが多いでしょう。

カタログやサンプルブックの数cm角の小さなサンプルで見るのと、部屋一面の床や壁のサイズで見るのとでは、色味や明るさなどが全く違って見えるものです。

小さなサンプルだけを見て選ぶと、実際に部屋の床や壁に張ったあとで「イメージと違う」ということが起こりやすくなります。

床や壁の素材を選ぶ際には、カタログやサンプルブックでいくつか目星をつけた後に、さらに大きいサイズのサンプルを取り寄せてもらいます。

そして、その大きいサイズのサンプルを、壁材なら壁に、床材なら床に置いて見てみましょう。

そうすることで、実際に施工した場合のイメージにより近い状態で素材を選ぶことができます。

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リフォーム業者の選び方

リフォーム業者を選ぶ際には、内装が得意な業者を見極めましょう。

業者のホームページや広告などに施工実績などが掲載されているケースが多いため、それらを上手に活用して内装リフォームが得意な業者を選ぶと良いでしょう。

また、いくつかリフォーム業者を見つけたら、複数のリフォーム業者に見積もりを依頼しましょう。

見積もり時の内訳や質問したときの対応などを見極めて信頼できるリフォーム業者を探していきます。

その他のリフォーム業者を選ぶ基準として、保証やアフターサービスが充実しているかどうかも重要になります。

リフォームを行って不具合が発生した場合、保証がないと泣き寝入りになってしまい再度リフォームしなければなりません。

そのため、リフォームした箇所にトラブルが発生した場合でも、無償で対応してもらえ保証期間も長いアフターサービスがある業者を選びましょう。

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内装リフォームとは家のどの部分のリフォームをいうの?

内装 リフォーム 依頼

内装リフォームという言葉は、家全体のリフォーム全般を指しています。よく、クロスやフローリングの張り替えだけを指していると思われがちですが、水回りの設備を含めたリフォーム工事を意味します。

そのため、住宅の状態や条件、オーナーの希望などによって内装リフォームの内容は異なり、部分的なリフォーム工事から全体を大改造するようなリフォームまで、さまざまです。

内装リフォームには、それぞれの工事について依頼すべき適切な時期があり、そのタイミングで必要な手入れを行うことが、住宅を長持ちさせるコツと言えます。

場所ごとにリフォームすべき時期が異なっており、詳しくは次以降の章で解説していきます。

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内装リフォームの箇所別の詳細について

ここからは、家の中の箇所別内装リフォームについて、具体的にご紹介していきます。どのくらいの費用がかかるのか、リフォームを依頼すべきタイミングはいつか、などを知っておきましょう。

(※以降、目安費用は施工費を含む値段)

水まわりのリフォーム

水回りの設備は、家の中でも劣化が早く、リフォームが必要になる場所です。また、リフォームをすることにより、ぐんと快適さが戻ってくる箇所でもあるため、必要な時期には適度なリフォーム工事を行いましょう。

トイレのリフォーム

トイレのリフォーム工事では、便器の交換がメインとなり、便器のグレードによって費用が決まってくるといっても過言ではありません。

ほとんど機能がついていないタイプでは本体だけで約10万円以下に収まりますが、脱臭や暖房、温水洗浄といった機能を備えたものや、人気の高いタンクレスタイプだと約10〜20万円になるでしょう。

トータルで約20〜30万円の価格帯が多くなっています。トイレの耐用年数は約10〜15年と言われているので、このタイミングを参考に新しいトイレへのリフォームを検討してみてください。

台所のリフォーム

キッチンのリフォームは、コンロやオーブンの交換だけといった簡単な施工から、新しいシステムキッチンの導入といった大掛かりなものまで内容は幅広くなります。

古くなったビルトインオーブンやコンロ自体の取り替え工事は、約20〜30万円が目安です。システムキッチン全体を丸ごと取り替えるとなると、約100〜150万円が費用相場となっています。

新しいシステムキッチンの設置に伴って、給水管や換気ダクトなどの移動が必要な場合は、別途移設工事のための費用が発生します。

システムキッチン自体のグレードだけでなく、そのまま配置できるかどうかといった点も含めて、リフォーム計画を立てる必要があるでしょう。耐用年数は約15〜20年とされていますが、コンロやオーブン、食洗機、水栓、給湯器は約10年ほどと短めです。

洗面台のリフォーム

洗面台本体の費用相場は約10〜30万円前後で、それ以上ハイグレードなものではさらに高額になります。

洗面台の交換だけでなく、周りの壁紙や天井、床なども併せて新しくする場合は合計約30〜50万円が費用の目安です。洗面台の耐用年数は、約20年以上と長めになっています。

浴室リフォーム

浴室のリフォームではユニットバスの交換がメインですが、在来工法によるオーダーメイド浴室の場合、ユニットバスへの変更は比較的大きな工事となります。

ユニットバスのグレードや現時点での劣化状態などによって費用が変わりますが、平均的にはユニットバス交換は約100万円が相場です。在来工法のお風呂からユニットバスへの変更では、既存のお風呂の解体費用が約50万円プラスされます。

浴室機能を付け足す、ハイグレードな内装にするといった場合は、ユニットバスでも約150万円になることもあります。お風呂は約15年が耐用年数と言われていますので、リフォーム時期の目安にすると良いでしょう。

洋室のリフォーム

洋室のリフォームでは、一部分の壁紙張り替えから、天井や壁、床、ドアの交換といった全体を新しくする工事まで、幅広い内容を取り扱います。

室内ドアリフォーム

室内ドアのリフォームは、ドア自体の交換の他、枠も交換するケースや引き戸から開き戸への変更などが含まれます。ドア本体の修理や交換のみだと約2〜10万円で済み、枠の交換も含めると約10〜25万円に上がります。

