一部屋増やすリフォーム費用は?増築・改築の方法や事例を紹介

6畳の部屋を増やすリフォーム費用相場は、210万円〜です。子供が成長して子供部屋を作りたいときなど、部屋の増築を検討している方も少なくないでしょう。増築・改築で一部屋増やす方法や事例、注意点を紹介します。リフォームのコツを知り、自分にあったリフォーム計画を立てましょう!

2025年05月22日更新

監修記事
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リフォームで部屋を増やす方法|増築と改築の違い

一戸建ての外観

ライフスタイルの変化に伴い部屋数が足りなくなったら、増築または改築で部屋を増やせます。

増築と改築の大きな違いは、リフォームで床面積が変わるかどうかです。

増築は床面積が広くなる工事を指し、改築は床面積が大きく変化しない工事を指します。

増築のメリットは、住まいの床面積を広げられる点や、住みながらリフォームできる点が挙げられます。

改築のメリットは、間取りを大幅に変更しやすく、固定資産税が変化しないことです。

一戸建ての場合は増築または改築で部屋を増やせますが、マンションの場合は改築しかできないので気を付けましょう。

増築で部屋を増やす方法

増築で一部屋増やす方法は、主に以下の通りです。

  • 空いている敷地に部屋を作る
  • 車庫の上に部屋を作る
  • 駐車場に部屋を作る
  • 吹き抜け部分に部屋を作る
  • ベランダやバルコニーに部屋を作る

一階部分に部屋を増やしたいときは、庭や駐車場に部屋を増築する方法があります。

二階部分に部屋を増やしたいときは、車庫の上や吹き抜け部分に部屋を増築できます。

ベランダやバルコニーをリフォームする場合は、部屋はもちろんサンルームを作ることも可能です。

改築で部屋を増やす方法

改築で部屋を増やした事例

改築で一部屋増やす方法は、主に以下の通りです。

改築では、間仕切り壁で一部屋を二部屋に分割したり、スケルトンリフォームで間取りを変える方法があります。

また、子供部屋や収納部屋が欲しいときは、ロフトや屋根裏部屋を増築するのも一つの方法です。

>>間取り変更リフォームはこの記事で詳しく紹介

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一部屋増やすリフォームの費用相場

6畳の部屋を一部屋増やす費用相場は、一階に作る場合220~320万円、二階に作る場合400~550万円が目安です。

部屋を増やすリフォームの費用相場は、部屋の広さや増築場所によって大きく変化します。

【場所別】増築の費用相場

増築場所費用相場(6畳)
一階220~320万円
二階400~550万円
車庫の上90~600万円
離れ(木造在来工法)200~300万円
離れ(プレハブ工法)150~200万円
増築場所でみる費用相場

一部屋(6畳)を一階に増築する費用は220~320万円、二階に増築する費用は400~550万円が目安です。

一階よりも二階が高額になりやすいのは、二階部分を支えるための補強工事が必要になるためです。

住まいに車庫がある場合、車庫の上に部屋を作る費用は90~600万円ほどかかります。

庭や駐車場の空いている敷地に離れを作る場合は、木造在来工法で200~300万円、プレハブ工法で150~200万円が相場となります。

>>増築の費用相場はこの記事で詳しく紹介

【内容別】改築の費用相場

工事内容費用相場
間仕切り壁の設置5~20万円
ロフトを作る50万円~
スケルトンリフォーム(一戸建て)800〜2,000万円(30坪)
スケルトンリフォーム(マンション)600〜1,000万円(20坪)
改築の費用相場

既存の住まいに間仕切り壁を設置する費用は、5~20万円ほどが目安です。

子供部屋や収納部屋としてロフトを作る場合は、50万円~で施工できます。

住まいの骨組み以外をすべて解体して作り変えるスケルトンリフォームは、大がかりな工事のため費用も高額になります。

スケルトンリフォームの費用相場は、一戸建ての場合は800万〜2,000万円(30坪)、マンションの場合は600〜1,000万円(20坪)です。

>>リノベーションで間取り変更する際の費用相場はこの記事で詳しく紹介

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部屋を増やすリフォーム計画のポイント

フローリングの部屋

リフォームで一部屋増やす際は、動線や採光、防音性などを意識することがポイントです。

また、将来的なライフスタイルの変化も視野に入れることで、長期的に暮らせる住まいが実現します。

将来を見据えてリフォームする

住まいをリフォームする際は、将来を見据えたリフォーム計画を立てることが大切です。

子供の成長に伴い子供部屋を増築する場合は、子供が独立した後に子供部屋をどう使うかも視野に入れておくと良いでしょう。

住まいのリフォーム費用は安くないため、ライフスタイルが変わるたびに間取りを変えると負担が大きくなってしまいます。

増築や改築を検討する際は、ふたたびライフスタイルが変化しても快適に住み続けられるかどうかを意識して設計することが重要です。

動線を意識して設計する

部屋数を増やす際は、動線を意識して設計すると満足度の高いリフォームが行えます。

家事をする際の家事動線と、部屋を移動する際の生活動線を意識して設計しましょう。

家事動線は、キッチンや洗面所といった水回りの動線をスムーズにすると、効率良く家事ができるようになります。

料理をしながら洗濯機を回すなど、平行して家事が進めやすくなるでしょう。

生活動線は、家族が自由に部屋を行き来できる回遊動線にすると、動線がぶつからなくなります。

リビングやキッチン、洗面所などを各々が自由に移動できる間取りにすると、急いでいる時間帯もストレスなく過ごせます。

窓の位置や採光を確認する

部屋を増築する際や間仕切り壁を設置する際は、窓の位置や採光も確認しておきましょう。

間取りによっては部屋数を増やしたことで自然光が遮られ、家の中が暗くなってしまう場合もあります。

採光を妨げない壁の配置を選んだり、窓の数を増やしたりするなどして、室内が明るくなるように工夫すると良いでしょう。

防音性に配慮する

部屋数が増えても防音性が低いと、お互いの生活音や話し声をストレスに感じる場合があります。

寝ているときに隣の部屋からテレビの音が聞こえたり、物音がしたりすると、落ち着いて眠れないこともあるでしょう。

リフォームする際は防音性の高い壁を選んだり、部屋の配置を工夫したりすると、音のストレスを軽減できます。

寝室の隣に子供部屋を作るのは避ける、生活時間の異なる家族は部屋を隣り合わせにしない、など工夫しましょう。

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リフォームで部屋を増やすときの注意点

集合住宅の外観

リフォームで部屋を増やす際は、建ぺい率・容積率や建築確認申請に注意が必要です。

また、マンションの場合は管理規約に則ったリフォームが求められるので、把握しておきましょう。

建ぺい率・容積率を確認する

増築で部屋を増やす際、建ぺい率・容積率の範囲内でしか増築はできないので注意しましょう。

建ぺい率・容積率とは、土地の面積に対して建物の大きさを制限するものです。

空いている敷地があっても、建ぺい率・容積率の上限を超えてしまう場合は増築できません。

既存の建物が制限ぎりぎりの大きさで建てられている場合は、増築ではなく改築を検討しましょう。

建築確認申請が必要な場合もある

増築面積が10m2を超える場合や防火・準防火地域の場合、建築確認申請が必要になります。

建築確認申請とは、建築基準法に基づいて建物の安全性や耐震性を確認する手続きです。

申請する際は各種書類を用意する必要があるほか、手数料が15~25万円ほどかかります。

一般的にはリフォーム業者が代行して申請しますが、施主も申請の必要性を把握しておくと良いでしょう。

建物の構造による制限がある

既存の壁や柱を壊してリフォームする際、建物の構造上、一部動かせない壁や柱もあるので注意が必要です。

中には動かせない壁や柱によって、思うような間取りにリフォームできないケースもあります。

間取りを設計する際は構造上の制限を踏まえて、施工可能なリフォーム計画を立てましょう。

マンションの場合は管理規約に注意する

マンションの場合は、管理規約によりリフォームの内容が制限されています。

壁や配管の移動に制約があると、水回りのリフォームや間取り変更が制限されます。

また、梁の切断や床の増設といった構造に大きく手を加えるリフォームも、制限されている場合が多いです。

管理規約を確認せずにリフォームの計画を立ててしまうと、実現できない可能性もあるので注意しましょう。

不動産の登記費用がかかる

増築時の不動産登記では、登記費用が7~10万円ほどかかります。

不動産登記が必要になるのは、リフォームで建物の「種類・構造・床面積」が変わったときです。

建物の構造や床面積に変化がないときは、リフォームしても不動産登記をする必要はありません。

固定資産税が増額になる場合もある

増築で建物の床面積が増えた場合、固定資産税が増額になるケースもあります。

また、固定資産税の軽減措置を受ける場合、リフォーム後の面積が要件に当てはまるよう、注意する必要があります。

住まいをリフォームする際は工事費だけでなく、リフォーム後に発生する固定資産税の支払いも視野に入れておくと良いでしょう。

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部屋を増やすリフォームはDIYできる?