引き戸から開き戸、または開き戸から引き戸といった扉の開閉方法を変える工事ではさらに費用が高くなり、約20〜35万円を見ておく必要があるでしょう。

耐用年数はドアノブなど金物だけだと約5〜10年、ドア本体は約20年、ドア枠は約10〜20年となっています。頻繁に使うリビングやダイニング、寝室といった場所のドアは早めのリフォームを検討しましょう。

壁紙やクロスのリフォーム

内装リフォームで最も人気なのが、壁紙やクロスの張り替え工事です。工期も短くて済み、クロスを新しくするだけでもイメージチェンジができ、快適さが増します。

壁紙やクロスの張り替えでは、クロスの種類によって費用が異なり、量産品クロスの場合1平方メートルあたり約600〜1,200円、1000番台クロスと呼ばれる高級タイプになると、1平方メートルあたり約1,000〜1,700円が相場となっています。

約20万円以内のリフォームが中心価格帯のようです。ただ、和室から洋室へのリフォームなどで下地の施工が必要な場合には、別途費用が発生します。下地施工費は約3.5万円からが目安となっています。

壁紙やクロスの耐用年数は約5〜10年ですが、日当たりなどの条件や部屋の使われ方などによってはもう少し早めにリフォームした方が良い場合も考えられます。

フローリングのリフォーム

壁紙やクロスと同じくらい人気があるのが、床のフローリングリフォームです。床の広さやフローリング材の素材、グレードによって費用が決まってきます。

目安費用は、1畳あたり約2〜3万円で、和室から洋室へのリフォームで畳からフローリングへ変更する場合は、プラス約5〜8万円見ておくと良いでしょう。壁の張り替え同様に、耐用年数は約5〜10年と短めです。

天井の張替えリフォーム

天井は壁紙ほど早い劣化は見られませんが、壁紙リフォーム時に新しくするとその差が気になりやすく、一緒に新しく張り替えるケースが多くあります。

費用の相場は、1部屋あたり約5〜8万円ですが、天井クロスの種類やグレードにより変わります。耐用年数としては、約10年前後とされていますが、約15年ほど経過した際には張り替えだけでなく天井自体のメンテナンスも依頼すると良いでしょう。

和室のリフォーム

和室は現在では少なくなってきているものの、居心地の良さなどから設けている住宅も少なくありません。洋室のリフォームとは、費用も耐用年数も大きく異なってきます。

畳のリフォーム

畳は新しいものに交換する畳替え以外にも、リフォーム工事には裏返しや表替えといった方法があります。裏返しとは、表面のゴザをそのまま使用して畳表を裏返して張り直す方法です。表替えでは、表面のゴザを新しい畳表に張り替えて表面を綺麗にする方法です。

裏返しは1枚あたり約3,500円、表替えは約4,800円から、畳ごと交換する畳替えは約1.2〜3.8万円が費用の相場となっています。

また、購入後2年ほどで裏返し、4年ほどで表替えをし、10年を目安に畳替えを行うのが一般的です。

襖や障子のリフォーム

和室リフォームでは、襖の交換や障子の張り替えといった工事が行われます。これらはデリケートな箇所な上、上手にリフォームするには高い技術が必要になってきます。

襖の交換は1枚あたり約3〜10万円、障子の張り替えは扉1枚あたり約4,000円からが相場となっています。耐用年数としては、約5〜10年ほどです。最近では指でつついても破れにくい障子も多く登場しており、比較的長持ちするようになってきました。

天井や壁のリフォーム

多くの和室の天井は、木目模様のシート施工が多く、その他塗装仕上げや壁紙クロス仕上げが見られます。壁は主流であった砂壁や土壁の他、壁紙クロスも一般的になってきています。

和室の天井は、シート施工や壁紙クロス施工だと1平方メートルあたり約1,000〜1,500円、塗装仕上げでは約1,300円からが相場となっています。

また、壁のリフォームは壁紙クロスだと洋室の壁紙クロス施工と同じくらいで、クロスの仕様により1平方メートルあたり約600〜1,700円の間で変動します。耐用年数は約10年前後で、この時期にはリフォームをおすすめします。

廊下と窓まわりのリフォーム

家の中で多くの人が通る廊下や、開け閉めが多い窓などのリフォームについても見ていきましょう。

廊下のリフォーム

廊下は壁紙や天井、床を新しくするリフォームが多く、広さや長さにより価格は変わります。約10〜20万円の費用で可能なリフォーム工事が人気です。

また、廊下リフォームでは他でも、高齢化に伴った手すりの取り付けが多くなっています。この場合の費用相場は、約3〜9万円となっています。

耐用年数は約10年前後と洋室と近くなっていますが、小さな子どもがいる場合など条件によっては10年以内のリフォームを検討する必要が出てくるでしょう。

窓まわりリフォーム

換気の他、断熱や遮音などが必要な窓は、しっかり機能している必要があります。また、窓ひとつで部屋だけでなく家全体の外観の印象も変わるため、イメージチェンジのために窓まわりのリフォームをする人もいます。

費用は窓の交換が約10〜20万円、ガラス交換が約5〜15万円、二重窓のための内窓増設で約10〜15万円が相場で、遮熱性や防犯性の高いガラスを採用する場合は高額になります。

また、外側にシャッターを設ける工事は約10〜15万円、網戸の取り付けや交換のみなら約5,000円の費用が発生します。窓は約10〜20年が耐用年数とされています。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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