DIYで部屋を増やすことも不可能ではないですが、本格的なリフォームを行うのは難しいでしょう。

自分でDIYできるケースと、DIYでは対応できないケースについて説明します。

DIYで部屋を増やせるケース

市販の間仕切り家具やパーテーションを自分で設置する方法であれば、DIYで部屋を増やすことも可能です。

部屋を手軽に仕切りたい場合や、短期的に部屋数を増やしたい場合に適しています。

ただし、防音性や耐久性は高くないため、あくまで簡易的な部屋を作るのみに留まります。

DIYするのが難しいケース

新たに壁を設置したり部屋を増築したりする工事は、専門的な技術と知識が求められるためDIYでは対応できません。

ライフスタイルにあわせて新しい部屋を作りたいときは、専門のリフォーム業者に相談するのがおすすめです。

リフォーム費用はかかりますが、部屋の増築や動線を意識した間取り設計など、本格的なリフォームができます。

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Q&A 部屋を増やすリフォームについてよくある質問

部屋を増やすリフォームについてよくある質問を紹介します。

部屋を一つ増築するのにいくらかかる?

部屋を一つ増設する際の費用相場は、6畳210万円〜・8畳280万円〜・10畳350万円〜です。

具体的な費用相場は増築場所や部屋の広さによっても変化するので、無料お見積りでお問い合わせしてみてください。

6畳分増築するにはいくらかかる?

6畳の部屋を増築する費用相場は、210万円〜が目安です。

ただし、増築場所やリフォーム内容によって費用は上下します。

具体的な費用相場を知りたい方は、無料お見積りでお問い合わせください。

駐車場の上に部屋を増築したいが可能?

住まいの車庫やカーポート、駐車場の上に部屋を増築することは可能です。

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【事例紹介】部屋を増やすリフォームで快適空間を実現!

実際に間仕切り壁で子供部屋を作った事例や、二世帯住宅へリフォームした事例を紹介します。

リフォーム費用や施工期間も紹介しているので、増築・改築を検討している方は参考になさってください。

〈事例1〉6畳の小上がりスペースを増設

6畳の小上がりスペース
6畳の小上がりを木造で増築
リフォーム費用約100万円
施工期間2か月
リフォーム箇所トイレ、キッチン・台所、お風呂・浴室、洗面台・洗面所、壁紙・壁、床・フローリング、和室、洋室、窓、階段・廊下、ベランダ、庭・ガーデン、リビング、ダイニング
リフォームの概要

築年数の古い鉄筋コンクリ―ト造の住まいに、6畳の小上がりを木造で増築した事例です。

収納スペースが少なかったため、増設した部分に収納を設けました。

ワークスペースも作り、空間を有効活用できるようにリフォームしています。

〈事例2〉部屋を増やして二世帯住宅にリフォーム

1階LDKと増築した部屋
二世帯住宅へ増築リフォーム
リフォーム費用約2,000万円
施工期間6か月
リフォーム箇所キッチン・台所、お風呂・浴室、壁紙・壁、洋室、ベランダ、外壁・外壁塗装、リビング、ダイニング
リフォームの概要

完全分離型の二世帯住宅へリフォームし、一階部分に玄関と和室を増設した事例です。

一階に親世帯が暮らし、二階に子世帯が暮らせる間取りへリフォームしました。

既存のLDKが暗くならないように、増築部分には光を透すタイプの建具を採用しています。

〈事例3〉子供の成長に伴い間仕切り壁を設置

新しく設置した間仕切り壁
12畳の部屋を間仕切り壁で6畳部屋へ
リフォーム費用約18万円
施工期間1日
リフォーム箇所壁紙・壁
リフォームの概要

子供の成長を機に、12畳の部屋に間仕切り壁を設置し、6畳2部屋へリフォームした事例です。

子供の好みにあわせてそれぞれ異なる壁紙を貼り、勉強に集中しやすい空間が整いました。

断熱対策も行い、季節問わず快適に過ごせるようにリフォームしています。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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